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【国立大学医学部】再受験は厳しい?合格する方法は?私立大学医学部の再受験との違いなども紹介!

【国立大学医学部】再受験は厳しい?合格する方法は?私立大学医学部の再受験との違いなども紹介!

国内に設置されている数ある学部の中でも、最高峰の難易度を誇るのが医学部です。

そのため、万全の準備をして受験に臨んだつもりでも、夢破れてしまうことも珍しくありません。

しかし、受験に失敗したものの、もう一度、挑戦をしてみたいと考えている人も大勢いるはずです。

そこで今回記事では、国立大学の医学部の再受験を希望している人に向けて、有益な情報を多角的にまとめてお届けしましょう。

医学部受験には年齢制限はあるの?

国立大学の医学部の再受験を希望している人にとって、関心を大きく寄せている事柄の一つが、年齢制限の有無ではないでしょうか。

再受験生同士での会話の中などでも、年齢制限については、賛否が分かれた経験をお持ちの方も少なくないはずです。

結論から言いますと、医学部の再受験に年齢制限は設けられていません。

20代後半や30代、40代でも、その人の能力と努力の積み重ね方次第では、ハンデを跳ねのけて医学部の門をくぐることも可能です。

防衛医科大学のみ年齢制限あり

先ほど、医学部の再受験には年齢制限はない旨お伝えしたばかりですが、例外として防衛医科大学では、年齢制限が設けられています。

同大学の医学部では18歳以上21歳未満、かつ日本国籍の人だけにしか受験資格が与えられませんので、参考情報として覚えておいてください。

医学部の再受験はいばらの道

さて、国立大学の再受験において年齢制限は設けられていないということは、上でもお話ししたとおりです。

しかし、現実問題として若い世代ほど、合否判定が有利に働くのもまた事実です。

では、どういった理由が再受験生の医学部合格を、より困難なものとしているのでしょうか。

ここでは、再受験生の医学部合格の大きな障壁となっている要素を、3点取り上げて解説していきましょう。

医師として活躍できる期間が短い

言うまでもありませんが、再受験生は現役生と比較すると、医師として活躍できる期間が短くなってしまいます。

国側の視点から鑑みれば、膨大な税金を投入して医師を育成するわけですから、できることなら現役期間の長い医師を育成したいと考えるのは当然のことです。

そのため、年齢が上がれば上がるほど、再受験生の合格の道のりは厳しいものとなってしまいます。

学力の低下

社会人の再受験生などは、かつて受験勉強で学んだことが、頭から抜け落ちてしまっているケースが多く見られます。

さらに、加齢にともなう記憶力などの低下も避けられないでしょう。

人間の脳は、一般的に若い世代の方が活発的に働きますから、現役生の方が効率よく学力を伸長できます。

ただし、脳機能は後天的に強化できることが、脳科学の研究の成果でわかってきました。

筋トレで何度も鍛えていると、その部分が強化されるように、脳内ネットワークも使えば使うほど強固になっていきます。

高齢の再受験生であっても、脳の学習機能を高めることは可能ですので、諦めずにチャレンジしてみてください。

募集人員の枠が少ない

国立大学医学部への再受験生にとって、立ちはだかる壁となるのが募集人員の枠の少なさです。

たとえば、推薦枠などは現役生にのみ限定して門戸を開いている場合があるため、再受験生がどんなに優秀な人でも、チャンスそのものが与えられません。

ただし、国立大学医学部の中にも、条件付きながら再受験生にも募集をかけているところもあります。

詳しくは後述しますので、ぜひ最後までお読みください。

再受験生は受からない?

