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【大阪公立大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【大阪公立大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

大阪公立大学医学部は、2022年4月に前身である大阪市立大学医学部と大阪府立大学が統合して設立されました。

同医学部は都市部近郊という立地の良さと最先端の医学・技術が学べることから、受験生に人気の医学部ということに変わりはないでしょう。

そんな大阪公立大学医学部は、今年も医学部を志望する優秀な受験生が全国からたくさん訪れることが予想されます。

そこで今回の記事では、大阪公立大学医学部を目指す人に向けて、同医学部の基本的な情報から入試について様々な情報をお伝えしていきます。

大阪公立大学医学部の基本情報


最初に、大阪公立大学医学部の基本情報について押さえておきましょう。

こちらの項では、大阪公立大学医学部のキャンパスの場所とアクセス方法、医学部の定員数、そして入試方法や日程についてまとめました。

キャンパスの場所

大阪公立大学医学部のキャンパスは、大阪市阿倍野区にあります。

電車で向かう際は、JR・地下鉄天王寺駅か近鉄あべの橋駅で下車してください。

どちらの駅からも、徒歩10分程度で到着します。

定員数

大阪公立大学医学部医学科の定員数は、一般選抜が75名、総合型選抜が5名、学校推薦型選抜が10名の合計90名となっています。

入試情報

大阪公立大学医学部の入試方法には、一般選抜総合型選抜学校推薦型選抜の3種類の方法があります。

ここでは、それぞれの概要について解説していきましょう。

一般選抜

大阪公立大学医学部の一般選抜は、前期のみで共通テスト個別学力検査により合否が判定されます。

共通テストの定められた科目の合計点900点中650点以上の人のみ、第1段階選抜合格者とし個別学力検査等にすすめます。

他の国公立大学医学部の2段階選抜と異なり、志望者数にかかわらず共通テストの足切りの点数が明示されているところが特徴的です。

2023年の試験日程は、2月25日と26日に予定されています。

なお、個別学力検査では科目試験のほかにも、面接試験が課されますので事前に対策が必要でしょう。

総合型選抜

総合型選抜は、いわゆる推薦枠です。

総合型選抜では、年齢や高校の成績などの出願制限がありますが、出身地や卒後の医療従事については問われません。

志願者数が募集人員の3倍を超えた場合は、出願書類と共通テストの点数によって1次選考が行われ、合格者のみ2次選考にすすめます。

2次選考では口述試験と面接が課されます。

出願期間は2023年1月16日から18日、2次選考日は同年2月14日に予定されています。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、いわゆる地域枠になります。

出願要件は、年齢や高校の成績だけではなく、出身地など定められた条件と卒業後の一定期間、大阪公立大学に所属する意志が求められます。

志願者数が募集人員の2倍を超えた場合は、出願書類と共通テストの点数によって1次選考が行われ、合格者のみ2次選考にすすめます。

2次選考では、小論文と面接がもとめられます。

2023年度の出願期間は、11月1日から4日、2次選考日は2月10日に予定されています。

大阪公立大学医学部の入試難易度

続いて、大阪公立大学医学部の入試難易度についても押さえておきましょう。

ここでは、大阪公立大学医学部の入試難易度を、偏差値と倍率の2つの指標から解説していきます。

偏差値

大阪公立大学医学部の偏差値は65.0となっており、国公立大学医学部の中では平均的な数値となっています。

同じ偏差値の医学部は、北海道大学や新潟大学、名古屋大学、広島大学、長崎大学などの大学が並びます。

上位の大学としては、偏差値67.5の東京医科歯科大学や千葉大学があるほか、下位の大学には、偏差値62.5の岐阜大学や浜松医科大学が続いています。

倍率

次に、倍率についても確認していきましょう。

ここでは、大阪公立大学医学部における2020年度から2022年度の試験の倍率を、下記表にまとめました。

2020年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 2.2 80 205 178 80

2021年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 2.5 80 225 201 81

2022年度

入試日程
倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 1.5 80 153 121 80

大阪公立大学医学部の一般選抜における入試倍率は、1.5倍から2.5倍で推移しています。

他の国公立大学医学部と比較すると低めの推移となっています。

大阪公立大学医学部の特徴


大阪公立大学医学部の基本情報や入試難易度についてふれてきました。

この項では、大阪公立大学医学部の特徴について紹介します。

SSC(スキルスシュミレーションセンター)で臨床技術が深められる

大阪公立大学医学部のSSC(スキルスシュミレーションセンター)は、全国でトップレベルの医療技術トレーニング施設です。

SSCには、呼吸音聴診シミュレーターや内視鏡シミュレーター等の各種シミュレーション器材がそろっており、医療現場等で役立つ様々な技術をトレーニングすることができます。

この施設には管理人が常駐し、いつでも器材を利用できる体制がとられており、医学生は実習以外の時間でも事前予約して自主的にスキルを高めることができます。

医学生にとって現場ではなかなかやらせてもらえない手技が、充実したSSCで納得がいくまでトレーニングできるのは大阪公立大学の魅力の1つといえるでしょう。

1年次から臨床現場で最先端の知識と技術を体感できる

大阪公立大学医学部では、入学後の早期から臨床現場を体験できる機会が多く設けられています。

早期から臨床現場におもむき、医療行為にかかわることは、将来医師になる自覚ができ、座学の理解が深まることも期待できます。

実際に、1年次の早期臨床実習では、一般病院や診療所で臨床現場を体験することができ、心肺蘇生法実習では、SSCで最新のシミュレーターを用いて実践することができます。

