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【愛知医科大学医学部】偏差値や倍率を徹底解説!科目別の入試傾向も分析

【愛知医科大学医学部】偏差値や倍率を徹底解説!科目別の入試傾向も分析

 

愛知医科大学は愛知県長久手市に所在し、医学部と看護学部からなる医療に特化した大学です。

愛知県で唯一ドクターヘリを所持する大学であることや教育施設の充実さに魅力を感じた受験生が、毎年大勢愛知医科大学を受験しています。

そこで今回は、愛知医科大学医学部の受験を考えている受験生に向けて、入試情報を徹底解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

愛知医科大学医学部の基本情報

はじめに、愛知医科大学医学部を受験する上で知っておきたい基本情報について紹介します。

入学定員

愛知医科大学の2025年度における募集人員は、110名となっています。

内訳は、一般選抜が約70名、大学入学共通テスト利用選抜の前期日程が約15名、学校推薦型選抜(公募制)が約20名、国際バカロレア選抜が若干名、学校推薦型選抜(地域枠)が5名です。

入試方法が多岐にわたっていますので、同医学部を志望している人は、学生募集要項にしっかり目を通して、受験方式の選択に誤りのないよう注意してください。

入試要項

続いて、入試要項についても見ていきます。

ここでは、愛知医科大学医学部の各入試方式の日程について主に解説していきましょう。

最初に解説するのは、一般選抜の日程です。

上記試験の2025年度における日程は、一次試験が同年1月21日に、二次試験が2月5日、もしくは6日に実施予定です。

また、大学入学共通テスト利用選抜の二次試験は、2025年2月5日、もしくは6日に実施予定です。

さらに、学校推薦型選抜(公募制)の日程は、11月23日に実施されています。

こちらの試験は、一次選考のみの試験となりますので注意が必要です。

最後に、学校推薦型選抜(地域枠)の説明に入りましょう。

こちらの選抜枠には、A方式とB方式の2種類の枠が設けられています。

この2つの大きな違いは、B方式には医学部が定める学力検査に加えて、共通テストも課されることにあります。

また、試験日にも違いがあり、A方式は2024年11月23日であるのに対して、B方式の方は2025年3月10日に実施される見込みです。

このように地域枠には、A方式とB方式の間で様々な違いがありますので、出願の際は、詳細をしっかり把握したうえで応募してください。

学費

そんな愛知医科大学医学部の学費はいくらなのでしょうか。

まず初年度納付金は入学金込みで8,500,000円、2年度以降は5,220,000円となっています。

よって、6年間の合計で34,500,000円となり、これまた私立医学部の中では平均的な数値と言っていいでしょう。

愛知医科大学医学部の難易度

さて、この項では愛知医科大学医学部の難易度がどの程度なのか、偏差値と倍率を参考に見ていきましょう。

偏差値

愛知医科大学医学部の偏差値は62.5となっています。

同じ偏差値の私立医学部としては、埼玉医科大学、聖マリアンナ医科大学、北里大学などが挙げられます。

また、ワンランク上である67.5の偏差値帯の大学としては、大阪医科薬科大学、東京医科大学、日本大学があります。

参考にしてみて下さい。

倍率

次に、愛知医科大学医学部の入試倍率を見ていきましょう。

2024年度の倍率と入試結果を以下にまとめました。

▼愛知医科大学医学部の入試データ
・2024年度

入試方式 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数 倍率
一般選抜(前期) 65名 2,212名 2,157名 305名 7.2倍
学校推薦型選抜(公募制) 20名 84名 83名 20名 4.2倍
大学入学共通テスト利用選抜(前期) 15名 872名 866名 46名 18.8倍
大学入学共通テスト利用選抜(後期) 5名 77名 76名 5名 15.2倍
愛知県地域特別枠 A方式(学校推薦) 5名 13名 13名 5名 2.6倍
愛知県地域特別枠 B方式(共通テスト利用) 5名 41名 41名 10名 4.1倍
国際バカロレア 若干名 5名 5名 3名 1.7倍

