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医学部の難易度や入試科目は?知っておきたい医学部入試の基礎知識

医学部の難易度や入試科目は?知っておきたい医学部入試の基礎知識

国立大学、私立大学問わず医学部の入試に際して知っておきたいポイントが、難易度や入試科目です。

受験は情報戦の一面もありますから、全体的な傾向を掴んでいないと競争では勝ち抜けません。

そこで今回は、医学部の受験を考えている人に向けて医学部の入試の難易度や入試科目、そして医学部入試の基礎知識について解説していきます。

医学部入試の基礎知識

まずは医学部の入試における基礎的な知識から覚えていきましょう。

ここでは、医学部を開設している大学の総数や必要な偏差値、倍率などを例に取り上げて医学部入試の基礎知識をまとめました。

医学部は全国で何校?

2020年度における医学部を開設している大学は、国公立大学で50大学、私立大学では31大学、加えて準大学(防衛医科大)の1大学、合計で82大学となっています。

近年では、2016年に東北医科薬科大学、2017年には国際医療福祉大学が新設されました。

医学部は今後、増設される可能性も十分にあり得るでしょう。

偏差値は?

医学部を設けている大学の数に続いて、偏差値についても見ていきましょう。

現在、国内で最も偏差値の高い医学部の偏差値は72.5となっており、難関ぞろいの医学部の中でも抜きんでた数字です。

全体を通してみると偏差値65前後が一番多く、最低値の大学でも62.5となっています。

なお、偏差値については現在、上昇傾向にあり、90年代では50台だった私立大学でも軒並み60台まで急上昇しています。

最も上げ幅が大きい大学では、20ポイントも偏差値が上がっている医学部もあります。

医学部の倍率は?

倍率については大学にもよりますが、国立大学では5倍前後、私立大学では2桁台の医学部が多く見られます。

医学部の人気は2013年度前後から一旦、落ち着いていましたが、2021年度の試験は一転して倍率が増加。

不況や女性の社会進出が少なからず影響した結果、人気が再燃し多くの志願者が入試に挑みました。

ちなみに、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の入試が平年よりも難しかった年度は、国公立大学医学部の希望者が私立の併願をするため、私立大学の倍率も比例して上昇する傾向にあります。

入試方式によっては30倍、40倍を超えることもありますので、事前の対策を徹底しておかないと力が及ばず落第してしまう可能性もあります。

入試の動向は常にチェックして、万全の体制を整えておくよう心がけてください。

医学部の学費は?

次に学費についても見ていきましょう。

学費が高いことで有名な医学部ですが、実は大学ごとにバラつきが生じることがあります。

学費をチェックしたうえで、ご自身の経済状況に見合った医学部での入試に挑戦しましょう。

国公立大学医学部の学費

国公立大学の学費は基本的に入学金282,000円、年間授業料535,800円が求められます。

6年間の総額となると、諸経費を含めて3,500,000円前後です。

ただし、千葉大学及び東京医科大学については、2020年度の入学者から年間授業料が642,960円となりましたので注意してください。

また、県内出身者と県外出身者との入学金に差額を設けている医学部もありますから、こちらも合わせて注意が必要です。

医学部によっては800,000円以上もの入学金を請求されることもあるので、入試の前に一度志望校の情報を確認しておくとよいでしょう。

私立大学医学部の学費

私立大学の医学部の学費の相場は6年間で20,000,000円から30,000,000円となっており、国公立の医学部と比較すると高額になるのが特徴です。

最高額ではおよそ47,000,000円、最低額でも18,000,000円程度は必要となります。

まとまったお金が必要とされる私立大学の医学部ですが、奨学金制度や学費を減免する特待生制度を設けているところが多く、成績次第では経済的な負担を軽減しながら通学できるよう取り計らってもらえます。

国公立大学の医学部にチャレンジするときと同様、私立大学についても入試前に学費補助に関する制度は把握しておいた方がよいでしょう。

医学部の入試方式

医学部の入試方式は国公立大学と私立大学の医学部とで、差異が見られます。

国公立大学医学部は国や自治体が運営していることから、一定程度、足並みをそろえるのに対し、私立大学医学部の場合は個別でスケジュールを策定し入試方式を決定しているためです。

