医学部受験コラム

大学入学共通テストとは?仕組み・変更点を解説!

大学入学共通テストとは?仕組み・変更点を解説!

みなさんは大学入学共通テストという言葉をご存知ですか?

2021年1月から導入された試験制度で、これまで行われていた大学入試センター試験(以下、センター試験)とは採点基準などが変更になっています。

そこで、今回の記事では、大学入学共通テストとセンター試験の変更点について詳しく解説していきます。

大学入学共通テストとは


大学入学共通テストとは、2021年1月から導入された入試制度を指します。

この入試制度は、1990年から開始されていたセンター試験に変わって導入されました。

センター試験ではマークシート方式が導入されており、このシステムのもとでは学生の暗記能力や論理的思考能力が主な評価対象となっていました。

大学入学共通テストでは、センター試験の特徴をさらに深掘りし、学生の暗記能力と論理的思考だけでなく、判断力や表現力も重要視する方向にシフトしています。

また、大学入学共通テストでは、センター試験の出題傾向試験の時間、そして配点バランスも変更になりました。

詳しくは後述しますが、大きな変更を伴ったのは英語です。

英語は重視項目や名称の変更に加えて配点のバランスにも手が加えられています。

さらに数学も試験時間が変更になるなど、大学入学共通テストでは様々な点でアップデートがなされています。

なぜ名称が変わったのか

センター試験から大学入学共通テストへの名称の変更は便宜的に行われたものです。

新制度の導入に伴って名称も新しくする必要があり、今回の名称に定められました。

大学入学共通テストで何が変わるのか

上でも述べましたが大学入学共通テストではセンター試験と比較して、学生の判断力や表現力も重視して評価しています。

また、配点バランスなどで大きな変更をともなった教科もあります。

この項では、大学入学共通テスト導入によりこれまでとどのように試験が変わったのか、具体例をあげて解説していきます。

主な変更点

大学入学共通テストにおいては、数学Ⅰや英語の評価方法に変更が加えられました。

理科Ⅱについても受験の際の注意点が加わりました。

ここから先は、それぞれの教科を取り上げて詳しく見ていきます。

「数学Ⅰ」の試験時間が60分から70分に変更

2021年に実施された大学入学共通テストでは必答問題が2題、加えて選択問題が3題の中から2題を選ぶ形式となっており、こちらは従来型のセンター試験を踏襲したものでした。

しかし、試験時間の延長にともないページ数が7~8ページも増加したことから時間的負担は大きくなっています。

「理科Ⅱ」のセンター試験で出題されてきた選択問題については出題なし

理科Ⅱにおいては、これまでセンター試験で出題されてきた選択問題についての出題はありません。

ただ、受験科目について出題時にあらかじめ申請する必要があるので注意してください。

「英語(筆記)」の名称が「英語(リーディング)」に変更

大学入学共通テストにおいては、「英語(筆記)」の名称が「英語(リーディング)」に変更されました。

リーディングでは、問題文も含めて全てが英語で出題されるよう変更になっています。

単語数はセンター試験では約4,200語でしたが、大学入学共通テストでは約5,400語に増えているので注意しましょう。

単語に関しては単純な暗記作業ですから、普段使っている参考書を一冊まるごと覚えるつもりで学習してください。

英語は変更点が非常に多い教科ですので、センター試験以上の対策で臨みましょう。

「英語(リーディング)」の配点が200点から100点に、リスニングの配点が50点から100点に変更

英語の変更点はリーディングだけではありません。

配点バランスにも手が加えられており、リスニングの配点が50点から100点に変わっています。

リスニングでは、これまでよりもネイティブに近い発音で読み上げられるようになっている他、長文を聞き取るタイプの問題も含まれているので、基礎英語力を底上げしておいてください。

