久留米大学医学部医学科は、一般選抜には年齢制限がなく、前期・後期の2回にわたって受験の機会があります。
一次試験は理科2科目が200点と高配点で、英語・数学の各100点と合わせて400点満点で実施されます。
この記事では、久留米大学医学部の入試制度や偏差値、科目別の対策方針、学費の内訳について解説します。
目次
久留米大学医学部の特徴と再受験者への対応
久留米大学医学部は福岡県久留米市に所在する私立大学医学部で、1928年に九州医学専門学校として開校した歴史を持ちます。
附属病院が隣接しており、臨床実習を身近な環境で行える点が特徴です。
ここでは、再受験者にとって重要な合格実績や入試制度上のポイントを整理します。
再受験者の合格実績と年齢制限の有無
久留米大学医学部の一般選抜(前期・後期)には、募集要項上に年齢制限の記載がありません。
高等学校を卒業した方であれば、年齢を問わず出願が可能です。
合格者の年齢別内訳は大学側から公式に公表されていないため、年齢による有利・不利を一概に判断することはできません。ただし、年齢を問わず出願できる環境が整っていることは、再受験を検討するうえでの一つの確認事項となります。
面接の配点と評価方法
久留米大学医学部の二次試験では、面接が50点配点で点数化されます。
受験者1名に対して面接官3名による個人面接形式で、時間は10〜15分程度です。
募集要項には「医師としての適性、コミュニケーション能力、表現力、倫理観、使命感を評価する」と明記されています。
質問内容は医師志望理由や本学志望理由といった定番の項目に加え、写真や絵を見せてその場で意見を述べる形式の質問も出題されています。また、喫煙に関する質問が行われることも知られています。
面接が点数化される以上、再受験者であっても面接対策は避けて通れません。再受験の動機や将来のビジョンを論理的に説明できるよう、事前に準備しておく必要があります。(出典:久留米大学 前期一般選抜)
自己推薦型選抜の出願資格と制限
久留米大学医学部には、他大学理系学部の卒業生を対象とした自己推薦型選抜が設けられています。
出願資格は「4年制以上の国内大学(理系学部)を卒業後3年以内」かつ「入学時満25歳以下」で、専願者に限られます。
6年制大学(歯・薬・獣医学部)の場合は満27歳以下が上限です。試験は英語・数学の基礎学力テストを通過した場合のみ小論文・面接を含めた総合評価を行う段階選考です。
出願資格の年齢・学歴制限が設けられているため、多くの再受験者にとっては一般選抜(前期・後期)が主たる受験機会となります。
自己推薦型選抜の条件を満たす場合でも、一般選抜との併願準備を並行して進めておくことが現実的な戦略です。(出典:久留米大学 自己推薦型選抜)
久留米大学医学部の入試制度と受験戦略
久留米大学医学部は、前期と後期の2回の一般選抜に加え、複数の推薦型選抜を実施しています。
再受験者が利用できる選抜区分を整理し、受験戦略を考えるうえでのポイントを確認します。
前期一般選抜の科目・配点と日程
前期一般選抜の募集人員は約75名で、久留米大学医学部の一般選抜では最も多い枠です。
一次試験は400点満点で、外国語(英語)100点、理科(物理・化学・生物から2科目選択)200点、数学100点の構成です。
理科が一次試験全体の50%を占める配点構造は、理科を得意とする受験者にとって有利に働きます。
| 試験 | 科目 | 配点 | 備考 |
| 一次 | 外国語(英語) | 100点 | |
| 一次 | 理科(2科目選択) | 200点 | 物理・化学・生物から2科目 |
| 一次 | 数学 | 100点 | |
| 二次 | 小論文 | 50点 | 800字以内・60分 |
| 二次 | 面接 | 50点 | 個人面接 |
| 合計 | 500点 | 一次400点+二次100点 |
※前期・後期とも同一の科目・配点(久留米大学 2026年度募集要項より)
二次試験は小論文50点と面接50点の計100点で、一次・二次の合計500点満点で合否が判定されます。
2026年度の前期一次試験日は2月1日、一次合格発表は2月6日、二次試験日は2月13日、最終合格発表は2月20日です。
出願期間は2025年12月8日から2026年1月9日までとなっています。
後期一般選抜の活用と注意点
後期一般選抜の募集人員は約5名と少数ですが、前期と同一の科目・配点(一次400点+二次100点=500点満点)で実施されます。
前期の対策をそのまま活かせるため、併願先として組み込みやすい点が再受験者にとってのメリットです。
2026年度の後期一次試験日は3月8日、一次合格発表は3月12日、二次試験日は3月16日、最終合格発表は3月19日です。
出願期間は2026年2月6日から2月25日までで、前期の一次合格発表後に出願を判断できるスケジュールになっています。