再受験生の医学部合格は、いばらの道ということは上述のとおりですが、努力の末に合格を勝ち取った人たちも少なくありません。

たとえば、東京大学の2021年度の試験では20代後半の受験生が2名、30代前半の受験生3名が医学部合格を果たしています。

そして、30代以降の受験生にも入学資格を与えている医学部は、この東京大学だけではありません。

上記年度の試験において、三重大学では30代前半の受験生を2名、30代後半の受験生の中から3名の合格者を出しています。

さらに、滋賀医科大学の上記年度の試験では、40代の人も合格を勝ち得ています。

20代以上の受験生の方の合格者数の多さは、上の結果を見れば、火を見るよりも明らかでしょう。

このように、医学部の再受験においてはチャンスが限られているものの、自己研鑽を積み重ねることで、不可能を可能にする道も残されているのです。

共通テスト以外の受験方法

前述のとおり、医学部の再受験については地域枠などを利用するという方法もあります。

こちらの項では、再受験生でも受けられる募集枠を設けている大学について、紹介していきましょう。

総合型・学校推薦型選抜

総合型・学校推薦型選抜では、再受験生にも受験資格を与えている、国立大学の医学部も存在します。

ここでは、再受験生が受験可能な総合型・学校推薦型選抜の募集枠を設置している国立大学医学部を一覧にまとめました。

【再受験生が受験可能な総合型・学校推薦型選抜の募集枠を設置している国立大学医学部一覧】

大学名 選抜方式 受験可能な浪人回数
旭川医科大学 AO・推薦 1回
弘前大学 AO 1回
東北大学 AO 1回
秋田大学 推薦 1回
東京医科歯科大学 推薦(地域特別推薦枠) 茨城県1回、長野県2回
新潟大学 推薦 3回
富山大学 自己推薦 2回
福井大学 推薦 1回
山梨大学 推薦 1回
信州大学 推薦 1回
岐阜大学 推薦 1回
三重大学 推薦 1回
滋賀医科大学 推薦 1回
大阪大学 推薦 1回
神戸大学 推薦 1回
鳥取大学 推薦 2回
島根大学 推薦 1回
岡山大学 推薦 2回
広島大学 光り輝き入試 1回
山口大学 推薦特別枠 2回
徳島大学 AO・推薦 1回
香川大学 推薦 1回
愛媛大学 推薦 1回
高知大学 AO・推薦 1回
佐賀大学 推薦 1回(佐賀県推薦入学のみ2回)
長崎大学 推薦 1回
熊本大学 推薦 1回
大分大学 推薦 2回
琉球大学 推薦 1回

再受験生の場合、基本的に推薦枠を利用しての選抜に臨むことになります。

浪人回数に制限が厳しいところが多く見られますが、新潟大学や山口大学、大分大学のように多浪生にもチャンスを与えている医学部もありますので、トライしてみる価値は十分にあるでしょう。

再受験生が合格率を上げるポイント

続いて、再受験生が医学部への合格率を上げるポイントについても見ていきましょう。

共通テストの評価基準をチェック

これまでの大学入試では、センター試験という名称のテストが課されてきました。

しかし、現在では「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」という名称のテストが課されています。

再受験生の方の中には、これらの違いについて、よくわからない部分をお持ちの方もおられるかと思いますので、簡潔に説明しましょう。

従来のセンター試験では、主に受験生の知識量が問われていました。

しかし、共通テストに移行したことによって知識量のほかにも、身につけた知識を応用して新たな問題を見つけ、そして、その問題を解決するための能力が問われるようになってきています。

従来型の試験よりも、本人の論理的思考力や表現力が問われる傾向に変化しましたので、それを踏まえたうえで学習を進めてください。

面接対策は現役生以上に綿密に

国立大学医学部を受験するにあたって、面接試験は避けては通れないと言ってもよいでしょう。

質問のパターンは、各校の面接官によって様々ですが、再受験生の場合は、社会に出てから学んだことや、不合格の場合、いつまでチャレンジするのかなど、現役生とは異なることが聞かれます。