愛知医科大学医学部の特徴


(※画像はイメージです。)

ここからは、冒頭でも少し述べた愛知医科大学医学部の特徴について見ていきます。

実習に重点を置いたカリキュラム

愛知医科大学医学部のカリキュラムは一体どのようなものなのでしょうか。

愛知医科大学は、知識だけではなく実習を通して医療従事者としての責任や価値観を身に付けることが大切だと考えているため、低学年のうちから実習体験が充実しています。

具体的には、1年次に併設されている大学病院での、臨床技能の習得を目的とするシミュレーション実習、2年次以降では学外での体験実習があり、2年次に心身障害者施設、3年次に老人保健施設を訪問し、良き医師としての体験を行います。

さらに愛知医科大学は教員との距離感が近いため、実習において疑問も解消しやすい環境であり、実践におけるコミュニケーション能力などの実践力が早期から養われることとなります。

また、この教員と生徒の距離の近さや、学部生時代から研究室へ入りやすいという環境のために、愛知医科大学では臨床医ではなく研究医を目指す学生が多いということも特徴の一つです。

充実した教育設備

愛知医科大学には優れた教育環境があり、それを支えるのが充実した教育施設です。

大学本館の5階と6階にある総合学術情報センターは、図書館部門、ICT支援部門、そして情報基盤部門の三つの部門が設置されており、教職員と学生ともに有効活用できる「知の拠点」としての役割を担っています。

同館7階には医学教育センターがあります。

ここでは世界標準の医学教育を学生に提供するための企画実施や、成績が振るわない生徒に対するフォローアップが行われています。

さらには会議室や学生開放スペースも設置されており、学生支援の手厚さが感じられます。

また愛知医科大学には、上述のシミュレーション実習を行うシミュレーションセンターや、主に医学部6年次や看護学部4年次生が国家試験に向けて利用する医心館も設置されており、学生にとって勉強のしやすい環境が整っていると言えます。

愛知医科大学医学部の入試問題対策

さて、いよいよ一般入試の入試問題に関するところを見ていきましょう。

まず配点に関しては、外国語(150)、数学(150)、理科(200)となっています。

特に偏った点数配分という訳ではないので、バランスの取れた学力が必要となるでしょう。

それでは具体的に各科目について見ていきましょう。

二次試験に関しても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

外国語

外国語の試験時間は80分で、例年7つの大問で構成されており、全てマークシート式です。

第1問から第4問に関しては、穴埋めや並び替えなど、一見簡単そうな形式が並んでいますが、案外難しい表現が問われることもあり、思っているより点が取れない印象を受ける受験生も多いと思います。

第5問から第7問は長文となっており、穴埋めや正誤問題、さらにはふさわしいタイトルを選ぶ問題などが見られます。

全体的に見て語彙重視の傾向があるため、標準レベルの単語に関連したイディオムや、難単語も頭に入れておけると安心でしょう。

数学

数学の試験時間は80分で、例年4つの大問による構成、さらに近年は第1問が答えのみを記入する小問集合、第2問から第4問は記述式の大問となる傾向があります。

小問集合は典型的な問題なので、1問も落とさず取り切ることが重要です。

第2問から第4問に関しては、誘導が丁寧で比較的解きやすいものもあれば、誘導がなく解き切るのが難しいものもあるので、問題の難易度を見極められる力も必要となってきます。