ただし、2025年度の後期志願者は643名で、約5名の募集に対して100倍を超える志願倍率となっているため、後期を本命とする戦略にはリスクが伴います。
あくまで前期を第一の勝負とし、後期を再チャレンジの機会として位置づけるのが現実的です。
各選抜区分の募集人員と倍率
久留米大学医学部の2025年度入試実績をもとに、各選抜区分の規模感を確認します。
前期一般選抜は志願者1,493名に対して最終合格者136名で、実質倍率は約10.9倍です。
後期一般選抜は志願者643名に対して約5名の募集で、志願倍率は109倍に達します。
久留米大学特別枠は約20名という大規模な地域枠で、卒業後に久留米大学関連の医療機関に勤務する意思がある受験者を対象としています。
再受験者が利用可能な一般選抜の枠は前期約75名+後期約5名の合計約80名となります。
久留米大学医学部の偏差値と倍率から見る難易度
偏差値と倍率のデータから、久留米大学医学部の入試難易度を客観的に確認します。
2026年度の偏差値とボーダーライン
2026年度の久留米大学医学部の偏差値は62.5です。
私立大学医学部の偏差値帯は概ね60.0〜72.5に分布しており、久留米大学医学部は中程度の位置にあります。
共通テスト利用型選抜は医学科では実施されていないため、共通テスト得点率のボーダーは設定されていません。
偏差値62.5は、基礎的な学力を確実に固めたうえで、さらに応用力が求められる水準です。
再受験者の場合、ブランクのある科目を基礎から立て直す期間を見込んで学習計画を組む必要があります。
特に理科2科目が200点と高配点のため、理科の到達度が合否を左右する要因になります。
前期・後期の志願者数と実質倍率
2025年度の前期一般選抜では、志願者1,493名のうち受験者は1,406名、一次合格者は368名、最終合格者は136名でした。
一次試験で約26%程度の方が不合格となり、さらに二次試験で約37%が絞り込まれる構造です。
後期一般選抜は志願者643名に対して約5名の募集で、倍率は極めて高くなります。
後期は前期で合格を逃した受験者が集まるため、受験者のレベルも高い傾向にあります。
前期で確実に合格圏に到達することを目標に設定し、後期は追加の機会として捉えるのが合理的な考え方です。
久留米大学医学部の科目別対策

久留米大学医学部の一次試験は理科200点・英語100点・数学100点の400点満点で、理科が全体の50%を占めます。
この配点構造を踏まえて、科目ごとの対策方針を確認します。
英語の出題傾向と対策
英語は100点配点で、試験時間は90分です。文法・語彙・長文読解・要約問題など多様な形式で出題され、マーク式と記述式が混在しています。
語彙レベルはやや高めで、英検準1級程度の語彙力があると有利です。医療・科学・社会問題など幅広いテーマの英文が出題されるため、日頃から多様なジャンルの英文に触れておくことが有効です。
対策としては、標準的な英文法・語彙を固めたうえで、長文読解の演習量を確保することが重要です。
また、要約問題が出題される形式上、要旨を限られた語数・字数でまとめる練習を繰り返し行っておくことも有効な準備となります。
理科(2科目)の対策と科目選択
理科は物理・化学・生物から2科目を選択し、合計200点です。
一次試験400点中200点と最も高い配点を持ち、理科の得点力が合否を大きく左右します。
平均点差が生じた場合は得点調整が実施されるため、科目間の有利・不利は一定程度補正されます。
再受験者の場合、大学時代の専攻分野によって得意科目が異なります。
理系出身で化学・物理の基礎がある場合はその2科目を選択するのが自然ですが、生物系の出身者は化学・生物の組み合わせも選択肢になります。
200点という高配点を考慮すると、2科目とも標準レベル以上に仕上げることが求められます。
片方の科目に偏った学習では200点配点の恩恵を活かしきれないため、2科目をバランスよく強化する学習計画が必要です。
数学の対策
数学は100点配点で、数学I・II・III・A・B・Cが出題範囲です。
数学IIIを含む出題があるため、再受験者の中でも数学IIIに触れてこなかった方は基礎からの習得が必要になります。
100点配点は理科の半分ですが、数学で大きく失点すると理科の高得点を相殺してしまうため、取りこぼしを防ぐ学習が求められます。
対策としては、まず教科書レベルの典型問題を確実に解けるようにしたうえで、入試標準レベルの問題集で演習を重ねることが基本方針です。
特に微分・積分、確率、ベクトルなど頻出分野を優先的に固め、計算ミスを減らす訓練を日常的に行うことが安定した得点につながります。
小論文・面接の対策
小論文は800字以内・60分のテーマ型で、二次試験において50点の配点があります。
テーマ型のため資料は与えられず、自分の知識や考えをもとに論述する力が求められます。
過去には在宅医療・再生医療・ワークライフバランス・医療崩壊・AIと医療など、医療系の時事テーマが幅広く出題されています。
