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医学部の地域枠利用は慎重に!後悔の原因6選をご紹介!悔いのない学生生活を送るために

医学部の地域枠利用は慎重に!後悔の原因6選をご紹介!悔いのない学生生活を送るために

多くの医学部には、ほかの学部とは違い「地域枠」と呼ばれる募集枠が設けられています。

この地域枠という募集枠は、地方やへき地における医療の充実と拡充を目的として創設されたものですが、十分な情報収集をしておかないと、人によっては後悔をしてしまうケースも見られます。

医学部入学は人生における大きな転機の一つですから、きちんとした情報を得て、後悔することのない学生生活へつなげたいと誰もが思っているはずです。

そこで今回の記事では、医学部の地域枠において生じうる後悔についてまとめました。

そもそも医学部の地域枠とは?


医学部の地域枠が、地域医療の充実や拡充を目指して創設されたものであることは、先ほども述べたとおりです。

この地域枠では奨学金や修学資金の貸与制度があるため、一般的な家庭でも受験が可能であったり、推薦枠も設けられていることから、受験の機会が増えるといったメリットがあります。

ところが、その一方で、様々なデメリットもはらんでいることから、何も考えずに受験してしまうと思わぬ後悔へとつながりかねません。

このことから、より有意義な学生生活を送るためには、地域枠にまつわるデメリットに関してもよく知っておく必要があると言えます。

次項からは、この地域枠を受験したことで生まれるデメリット、すなわち後悔してしまう要因について見ていきましょう。

医学部の地域枠利用は慎重に!後悔の原因6選


さて、ここからは地域枠を受験したことで発生する後悔の原因について解説していきます。

どんなことによって、どんな風に後悔するのかは、もちろん人によって違いがありますが、こちらの項では一般的なものを6点取り上げてまとめました。

地元勤務を断った場合、奨学金の返還義務

上でも軽く触れましたが、地域枠を受けて入学した場合、奨学金や修学資金などの貸与を受けることができます。

基本的に医学部では、ほかの学部よりも高額な学費が必要とされますが、上記のような資金の貸与制度があるおかげで、一般的な家庭の受験生でも気軽に出願することが可能です。

しかし、これらの奨学金や修学資金は、あくまで「貸与」されているものに過ぎません。

言いかえれば、返還義務をともなうお金ということになります。

そのため、医学部卒業後は何らかの形で、この資金を大学等へ返していかなければなりません。

一般的には、地元の医療機関などで一定の年数勤務することで返還義務は免除となりますが、これを断ると数百万円単位のお金を請求されてしまいます。

しかも、返還の際には利息がかかる場合もあり、支援を受けた以上の請求を受けることもしばしば見られます。

このような、奨学金や修学資金の返還によるトラブルで後悔してしまうケースは、地域枠では散見されるトラブルの一つですから、受験を検討中の人はきちんと考慮してから出願するようにしてください。

キャリアが限定されやすい

医学部の地域枠では大学卒業から約9年間、医学部や地方自治体が指定する医療機関での勤務義務が課されます。

たとえば、医学部の附属病院での勤務義務であったり、離島等の診療所での勤務義務などがあげられます。

こういった医療機関での勤務を最初から希望している人にとっては歓迎されるべき勤務先となりますが、その反面、都市部の医療機関などを望んでいる人にとってはキャリアプランが狂ってしまい、後悔のもととなるでしょう。

加えて、医学部の地域枠における専門医研修では、あらかじめ用意されているものから選ぶ仕組みを採用しているケースも少なくありません。

そのため、ご自身が描いている進路とは別の方向に進まざるを得ないといったことも、想定されます。

いずれにせよ、上記のようにキャリアの限定のされやすさといった面で見ると、地域枠は後悔を生み出しやすい構造になっています。

受験の際は、本当に医学部卒業後、該当の地域で9年間働いても後悔しないかといった点に注意して出願を決定しましょう。

出願に際する制限

医学部の地域枠では、全国から幅広く学生を募集することがある一方で、地元出身者や医学部の所在地にゆかりのある人のみを、対象としているところも少なくありません。

また、医学部が指定する県の高校や中学校の卒業生でなければ、そもそも受験すらできないといったことも見られます。

この辺については、個人の努力では解決できない問題ですので、事前に自分が受験資格を有しているか否かを確認しておかないと、志望先への進学の選択肢が減ってしまい後悔の原因となるでしょう。

医学部の地域枠を利用する際は、ご自身に受験資格があるかどうかも含めて、よく確認しておくようにしておいてください。

ライフイベントへの影響

人間には、誰しも人生における大きなイベントが待っているものです。

たとえば、女性であるならば妊娠と出産が特大のライフイベントと言えるでしょう。

そして、当然のことですが、妊娠や出産の際には休暇をとって身体を休ませなければいけません。

健全な状態で、健全な赤ちゃんを産むための措置ですから、当たり前の権利です。

しかし、この妊娠や出産にともなう職場離脱により、人間関係に悪影響が出る可能性は否定できません。

一般的な募集枠で医学部に入った人は比較的簡単に職場を変えられますが、地域枠の場合、前述のとおり勤務地が指定されている場合があるため、環境を変えられず後悔してしまうこともあります。

