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医学部男女比ランキング2025【国公立大学・私立大学別一覧】

医学部男女比ランキング2025【国公立大学・私立大学別一覧】

医学部入学者に占める女子学生の割合は近年上昇傾向にあり、令和5年度(2023年度入試)には初めて40%を超えました。(出典:朝日新聞

しかし、大学によって男女比には大きな差が残っています

この記事では2025年4月入学の医学部入学者における男女比を、国公立大学・私立大学別にランキング形式で紹介します。

また、ランキングとあわせて各大学の入試傾向や学風、歴史的背景による男女比の特徴、医学部入試における不正問題と改善の動き、女性医師数の増加見通しについてもあわせて解説します。

国公立大学医学部の男女比(2025年度)

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国公立大学医学部では、女子学生の割合が半数を超える大学はまだ少数にとどまりますが、近年は女子比率が向上している大学もあります

一方、旧帝大など難易度が高い伝統校では男子比率が高い傾向が続いています。

以下に国公立大学医学部の女子比率が高い/低い国公立大学医学部をランキング形式でまとめました。

女子比率が高い国公立大学医学部ランキング

女子学生の割合が高い国公立大学医学部トップ10は以下のとおりです。

順位大学名所在地女子比率(%)入学者数(合計)
1位弘前大学青森県53.6%112 人
2位岐阜大学岐阜県53.2%110 人
3位島根大学島根県50.0%102 人
4位滋賀医科大学滋賀県49.5%95 人
5位富山大学富山県47.6%105 人
6位佐賀大学佐賀県47.1%104 人
7位旭川医科大学北海道46.3%95 人
8位高知大学高知県45.5%110 人
9位大分大学大分県45.5%101 人
10位愛媛大学愛媛県44.5%110 人

※出典:文部科学省「令和6年度 医学部医学科 男女別合格者数一覧」より作成

※令和7年度入学者データが未公開の場合は令和6年度の最新公表データを使用

ランキング上位の弘前大学・岐阜大学・島根大学の3校では、入学者に占める女子割合が50%を超えていますが、全国でこの3校のみが令和6年度時点で50%を超えており、依然として少数にとどまります

いずれも地方の国立大学で、地域医療に貢献する人材育成を掲げる落ち着いた雰囲気の学風が特徴です。

地域枠や推薦枠で地元出身の女子が合格しやすいケースも見られます。

女子比率が低い国公立大学医学部ランキング

次に、女子の割合が特に低い国公立大学医学部をまとめます。

いずれも男子学生の比率が8割前後に達しており、女子比率が低い=男子比率が高い大学といえます。

旧帝国大学系など歴史があり偏差値の高い難関校が並んでいる点に注目してください。

順位大学名所在地女子比率(%)入学者数(合計)
1位北海道大学北海道18.9%90 人
2位京都大学京都府21.4%112 人
3位東京大学東京都22.0%100 人
4位大阪大学大阪府22.7%97 人
5位東北大学宮城県23.3%120 人

※出典:文部科学省「令和6年度 医学部医学科 男女別合格者数一覧」より作成

女子比率が低い上位には、北海道大学、東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学といった旧帝大系の難関校が並びます

私立大学医学部の男女比(2025年度)

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私立大学医学部では、国公立大学に比べて女子学生の割合が高めの傾向が見られます

中には女子比率が半数を超える私立大学医学部も複数存在し、女子学生が多数派となっている大学もあります。

一方で、一部の私立大学医学部では依然として男子学生が大半を占めるところもあります。

以下に女子比率が高い私立大学医学部と女子比率が低い私立大学医学部のランキングを紹介します。

私立の場合、大学ごとに入試科目や募集人員、学費などが多様であるため、そうした違いが男女比にも影響している点に注目しましょう。

女子比率が高い私立大学医学部ランキング

女子学生の割合が高い私立大学医学部トップ10は以下のとおりです。

順位大学名所在地女子比率(%)入学者数(合計)
1位東京女子医科大学東京都100%110 人
2位聖マリアンナ医科大学神奈川県59.0%117 人
3位東邦大学東京都53.7%123 人
4位杏林大学東京都51.3%119 人
5位兵庫医科大学兵庫県50.9%112 人
6位国際医療福祉大学千葉県50.0%144 人
7位東北医科薬科大学宮城県49.0%100 人
8位愛知医科大学愛知県48.7%115 人
9位近畿大学大阪府48.2%112 人
10位東海大学神奈川県47.9%121 人

