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勉強に生かせるインプットはどうすればいい?良質なインプットのための方法を解説

勉強に生かせるインプットはどうすればいい?良質なインプットのための方法を解説

受験勉強を効果的に進めていくうえで欠かせないのが、良質なインプットです。

どんなに頑張って勉強してみても、しっかりインプットしていなくては、学んだことが脳に定着せず意味をなしません。

そこで今回の記事では、良質なインプットを行い受験勉強へ存分に生かすための情報をお届けしましょう。

インプットとアウトプットの違いは?


インプットの方法についての情報を紹介する前に、前段階としてアウトプットとの違いについて説明していきます。

両者の違いを一度、整理してみることで、より質のよいインプットへと生かすことができるはずです。

さて、インプットとアウトプットの違いですが、インプットは脳内に何らかの情報を覚えさせる作業のことを言います。

これは勉強に限らず、読書や映画など、脳内に情報を定着させる作業であれば何であれ当てはまります。

一方で、アウトプットというのは、脳内の情報を引き出す作業のことです。

インプットで脳にしまい込んだ情報を取り出して、テストの問題を解いたり、自分の考えをノートにまとめたりする作業が、このアウトプットにあたります。

良質なインプットのために知っておきたい「3つの要素」

インプットとアウトプットの違いを解説し終えたところで、良質なインプットを行うために踏まえて起きたいポイントを押さえていきましょう。

インプットの本質とも言える事項をまとめましたので、ぜひ参考にして受験勉強に生かしてください。

インプットは3つの要素で成り立っている

先ほど、インプットとは脳に情報を覚えさせていく作業であることを説明しました。

このインプットですが、細分化していくと大きくわけて3つの要素で成り立っています。

一つ目の要素は、「ノウハウ」です。

ノウハウとは、自分が達成したいものごとの必要な手段や手順、もしくはコツなどの知識の総称です。

こういったものが集約された情報が、一般的にノウハウと言われています。

よく、「受験勉強に効果的な学習方法は○○」といった本や記事を見かけますが、これはノウハウをインプットしてもらうためのコンテンツです。

二つ目にあたるインプットの要素は、「事実」です。

事実というのは、何かが実際に起こったことや、現実的に存在しているモノや人などを指します。

受験勉強でたとえるならペリーが黒船で来航した年や、特定の数式、英単語などがあげられるでしょう。

また、ニュースやネットの情報なども「事実」として報道されることがあります。

しかし、こちらについては、本物の情報なのかニセモノの情報なのか見極めなければなりません。

受験生の方々は、面接対策として時事ニュースの情報収集を日ごろから行っているはずですが、一つの媒体だけでなく複数の媒体から情報を吸収して、本当に事実であるかどうか判断しつつインプットしてください。

三つ目のインプットの要素は、「思想」です。

思想というと難しい響きにも感じられますが、簡単に言うと、ものごとのとらえ方のことを指します。

たとえば、模試の結果が悪かったときに、「頑張ったのにこんな点数じゃもうダメだ」ととらえる人もいれば、「不得意箇所がわかったから、これからの勉強に生かせるぞ」といった具合にとらえる人もいます。

できれば、後者のようにインプットして脳をポジティブな状態にしたいところですが、なかなか難しいといった人もいるかも知れません。

そういった方は、本記事を最後まで読んでいただければ、何らかのヒントが得られるはずです。

この記事の情報をあなたの血肉として蓄え、合格のための勉強に生かしていただけますと幸いです。

勉強に生かせるインプットの方法は?


続いて、受験勉強に生かせるインプットの効率的な方法について解説していきましょう。

ここでは、受験を控えているすべての方々へ向けて、効果的な方法を4点厳選してまとめました。

「忘却曲線」を意識した勉強をする

残念なことに、人間の脳は受験にまつわる情報のほとんどを、重要事項と認識してくれません。

これは、人類の進化にも関係するものですが、そもそも人間の脳は、自身の生死にかかわる記憶を最優先してインプットするように形成されてきました。

そのため、身の危険を感じた記憶などは最優先で脳がインプットしますが、江戸幕府の成立年や英語の文法などのインプットは後回しになってしまいます。

これは、ドイツの心理学者のエビングハウス氏が行った実験でも明らかで、被験者らは時間が経過するにつれて、インプットした事柄をみるみるうちに忘れていってしまいました。

これを同氏は「忘却曲線」と名付けましたが、この曲線によると、被験者は1時間後にはインプットしたことの56%、1日後には74%も忘れてしまっています。

私たちの脳は、これほどまでに知識をため込むことが苦手なのです。

そのため、受験勉強を進めるにあたっては、この忘却曲線を意識した学習が欠かせません。

そして、その学習方法の要となるのが、繰り返しの復習作業です。

先ほどの実験をもう一度ひきあいに出しますが、被験者らが1時間後に復習を行ったところ、約半分を忘れていたものが3割にまで減少しています。

このように復習を行うことで、インプットしたい情報を脳が大事な記憶と判断し、定着させてくれることが科学的にも証明されているのです。

受験勉強を行っていく際はエビングハウスの忘却曲線を意識して、繰り返しの復習作業、つまりインプットの繰り返しを行うよう意識してください。

古典作品に触れる

古典作品の文学などに触れてみることも、あなたのインプットを良質なものに変えてくれる一助となります。

古典作品は長い年月をかけて多くの人に読み継がれ、そして愛されてきたものですから、美しい表現方法や単語使いの宝庫です。

また、助詞や副詞などの正しい使い方も、きちんとインプットすることができます。

さらに、読書量を重ねるうちに読解力も身につきますから、小論文対策はもちろんのこと、国語対策や外国語、数学の資料を読み取る力も身につきます。

最初から古典作品に触れることに抵抗を感じる人は、マンガから入ってみるのもおすすめです。

「マンガでわかる○○」といったように、古典作品をマンガ版で紹介している書籍も売られていますので、まずはそちらからインプットして、小説版に入ってみてはいかがでしょうか。

