医学部受験コラム

国際バカロレア入試を受験するメリットは?受験する際の注意点は?医学部の国際バカロレア入試について徹底解説!

国際バカロレア入試を受験するメリットは?受験する際の注意点は?医学部の国際バカロレア入試について徹底解説!

医学部入試を目指す人の中にも、「国際バカロレア入試」という言葉を目にした人もいるのではないでしょうか。

近年、日本国内の大学でも国際バカロレア資格を利用した入試は増加しており、医学部においても受験枠を設ける大学があります。

それでは、いったい国際バカロレア入試とはどのようなものでしょうか。

そこで、今回の記事では国際バカロレア入試とは何なのか、国際バカロレア資格を利用した医学部入試のメリットはどんなところか詳しく解説します。

国際バカロレア入試とは

国際バカロレア(IB)入試とは、国際バカロレア資格(IBDP)を取得した人のみを対象とした入試制度です。

IBDPは、国際的に通用する大学入試資格です。

1968年に発足した国際バカロレア機構が提供するプログラムを修了し、卒業試験に合格した者にのみIBDPが授与されます。

もともとは、親の転勤などで世界各国のインターナショナルスクールに通う子どもたちが、大学に進学できるよう国際的に通用する大学入学資格を与えるために始まりました。

国際バカロレアの教育方針は、世界各国の文化を理解し、多様な考え方を受け止められる人間の育成です。

高い意識をもった国際バカロレアのカリキュラムは、世界中で高く評価されており、海外の多くの大学で入試制度の導入が進んでいます。

日本国内でもグローバル教育の必要性が叫ばれており、文科省も今後国際バカロレア入試を採用する大学を増やしていく方針です。

国際バカロレア資格を使って医学部入試を受験するメリットは?

前項では、国際バカロレア入試とはどういったものかについて見てきました。

それでは、医学部入試に国際バカロレア資格を使った場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

この項では、国際バカロレア資格を使った医学部入試のメリットについて解説します。

試験日程が異なるため複数校受験が可能

国際バカロレア資格を使った医学部入試では、各大学で試験日程が異なるため複数校受験が可能であることです。

出願要件さえ合えば、1年のうちに国公立大学医学部最大9校受験することができます。

通常、国公立大学医学部を受験する場合、推薦、一般入試前期、後期を合わせて最大3回しか受けることができません。

最大9校の国公立医学部にチャレンジできることは、国際バカロレア資格を使った入試の大きなメリットといえるでしょう。

共通試験の免除

国際バカロレア入試では、共通試験を課さない大学があります。

海外では、国際バカロレア資格取得者は優れたプログラムの修了者であるという考えから、入学考査を免除する大学もあるのです。

実際に、日本の国公立大学医学部の中にはIBの高スコアと必要科目の履修を条件として、入試方式は書類選考と面接のみという大学があります。

通常、共通試験はどこの国公立大学医学部を受験するためにも必須といえます。

国公立大学の医学部の受験生にとっては避けることができない共通試験が免除となるという点で、国際バカロレア資格取得者のメリットといえるでしょう。

医学部の国際バカロレア入試の注意点

次に、国際バカロレア入試の注意点について解説していきます。

大学によって出願要件が異なる

国際バカロレア入試では、大学によって出願要件が大きく異なります。

大学により国際バカロレアという資格に対してのとらえ方が異なるため、受験で求められる要件も異なるようです。

たとえば、出願要件に海外在住期間が問われる場合もあれば、日本国内でのIBDP取得で可能な場合があります。

IBDPスコアの必要最低点やTOFLEなどの英語試験のスコアが設けられている場合もあれば、特にない場合もあります。

また、大学によってその年ごとに国際バカロレア入試の出願要件が変更されることもあるので注意しましょう。

希望する大学がある場合は、出願要件について最新の募集要項で確認しておくことが不可欠です。

履修科目が足りているか

国際バカロレア入試では、出願時に求められる国際バカロレアの履修科目が大学によって異なります。

出願時に大学側の求める科目を履修していないと、受験資格を満たすことができませんので注意しましょう。

大学によって、理科と数学の2科目の履修が必要な場合、理科と数学と日本語の3科目が必要な場合など様々です。

医学部の場合は、理科であればHL (High Level)、数学はAAまたはAIといった指定科目の履修が求められます。

国際バカロレア入試の履修科目については、事前に志望大学の受験要項で十分確認しておくことが重要です。

募集人数が少ない

国際バカロレア入試での募集人数は一般入試に比べると非常に少ないです。

各大学ともに若干名から5名程度です。

国際バカロレア入試は一般入試に比べて志願者数も少ないのですが、志願者の学力が水準に満たない場合には、定員まで採らずに不合格とされてしまうこともあります。

大学によって募集人数に対してどれくらい合格者とするかという割合も異なるため、志望大学については合格者数についても確認しておくとよいでしょう。

医学部の国際バカロレア入試とはどういったものか?

