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受験生の悩み、どう向き合う? 大学受験に向けたメンタルケア&悩みの解決法をご紹介

受験生の悩み、どう向き合う? 大学受験に向けたメンタルケア&悩みの解決法をご紹介

「勉強はしているのに、模試の成績が上がらない…」
「やらなければならないとは思っているが、やる気が出ない…」
「早めに進路が決まった友人や、周りの成績が気になってしまう…」

受験生と接していると、上記のような悩みをよく耳にします。

受験勉強を長く続けているうちに、不安な気持ちが先行してしまい、目の前のやるべきことに集中しきれない場面に直面することも多く、精神面で不安定になることも少なくありません。

そこで今回の記事では、実際に大学受験生が抱える「受験の悩み」をご紹介したうえで、長い受験勉強を乗り越えるためのメンタルケアの方法まで詳しく解説します。

受験生の悩み、どう向き合う?

受験生にとって、学力やモチベーションの悩みは尽きることがありません。

一方で、悩みや不安に苛まれている時間すらも惜しいと感じるほどに、勉強にかけられる時間が限られているという現実もあります。

そのため、悩みを抱える受験生の多くは「こんなことで悩んでいる場合ではないのに…」と、余計に焦燥感を感じてしまう傾向にあります。

当然ですが、悩みや不安無く受験勉強に臨めるのが理想です。

一方で、真剣に悩んだからこそ得られる精神面の成長も確かに存在します。

そういった意味では、悩みや不安と上手に付き合うことができれば、自分自身にとってプラスの出来事へと昇華させられます。

以下では、実際の受験生の悩みをご紹介しながら、その解決方法と精神面のケアについて詳しく解説していきます。

大学受験生に聞く、受験の悩み4選

大学受験生が持つ受験の悩みとして、多く声が挙げられる代表的なものを以下に挙げました。

・学力が伸びない
・やる気が出ない・モチベーションが上がらない
・勉強に集中できない
・家族関係・友人関係に悩みがある

圧倒的に多く挙げられているのが、「学力が伸びない」という悩みです。

特に、日々の勉強の成果を確かめる模試や過去問など、“結果”が出るタイミングで、学力の変化の無さや時には下降を目の当たりにし、思い悩む受験生が多いです。

特に、勉強時間を長く行っているなど、受験勉強に積極的に取り組んでいる受験生がこの悩みに陥りやすい傾向があります。

また、「やる気が出ない・モチベーションが上がらない」「勉強に集中できない」「家族関係・友人関係に悩みがある」といった、成績以外の部分の悩みの声も散見されます。

1つ目に述べた「学力が伸びない」という悩みをきっかけに、モチベーションが上がらない・集中できないといった悩みに発展することも多いです。

志望校とのギャップを感じたり、まとまった学習時間をうまく確保できなかったりした際に、勉強から気持ちが切れてしまい、集中しきれずに1日を終えてしまう、という悩みの声が多く挙げられています。

受験生のお悩み解決&メンタルケアのためにできること

ここからは、前項で挙げた受験生の悩みの解決や、精神面のケアとしてできる具体的な手法について、より詳しくご紹介します。

自分のレベルに合った学習を行う

「学力が伸びない」という悩みを抱える受験生に散見される原因として、「自分のレベルに合っていない学習をしている」という点が挙げられます。

「できる問題」ではなく「できなかった問題」を大切にする

「できる問題」ばかりを学習していても、学力はアップしません。

極端な例えですが、高校受験にあたって計算力をつけたいからといって、百マス計算を繰り返したとしても、高校受験に向けての学力アップは見込めません。

それと同様に、今の自分が解ける問題を繰り返しても、志望校合格につながる学力アップにはなりません。

学力をアップするために最も必要な学習は、自分の実力の少しだけ上の問題演習です。

そのため、日々の学習では、「できる問題」ではなく「できなかった問題」を自分だけの力で解けるように努めることが重要です。

「できなかった問題をできるようになる」、これが学力アップの本質と言えます。

あたりまえに聞こえるかもしれませんが、この考え方は非常に重要です。

授業や問題集、模試など、自分が間違えた問題や、答えは合っていたが考え方をきちんと理解していない問題の復習を大切にしましょう。

もちろん、新しい問題に取り組み続けることも重要です。

ここでお伝えしたいのは、「できなかった問題をやりっぱなしにしない」という点です。

入試当日に同じ問題が出るかもしれないのに、弱点をそのままにしておくことにメリットはありません。

例えば、その日の学習を始める前に、前日の間違えた問題から行う、といったサイクルを取り入れることもおすすめです。

ただし、1つの問題を理解するのに時間がかかりすぎる場合や、そもそもの基本の理解が曖昧な場合には、先生や友達に質問し、他者からの視点や解説も活用しましょう。

時には大胆に基礎に戻ることも大切

最終的には、志望校の入試問題や、共通テストで十分な点数を獲得する必要がありますが、基礎が確立していない状態で、応用的な問題や実際の入試問題に臨むことは、学力アップに必ずしも直結しません。