もちろん、現役生にも問いかけるような、医師としての理想像、進みたい診療科など一般的な質問も投げかけられるでしょう。

再受験生の方は想定される質問を、幅を広く捉えて綿密に対策しておいてください。

私立大学医学部との併願も視野に

私立大学医学部との併願をせずに、国立大学医学部に絞って合格を目指している方々の中には、経済的な理由を抱えている人もいるのではないでしょうか。

そういった方々におすすめなのが、日本学生支援機構が設けている奨学金制度や、私立大学が独自に行っている救済制度です。

日本学生支援機構から奨学金を貸与しながら私立大学医学部へ通う場合は、月額16万円までの支援が受けられます。

そのほかにも、多くの私立大学医学部では、経済的に困窮している人や成績が優秀な人に対して、学費を減免するなどの救済措置をとっています。

このように、私立大学医学部にも学費を抑えつつ進学する手段も残されておりますので、一度視野を広げて見るのもおすすめです。

再受験で国立大学の医学部を目指すなら京都医塾

国立大学医学部の再受験についてのあらましは、これまで見てきたとおりです。

日本社会では、就職や転職などで年齢という障壁が立ちはだかる場面が少なくありませんが、それは医学部の再受験でも変わりません。

受け入れる側としては、長期間勤務してくれる人や、知識をどんどん吸収してくれる若い人材を求めていたとしても、仕方がないと言えるでしょう。

そのため、医学部へ再受験を試みている人の中には、年齢的なハンデなどを覆すべく、予備校の利用を考えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、医学部受験に特化したカリキュラムや、指導力バツグンの講師陣、学習だけに専念できる環境を用意して、受験生を徹底サポートしている予備校です。

合格実績も堅調で、これまでに何人もの再受験生を医学部合格へと導いてきました。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について迫っていきましょう。

再受験生の合格実績多数!ハンデを乗り越え夢を叶えよう!

京都医塾の合格実績については、先ほど軽く触れたとおりです。

当塾では、浪人生や社会人経験者など様々な方を受け入れてきましたが、ご本人に見合ったカリキュラムや指導方法を用いて合格へと導いてきました。

入塾仕立てのころは、まさに「ゼロ」の状態からスタートした方でも、我々のバックアップと本人の努力の甲斐あって、志望校への進学を決めた方もおられます。

当塾にお任せいただければ、再受験生が抱えるハンデを乗り越えるための、あらゆる手助けを惜しまず支援しますので。安心して当塾をお選びください。

学習にひたすら取り組める自分だけの学習ブース

一心不乱に学業に取り組むためには、学習に集中するための空間が必要不可欠です。

そこで、京都医塾では、受験生一人ひとりに個人専用の学習ブースを用意して迎えています。

こちらの学習ブースは、上記のとおり個人専用ですから、学習用のメモや講師から受け取ったレジュメなどを貼るなどして、ブース内を自由にアレンジして使用することができます。

また、教材を置いておくこともできますから、ちょっとした空き時間にブースにこもって、予習、復習ができるとあって受験生からも好評です。

万全の体調管理を約束する、あらゆるサポート

再受験生が常に抱えている問題が、年齢を重ねていることや、浪人をしていることに対する不安感ではないでしょうか。

精神的なプレッシャーや受験への危機感は、現役生の比ではないはずです。

京都医塾では、そういった不安を払拭するために担任制度を設けたり、カウンセラーを配置するなどして、精神面の健康維持を図っています。

もちろん、肉体的な健康維持に関しても一切手抜かりはありません。

献立は管理栄養士が考えた栄養満点のものが提供されますし、肉体疲労は専属の整体師がマッサージで癒してくれます。
このように、学業以外の面でも徹底的にサポートできる体制を整備しているのは、京都医塾ならではこその取り組みです。

まとめ

国立大学医学部への再受験は、現役生と比較すると不利な状況に立たざるをえません。

医学部側としても、長く勤務してくれる人材や、知識の吸収が早い若い人材を求めるのは、当然のことでしょう。

このことから、再受験生が医学部合格を勝ち取るためには、他人よりも数段上の過酷な努力が必要です。

そのため、医学部への再受験を試みている人の中には、年齢的なハンデなどを覆すべく、予備校の利用を考えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、医学部受験に特化したカリキュラムや、指導力バツグンの講師陣、学習だけに専念できる環境を用意して、受験生を徹底サポートしている予備校です。

合格実績も堅調で、これまでに何人もの再受験生を医学部合格へと導いてきました。

私たちは、あなたが信念を持ち続け努力し続ける限り、フォローを惜しまず徹底的に支援します。

次の、桜の見ごろの季節を、今度こそ笑って迎えようではありませんか。

再受験生の方が、本気で国立大学医学部を目指すのなら、京都医塾がうってつけです。

資料請求、電話でのご相談は年中無休で受付中ですので、お気軽にお問い合わせください。