このような力を養うには過去問演習が一番でしょう。

理科

理科の試験時間は2科目合わせて100分となっています。

時間的な余裕はあまりないので、普段から時間を意識した問題演習が重要となってきます。

物理

大問は3題で、すべて記述式です。

難易度は基本~やや難と幅広く、思考力を要する題材が好まれます。

また、問題文も長いため、状況を適切に把握する読解力も必要です。

典型を外した出題も多いため、物理の本質的な理解力が試されます。

化学

化学は大問3つで構成されており、有機化学範囲の出題の割合がやや高いです。

また、受験生の学習が疎かになりがちな高分子からの出題も多いため、対策が必要でしょう。

理論化学範囲に関しては、平衡に関する問題や、酸化還元、熱化学方程式など様々な分野からの出題があるため、網羅的な勉強が必要です。

ただし、出題レベルは標準的なので、きちんと学習すれば得点源にできます。

また、無機化学範囲の出題は比較的少ないです。

生物

生物も例年大問3つで構成されています。

医学に関わる遺伝情報や体内環境、動物の反応などの分野からの出題が多いことが特徴として挙げられます。

知識問題には基礎的な部分から少し発展的なものまでが含まれるため、教科書レベルは当然のことながら、資料集などを利用して発展的なレベルに至るまで、知識を確実に定着させておく必要があります。

また、問題文は比較的長く、論述問題も多く出題されるため、素早い処理能力がないと時間内に解き切ることは難しいでしょう。

生物全体の対策としては、普段から論述の訓練を積んでおくこと、さらに教科書からの出題は細かいところまで問われることが多いため、コラムや脚注まで目を通しておくことがおすすめです。

二次試験

最後に二次試験について見ていきましょう。

二次試験には約20分の個人面接60分の小論文試験があり、ともに5段階評価での採点となっています。

面接試験では、大学志望理由や医師志望理由、高校時代の部活動など定番の質問もあれば、絵や写真を見て思うこと、著名人の発言に関して思うことといった事前準備ができない質問もあります。

小論文試験では、様々な出題形式が取られているため、対策が難しくなっています。

例えば短歌についての意見を述べる問題や恋人への別れの手紙など、想像力が問われる問題が多いです。

しかし見かけのユニークさに惑わされると、発想を飛ばしすぎて聞かれたことに答えられていないというのもよくある話です。

冷静になって聞かれていることにきちんと回答することが合格への近道でしょう。

愛知医科大学を目指すなら京都医塾

今回は愛知医科大学医学部について紹介しました。

大雑把に言ってしまえば、愛知医科大学医学部は、中堅私立医学部ということになるでしょう。

もちろん中堅とは言え、私立医学部の中での位置付けであるため、一般の私立大学と比べるとハイレベルな争いであることは間違いありません。

また、医学部には普通の学部と違い二次試験があります。

例え一次試験に合格できたとしても、二次試験に合格できなければ意味がありません。

しかし、この二次試験の対策というのは、独学、あるいは一般的な予備校ではなかなかできないというのが現状です。

そのため、私立医学部を受験するにあたって医学部専門予備校を探している人は多いと思います。

そんな中、愛知医科大学医学部を受験するのであれば、毎年同大学に多数の合格者を出している、京都医塾がおすすめです。

では、京都医塾の多数の合格者がどのようにして生まれているのかを見ていきましょう。

生徒一人に13人の講師

まず京都医塾の大きな特徴として、生徒一人に付く専属講師が平均13人と、かなり多数であるということが挙げられます。

これにより、生徒一人ひとりのフルオーダーカリキュラムの実現も可能となっているため、大手予備校や他の医学部専門予備校では体験できない充実した指導を受けられます。

このような講師による完璧なサポート体制が整っているため、合格可能性は格段に高まります。

勉強だけでない充実したサポート

少し話は逸れますが、受験勉強で最も大事なことは言わずもがな学力ですが、その次にくるのは精神状態であると言っても過言ではありません。

受験当日が近づいてくるにつれて、精神状態が不安定になっていく生徒が多いです。

そんな中、京都医塾では個人個人のカウンセリングを週1回、個人課題をみつける科目別会議を月3回行なっています。

これの主な目的はカリキュラムの更新ですが、生徒は同時に講師による手厚いサポートを肌で感じることができます。

このようにして、京都医塾では勉強面だけでなく、精神面でも生徒をサポートできるような仕組みが取られているのです。

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