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【医学部入試】医学部に強い高校は存在する?2021年の合格者ランキングも解説

【医学部入試】医学部に強い高校は存在する?2021年の合格者ランキングも解説

医学部を目指す中学生の中には、少しでも医学部受験に強い高校に入りたいと考える生徒がいるのではないでしょうか。

実際に、多くの医学部生を輩出している高校は存在しており、それらの高校では、高い水準の授業が取り入れられています。

今回の記事では、医学部に強い高校の特徴や、実際に多くの医学部生を輩出している高校を紹介します。

医学部に強い高校は存在する?

医学部を志望している中学生の中には、医学部に強い高校に進学をして、優位に立ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、医学部に強い高校が存在するのかや、医学部に強い高校の要因について解説します。

私立高校が多い傾向にある

医学部に強い高校の中には、私立高校が多い傾向にあります。

現に2021年の私立大学医学部合格者のランキングでは、1位から12位まではすべて私立高校です。

また、上位の中で唯一の公立高校である東京学芸大付属高校も、中高一貫の国立高校であり、通常の公立高校とは異なるカリキュラムで授業が展開されています。

公立高校も合格者がいないわけではない

医学部輩出者数は私立のほうが多いものの、公立高校からの医学部合格者がいないわけではありません。

現に国公立大学医学部の合格者数ランキングには、40位までにも多くの公立高校がランクインしています。

ただし、私立大学に比べて、学校の授業内で高度な入試対策を行えないことがほとんどであるため、積極的に自ら学習を進める必要があります。

なぜ私立高校が多いのか

私立高校が多い理由は、私立高校には、高い学力を身に着けるための独自カリキュラムを展開している学校が多いからです。

特に中高一貫校では、中学と高校の境にとらわれずに、授業が進みます。

そのため、高校3年生になる段階で既に受験勉強に集中できることが多く、受験を意識した学習を早期から始められます。

これによって、受験対策を十分に行うことができ、結果的に難関である医学部への輩出数が増加するのです。

2021年の私立医学部合格者ランキングTOP15

ここまで、医学部受験に強い高校は、私立高校が多いことについて解説しました。

ここからは、私立大学医学部の合格者数の上位15校の合格者数と各高校の特徴をご紹介します。

桜蔭高等学校

桜蔭高校は、東京都にある中高一貫の女子高校です。

2021年は医学部への合格者を160人輩出しており、2021年の私立医学部の合格者ランキング第1位となりました。

桜蔭高校は全国の女子校の中でもトップクラスの進学率を誇っており、医学部の他にも東京大学や早稲田大学・慶応大学などの国内上位大学へ、毎年多数の生徒が合格しています。