ここでは、国公立大学の医学部と私立大学の医学部の入試方式について、深堀りして解説していきましょう。

募集定員

まず募集定員に関する解説をしていきます。

先ほどもお話したとおり、国公立大学と私立大学の医学部では方式が異なりますので、よく読み込んで入試の際の参考にしてください。

国公立大学医学部

国公立大学の入試においては、定員の約7割の人員が前期日程から選ばれます

後期日程における採用人数は減少傾向にあるため、今後はますます共通テストにおける入試の難易度が上がるものと見られています。

なお、推薦による募集人員については増加傾向にあるので、地域枠推薦などを利用して入試を試みるのもよいでしょう。

私立大学医学部

私立大学の医学部の場合、学校推薦型や総合選抜型を採用しているところが多いものの、大学によっては一般選抜を積極的に採用しているところもあります。

共通テストを利用して選抜を試みる医学部もありますが、こちらの方式を採用しているところはまだまだ少数と言えるでしょう。

なお、私立大学の医学部でも地域推薦枠を導入しているところが多数ありますので、入試の際の選択肢の一つとして覚えておいてください。

入試方法

次に入試方法についても見ていきましょう。

一般前期や後期、公募推薦など色々なケースに区切って解説していきます。

一般前期

国公立大学医学部の一般前期の入試試験では、共通テストが課されます。

共通テストで出題されるのは、国語や数学、理科など全部で5教科7科目です。

こちらの科目の得点数で合否が判定されますが、医学部の場合高い正答率をマークしていることが前提となるため、たとえ試験の出来がよくても最後まで油断できません。

一方、私立大学医学部の場合、基本的に英語と数学、加えて理科2科目のみが出題されます。

私立大学は、出題傾向が大学ごとに大きく異なるため、志望校ごとに綿密な対策を行う必要があります。

後期

後期日程は、その名のとおり前期日程の後に実施される入試です。

前期日程と比べて高倍率になりやすいのが特徴で、多くの場合、合格争いは激しいデッドヒートとなります。

後期日程では、小論文と面接対策が合格へのカギを握っています。

公募推薦

公募推薦とは推薦入試の一形態であり、志望校で面接や小論文試験などを行い、合否判定を受ける入試方法です。

こちらの推薦方式は希望者全員が受けられるわけではなく、一定の要件を満たした人間だけが対象となりますので注意が必要です。

多くの場合、大学が定める基準や高校の推薦状が該当要件となります。

指定校推薦

指定校推薦とは大学の医学部が特定の高校に対し、一定数の人材を採用すると持ち掛ける入試方法です。

こちらの入試では大学側から推薦枠を提示しているため、校内推薦さえ受けられれば高い確率で医学部へ合格することができます。

共通テスト利用

共通テストを利用した選抜は私立大学が行う入試方法で、同テストの成果を一般入試扱いとして合否判定するものです。

こちらの入試方法を設けている私立大学の医学部は数が少ないですが、共通テストの学習と併用して入試に臨めるため、受験生個々人の負担が軽減されるという利点があります。

国公立大学医学部の入試科目

さて、ここから先は国公立大学医学部の入試科目について解説していきましょう。

共通テストや二次試験に関する事項を詳しく説明していきますので、ぜひご覧ください。

共通テスト

上でも触れたとおり、国公立大学医学部の入試では5教科7科目が課せられ、ほぼ全ての問題を正答していく必要があります。

具体的な数字で言うと、いわゆる難関大学では90%以上、平均的な難易度の大学でも85%以上の正答率でないと合格のボーダーラインには到底及びません。

模試などを利用して、常にボーダーよりも上位に居られるよう学習を進めて行きましょう。

前期日程の二次試験

二次試験では最低でも偏差値65、上位の医学部では67.5から70以上の高い実力が要求されます。

二次試験では一次試験よりもハイレベルな問題が出題されますので、難問を扱う参考書に手を伸ばしがちですが、実は難問だけを解いても二次試験ではなかなか受かりません。

一番大切なことは、共通テストの対策と同じように基礎学力を固めていくことです。

一次試験で培った学力をバネにして、二次試験も一気に突破しましょう。

学科試験

二次試験では小論文と面接を課す医学部がほとんどで、学科試験を用いているところは少数です。

面接

基本的に面接では、受験生一人に対し、4人前後の面接官がついて、質疑応答を行います。

時間は多くの場合20分程度ですが、医学部の方針や面接官によっても異なりますので、時間が長引いても質問に答えられるよう、あらかじめ回答を複数用意しておきましょう。