また、医学部や難関大学を目指すからといって、無理にレベルの高すぎる問題集で演習しても、その問題集を“解いた”という事実が残るだけで、“できるようになった”わけではありません。

そのため、苦手な分野や単元については、大胆に基礎レベルに戻っての学習のほうが効果的な場合があります。

特に、「どこがわからないかわからない」という場合には、この方法は非常に有効です。

基礎の基礎に戻り、「どこまでは理解できているのか」を自分自身で把握する必要があります。

そのうえで、実力より少し上の問題、すなわち正解したり・しなかったり、といったレベルの問題演習に取り組みましょう。

ただし、「自分がどこまで理解できているか」を自分で探るのにはいささか時間が必要です。

時間の限られている受験生ですので、塾のカウンセリングや、講師への質問・相談を通して、適切な学習レベルを速やかに図ることをおすすめします。

やる気を「迎えに行く」

「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」原因の多くは、成績不振をはじめとする成功体験の不足です。

思ったように問題が解けない、成績が上がらない中で、努力をし続けることは精神的に負荷がかかります。

そうは言っても、やる気が自動的に湧き上がることはありません。

頑張ってみよう、と思える出来事を能動的に作る、すなわち「やる気を迎えに行く」必要があります。

具体的な短期目標を立てる

「やる気を迎えに行く」ための有効な手段として、“短期目標の設定と達成”が挙げられます。

どんなにささいな目標でも構わないので、具体的な短期目標を立て、達成を目指しましょう。

例えば、「1日2時間は勉強する」といった時間的な目標でもいいですし、「今日はこの問題集を5P進める」でも構いません。

ただし、「十分に達成可能な目標」である必要があります。

例えば、「1週間で50時間勉強する」というのも立派な短期目標ですが、モチベーションが低い場合にはやや重たい目標です。

また、達成ができなかった場合、自分で立てた目標すら達成できなかった…と、かえって失敗体験になってしまう可能性があります。

十分に実現可能、かつ具体的、かつ理想を言えば1日程度で達成できる短期目標を設定しましょう。

この短期目標を達成すれば、「思ったより楽に達成できたから、明日はもう少しやってみよう」など、学習に前向きな姿勢を段々と取り戻すことができます。

友人や先生に相談する

モチベーションが低下している状況を、友人や先生など、身近な存在に相談をすることも有効です。

相談する際には、状況や考えを素直に話したうえで、どうすればいいか客観的な意見を聞くのが良いでしょう。

塾講師のように受験生のサポートを行っている人に相談することで、目標からの適切な逆算計画や、同じような状況をどう打破したかなど、有益かつ立場に寄り添った回答をもらい、モチベーションの向上につながる可能性があります。

友人や先生に限らず、何か自分の困りごとや、学習面での課題を気軽に相談できる環境を整えておくことは、長い受験勉強の中の支えとなってくれます。

集中できる環境を作り出す

「勉強に集中できない」という悩みは、学習環境や自分を取り巻く状況に変化を起こし、自分が集中できる環境を作り出すことで、解決の糸口となる場合があります。

学習環境を変えてみる

集中力が切れてきたと感じた場合、学習環境を変えてみることで気分を新たにすることができます。

例えば、以下のような学習環境の変化も、集中力にプラスに働きます。

・自習室を利用する
・カフェや図書館など、人のいる場所で学習する
・午前/午後で勉強する場所を変える

人間は観察されることで緊張感を保つことができるため、人のいる場所での学習は非常に効果的です。

また、入試本番に多くの受験生とともに問題に取り組むことからも、人がいる場所での学習に慣れておくことは非常に有効です。

自宅で学習している場合も、午前/午後で場所を変えて勉強することで気分を変えることができます。

例えば、午前中はリビング、午後は自室など、景色を変えてみることをおすすめします。

スマートフォンを「封印」する

スマートフォンやパソコン、ゲームといった、身近な娯楽に気を取られがちな人は、学習時間中は手の届かないところに「封印」することをおすすめします。

筆者にも経験がありますが、手の届くところに楽しいものがあると、どうしても気になります。

特にスマートフォンの通知音は、「何か急ぎの用事かもしれない」など、勉強の手を止める都合のいい言い訳として自分自身がとらえてしまう傾向があります。

そのため、勉強を始める前に、物理的に自分の手が届かないように「封印」することをおすすめします。

例えば、消音設定にしたうえで、ビニール袋などに入れ、テープでぐるぐる巻きにし、何か箱の中に入れ、机と対角線上の目の届かない箇所に置きます。

ポイントは「見たいけど、取り出すのも面倒くさい状態」に仕上げることです。

また、通知音を完全に無くすことで、意識をスマートフォンに奪われる機会を減らします。

これ以外でも構いませんので、スマートフォンをすぐに触れない状態や、触るにはやや面倒な状態にしておくことで、集中力につなげる方法を模索しましょう。

「自分の目標」を大切に

秋口になると、AO入試や推薦入試の結果が出始めたり、夏休みを通して成長した友人が強烈な成績アップをしていたりと、自分を取り巻く環境の変化に焦りを感じる出来事も少なくありません。

