医学部受験コラム

私立大学の医学部の受験情報を徹底解説!

私立大学の医学部の受験情報を徹底解説!

私立大学の医学部を受験する場合、最初に把握しておきたいのが大学ごとの偏差値や倍率、受験科目などの基本的な情報です。

これらは志望校を決める際の大きな基準となりますから、ポイントを絞ってしっかり押さえておきましょう。

今回の記事では、私立大学の医学部受験にまつわる情報について解説していきます。

記事の後半では国公立大学の医学部との比較も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

私立大学医学部について


最初に私立大学の医学部について把握していきます。

この項では、私立大学の医学部の偏差値ランキングと学費、そして倍率などを解説していきます。

偏差値

こちらの偏差値ランキングは私立大学の医学部の1990年度と1995年度、加えて2020年度の偏差値の推移をとりまとめ、ランキングにしたものです。

調査を開始した1990年度から現在にいたるまでの偏差値の上昇度も併せて掲載しておりますので参考にしてください。

▼私立医学部(31校)、大学名欄の数字は2020年度における偏差値のランキング

大学名 所在地 1990年度偏差値 1995年度偏差値 2020年度偏差値 1990年からの上昇度
① 慶応義塾大学(医学部) 東京 70.0 70.0 72.5 2.5
② 順天堂大(医) 東京 55.0 62.5 70 15.0
②東京慈恵会医科大(医) 東京 60.0 62.5 70 10.0
②日本医科大(医) 東京 60.0 62.5 70 10.0
②産業医科大(医) 福岡 70
⑥昭和大(医) 東京 55.0 62.5 67.5 12.5
⑥東邦大(医) 東京 57.5 57.5 67.5 10.0
⑥東京医科大(医) 東京 60.0 65.0 67.5 7.5
⑥日本大(医) 東京 60.0 60.0 67.5 7.5
⑥自治医科大(医) 栃木 67.5
⑥大阪医科大(医) 大阪 60.0 60.0 67.5 7.5
⑥関西医科大(医) 大阪 57.5 62.5 67.5 10.0
⑥東北医科薬科大(医) 宮城 67.5
⑭杏林大(医) 東京 52.5 60.0 65.0 12.5
⑭帝京大(医) 東京 52.5 57.5 65.0 12.5
⑭東京女子医科大(医) 東京 52.5 57.5 65.0 12.5
⑭聖マリアンナ医科大(医) 神奈川 47.5 57.5 65.0 17.5
⑭東海大(医) 神奈川 55.0 60.0 65.0 10.0
⑭国際医療福祉大学(医) 千葉 65.0
⑭藤田医科大(医) 愛知 47.5 60.0 65.0 17.5
⑭愛知医科大(医) 愛知 50.0 60.0 65.0 15.0
⑭金沢医科大(医) 石川 45.0 55.0 65.0 20.0
⑭岩手医科大(医) 岩手 52.5 57.5 65.0 12.5
⑭近畿大(医) 大阪 52.5 57.5 65.0 12.5
⑭兵庫医科大(医) 兵庫 55.0 60.0 65.0 10.0
⑭久留米大(医) 福岡 52.5 60.0 65.0 12.5
⑭福岡大(医) 福岡 52.5 60.0 65.0 12.5
㉘北里大(医) 神奈川 52.5 60.0 65.0 10.0
㉘埼玉医科大(医) 埼玉 50.0 57.5 65.0 12.5
㉘獨協医科(医) 栃木 55.0 60.0 65.0 7.5
㉘川崎医科大(医) 岡山 55.0 55.0 65.0 12.5

参考:偏差値ランキング表は京都医塾調べの「医学部の偏差値推移」をもとに作成

表を確認すると一目瞭然ですが、私立大学の医学部の偏差値は年を追うごとに上昇しています。

かつては偏差値40台でも合格できた藤田医科大や金沢医科大も、2020年度のデータでは高い偏差値が要求されるようになりました。

偏差値の上昇幅が顕著なのは、金沢大学や聖マリアンナ医科大学、そして順天堂大学で、これらの大学では15から20も必要偏差値が上がっています。

学費

次に、私立大学の医学部の学費について説明していきます。

私立大学の医学部の学費は以前と比べて低下したものの、国公立大学と比べると10倍程度の差があります。

国公立大学の6年間の学費はおよそ360万円ですが、私立大学の医学部の場合、最低でも2,000万円、平均すると3,000万円くらいは必要となるでしょう。

さらに、学費が高い大学だと5,000万円近く支払うケースもあります。

入学金も100万円から200万円くらいかかりますので、金銭的な負担は国公立よりも大きくなってしまいます。

しかし、私立大学の医学部にも奨学金制度や、優秀な学生の学費を免除・減額する「特待生制度」を設けている大学もありますので、学費が心配な人は志望校に直接問い合わせて見るとよいでしょう。