センター試験の過去問も役に立ちますので、それをもとに学習し新制度に対応していくとよいでしょう。

「学力の3要素」がさらに強調されることに

大学入学共通テストでは学力の3要素、すなわち

知識・技能
思考力・判断力・表現力
主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

の3点が今までよりもさらに強調されることになりました。

この他、大学によっては面接時の評価、学生の調査書を明確に点数化するなどの措置がとられています。

大学入学共通テストでのコロナ対策は万全なのか


大学入学共通テストにおけるコロナ対策は、どのようなものが実施されているのでしょうか。

まず、事前の準備としては試験会場の入り口や試験室ごとに速乾性のアルコール製剤を配置して対応しています。

試験当日においては、発熱やセキなどの症状にかかわらず、試験会場では昼食時間を除いてマスクの着用が義務付けられます

用意するマスクに指定はありませんが、飛沫を防ぐ効果の高い不織布マスクがよいでしょう。

呼吸器疾患などの理由でマスクの着用が困難な場合は、事前に試験官等に申し出てください。

さらに、休憩時間においても、他者との接触を極力控えるとともに一定の距離を保つよう指導がなされます。

加えて、会場内では1科目が終了するごとに最低でも10分間の換気が行われます。

この時、寒冷地の試験会場では、暖房を付けたままの換気が行われますので安心してください。

そして、試験終了後は試験室の机および椅子の消毒作業が行われます。

なお、試験開始前に発熱やセキなどの症状が出た場合は、試験監督者にすみやかに申告してください。

診療室での対応と追試験の説明がなされます。

もし、何らかの理由で追試験を受けるのが困難な場合は、さらなる救済措置を施してもらえますから遠慮なく何でも申告しましょう。

以前と変わらないこと

センター試験と比較して多くの変更をともなって導入された大学入学共通テストですが、以前と変更の無い箇所も複数あります。

この項では、センター試験と同様の措置がとられている点を取り上げ解説していきます。

日程

基本的な試験日程はセンター試験の頃と変わっていません

大学入学共通テストは毎年一月の中旬を目途に実施されます。

ただ、今年度に限っては新型コロナウィルス感染拡大にともない変則的な試験日程が組まれました。

通常の試験日程は2021年1月16日(土)と同月17日(日)ですが、追試験も実施されているのです。

コロナの影響で学習が満足にできず遅れが出たと学校長に認められた生徒や、何らかのやむを得ない事情で上記日程に受験できなかった生徒が対象となっています。

これらの生徒は1月30日(土)と同月31日(日)に行われた追試験を受けました。

また、コロナ感染などの事情で追試験も受けられなかった生徒についてはさらなる救済措置がとられ、2月13日と14日に特例追試験が設けられました。

2022年度の大学入学共通テストも、新型コロナウィルスの感染状況により試験日程が変更される可能性がありますので、受験生の人たちは情報収集を怠らないようにしてください。

科目

科目に関してもセンター試験と同様、6教科30科目の中から志望校に合わせた教科を選択して受験するシステムが取られています。

こちらの科目は、出願時に未登録だったものは受験できませんので注意してください。

未登録の科目を受験しても採点の対象にはならず、加点されません。

出願する時は、どの科目を受験するのか正確に記載しましょう。

時間割

時間割もセンター試験の頃と変わりません。

数学の時間が10分伸びていますので多少の影響はありますが、基本的には一緒ですから焦る必要は無いでしょう。

難易度

大学入学共通テストの導入で試験制度そのものは変わりましたが、高校のカリキュラム自体には大きな変更をともなっていないため、難易度もそれほど変化していません。

ただ、上でも触れたとおり判断力や表現力を重視した配点バランスになっていますから、これらの分野に苦手意識を持っている人は予備校などに通い克服するとよいでしょう。

今後導入の可能性があるもの

大学入学共通テストには、記述式の問題の導入と英語の民間試験の導入が検討されています。

ここでは、検討されているこれらの制度の概要について見ていきます。

記述式回答

導入が検討されている一つ目の試験は、記述式で回答していく問題です。

従来型の試験はマークシートに記入するタイプのものでしたが、文章能力を確認するための記述式回答も検討されていたのです。

しかし、50万人以上が受験する大学入学共通テストで、公平に採点できるのか不安視する声が多く出たことから、文部科学省の意向で見送られることになりました。

英語の民間試験導入

英語では民間の試験の導入も検討されていました。

これはセンター試験の評価対象としてみてきた「読む」、「聴く」といった能力の他にも「話す」、「書く」などの能力も評価に加えようという試みだったのです。

録音機器を用いたスピーキングのテストを行う予定でしたが、全ての受験者を対象にした場合、非常に大規模なテストになるため公正な判定ができなくなるおそれがあることから、こちらも見送られることとなりました。

まとめ


大学入学共通テストは、センター試験に代わって導入された試験制度です。

こちらの制度では、知識量や論理的思考力といった従来型の試験の評価対象に加え、判断力や表現力も採点の対象に加わりました。

数学1は試験時間が60分から70分に変更されている他、英語では「筆記」が「リーディング」に変更になっています。

さらに、英語では配点バランスも見直されていて、リスニングの配点が50点から100点に変わっています。

また、基本的な試験日程は以前と変わっていませんが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で2021年度の試験は変則的なスケジュールとなりました。

来年度の試験もコロナの感染状況次第で変則的な日程となる可能性があるため、常に情報を集めるよう心がけてください。

そして、大学入学共通テストの試験会場ではコロナの感染防止策がとられていますが、自分の身は自分で守る意識が最も大切です。

マスク、手洗いはもちろん他者との接触や会話もできるだけ控えましょう。

受験生のみなさんにとっては、学業の他にもコロナとの戦いもあって大変かと思いますが健康に気を付けながら夢に向かって進んでいってください。

あなたが志望校に合格できることを心より祈っています。

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