ホーム » 医学部受験コラム » 大学情報 » 【札幌医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

医学部受験コラム

【札幌医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【札幌医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

1950年に創立し、70年以上もの歴史を誇る札幌医科大学医学部。

同医学部は、これまでに約6,000名の人材を世に送り出し、医療の充実に大きな貢献をしてきました。

そんな札幌医科大学医学部には、臨床医学や基礎医学などさまざまな医療教育を受けようと、多くの人たちが受験しています。

そこで今回の記事では、札幌医科大学医学部の情報をみなさんに届けていきましょう。

入試対策や医学部の特徴など、耳よりな情報がめじろ押しですから、ぜひ最後までご覧ください。

札幌医科大学医学部の基本情報


まずは、札幌医科大学医学部の基本情報から見ていきます。

こちらの項では、札幌医科大学医学部のキャンパスの所在地や定員数、入試情報などを取り上げて解説していきましょう。

キャンパスの場所

札幌医科大学医学部のキャンパスは、北海道札幌市に位置しています。

こちらのキャンパスへ向かう場合は、札幌駅バスターミナルからJR北海道バスに乗り、「医大病院前」で下車してください。

定員数

2023年度における札幌医科大学医学部の定員数は、110名となっています。

内訳は、一般選抜が75名、学校推薦型選抜が 35名、私費外国人留学生入試が若干名です。

なお、札幌医科大学医学部では、文部科学省と厚生労働省へ入学定員の臨時増員を申請中です。

臨時増員が認められた場合は、定員数が8名増えますので、同医学部の志望者の人はホームページを小まめにチェックして、情報を集めておいてください。

入試情報

続いて、札幌医科大学医学部の入試情報についても把握していきましょう。

こちらの項では、札幌医科大学医学部で実施される入試方法の概要を解説していきます。

一般選抜

一般選抜では、共通テストの結果と個別学力検査の成績で合否の判定がなされます。

国公立大学の試験の中では、最もポピュラーな判定方法と言えるでしょう。

こちらの選抜枠の中には、札幌医科大学医学部が独自に設置する「先進研修連携枠」という、他の大学で言うところの地域枠も含まれています。

地域医療に貢献したいと考えている人には、願ってもない枠でしょう。

そして、日程ですが2023年度の試験は、同年2月25日から26日にかけて実施予定です。

学校推薦型選抜Ⅱ

学校推薦型選抜Ⅱも、先ほど紹介した先進研修連携枠と同じく、いわゆる地域枠です。

こちらの選抜枠の中には、先進研修連携枠のほかに、特別枠が設置されています。

両方とも地域枠ですが、双方の違いは医学部を卒業した後の進路。

先進研修連携枠は、卒業後、札幌医科大学医学部の必修プログラムを受ける義務が課され、特別枠は所定の医療機関で勤務する義務が課されます。

ご自身のキャリアプランに合わせて選択してください。

ちなみに、2023年度の試験は、同年2月1日に実施予定です。

私費外国人留学生入試

私費外国人留学生入試は、日本国籍を有しない人や、国際バカロレア資格を有する人を対象とした選抜枠です。

試験では、日本留学試験や面接、札幌医科大学医学部が独自に作成した学力テストが行われます。

日本語力が試されますので、きちんと対策をしておいてください。

2023年度の試験は、同年1月23日から2月3日にかけて実施予定です。

札幌医科大学医学部の入試難易度

続いて、札幌医科大学医学部の入試難易度の解説に入ります。

こちらの項では、同医学部の偏差値や入試倍率をもとに、難易度を分析していきましょう。

偏差値

札幌医科大学医学部の偏差値は62.5 で、国公立大学の医学部の中では比較的、低い難易度の部類です。

同一の偏差値の医学部としては、秋田大学や徳島大学、富山大学などがあげられます。

もし、ワンランク上の大学を狙うのであれば、偏差値65.0 北海道大学が近い位置にありますので、よい候補となるでしょう。

倍率

次に、倍率の解説に入ります。

ここでは、札幌医科大学医学部の入試倍率を、2020年度から2022年度までのデータをもとに分析していきましょう。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠+先進枠) 4.2 75 320 281 77

 2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠+先進枠) 3.7 75 274 232 75

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期(一般枠+先進枠) 3.1 75 280 257 91