そのため、地域枠を受験する際には、指定される医療機関から受けられる支援内容を確認しておく必要があります。

こちらの例で言えば、勤務地の変更を支援してくれる制度などがあれば、未然に後悔を防ぐことができるでしょう。

偏見の目で見られ傷つく可能性も

悲しいことに、世の中には他人を偏見のまなざしで見る人が少なからず存在します。

たとえば、地域枠で医学部に入学した場合には、このような人たちから「どうせコネで入った」、「学力が低いせいで地域枠しか合格できなかった」などのような、言われのない目で見られることもあります。

加えて、推薦枠で合格した人は、一種の妬みのような感情をぶつけられてしまうこともあるでしょう。

医学部の地域枠では、このような偏見の目で見られ後悔してしまうこともありますので、そういった偏見をもって他人を判断する人に出会ったのなら、なるべく早く距離を置く努力が必要です。

生活環境の変化

医学部の地域枠では、都市部から移住してくる人も大勢います。

そういった人たちにとって大きな課題ともなるのが、生活環境の変化にどのように対処していくかということです。

なぜなら、今までとは勝手の違う生活に柔軟に対応できなければ、学業どころではなくなってしまい、大きな後悔へとつながってしまうからです。

こういった事態を避けるためには、まずはオープンキャンパスなどに参加し、医学部周辺の暮らしやすさなどをチェックしておくことをおすすめします。

自分が長期間、居住する場所になるのですから、きちんと下調べをしておいて、後悔の芽を事前に摘み取っておきましょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部の地域枠には、資金面におけるメリットなど様々な利点がある一方で、上で紹介したデメリットも複数存在します。

こういったデメリットを事前に回避するために必要なのが良質な事前情報ですが、受験勉強を進めつつ、情報収集もこなしていくのは至難のわざとも言えるでしょう。

そのため、受験生の中には受験勉強と一緒に、地域枠にまつわる情報収集についても支援してくれる予備校を探している人が多いのではないでしょうか。

そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校 京都医塾です。

京都医塾では、優れた学習指導はもちろんのこと、地域枠をはじめとする様々な受験情報の収集にも特化している、医学部受験専門の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。

レベル別授業だからこそできる受験生ごとにマッチした指導

京都医塾では、ほかの予備校と同じように個人授業を取り入れて、学習をサポートしています。

ただ、この個人授業には、受験生の学習進度や弱点の克服へ大いに生かせるという利点がある一方で、本人のペースだけに合わせてしまうと学習に遅れが生じ、志望校とのレベルにギャップが発生することもあるため注意しなければなりません。

そのため、当塾では集団授業も積極的に取り入れて授業を進めています。

この集団授業では、受験生をレベルごとにクラスを編成して行うことから、授業内容は本人の実力にマッチしたものとなり、大幅な学習の効率化が図れます。

加えて、集団で授業を行うことにより受験生の間で競争心が刺激され、切磋琢磨する精神が醸成されやすいという利点も合わせ持っています。

遠方への受験でも完全サポート!

地域枠の受験での懸念事項となるのが、遠方へ赴く際にのしかかる負担です。

精神的な疲労はもちろんのこと、長距離移動がともなえば肉体的にも疲れきってしまうでしょう。

京都医塾では、そういった負担を最小限に抑えるためのサポートも、欠かさずに行っています。

たとえば、京都から移動する際は、普段の授業を担当しているスタッフが同行して緊張をほぐすなどのケアを行っています。

また、地域枠にまつわる受験情報の収集についても常に最新のものを集めていますので、一切の心配もいりません。

入学してから後悔することのないように、ささいな情報まで事細かにキャッチしていますので、安心してお任せください。

年5回の三者面談で保護者様へ状況を報告

医学部の受験勉強は長期にわたることから、保護者様としても我が子のことは常に気がかりなはずです。

きちんと授業についていっているのか、健康状態はどうなのかなど、色々なことが気になっても当然のことと言えるでしょう。

そこで当塾では、そういった保護者様の親心に寄り添うためにも、節目に合わせて年5回の三者面談を実施しています。

この三者面談では、受験生の学習の進捗状況や、健康面などの状態を詳細に保護者様へ報告し、現状をレポートさせていただいております。

まとめ


医学部ならではの募集枠とも言えるのが、地域枠です。

この地域枠は、地方における医療の充実や拡充を図る目的で設立されており、奨学金や修学資金の援助など、様々なメリットがあることで有名です。

その一方で、地域枠には複数のデメリットもあるため、しっかりとした情報収集をしておかないと、後悔の原因にもなってしまいます。

そのため、受験生の中には学習面のサポートのほかにも、地域枠にまつわる情報収集等の支援も行ってくれる予備校を探している方も多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は優れた学習指導と、地域枠をはじめとする様々な受験情報の収集力に定評のある予備校として、全国的にも有名な予備校です。

京都医塾に任せていただければ、学習面におけるサポートと、様々な情報収集のサポートの両方が同時に受けられますので、最小限の努力で最大限の成果を残すことができます。

本気で医学部合格を目指す人には、地域枠にもバツグンの強みを発揮できる京都医塾がうってつけです。

まずは、体験授業や合格までのプランニングが受けられる「一泊二日医学部合格診断」からご参加してみてはいかがでしょうか。

メールや電話にて受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。