アウトプットの機会を設ける

よいインプットをするためには、よいアウトプットは欠かせません。

理由は、うえでもお伝えしたエビングハウスの忘却曲線にも通じますが、アウトプットをすることで、脳内では情報の整理が行われます。

自分が仕入れた情報の重要性の段階分けをして、本当に必要な情報だけを割り出すというわけです。

また、アウトプットをすることで、現在の自分に足りない箇所が見えてくることもあるでしょう。

たとえば小論文対策においては、どんな風に情報を届ければ相手に伝わりやすいかといったことは、一度アウトプットしてみないと掴めません。

同じ情報であっても、伝え方一つで相手の理解度が変わりますから、何らかの形でアウトプットを行い、相手に情報を届けやすくするといった努力も必要です。

スキマ時間を徹底的に活用する

高効率のインプットを実践していく場合には、ちょっとした時間も有効に活用しなければなりません。

とくに、医学部のような難関学部を目指すのであれば1分、2分の短い時間でも復習に充てるくらいの気持ちが必要です。

電車の待ち時間や移動時間、レンジで食べ物を温めている時間など、とにかく時間ができたら、すかさず勉強した内容をインプットするよう心がけてください。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

受験勉強を進めていくにあたって大切なことの一つが、効率的なインプットであることは、これまで述べてきたとおりです。

エビングハウスの忘却曲線が示すように、私たちの脳は思うような働きをしてくれません。

このことから、受験生の方々の中には予備校などを利用して、少しでも高効率かつ良質なインプットを行い、最終的には合格へとつなげたいと考えている人も、多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、最高のインプット体験を実現可能な講師陣とカリキュラムを武器に、これまでにも数多くの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。

最高のインプット体験を実現する京都医塾ならではの教育指導

京都医塾では、学習のインプット体験を非常に大切にしています。

なぜなら、インプットしている情報量が満足なものでなければ、アウトプットの質に悪影響が出てしまうからです。

そこで当塾が行っているのが、講師13名がチームを組んで行う指導体制です。

この指導体制のもとでは、講師それぞれが受験生一人ひとりの学力を共有したうえで、どうすれば当人らの学力を効率的に高められるか会議で話し合い、教育内容や方針を決めていきます。

そのため、講師同士がきちんと連携した授業が実現し、すべての教科をバランスよくインプットすることができ、ひいては良質なアウトプットにもつながります。

入試会場までも付き添う徹底した支援体制

医学部の受験では、遠方の会場へ向かう必要に迫られることも少なくありません。

そういった際に問題となるのが、受験生の精神面や肉体面の負担です。

近場の会場であれば、さほど気にとめないことであっても、遠方の会場への移動ともなれば、入試によるナーバスな気持ちに拍車がかかってしまいます。

そこで京都医塾では、遠方へ赴く受験生に対しては、日ごろから指導を行っている講師や仲のよいスタッフが同行して、入試会場にいたるまでの道のりを、できる限りのサポートで支援しています。

このことにより、精神的にも肉体的にも最小限の負担で入試に臨むことができますので、遠方への移動にまつわる不安などは一切無用です。

受験期の心の健康も専属のスタッフがサポート

多くの受験生に言えることですが、受験勉強の期間中は心の揺れ動きが、平常時よりも大きなものとなります。

たとえば、模試の結果が思わしくない場合などは気持ちが大きく沈んでしまい、立ち直るまでに、多くの時間を無駄にしてしまうといったケースも散見されます。

そういった事態に発展した場合、貴重な時間が大きく削られてしまいますから、受験への悪影響は避けられません。

そこで、当塾では資格を保有した専属の心理カウンセラーを配置して、受験生の心の健康の保持に努めています。

これらのカウンセラーは多くの経験を通じて受験生が抱えやすい悩みや、その対処方法をよく知る者たちばかりですから、精神面の衛生も良好に保つことが十分に可能です。

まとめ


受験勉強を進めていくにあたって、質の良いインプットは欠かせません。

なぜなら、覚えたことをしっかり脳に定着させていかなければ、学力の向上は望めず、ひいては志望校落第の危機に瀕してしまうからです。

医学部のような難関学部では、1点、2点の得点差で合否がわかれますから、なおのこと良質なインプットを意識する必要があるでしょう。

そのため、受験生の方々の中には予備校などを利用し、より良質なインプットをして、合格へつなげたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、最高のインプット体験を実現可能な講師陣とカリキュラムを武器に、これまでにも数多くの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。

当塾においでいただければ、医学部合格のために必要な、あらゆるインプットの手助けを全力の体制でサポートいたします。

本気で医学部合格を目指す人には、京都医塾こそがうってつけです。

まずは、マンツーマン授業やアチーブメントテストが受けられる、「一泊二日医学部合格診断」からご参加して、当塾の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

宿泊費・交通費ともにすべて京都医塾が負担いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。