札幌医科大学医学部の入試倍率は、3.2倍から4.2倍の間で推移しており、同一の偏差値の医学部と比較しても平均的なものとなっています。

ただ、札幌医科大学医学部では前期日程しか設けていません。

一度しかチャンスがありませんので、油断せず内容の濃い学習をしておく必要があるでしょう。

札幌医科大学医学部の特徴

どんな医学部に挑戦するにせよ、志望先の特徴については押さえておきたいところです。

そこで、ここでは、札幌医科大学医学部の持つ特徴の中でも代表的なものを3点取り上げて解説していきましょう。

キャリア形成を支援するモデルプログラム

札幌医科大学医学部では、地域医療の拡充を図るために地元で働く医師の育成にも力を入れていますが、それと同時に地域を支えてくれる医学生のキャリア形成にも力を入れて取り組んでいます。

たとえば、北海道知事が指定する公的な医療機関における研修や、臨床医としての勤務地の提供などが主な取り組みです。

地域の実情を学びつつ、地方医療の下支えをするための見識を養えるとあって、学生の間でも大変な評判です。

大きな成長を獲得するPBL教育

北海道医科大学医学部では、5年次から本格的な臨床医学実習が始まります。

実際に病院に配属され、医療チームの一員として医師としての素養を養うことが目的ですが、初めての実習では何をしたらよいかわからず、右往左往してしまう可能性もあります。

そのような状態になってしまえば、その場その場の仕事をこなすだけの日々になってしまい、医師としての素養を養うどころではありません。

そこで札幌医科大学医学部では、5年次の実習の全段階として、4年次に PBL研修というカリキュラムを設けて学生を指導しています。

PBL教育は、教授から課題となる症例を示してもらい、学生ごとに解決策を考えるプログラムです。

この制度のもとで訓練を重ねることで、さまざまな症例への対処法が身につき、翌年度から始まる臨床実習にも十分な対応ができるというわけです。

クリニカル・クラークシップで医療人としてさらなる飛躍

先ほど、5年次からは本格的な臨床実習が開始されると申しましたが、これを「クリニカル・クラークシップ」という呼び方もします。

意味合いは一緒ですが、現場のスタッフによっても呼び方が別れる可能性がありますから、知識の一つとして覚えておいて損はないでしょう。

それはさておき、北海道医科大学医学部のクリニカル・クラークシップでは、すべての診療科をローテーションで巡りつつ、それぞれの指導医から徹底的に教育を受けることができます。

また、患者や看護師、薬剤師、理学療法士や作業療法士など病院に在籍する色々なスタッフとコミュニケーションを取り、職種ごとの連携も学ぶこともできます。

色々な診療科をまわったり、各科のスタッフとの出会いを通じて自分の進むべき道を見極めることができるとあって、多くの学生から大変な支持を受けているプログラムです。

札幌医科大学医学部の入試情報

次に、札幌医科大学医学部の入試情報の解説に入ります。

こちらの項では、入試科目と配点、ボーダー得点率を引き合いに出して説明をしていきましょう。

入試科目と配点

まずは、入試科目と配点の解説をしていきます。

第一段階選抜

札幌医科大学医学部の一般選抜では、入学志願者が募集人員の5倍を超えた場合、大学入学共通テストの成績により第一段階選抜を行い、募集人員の約5倍までを合格者とし、合格者は第二段階選抜に進むことが出来ます。

第一段階選抜の科目と配点を下記表にまとめましたので、ご覧ください。

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 200 200 200 200 100 900

札幌医科大学医学部では、英語の配点をリーディング100点、リスニング100点としています。

医学部によってはリーディングに重きを置いているところがある中、同一の配点としているのは、札幌医科大学医学部の試験の特徴です。

第二段階選抜

入学志願者が募集人員の4倍以下だった場合は、第一段階選抜を飛ばして第二段階選抜が行われます。

この第二段階選抜では、学力検査と面接で合否の判定がなされます。

第二段階選抜の科目と配点についても下記表にまとめましたので、ご確認ください。

試験 共通テスト 第二次試験 面接 合計
教科 国語 地・公 数学 理科 英語 数学 理科 英語
配点 150 50 150 200 150 200 200 200 100 1400

面接試験では、医療人となるための適性がチェックされます。

適性がないと判断された場合、総合点にかかわらず不合格になる場合がありますので、注意しましょう。

合格のボーダーラインは?