※東京女子医科大学は女子大学(女子限定の医学部)であるため女子比率100%ですが、参考として掲載します。
※出典:文部科学省「令和6年度 医学部医学科 男女別合格者数一覧」より作成

上記のように、共学の私立大学医学部でも半数以上が女子という大学が多数ランクインしています

私立では大学ごとの入試方針やキャンパス立地、学費負担などが志願者層に影響し、結果として女子学生の多さにつながっている場合があります。

総じて、私立大学医学部の方が国公立より女子比率が高い傾向にあるといえるでしょう。

女子比率が低い私立大学医学部ランキング

最後に、女子学生の割合が特に低い(=男子学生が多い)私立大学医学部を見てみましょう。

順位大学名所在地女子比率(%)入学者数(合計)
1位日本大学東京都32.6%135人
2位慶應義塾大学東京都32.7%110人
3位大阪医科薬科大学大阪府34.5%110人
4位藤田医科大学愛知県35.0%120人
5位久留米大学福岡県36.2%116人

※出典:文部科学省「令和6年度 医学部医学科 男女別合格者数一覧」より作成

上位5校を挙げましたが、最低でも女子が3割以上は占めており、国公立の男子多数校に比べると私立では極端な男女差は少ないことが分かります。

それでも依然として男子学生が7割近くに上る大学が存在し、主に難関私大や定員の多い旧設医大が該当します

医学部入試の男女比をめぐる背景と今後

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不正入試問題とその後の改善

医学部入試における男女比を語る上で避けて通れないのが、2018年に発覚した医学部不正入試問題です。

これは一部の大学(主に私立大学医学部)で、「女子受験生」や「浪人回数の多い受験生」に対し一律に減点するなどの不当な差別が行われていた事件です。

文部科学省の調査により東京医科大学や順天堂大学など全国の大学で不適切な合否判定が確認され、大きな社会問題となりました

この問題を受けて文科省は2019年度の入試から、性別・年齢・浪人年数など属性による不利益を与えないよう大学側に是正を求めるとともに、入試制度の透明化を強化しています。

(出典:文部科学省「医学部医学科における不適切な事案の改善状況等に関する報告」

その結果、明らかな性別差別的な入試操作は制度的に是正されてきていると考えられます。

実際、2024年4月入学の医学部入学者全体に占める女子割合は約39.8%であり、過去数年の平均でも約40%前後で推移しています。

(出典:文部科学省「令和6年度 医学部(医学科)の入学者選抜における男女別合格率について」

女性医師数の増加と将来の展望

医学部に進学する女性が増えることは、将来の女性医師数の増加につながります。

厚生労働省の調査によれば、2022年末時点の医師数は343,275人で、そのうち女性医師は81,139人(23.6%)でした。

前回(2020年)から女性医師は3,593人増で、初めて8万人を超えています。

医療施設(病院・診療所)に従事する医師を見ると、女性は77,380人(前回比+4.8%)、男性は250,064人(前回比+0.1%)です。

女性医師数が実数・伸び率ともに着実に増えている実態がわかります

(出典:厚生労働省

年齢階級別に見ると、29歳以下では女性の構成割合が36.2%と、若年層ほど女性比率が高い傾向が明示されています。

この年齢構成の違いから、今後は世代交代に伴って医師全体に占める女性の割合がさらに上昇していくことが見込まれます

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まとめ

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この記事では、2025年度の医学部入学者における男女比を国公立・私立別にランキング形式で紹介し、不正入試問題の是正や女性医師数の増加といった社会的背景も解説しました。

大学ごとに男女比の差はあるものの、数字はあくまで環境要素の一つであり、自分に合った志望校を見極める材料として活用することが重要です。

客観的に見ると、入試の公平性が高まる中で女子学生は着実に増加し、医師全体に占める女性比率も将来的に上昇すると予測されています。

ただし、男女比に関わらず医学部合格は容易ではなく、受験生にとっては不安や迷いも多いはずです。

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