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勉強中眠くなるのはなぜ?睡眠の質を高める方法や、勉強中眠い時の対処法を解説

勉強中眠くなるのはなぜ?睡眠の質を高める方法や、勉強中眠い時の対処法を解説

「勉強中なのに眠い、このままではいけない」

受験生の方であれば、一度くらいは勉強中の眠気と格闘した経験があるはずです。

睡眠は人間の三大欲求の一つですから、襲ってきた眠気に打ち勝つのはそれなりの努力が必要です。

そこで今回の記事では、勉強中に眠くなってしまう原因や、眠い時の対処法について解説していきましょう。

勉強中に眠くなる原因

最初に、勉強中に眠くなってしまう原因について解説していきます。

眠気のもととなってしまう要因の中でも代表的なものを、3点に厳選して取り上げました。

睡眠不足

睡眠不足は、眠気を催してしまう大きな原因の一つです。

理由は「アデノシン」という体内物質にあります。

アデノシンは起床後から脳内で分泌される化学物質ですが、一定量に達することで人間は睡眠の欲求を感じるようになります。

もちろん、体内時計のリズムでも眠気は感じますが、実はアデノシンの濃度も密接に関係しているのです。

そして、このアデノシンは眠りにつくと徐々に減少し、個人差はありますが、一定量まで下がると目覚めへと向かいます。

逆に言うと、睡眠をとらないとアデノシンはいつまでも脳内に存在するため、いつまでも眠気を感じた状態から抜け出せません。

受験勉強で時間のやり繰りが大変かと思いますが、睡眠はきちんととって眠気を解消してください。

食生活の乱れ

食生活の乱れは、眠気に多大な影響をもたらします。

こちらの項では、食生活と眠気の関係について見ていきましょう。

血糖値の急上昇

食事の内容が糖質に偏ると、血糖値の急上昇を招いてしまうことがあります。

血糖値とは血液中の糖分の濃度を指す指標ですが、あまりに高くなってしまうと大量のインスリンが分泌され、今度は血糖値を大きく下げてしまいます。

そうした場合、脳に十分な糖分が行きわたらず、眠気が差す原因となってしまうことがあります。

栄養不足

栄養不足は、健康面はもちろんのこと、受験勉強においても大敵となります。

なぜなら、人間に必要な糖質やたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが体内に入ってこなければ、適切な代謝が行われなくなってしまうからです。