札幌医科大学医学部における一般枠のボーダー得点率は、 2020年度が83%、2021年度が84%、2022年度が75%でした。

2022年度の入試ではボーダー得点率が下がっているものの、他の年度を見ると 80%を超える高い水準ですので、油断せずきちんと学習に励んで試験に臨みましょう。

札幌医科大学医学部を目指すなら京都医塾

先ほど、軽く触れましたが札幌医科大学医学部は、国公立大学の医学部の中では比較的、難易度が低い部類に入る医学部です。

しかし、医学部受験では少しの油断が命取りになり、思わぬところで足元を救われてしまいます。

中国に由来することわざの、「一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる)」という言葉にもあるとおり、物事をあなどっていると、取り返しのつかないほどの大打撃を受けてしまうのです。

読者の方としても、そんな事態はまっぴらごめんのはずでしょう。

そこで、おすすめしたいのが、医学部受験に特化した予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優れたカリキュラムや卓抜したスキルを持つ講師陣を強みに、たくさんの医学部合格者を輩出している予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力を紹介していきましょう。

勉強の質を100倍にする最上の環境

医学部の受験では、並みいる競合たちに勝つための高品質な学習が必要です。

ご自身の思いがどんなに熱くとも、良質な学習プランを継続して実行できなければ、合格の可能性は遠のいてしまうでしょう。

そこで、私たちが受験生のみなさんに提供しているのが、個々人の能力に合わせて設計するオリジナルカリキュラムと、個人専用の勉強ブースです。さらに、講師陣はいずれも受験のエキスパート集団。

この学習だけに専念できる環境の中で、偏差値を20以上もアップして、医学部合格を果たした受験生もおられます。

勉強だけに専念できる最上の環境を用意してお待ちしておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。

常にアップデートされるカリキュラム

先ほどもお伝えしたとおり、京都医塾では個々人の実力に合わせて設計される、オリジナルのカリキュラムを用意して学習の指導をしています。

こちらのカリキュラムは受験生の方が入塾した際に、実力テストの結果などを通じて作られるものです。

そして、このカリキュラムは、受験生の学力の伸長の状況に合わせて常に更新されていきます。

たとえば、入塾当時は英語が弱点だった方が、急激な伸びを見せた場合などは即座にカリキュラムを見直し、長所をさらに伸ばせるようにアップデートを図りますし、逆に伸び悩んでいる場合は、講師陣で話し合い方針の転換を図ります。

至福のひとときを提供する整体サービス

受験生のみなさんも知ってのとおり、医学部受験は長丁場の戦いとなります。

コンディションを常に維持し、学習のパフォーマンスを高めておかなければ、すぐにライバルたちに差をつけられてしまいます。

少し厳しい言い方になってしまったかも知れませんが、これが医学部の受験の現実です。

そこで、京都医塾では、受験生のみなさまのサポートの一環として、専属の整体師を招き、日ごろの疲労回復の一助として役立てています。

頭だけでなく、肉体のメンテナンスも図ることによって、翌日以降の学習でもさらなる成果が出せるようにするのが狙いです。

こういった、きめ細かい支援は京都医塾ならではのものとあって、受験生の方々からも大変な感謝をいただいております。

まとめ

70年以上もの深い歴史を誇る、札幌医科大学医学部。

同医学部では、これまでに約6,000名の医療人を世に送り出してきました。

そんな札幌医科大学医学部は、国公立大学の医学部の中では比較的、難易度が低い部類に入ります。

しかし、医学部の受験ではわずかな点差が命取り。

たった1点の差が、先ほど紹介した中国のことわざのように、取り返しのつかない事態へとつながります。

そういった事態にならないためにも、ぜひおすすめしたいのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優れたカリキュラムと卓抜したスキルを持つ講師陣を強みに、これまでに数多くの医学部の合格者を輩出してきた予備校です。

私たちに指導を任せていただければ、あなたの心強い後ろ盾となり、必ずや悲願成就へと導いて見せましょう。

本気で札幌医科大学医学部に合格したい人は、医学部受験を知り尽くしている京都医塾こそがうってつけです。

体験授業などを通じて当塾の雰囲気を味わえる「一泊二日医学部合格診断」は、随時受付け中です。

交通費・宿泊費はともに無料ですので、奮ってご参加ください。