1年次からこれほど臨床現場や臨床実習が設けられている医学部もめずらしく、最先端の設備のある恵まれた環境で医学を学ぶモチベーションが高められると学生にも好評です。

女性医師の子育てとキャリアアップの両立を支援

大阪公立大学付属病院には、女性医師・看護師支援センターがあり、女性医師や看護師の子育てとキャリアアップを両立するための支援が行われています。

勤務医不足が社会問題となっている現在、女性医師が子育てをしながら仕事を続け、キャリアアップを可能にしていくためにも支援は必要不可欠です。

当センターは、SSCでの託児サービス付き実技講習や、多様な就労形態の提供女性医師のための子育てとキャリアアップの両立支援が充実しています。

女子医学生にとって、先輩女性医師がどのように子育てと仕事を両立しているかを実際に目にすることは、自分の将来をイメージしやすく貴重な機会となるでしょう。

大阪公立大学医学部の入試情報

入試科目と配点

次に、大阪公立大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。
こちらの項では、大阪公立大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。

共通テスト

共通テストの入試科目と配点については、下記表のとおりです。

英語
数学 国語 理科 地理・公民 合計
100 200 100 200 50 650

個別学力検査

英語
数学 理科 口述・面接 合計
200 300 300 800

個別学力検査における入試科目と配点は、下記表のとおりです。

大阪公立大学医学部は、2022年に誕生したばかりで過去問は存在しません。

個別学力検査の対策は、前身となる大阪市立大学医学部の過去問からしっかり検討しましょう。

大阪公立大学の面接試験は、15分程度の個人面接形式です。

面接官は4人ですが、全員優しい受け答えで雑談でもするかのような話しやすい雰囲気の中で面接が進行していきます。

問われやすい質問は、「医師志望動機」「本学志望動機」です。

受験生の人柄を知るために高校時代の話を聞かれることもありますが、面接でよく聞かれるような基本的な質問が多く、難しい質問はほとんどありません。

一方、面接試験において医師としての適性に欠けると評価された場合は、学力検査の点数に関わらず不合格となりますので、注意しましょう。

とくに、大阪公立大学医学部の面接試験は、面接官が4名と多く、どうしても緊張してしまいがちです。

面接試験の準備として、高校の先生や予備校講師に協力してもらって受け答えを含めた練習をしておくとよいでしょう。

合格のボーダーラインは?

大阪公立大学医学部の合格のボーダー得点率は、2020年度が88%、2021年度が87%、そして2022年度が81%となっています。

2022年度は、国公立大学医学部の平均である80%台に近い数値であるとはいえ、油断はできません。

前述のとおり、大阪公立医学部では共通テストで900満点中650点以上の得点が取得できていなければ、個別学力検査にすすめないと公表しています。

つまり、大阪公立医学部に出願する受験生はすでに650点以上のハードルを越えた人といえますので、共通テストでは万策の準備をしておきたいところです。

大阪公立大学医学部を目指すなら京都医塾


大阪公立大学医学部の偏差値は65.0で、他の国立大学医学部と比較して平均的な水準にあります。

また、同医学部の前身は大阪市立大学医学部とはいえ、大阪公立大学医学部としては2022年に誕生したばかりですので、入試の動向については気になるところです。

大阪公立大学を目指す人の中には、自分ひとりで試験に挑むのは不安と感じる人もいるかもしれません。

予備校のプロの塾講師の導きによって志望校の傾向をつかみ、しっかりと試験対策に取り組みたいと思う人も少なくないでしょう。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、1人ひとりの習熟度に合わせたカリキュラム優秀な講師陣により、これまでに医学部合格者を多数輩出しています。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

クラスの組み合わせは10,000通り以上

京都医塾では、一人ひとりの習熟度に合わせたカリキュラムによって、教科ごとに全く異なるクラス編成となります。

集団授業では、英語が11クラス、化学が12クラスあり、苦手な英語は一番下のクラス、得意な化学のクラスは一番上のクラスといった編成が可能です。

英数理理の4科で組み合わせは10,000通り以上となり、さらに個人授業で苦手分野がフォローされます。

徹底的に自分の習熟度に合わせた学習をすすめていけるので、高い成果が期待できるのです。

生徒の細かい変化を見逃さない

長い受験生活では、学習が思うようにすすまないことや、自分では気付けないうちに生活リズムが崩れてしまうことがあります。

京都医塾では、生徒1人ひとりに対し担任と副担任の2名の社員講師がつきます。

担任が週1回のカウンセリングを行い、受験にまつわる悩みから生活面の困りごとも相談できます。

担任は、生徒の学習の進捗やカリキュラムに無理はないかを確認し、生活リズムや食事が摂れているかといった細かいところまで、把握してくれるので安心です。

合格するまで生徒に徹底的に寄り添う

京都医塾では、生徒が医学部に合格するまで徹底的なサポートを止めません

出願戦略から実際の出願作業のサポート、入試会場まで同行し生徒を励まします。

試験後は、次の試験日までに実際の入試問題で失敗したところや重要事項を確認して総仕上げを行います。

実際に、試験直前期から入試シーズンに驚異的な学力の伸長を遂げる生徒や、後期試験で合格を勝ち取る生徒が毎年多くいるのです。

まとめ


大阪公立大学医学部は、都市部近郊という立地の良さと最先端の医療が学べることから、公立大学の中でも非常に人気のある大学です。

大阪公立大学医学部の偏差値は、国公立大学医学部の平均的な水準になります。

ボーダー得点率は非常に高く、共通テストは高い得点をとっておきたいところです。

また、2022年に誕生した大阪公立大学医学部には過去問がまだありませんので、個別学力検査の対策は、大阪市立大学医学部の過去問を十分検討しておきましょう。

大阪公立大学医学部を志望する人の中には、たった1人で合格を目指すことに不安を感じる人もいるでしょう。

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京都医塾では、生徒の志望校合格まで全力で支え、最後のラストパートもサポートし続けます。

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