医学部を目指している受験生の方々の中には、日本の医学部の国際的な評価が気になっている方も多いはずです。
その疑問に答える一例が、イギリスの教育専門誌『THE世界大学ランキング』です。
このTHE世界大学ランキングは、世界中の大学を一定の基準を用いて順位付けしたものですが、同ランキングを確認することで、医学部を設置している日本の大学のグローバル的な地位を推し量ることができます。
そこで今回の記事では、上記THE世界大学ランキングの最新データ(2025年版)にもとづいて、医学部を設置している日本の大学の国際的な位置づけを解説していきましょう。
目次
THE世界大学ランキングとは

THE(Times Higher Education)が毎年公表する世界的な大学ランキングです。
WUR 2025は115か国・地域の2,092校を対象にしています。
THE世界大学ランキングの評価基準は?
WUR 2025は5分野・18指標で評価します。
配点は以下の通りです。
- Teaching 29.5%
- Research Environment 29%
- Research Quality 30%
- International Outlook 7.5%
- Industry 4%
研究関連の合計比重は59%で、研究力が総合順位に強く反映されます。
THE世界大学ランキング2025にランクインした日本の医学部

WUR 2025における医学部設置大学の世界順位(またはレンジ)を、主要校中心に一覧化しました。
世界の医学部ランキングを把握する参考として活用できます。
▼主な日本の医学部設置大学の世界順位(WUR 2025)
| 順位(世界) | 大学名 |
| 28位 | 東京大学 |
| 55位 | 京都大学 |
| 120位 | 東北大学 |
| 162位 | 大阪大学 |
| 201–250位 | 名古屋大学 |
| 301–350位 | 九州大学 |
| 351–400位 | 北海道大学、筑波大学 |
| 401–500位 | 東京医科歯科大学 |
| 601–800位 | 広島大学、慶應義塾大学、順天堂大学、神戸大学 |
| 801–1000位 | 岡山大学、東京医科大学、和歌山県立医科大学 |
| 1001–1200位 | 千葉大学、藤田医科大学、日本医科大学、産業医科大学、横浜市立大学 |
| 1201–1500位 | 名古屋市立大学、滋賀医科大学、愛知医科大学、関西医科大学、埼玉医科大学 |
| 1501位以上 | 金沢医科大学 |
※表はWUR 2025の公式レンジ表記に準拠しています。医科系単科大は研究分野の特性によりレンジ幅が大きい場合があります
※出典:WUR 2025(一覧)
THE世界大学ランキングには日本版もある
先述したとおり、THE世界大学ランキングには日本版も存在します。
ただ、日本版のTHE世界大学ランキングは本家と評価基準が異なっており、教育重視の4本柱・16指標で評価するため、その点を考慮しておく必要があるでしょう。
具体的な違いとしては、THE日本大学ランキングでは学生の教育環境や学びの質、今後の成長性などに重きを置いて評価しています。
したがって、THE世界大学ランキングとは順位にも違いが見られます。
以上の点を踏まえながら、次項に掲載するTHE日本大学ランキングの一覧表をご覧ください。
THE世界大学ランキング日本版にランクインした医学部

ここではTHE日本大学ランキング2025にランクインした、医学部のある大学を表にして掲載します。
日本大学ランキングは教育重視の4本柱・16指標(リソース/学び(エンゲージメント)/教育成果/国際性)で評価し、世界大学ランキング(研究重視)とは軸が異なることが特徴です。
▼ランクインした医学部のある日本の大学一覧表
| 大学名 | JUR 2025総合順位 |
| 東北大学 | 1位 |
| 東京大学 | 3位 |
| 京都大学 | 4位 |
| 九州大学 | 5位 |
| 大阪大学 | 6位 |
| 名古屋大学 | 7位 |
| 北海道大学 | 8位 |
| 筑波大学 | 9位 |
| 慶應義塾大学 | 12位 |
※2位の東京工業大学は医学部未設置のため本表から除外しています。
※出典:Best universities in Japan 2025(順位一覧)。
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世界大学ランキングで医学部の位置づけを確認すると、合格のハードルがいかに高いかが実感できます。
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ここではその特徴を紹介します。
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全科目の講師が情報を共有し、学習進度や課題を常に把握しているため、弱点を放置せず効率よく得点力を伸ばせます。
科目ごとの偏りが出にくく、全科目の総合力をバランスよく高めることが可能です。
質問はその日のうちに解決可能で、疑問を翌日に持ち越さないことで理解が積み重なり、自信につながっていきます。
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医学部合格から逆算し、一人ひとりに合った学習計画を作成するのが医学部専門予備校 京都医塾の大きな特徴です。
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学習の進捗や模試の結果を踏まえて計画を随時修正し、最短距離で合格を目指せる仕組みです。
さらに、担任が毎週面談を実施し、生活リズムや学習姿勢も含めて徹底管理しています。
こうしたきめ細やかな対応により、受験生は効率的に弱点を克服しながら学力を伸ばせます。
最後まで寄り添う徹底した受験サポート
医学部専門予備校 京都医塾では授業が終了することなく、入試本番の日まで支援が続きます。
願書の書き方や面接対策はもちろん、遠方での入試には講師が同行し、宿泊や会場引率までのサポートも行います。
こうした伴走体制により、生徒は安心して受験に臨むことができます。
特に直前期には学習指導だけでなく精神面のケアも欠かさず行うため、不安を自信に変えて本番に挑めます。
合格を勝ち取るまで、徹底的に支え続ける仕組みが整っているのが強みです。
まとめ

この記事では、THE世界大学ランキング2025と日本版ランキングを通して、日本の医学部設置大学の国際的な評価を解説しました。
研究力を重視する世界版では東京大学や京都大学が上位を占め、教育環境を評価する日本版では東北大学が首位となるなど、評価軸によって順位が異なることが分かります。
ランキングを参考にすることで志望校の特徴が見えてきますが、同時に「果たして自分は合格できるのか」という不安を抱く受験生も多いでしょう。
その不安を解消するためには、医学部合格に特化した指導を受けることが重要です。
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自分の課題が具体的に見え、次の一歩がはっきりとします。
さらに交通費や宿泊費は無料のため、遠方からでも安心して参加できます。
ランキングを確認するだけでなく、実際に合格に向けた準備を始めることが重要です。
まずは気軽に「1泊2日医学部合格診断ツアー」に参加し、合格までの道筋を自分の目で確かめてみてください。