面接は50点配点の個人面接です。医師志望理由や本学志望理由といった定番の質問に加え、写真や絵を見せてその場で意見を述べる形式の質問も出題されます。
視覚的な資料に対して即座に自分の意見を構成する訓練も取り入れておくとよいでしょう。
再受験者は前職での経験や再受験の動機について深く掘り下げられる可能性が高いため、一貫性のある回答を準備しておくことが求められます。
久留米大学医学部の学費と生活設計

再受験で医学部に進学する場合、6年間の学費と生活費を含めた資金計画が不可欠です。
久留米大学医学部の学費内訳と、久留米市での生活環境を確認します。
6年間の学費内訳
久留米大学医学部の学費は、6年間の総額で約3,637.8万円です。
内訳は以下の通りです。
| 費目 | 金額 |
| 入学金 | 100万円 |
| 授業料(年額) | 270万円 |
| 施設拡充維持料(1年次) | 150万円 |
| 教育充実料(1年次) | 400万円 |
| 6年間総額 | 約3,637.8万円 |
※教育充実料は2年次以降段階的に減額(久留米大学公式サイトより)
※出典:久留米大学 学費
1年次の納入額は入学金100万円を含めて最も高く、教育充実料400万円が大きな比重を占めます。
2年次以降は教育充実料が段階的に減額されるため、年間の負担額は徐々に軽減されます。
私立大学医学部の学費は2,000万円台から5,000万円台まで幅がありますが、久留米大学医学部の約3,637.8万円はその中間的な水準です。
再受験者は受験準備期間の生活費や予備校費用も含めた総額で資金計画を立てる必要があります。
久留米市での生活費と通学環境
久留米大学医学部は福岡県久留米市旭町に所在しています。
福岡市(博多駅)からJR鹿児島本線で久留米駅までアクセスでき、九州地方の中では生活コストが比較的低い地域です。
キャンパスには大学病院が隣接しており、臨床実習の移動負担が少ないことも生活面でのメリットです。
6年間の生活費総額を事前に見積もり、入学後の学習に集中できる環境を確保することが重要です。
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久留米大学医学部への再受験では、理科200点の高配点に対応する学力と面接への準備が求められます。
受験に専念する再受験者にとって、限られた時間で確実に実力を伸ばせる環境が必要です。
医学部専門予備校 京都医塾では、再受験者一人ひとりの状況に合わせた学習体制を整えています。
個人授業とレベル別授業の併用で効率化できる
久留米大学医学部では理科2科目が200点と高配点で、科目ごとの到達度に応じた学習が欠かせません。
医学部専門予備校 京都医塾では、1対1の個人授業とレベル別の集団授業を併用する仕組みを採用しています。
個人授業では苦手分野や理解が不十分な単元を重点的に補強し、レベル別授業では同程度の学力を持つ受験者と切磋琢磨しながら演習量を確保できます。
2つの授業形式を組み合わせることで、基礎固めと実践演習の両立を効率的に進められます。
生活リズムまで含めて学習を管理できる
再受験者にとって、生活リズムの変化は学習の継続性に影響を与えます。
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学習計画だけでなく、生活習慣の土台を安定させることで、長期間にわたる受験勉強を持続しやすい環境が整います。
久留米大学医学部のように前期・後期の2回の受験機会がある場合、3月まで集中力を維持することが求められるため、生活リズムの管理は合否に直結する要素です。
三者面談で状況共有し意思決定を前に進められる
再受験では、家族の理解と協力が学習継続の土台になります。
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再受験の場合は経済面や生活面の調整も含めた判断が必要になるため、三者面談の場で情報を整理できることは大きな支えになります。
まとめ

久留米大学医学部への再受験では、理科重視の配点構造を活かせるかが合否を左右します。
一次試験400点中200点を理科が占めるため、理科2科目の完成度を高めることが最優先課題です。
前期一般選抜(約75名)に加えて後期一般選抜(約5名)の受験機会があり、2回チャレンジできる点は再受験者にとって有利に働きます。
ただし前期と後期では理科の科目数・配点が異なるため、それぞれの試験形式に合わせた対策が必要です。
一方、自己推薦型選抜には25歳以下・理系学部卒という制限があるため、多くの再受験者は一般選抜を主戦場とすることになります。
科目ごとの優先順位を明確にした学習計画が欠かせません。
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