代謝が滞ってしまえば、どんなに頑健な人でも気力も体力も失ってしまい、学習どころではなくなってしまうでしょう。

脳の酸素不足

脳の酸素不足は眠気を感じる大きな原因です。

とくに、あくびが何度も出るようなら要注意

あくびは脳が酸素を欲しているサインの一つですので、深呼吸をするなどして体内に酸素を取り込みましょう。

朝スッキリ起きるために睡眠の質を向上させる方法

続いて、朝にスッキリ起床するための方法について解説していきます。

就寝前の行動や快眠のために役立つ運動、加えておすすめのアプリなど多角的な面から紹介していきます。

寝る前にスマホを触らない

寝る前にスマホを触らないのは、朝スッキリ起きるための基本的な行動の一つです。

そもそも、私たちの祖先である太古の人類が生きていた頃は、明かりと言えば、蒔きに火をつけたものくらいでした。

そして、その明かりの有効性にも限度があり、夜間の活動は到底できるものではありませんでした。

しかし、時代が経過するうちにロウソクが生まれ、やがてオイルランプが発明され、そして蛍光灯やLEDライトが登場するようになります。

人類はそれらの明かりを武器に夜間も活動するようになりましたが、肝心の脳の進化が追いつかず、未だに強い光への適応ができていません。

そのため、これらの人工光を目に浴びてしまうと、脳が混乱し体内時計が狂い、睡眠のリズムを乱してしまいます

寝る前のスマホいじりは、勉強後のささやかな楽しみかとは思いますが、受験のためにもグッと翌日までガマンしましょう。

食事の時間・入浴の時間に気をつける

食事の時間や入浴の時間に気を配ることも、翌朝の目覚めを良好なものにするための大切な行動です。

人間は消化に大きなエネルギーを使うため、夕食を就寝時間の3時間前までには済ませておきましょう。

また、入浴は就寝時間の2時間ほど前までに済ませておくのがおすすめです。

適度な入浴は身体や精神の緊張をほぐしてくれますが、同時に身体を覚醒させる作用があるため、お風呂からあがったあとは一定時間クールダウンさせる必要があります。

軽くストレッチする

軽いストレッチも、快眠とスッキリとした目覚めにはとても効果的です。

ストレッチには血液の循環を促すとともに、筋肉の緊張をやわらげる効果があります。

筋肉をリラックスさせ、一日の疲労をとることで深い眠りが得られるというわけです。

もしも、眠気が来なかったり、いつもより浅い睡眠だった場合は、ストレッチの強度が激しかった可能性があります。

少しずつ調節しながら、ご自身に見合った強さを見つけてください。

睡眠アプリを活用する

スマホのアプリの中には、睡眠を補助してくれるタイプのものもあります。

たとえば、リラックスできるBGMを流したり、いびきの回数を計ってくれるものです。

これらのアプリは大変便利なのですが、スマホのOSの種類によっては動作しないことも考えられますので、導入の際にはよく確認してからダウンロードしてください。

勉強中に眠くなった時は寝た方がいい?対処法5選


次に、勉強中に眠くなってしまった時の対処法について見ていきましょう。

こちらの項では、勉強中の眠気に打ち勝つためのおすすめの方法を、5つピックアップして解説していきます。

勉強の環境を変えてみる

眠いと感じた時は、一度環境を変えてみるのがよいでしょう。

なぜなら、いつもと違う環境で勉強を進めることで脳が刺激を感じ、リフレッシュする効果が期待できるからです。

自室での勉強で眠くなってきたら、茶の間やダイニングに場所を移して学習を進めてみてください。

脳が目覚めて、眠気から脱却できるはずです。

昼間の勉強であれば、図書館や予備校の自習室などに移動するのも有効です。

換気する・外の空気を吸う

前日きちんと睡眠をとったはずなのに、勉強中に眠いと感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

その原因の一つとして考えられるのが、空気中の二酸化炭素濃度の上昇です。

人間の脳は空気中の二酸化炭素が一定量を超えると軽い酸欠状態になり、眠気を感じてしまいます。

そういった事態を回避するために必要なのが、部屋の換気や外気の取り込みです。

部屋の換気をして空気を定期的に入れ替えたり、外気に触れることで体内をフレッシュな状態にリセットできます。

受験勉強の息抜きにもなるうえ、集中力の回復にも有効な方法ですので、ぜひ取り入れてみてください。

眠気が覚める食べ物・飲み物を摂る

眠気が覚める食べ物や飲み物を摂取するのも、眠気を解消するのに有効な手段と言えます。

おすすめの食べ物としてあげられるのが、脳のエネルギー源となるブドウ糖が含まれている食品です。

たとえば、キャンディやキャラメル、一口チョコレートなどは手軽に食べられるため、重宝するはずです。