小論文や国語があるところも

二次試験において小論文が課されるのは珍しくありませんが、医学部によっては国語が出題されることもあります

小論文でも国語の試験でも、受験生の文章力を見るとともに、与えられたテーマからどれだけの情報を読み取れるかを判断し、実力を判定します。

日ごろから文章を書く練習をするとともに、第三者に添削してもらうなどして表現力を磨いておきましょう。

後期日程の二次試験

共通テストに関する知識とともに、後期日程の二次試験についても押さえておきましょう。

ここでは、国公立大学医学部の後期日程の二次試験に関する解説をしていきます。

小論文+面接or総合問題+面接が基本

後期日程の二次試験では基本的に小論文や総合問題、面接試験が実施されます。

そして主に、小論文と面接、もしくは総合問題と面接の2パターンのどちらかが受験生に課されます。

小論文の出題テーマで多く見られるのは、医療系の論文や自然科学系の論文に関する事項です。

日ごろから医療・自然科学誌を読み込んでおくほか、話題となっている医療系ニュースも逐一チェックして自分なりの考えをまとめる癖をつけましょう。

学科試験を課す大学も

一部の大学ですが、後期日程の二次試験において学科試験を課す大学もあります。

私立大学医学部のように英語と数学、理科を課す大学もあれば、英語のみを課す大学もあるなどバリエーションに富んでいますので、志望校の入試方式については必ず確認しておいてください。

私立大学医学部の入試科目

ここまでは国立大学医学部の入試科目について見てきましたが、ここから先は私立大学の医学部の入試科目について解説します。

こちらの項では、一般選抜や共通テスト利用形式など多岐にわたって解説していきましょう

一般選抜

最初に説明するのは、一般選抜についてです。

学科試験と小論文、面接の3つの角度から解説していきます。

学科試験

私立大学の医学部の入試では、基本的に英語と数学、そして理科2科目から出題されます。

ただし、選択科目として国語を選択できる大学もあります。

共通テストよりも科目数が少ないため、一見して私立の方が低い難易度のようにも感じられますが、私立大学の場合、出題傾向が大学によって大きく異なるため手放しでは喜べません。

例えば原子に関する問題を毎年、出題する大学もあれば、英語の能力を非常に重視する問題を出題する大学もあります。

もちろん、国公立大学の医学部でも数学を重視したり理科を重視したりするところはありますが、私立大学の医学部の偏り方は国公立の比ではないため専用の対策が必要になるでしょう。

小論文

小論文では医療、福祉関係のテーマが出題されることが多いため、日常的に医療、福祉関係のニュースや書籍に触れておく必要があります。

また、大学によっては自分の環境を取り巻いている社会への関心を問うなど、受験生の個人的な領域に踏み込んだテーマが課される場合もあります。

小論文は医療、福祉関係を中心に様々なテーマの出題が想定されますので、過去問集を利用するなどして対策をしておきましょう。

面接

私立大学の医学部の面接試験では、国立大学のものと同じく受験生の医師としての素質を問う質問が多く投げかけられます。

よく問われる質問は、

・医学部の志望理由
・最近気になった医療ニュース
・高校時代の経験
・最近読んで感銘を受けた本はなにか
・(浪人生の場合は)浪人、もしくは再受験の理由

などです。

これらの質問は頻出ですから、しっかり答えられるようにしておきましょう。

共通テスト利用形式

上でも説明したとおり、共通テスト利用形式では同テストの結果を一次試験の成績と見なして合否判定を行います。

一般入試と違い併願をしやすいのがメリットであるほか、共通テスト用の学習さえきちんとしておけば、二次試験の対策に大きな時間を割けられるといったメリットもあるのが特徴です。

後期

私立大学の医学部においても、国立と同じく後期日程での入試が行われます。

こちらの入試は主に2月から3月の間に行われますが、倍率が前期日程よりも高くなる傾向にあり、受験競争はより一層の激しさを増します。

すでに年度が切り替わる直前ということもあり、見切りを付けて来年度のチャレンジのために予備校通いを選択する人も少なくありません。

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国公立、私立大学問わず医学部の入試にまつわる情報を取りまとめてきました。

入試の方式には共通テストや私立の一般入試など色々なものがあるため、自分に合った受験方法で本番に臨む必要があります。

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