豊島岡女子学園

豊島岡女子学園は、東京都の豊島区にある中高一貫の女子高校です。

2021年の私立医学部への輩出数は、桜蔭に次いで2位に位置しており、その数は157人です。

女子御三家の1つとされている名門の女子高校であり、有名大学への進学実績も申し分ありません。

女子御三家の中でも唯一高校からの外部受験が可能な、名門の中では非常に珍しい中高一貫校です。

暁星高等学校

暁星高校は、東京にある完全中高一貫の男子高校です。

2021年には私立医学部へ129人の合格者を輩出しています。

フランス系カトリックの学校であり、幼少も含めた一貫進学の生徒も多くいます

フランス語科目が設置されているほか、部活動も非常に盛んに行われており、多くの実績を残すなど特色の多い高校です。

白百合学園

白百合学園は、東京都にある中高一貫の女子高校です。

2021年には私立大学医学部へ、暁星高校と同じく129人を輩出しています。

難関私立大学への進学者が多く、受験に向けた学習を十分に行えます。

また、文化部の数が非常に多いほか、学校行事の中にも能楽・歌舞伎鑑賞といった珍しい行事があります。

文化人としての教養が自然と養われる校風です。

海城高等学校

海城高校は、東京都にある完全中高一貫の男子高校です。

2021年には私立大学医学部へ100人の合格者を輩出しています。

高校1年生までは基礎学力を磨き、高校2年生以降で文理が分かれて授業が行われます。

また部活動も非常に盛んに行われており、サッカー部やバスケットボール部では新人戦優勝などの実績が豊富です。

開成高等学校

開成高校は、東京都にある完全中高一貫の男子高校です。

2021年には私立大学医学部へ87人の合格者を輩出しており、国公立大学の医学部にも52人輩出しています。

開成高校は、東大輩出者数で何度もトップを取るほどの名門校として有名です。

部活においても、俳句部や囲碁部で全国大会に出場するなどの実績があり、頭脳明晰なイメージをより強めています。

東海高等学校

東海高校は、愛知県にある完全中高一貫の男子高校です。

2021年には私立大学医学部へ86人の合格者を輩出しており、2021年の国公立大学の医学部への進学者数はトップを飾りました。

東海高校は、およそ8割が理系の学生であり、理系科目の学習をしやすい傾向にあります。

医学部を目指す生徒も多く、医学部を狙っている学生は、同学年と切磋琢磨しながら学習に取り組めるでしょう。

江戸川学園取手高等学校

江戸川学園取手高校は、茨城県にある中高一貫の高校です。

2021年には私立大学医学部へ85人の合格者を輩出しています。

江戸川学園取手高校は普通科コースとは別に、医学部を目指す生徒向けの「医科コース」が設けられています。

そのため、医学部を目指す生徒は、同じ目標を持つ生徒同士で、医学部合格のための高い水準の授業を受けることが可能です。

東邦大付東邦高等学校

東邦大学付属東邦高校は、千葉県にある完全中高一貫の高校です。

2021年には私立大学医学部へ80人の合格者を輩出しています。

東邦大学付属東邦高校では独自のカリキュラムで授業が進むため、高校3年生の1学期までに中高の学習を完了します。

そのため、十分に受験対策が可能です。

また東邦大学との連携で、大学の学問を高校時代に学べます。

栄東高等学校

栄東高校は、埼玉県にある中高一貫の私立高校です。

2021年には私立大学医学部へ78人の合格者を輩出しています。

栄東高校は「東・医コース」と呼ばれる東大と医学部を目指す生徒のためのコースが設けられており、非常に高いレベルの授業を受けられます。

医学部や東大を目指す生徒にとって理想的な環境と言えるでしょう。

四天王寺高等学校

四天王寺高校は、大阪府にある中高一貫の女子高校です。

2021年には私立大学医学部へ、栄東高校と同じく78人の合格者を輩出しています。

「理数コース」と「英数コース」のほかに、「スポーツ・芸能コース」があり、非常に幅広い生徒が在籍しています。

滝高等学校

滝高校は、愛知県にある中高一貫の私立高校です。

2021年には私立大学医学部へ76人の合格者を輩出しています。

滝高校では、高校2年生までに中高の6年間の授業を完了するため、受験対策を十分に行えます。

また、独自の教養講座によって社会で生きる知識も身に付くのが強みです。

東京学芸大学附属高等学校

東京学芸大付属高校は、東京都にある国立高校です。

2021年には私立大学医学部へ75人の合格者を輩出しています。

2012年度からSSHに指定されており、理数分野において高水準の授業や課外活動が行われます。

毎年50人以上の東大合格者を輩出しており、非常に高いレベルの生徒に囲まれて学習する環境です。

福岡大学附属大濠高等学校

福岡大附属大濠高校は、福岡県にある中高一貫の私立高校です。

2021年には私立大学医学部へ、東京学芸大付属高校と同じく75人の合格者を輩出しています。

「中高一貫コース」や「進学コース」に非常に高いレベルの生徒が揃っており、医学部の他にも国公立大学への進学率が高いことが特徴です。

ラ・サール高等学校

ラ・サール高校は、鹿児島県にある中高一貫の男子高校です。

2021年には私立大学医学部へ73人の合格者を輩出しています。

学生寮を備えているため、全国から優秀な生徒が集まる高校です。

ほとんどの生徒が難関大学に進学するほど、高い学力の生徒が集まっています。

医学部現役合格を目指すなら京都医塾

医学部に強い高校に通うことで、高いレベルの環境で学習できる上に、良質な授業を受けられます。

また、医学部の現役合格を目指す場合、医学部専門の学習塾や予備校に入ることをおすすめします。

京都の医学部専門予備校の京都医塾では、下記の要因によって、高い医学部合格率を誇っています。

・現役合格をサポートする充実の学習環境
・難関対策を早期に始められる

それぞれ順番に解説します。

現役合格をサポートする充実の学習環境

京都医塾では、少人数レベル別指導を採用しており、生徒一人ひとりをフォローできる体制が整っています。

常に校舎に社員講師がいるため、いつでも分からないところを質問できます。

また、講師室も入りやすい環境であり、生徒が積極的に学習する文化があるのも強みです。

難関対策を早期に始められる

京都医塾の医学部・京大コースでは、高2時点で高校までの全過程が終了します。

そのため、難関大学に備えて早期から受験対策を行えます。

それぞれの志望校の出題傾向に合わせて、専門的な対策を行える分、非常に効率良く受験対策が行えるでしょう。

まとめ

本記事では、医学部に強い高校の傾向を解説するとともに、医学部合格者を多く輩出している高校を紹介しました。

医学部受験に合格するためには、非常にレベルの高い生徒と狭き門を争うため、早めの対策と効率の良い学習が必要不可欠です。

京都の医学部専門予備校である京都医塾では、先述したように高校2年生時点で高校3年生までのすべての学習を完了します。

その上で、プロの社員講師による学習プランニングのもとで学べるため、効率よく学力を伸ばせます。

本気で医学部に合格したい方は、まずは一泊二日の京都留学体験にお越しください。