ただし、あまりたくさん食べてしまうと、前述のとおり血糖値の急上昇を招いてしまうため注意しましょう。

眠い状態から抜け出すために摂取したのに、逆効果になっては元も子もありません。

また、眠気覚まし用のガムも、眠い頭を目覚めさせる効果が期待できます。

ミント系のガムなどは息がスーッと爽快になるほか、清涼感のある香り付けとなっていますので、眠い時間でも脳をリフレッシュさせてくれるはずです。

さらに、眠気覚ましの定番、コーヒーもおすすめの飲み物です。

コーヒーに含まれているカフェインには覚醒作用があるため、眠い状態でまいっている脳を刺激してくれます。

ただし、飲み過ぎると今度は寝られなくなってしまうおそれがありますから、カフェインの摂取のしすぎには十分注意しましょう。

目覚ましのツボを押す

眠ってはいけない時ほど、どういうわけか「眠い」と感じてしまったことはありませんか。

そういった時には、目覚ましの効果のあるツボを押すとよいでしょう。

場所は、中指の爪の生え際より2mmほど下。

ここには中衝(ちゅうしょう)と呼ばれるツボがあり、ここを刺激することで目覚まし効果や、リラックス効果が得られます。

眠いと感じた時にすぐに実行に移せる方法ですので、ぜひ覚えておいてください。

短時間の仮眠をとる

短時間の仮眠は眠気対策としてとても有効な方法です。

眠い目を擦りつつ勉強を継続するよりも、思い切って仮眠を取ってしまう方が、よほど学習効率が上がります。

10~15分程度も構いませんので、眠いと感じた際には仮眠をとって休憩しましょう。

京都医塾なら生活習慣の改善もサポート

勉強中に眠いと感じた時の対処法には、上で紹介したものを筆頭に色々なものがあります。

受験生のみなさんも、それぞれが工夫をして眠気対策をしているはずです。

しかし、どんなに対策を重ねても生物の本能たる睡眠欲にはなかなか勝てず、苦労をしている人も多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、優れた学習指導と並行して生活面のサポートもしてくれるとして、大変人気のある予備校です。

ここから先は、受験生を心身ともに支えてくれる京都医塾の魅力に迫っていきます。

毎朝の点呼、原則6時起床、0時就寝を推奨

京都医塾では、毎朝の点呼と起床・就寝時間を徹底することで、受験生の生活リズムをきちんと整えているのが大きな特徴です。

毎朝、点呼をすることで身体と脳の目覚めを呼び起こし、より効率的な学習を進めていきます。

また、起床時間と就寝時間を一定にすることで体内時計のリズムを保ち、快眠とスッキリとした目覚めを促がします。

専属の管理栄養士が監修したオリジナルの食事を提供

人間の身体は、自身が食べたもので構成されています。

そのため、見た目が同じ人間であっても食べたものの質が違えば、内蔵や骨、筋肉の質では大きな差があるはずです。

良質な食品から栄養を摂取していれば健康面の心配はありませんが、程度の低い食品ばかりを食べていたのでは、身体に悪い影響が出てしまいます。

その点、京都医塾で提供される食事は、管理栄養士が監修している栄養満点のメニューばかりですから安心です。

良質な食事をとって健康になれば、より一層の安眠が得られ、受験勉強もさらにはかどることでしょう。

定期的なカウンセリングでメンタルケアも

京都医塾ではカウンセリングを定期的に実施して、受験生のメンタルケアも行っています。

受験生の悩みごとに寄り添い、問題解決まできちんと向き合いますので、心の健康もしっかり維持することができます。

心の健康は良質な睡眠にもつながりますから、授業中に眠いと感じることもないでしょう。

まとめ


受験勉強における大きな敵となるのが、どうしようもない眠気です。

受験生のみなさんにあっては、それぞれの方法で眠気対策を講じているはずですが、睡眠は生物の本能ですから強い意思だけでは太刀打ちできません。

勉強中にウトウトしてしまい、ついつい時間を無駄にしてしまう人も多いはずです。

そういった人におすすめなのが、勉強面と生活面の両方のサポートを一手に引き受けてくれる医学部専門予備校、京都医塾です。

京都医塾では、毎朝の点呼の実施起床・就寝時間の徹底食事の管理カウンセリングなど様々な方法を通じて受験生を支援しています。

心身の健康を保つとともに、睡眠のリズムもきちんと維持しますので、授業中に眠いと感じることもありません。

一コマをフルに集中し、学習効率を飛躍的に高めることができます。

勉強中の眠気で受験勉強が思いどおりにならないという人には、京都医塾がとくにおすすめです。

施設見学や授業体験ができる一泊二日合格診断、資料請求などはインターネットや電話で随時受付中ですので、興味を持った方は、ぜひ一度お問い合わせください。