そんな中で、保護者から心配の声をかけられたり、学習状況に苦言を呈されたりすると、気分が落ち込んでしまうこともあるかと思います。

ただ、大切なのはあくまでも「自分の目標」です。

周りの人や、模試の成績を気にする気持ちは大変よくわかりますが、それはあくまで課程にすぎません。

大学入試は、最終的に試験当日に合格点を勝ち取った人に合格が与えられます。

現状を過度に悲観せず、自分の目標を達成するために必要な学習を積み上げることを大切にしましょう。

悩みに向き合い、仲間とともに医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまでご紹介したように、受験生には悩みがつきものです。

同時に、精神的に大きく成長する機会が多い1年でもあります。

一方で、受験生が一人で悩みに向き合い、ふさぎ込んでしまうことのないよう、やる気を引き出す様々な角度からのサポートも重要です。

そこでおすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾では、オリジナルの指導メソッドを武器に、数多くの国公立大学医学部の合格者を輩出していきた名門の医学部専門予備校です。

ここから先は、悩みに向き合い、仲間とともに医学部合格を目指す医学部専門予備校・京都医塾についてご紹介します。

週1回のカウンセリングを通じ、精神面をきめ細やかにサポート

繰り返しになりますが、長期間の受験勉強期間では、模試の結果や人間関係、勉強に関する悩みなどで、ナーバスになってしまうこともあります。

京都医塾では、生徒一人ひとりの悩みや不安を即座に把握できるように、週1回の個別カウンセリングを実施しています。

生徒が抱える様々なお悩みに対して真摯に寄り添い、解決の道筋を一緒に探します。

カウンセリングでは、勉強面だけでなく、精神的なフォローや毎日の生活まで相談可能です。

ヒアリングを通じて、心身の不安の聞き取りや学習方法改善のアドバイスなど、各生徒の状況に合わせてきめ細やかにサポートしています。

生徒一人ひとりに合格までのプランニング&スケジューリングを実施

生徒たちはそれぞれ、得意科目や自分に合った学習方法が異なります。

そのため、生徒全員に画一的な指導を行っていては、合格への最短ルートを辿ることはできません。

京都医塾では、効率的に学力アップを図るためには、一人ひとりの能力に合わせた指導が必要だと考えています。

京都医塾では、生徒一人ひとりの状況に合った、合格までのプランニングを行っています。

現在の学力や潜在的な力を極限まで分析してプランニングし、プランに合わせて日々どのような学習を進めていくべきかをスケジュールとして可視化しています。

そうすることで、必要な時期に必要な学習に取り組むことが可能です。

個々の力を推し量ったうえで、最適なカリキュラムを設定しているため、それぞれの志望校の合格ラインまで学力アップが可能です。

仲間との切磋琢磨が可能なレベル別少人数集団授業

京都医塾では医学部合格のための様々な指導が存在します。

その中の1つとして挙げられるのが、レベル別で行われる少人数制の集団授業です。

この集団授業では、教科別・レベル別のクラス編成で授業を行います。

すべてのレベルの生徒に対し画一的な内容を指導する集団授業とは異なり、実力の近い仲間と切磋琢磨しながら学力向上を目指すことが可能です。

まとめ

受験勉強に悩みは尽きません。

その一方で、悩みとうまく付き合うことで、自分自身の成長や強みになる機会となることも少なくありません。

悩みや不安の原因はどこにあるのか、そしてそれを解決するために今自分にできることは何か、しっかりと向き合ってみましょう。

遠回りをしているように感じるかもしれませんが、精神面の成長は、学力の成長にもつながります。

また、周りの人に相談することで、思ってもみなかった考え方や知見を得られるかもしれません。

この記事を読んでくださっている方の中には、親身に悩みを相談したい方や、知見を得たいという目的で、塾や予備校を探している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、一流の授業、そして生徒一人ひとりの医学部合格へ向けた徹底的な分析・プランニングを実際に感じていただいたうえで、入塾のご検討をいただきたいと考えています。

通常2~3日かけて体験授業・入塾説明・学力診断テスト・分析結果報告を実施していましたが、遠方にお住まいの方から「複数日では参加が難しい」とのお声を頂戴しておりました。

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