国際バカロレア入試は、実際にどのような入試が実施されるのでしょうか。

この項では、国際バカロレア入試について解説していきます。

書類審査

まず、出願書類による書類審査が行われます。

出願書類はIBDPの成績証明書、自己推薦書、評価書などですが、前述したように大学によって出願要件が異なりますので事前に十分な確認をしておきましょう。

書類審査によって評価が行われ、該当者は2次試験にすすみます。

2次試験

2次試験では、筆記試験や面接が行われます。

大学によって筆記試験は、学科試験や小論文、適性試験など求められる内容が異なります。

岡山大学医学部のように筆記試験が求められない大学もあります。

合否は、出願書類と2次試験の点数によって評価が行われます。

国際バカロレア資格を活用した入試を実施している医学部

ここでは、国際バカロレア資格を活用した入試を実施している医学部についてまとめます。

願書提出にTOEFLなどのスコアの提出を求める大学もあるので、各大学の募集要項をよく確認してください。

IB資格者のみを対象とした医学部入試大学一覧
※2022年3月時点

国立大学

大学名 入試名称 募集人数 IBスコア条件 入試方法
東北大学医学部 国際バカロレア入試 若干名 合計38点以上英語 Bの場合は、HL5点以上・SL6点以上(英語 Aの場合は条件なし)IB科目条件:すべて6点以上 一次:書類、筆記試験二次:面接
東京医科歯科大学医学部 特別選抜(国際バカロレア入試) 2名 記載なし 書類、小論文、面接
筑波大学医学部 国際バカロレア特別入試 3名 記載なし 一次:書類、二次:口述試験(II期では小論文含む)
横浜市立大学 国際バカロレア特別選抜 2名 日本 A: 4点以上日本 B: 6点以上Group 4 化学や算数でHLの場合:3点以上Group 4 化学や算数でSLの場合:5点以上 書類、面接
岡山大学医学部 国際バカロレア選抜 5名 合計39点以上日本語 Aは4点以上、日本語 B (HL) は6点以上Group 4 化学や算数は、HL4点以上・SL5点以上 書類、面接
広島大学医学部 総合型選抜国際バカロレア 5名 合計39点以上IB科目条件:すべて6点以上 書類、面接
鹿児島大学医学部 国際バカロレア選抜 若干名 日本語A 4以上または日本語B HL6以上、SL7合計38点以上 書類、面接

私立大学

大学名 入試名称 募集人数 IBスコア条件 入試方法
順天堂大学医学部 総合型選抜国際バカロレア選抜 2名 40点以上で二次試験免除 一次:小論文および面接、二次:大学入学共通テスト
愛知医科大学 医学部 国際バカロレア選抜 若干名 日本語A (HL4以上、SL6以上)SLすべてで5以上 適性検査面接試験

IB資格者以外も対象とした医学部入試

大学名 入試名称 募集人数 IBスコア条件 入試方法
北海道大学医学部 国際総合入試理系 10名 記載なし 一次:書類、二次:面接
名古屋大学医学部 学校推薦型選抜 12名 任意提出書類 書類、課題、面接
京都大学医学部 特色入試 5名 概ね42点以上 書類、口頭試問、面接、共通試験

※北海道大学の国際総合入試理系入学者は、1年次終了時に理系学部の中から選択した学部学科が決定されます。成績上位者の場合、医学部進学の可能性があります。

国際バカロレア入試で医学部合格を目指すなら京都医塾

前述のように、国際バカロレア入試は、近年導入が増加している入試制度です。

そのため、大学により出願要件や試験方法が大きく異なります。

志望する大学に合格するためには、予備校の力を借りるのも1つの手です。

スケジュール管理ができる

前述したように、国際バカロレア入試では試験日さえ被らなければ複数校に出願できます。

一方で、大学によって出願時期や試験日、合格日が異なるため、受験スケジュールが複雑になることがあるでしょう。

予備校であれば受験生1人ひとりのスケジュールを管理することができるため、いつ何をすればよいか明確になります。

入試情報を入手しやすい

国際バカロレア入試は、日が浅い試験であるため過去問や入試情報の入手が困難です。

また、年によって入試内容が変更されることもありますので、最新の入試情報を常に確認しておくことが不可欠でしょう。

予備校であれば、最新の入試情報や過去問を手軽に入手することができ、効率的に受験戦略を立てることが可能です。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

国際バカロレア入試を考えている人にとくにおすすめしたいのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、生徒一人ひとりに対して丁寧な分析を行い、志望校合格のためのオーダーメイドカリキュラムを作成します。

プロの専任講師が生徒1人ひとりに合った受験戦略を一緒に考えてくれ、どの時期に何をすればよいのか迷わず勉強に集中できます。

国際バカロレア入試のように大学によって試験方法が異なる場合でも、ぴったりの試験対策を立ててくれるので安心です。

まとめ

今後、国際バカロレア入試は国内の大学で増加していくと言われています。

一方で、国際バカロレア入試は大学にとっても新しい取り組みのため、各大学により出願方法や試験方式が大きく異なります。

国際バカロレア入試を目指す人の中には、1人で受験に挑むのは不安だと思う人もいるでしょう。

そんな時に頼りになるのは医学部専門予備校の京都医塾です。

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