志願者数と倍率

医学部の志願者数は国公立、私立問わず年々増加傾向にあります。

現役生に加えて大勢の再受験者が狭き門の突破を試みますので、毎年激しい競争となるのです。

人気のある大学では、なんと2,000人以上の志願者が試験に挑みます。

最近では女性の志願者も増えてきており、受験戦争はますます激化していくでしょう。

倍率については、低い医学部でも20倍前後、高い医学部では70倍を超えるケースもあります。

というのも私立大学の医学部の場合、入試日程が大学ごとにバラつきがあるため併願しやすく、受験者が多くなりやすいのです。

入試日程が他の大学の医学部と重ならないように設定している大学では、特に高くなりやすいので志望している場合は注意しましょう。

また、センター試験(現・大学入学共通テスト)が難しかった年は、そちらで合格できなかった学生が私立大学の医学部に流れてくることが多く、倍率がより一層高まりやすくなります。

受験科目

受験科目については、基本的に英語と数学、加えて理科の3教科で評価されます。

私立大学の医学部では出題傾向が大学ごとにハッキリと特徴があるため、事前にリサーチを徹底しておく必要があるでしょう。

例えば、大学によってはアミノ酸の構造式を全て記述させるなど極めて高い専門性を求められることもあります。

英語に関しては医療系の論文から出題されることもありますので、普通の参考書に載っていないような英単語を学習する必要もあります。

加えて、英文を正確に理解する力に加えて速読する力も同時に問われる医学部も存在します。

このように出題傾向については大学ごとに特徴がありますので、予備校などで最新の情報に触れて志望医学部に対応した学習をしておきましょう。

もちろん、勉強だけでなく面接対策も大切です。

勉強が一夜漬けでは通用しないように、面接の身振りや手振り、そして話し方などもすぐには習得できません。

勉強と面接対策の両輪をしっかり揃えてから試験に臨みましょう。

医学部国公立との比較


ここからは国公立の医学部について解説していきます。

こちらでも学費や受験科目などに関して深掘りしていきますので、ぜひ参考にしてください。

学費

上でも少し触れましたが、国公立大学の医学部の学費は私立大学の10分1程度となっています。

必要な学費は年間でおよそ50万円、6年間だとおよそ360万円が必要です。

ただし、千葉大学と東京医科歯科大学では、2020年から学費の引き上げが行われ約60万円に変更になったので注意しましょう。

そして、入学金は28万円ほどかかります。

県外、市外出身者の場合は入学金が倍近くに跳ね上がることがありますので、事前に志望校に問い合わせておきましょう。

その他、入学後は教科書代や実験器具などの購入費、保険料などが必要になります。

受験科目

国公立の医学部の受験は大学入学共通テストで行われます。

大学入学共通テストはセンター試験に代わり2021年から導入された新しい試験制度です。

こちらの試験制度では従来重視していた知識量や論理的思考力の他にも、判断力や表現力も問われるようになりました。

このテストでは、英語、数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B、国語、理科2科目、社会の5教科7科目を受験します。

大学入学共通テストは8割から9割の問題を答えられる実力がないと不合格になってしまいますので、過去問などでしっかり復習しておきましょう。

ちなみに私立大学の医学部の中にも、こちらの大学入学共通テストを評価基準として取り入れているところもありますので、前期日程も後期日程もチャレンジしてみてください。

目的

国公立大学医学部と私立大学医学部の違いの一つに、研究設備の充実度国からの補助金額の差があります。

医師は大きく、臨床医研究医の2つに分けることができます。

どちらも、医学部で6年間学び、国家試験を受けて医師免許を取得すればなることができます。

臨床医と研究医は同じ医師ながら大きく方向性が違うため、大学によってどちらに重点を置いているかが違います。

先端医療や難病、新薬などに関する研究は、主に国公立大学が運営する大学病院で行われていることが多いです。

患者の治療や手術をする臨床医ではなく研究医になりたい、または大学病院で働きたい場合、国公立大学の医学部を検討してはいかがでしょうか。

また、各大学で夏頃にオープンキャンパスを実施しています。

実際に大学内の施設や研究設備を自身の目で見る事もできるため、気になる大学はチェックしておくと良いでしょう。

まとめ


私立大学の医学部の受験情報を中心にまとめてきました。

私立大学の医学部では国公立と同様、年を追うごとに偏差値が上昇しています。

ハイレベルな人材を求める傾向が強まっているともとれますが、受験者数が毎年増加していることも偏差値上昇の遠因でしょう。

学費に関しては近年になって値下げが行われたものの、最低でも2,000万円、高額な大学で学ぶためには5,000万円近くもかかってしまいます。

奨学金制度や特待生制度を利用すれば学費の支援が受けられますので、心配がある人は積極的に申請してみるとよいでしょう。

受験科目については基本的に英語と数学、そして理科の3教科から出題されます。

私立大学の医学部の場合、大学ごとに出題傾向が異なりますから、志望校に合わせた取り組みが必要となるでしょう。

しかし、これは言いかたを変えると、志望医学部の出題傾向に特化した学習をした場合、本来持っている実力よりもさらにハイレベルの医学部にも合格できるということでもあるのです。

私立大学の医学部は、ポイントを押さえて効率よく勉強をすることでワンランク上の大学も射程圏内に入れられますから、自分を信じて諦めずに努力してください。

今回の記事があなたの医学部合格の助けとなることを祈っています。

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