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倍率が低い医学部はどこ?大学の共通点と対策を解説

倍率が低い医学部はどこ?大学の共通点と対策を解説

医学部入試は高倍率で知られていますが、最新データを詳細に見ると倍率が3倍前後に抑えられている大学もあります。

ただし医学部の場合、倍率が低くても入試難易度そのものは他学部と比較して極めて高いことを忘れてはいけません。

この記事では、国公立大学・私立大学それぞれで最新データをもとに低倍率の医学部を紹介し、倍率が下がる背景や隔年現象といった注意点まで詳しく解説します。

数字のインパクトに惑わされない志望校選びのヒントを、読みやすいコラム形式でお届けします。

医学部入試における倍率の現状と平均

倍率 低い 医学部

倍率とは「志願者数÷募集人員」で算出されるシンプルな指標です。

国公立大学医学部の前期日程はおおむね4倍前後、私立大学医学部は10倍超も珍しくないと言われますが、平均値だけを見てどこも厳しいと嘆くのは早いかもしれません。

たとえば、鳥取大学や徳島大学では志願倍率が2倍前後と全国でも最も低い水準で推移しています。(出典:Kei-Net

私立大学医学部でも、東京慈恵会医科大学の一般入試は7倍前後で、15倍超が当たり前の私大医学部としては例外的に低い部類です。

こうした倍率が低い医学部を見つけるには、全体平均よりも各大学・募集区分の実数を確認することが大切です。

なお私立の倍率が跳ね上がる背景には、複数日程・併願のしやすさがあり、志願者が集中しやすい点を押さえておきましょう。

ただし、倍率が低いからといって合格しやすいというわけではありません。

たとえ志願者が少なくても、合格最低点が下がるとは限らず、むしろ確かな学力が求められることがほとんどです。

特に医学部の場合は、学科試験の難易度が高いだけでなく、面接や小論文といった人物評価の要素も重視されるため、総合点で高いレベルの戦いになることを念頭に置く必要があります。

二段階選抜が倍率を下げる仕組み

足切りとも呼ばれる二段階選抜は、共通テストなどで一次判定を行い、一定の基準点に満たない受験者を二次試験の対象から外す方式です。

筑波大学医学群では出願段階で約3.6倍だった倍率が二段階選抜を経て最終的には約2倍に圧縮されます。(出典:Kei-Net

表面上は入りやすく見えますが、実際には高得点者しか二次試験に進めないため、基礎学力のハードルはむしろ高い点に注意が必要です。

倍率が低い国公立大学医学部一覧(地方中心)

鳥取大学・徳島大学・和歌山県立医科大学など、倍率が2〜3倍台にとどまる国公立大学医学部は地方立地が共通項です。(出典:旺文社パスナビ

都市部からの交通の不便さや、宿泊費を考えた際のコストを敬遠する受験生も多く、出願が抑えられがちです。

また、地域枠比率が高い大学では、一般枠そのものが少ないため倍率が低下する傾向も顕著です。

さらに出題傾向が難しい場合や、共通テスト重視で得点調整が難しい大学も「安全校」として併願しにくいぶん志願者が増えない傾向があります。

数字の低さに惹かれるだけでなく、自分の得意科目との相性や共通テスト配点を必ず確認しておきましょう。

倍率が低い私立大学医学部はここ

倍率 低い 医学部

私立大学医学部で倍率一桁台は少ないですが、東京慈恵会医科大学(約7倍)、東北医科薬科大学(約6倍)、藤田医科大学の愛知県地域枠(約7倍)などが倍率の低い私立大学医学部として知られています。

ただし、学費や奨学金、地域勤務義務の有無など出願条件は大学ごとに大きく異なるため、倍率の低さだけで決めずに必ず募集要項を読み込んでから決定してください。

医学部で倍率が低くなる大学の共通点

倍率が低い医学部は「地方立地」「地域枠の充実」「高額学費」「試験問題の難度や特殊性」という4要因が複合的に重なることがほとんどです。

都市部から遠い大学は生活コストや移動時間をネックに志願者が減少しやすく、地域枠を多く設けると対象者が限定され一般枠倍率も下がります。

私立の場合は6年間で4000万円近い学費がかかる大学もあり、経済的ハードルが志願者数に直結します。

また、入試問題が難問傾向だと安全校としての人気が出にくく出願が伸びません。

一方、難易度そのものは高いため、学力レベルを落として合格しやすくなるわけではない点に注意しましょう。

倍率が低い医学部を志望する際の注意点

倍率 低い 医学部

最も気をつけたいのは隔年現象です。

前年に倍率が低かった大学は口コミで一気に人気化し、翌年は倍率が倍増するケースが頻発します。

過去3〜5年分の推移を確認し、単年の数字に振り回されない姿勢が重要です。

また地域枠は卒後の勤務義務(多くは9年間)を伴います。

さらに、低倍率校でも面接や小論文の比重が高い大学は人物評価でシビアに絞り込みを行うため、学科試験だけで逃げ切るのは難しいと心得てください。

倍率の数字だけを見て油断することなく、将来のキャリアプランや生活環境まで踏まえて総合的に判断しましょう。

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まとめ

倍率 低い 医学部

本記事では、倍率が低い医学部の実情や注意点を紹介しました。

倍率が低い医学部は確かに存在しますが、数字の低さ=簡単というわけではありません。

二段階選抜や隔年現象など倍率を左右する要因を正しく理解し、自身の学力や将来設計に合致するかどうかを総合的に判断することが重要です。

それでも「本当に自分に合った大学なのか」「このまま合格できるのか」と不安を感じる方も多いでしょう。

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