医学部専門予備校 京都医塾 » 医学部受験コラム » 医学部情報 » 医学部で実施校が増加中「MMI面接」とは? 実施内容から対策まで解説

医学部受験コラム

医学部で実施校が増加中「MMI面接」とは? 実施内容から対策まで解説

医学部で実施校が増加中「MMI面接」とは? 実施内容から対策まで解説

MMI(Multiple Mini Interview)面接は、近年医学部で増加している面接形式です。

従来の一対一の面接とは異なり、対話を通して受験生の思考を深掘りすることで思考の論理性や真意を問うことが特徴的です。

本記事では、MMI面接とはどのようなものか、実施内容や特徴そして対策について解説します。

医学部の受験を検討している方に有益な内容となっておりますので、ぜひご一読ください。

医学部におけるMMI面接とは?

MMI(Multiple Mini Interview)面接は、医学部入試において近年導入が進んでいる新しい形式の面接試験です。

受験生は複数のステーション(面接実施場所)を回り、それぞれで与えられたテーマに関して対話を行います。

この過程を通じて、受験生の思考力・判断力、そして知識を図ります。

MMI面接の特徴は、同じの面接官と一定時間やり取りをする従来の面接形式とは異なり、短時間で多くの異なるテーマに対して異なる面接官と対話する点にあります。

各ステーションでは、医療倫理・チームワーク・リーダーシップなど、さまざまな分野を図る目的の質問が出されます。

知識とともに面接官や対話の雰囲気に合わせた適切なコミュニケーションができるかも問われます。

近年、医学部入試においてMMI面接を導入する大学が見受けられるようになりました。

その理由は、現代の医療現場で必要とされる能力を総合的に評価し、医学部生としての適性を見極めるためです。

医師には高度な専門知識だけでなく、患者や同僚との円滑なコミュニケーションや緊急時の冷静な判断、そして倫理的な問題への対応力が求められます。

MMI面接は、これらの多面的な能力を測るのに適した方法と考えられています。

また、MMI面接では複数の面接官と対話をするため、一つの面接官による評価に偏りが生じにくく公平性が高いという利点もあります。

受験生は異なるステーションで複数の面接官に評価されるため、全体としての評価がより信頼性のあるものとなります。

MMI面接を実施する医学部

では、実際にMMI面接を実施している医学部をご紹介します。

以下の3大学がMMI面接を実施していますが、近年は受験生の思考力・判断力を重視する傾向が強まっているため、どの大学を受験する際にもMMI対策を行うことをおすすめします。

東邦大学医学部

東邦大学医学部のMMI面接は、与えられたシチュエーションに基づいた面接官との質疑応答を行います。

質疑応答は1回あたり約3分、合計4回行われます。受験生は区切られた部屋を1つひとつ回り、部屋に居る面接官と対話を行います。

募集要項によると、東邦大学では論理的に話す力に加えコミュニケーション能力が高い人材を求めています。

そのため、MMI面接に加えて集団討論も試験として課されています。

面接官との一対一のコミュニケーションに加え、一つのチームでどのようなコミュニケーションをとるのかをMMI面接と集団討論を通して判断している点が特徴です。

東京慈恵医科大学医学部

東京慈恵医科大学医学部のMMI面接では、一人あたり異なる6課題が課され、課題について面接官と一対一で対話を行います。

受験生は 1つの課題につき1つの面接官と対話を行うため、合計6課題・6名の面接官・6回の面接を行います。

面接時間は1つの課題につき7分で、移動時間を含めて面接に要する時間は約60分と告知されています。

生命倫理をはじめ医学に関する知識を問う課題もあり、深い教養が求められる傾向があります。

募集要項によると、MMI面接は段階評価を行いますが、面接試験のテクニックを問うことは目的としないとあります。

東京慈恵会医科大学が目指す“多様な医師を輩出したい”という思いから、受験生一人ひとりの語りに耳を傾けたいという目的でMMI面接を導入しているとのことです。

藤田医科大学医学部

藤田医科大学医学部のMMIは、最もオーソドックスなMMIの形態と言えます。

面接室に入ると、机の上にあるシチュエーションが記載された紙が置かれており、受験生はその紙を1分間で黙読するよう指示されます。

その後、5分間で自分の考えを述べるプレゼンテーション形式が行われます。

このプロセスを4回繰り返します。

藤田医科大学のMMIは、他の2大学と異なり質疑応答形式ではなくプレゼンテーション形式であることも特徴です。

藤田医科大学の過去のMMI面接から見る”医学部生に求める力”

ここまでで、各大学がどのような意図でMMI面接を実施しているのかがお分かりいただけたかと思います。

以下では、藤田医科大学の2023年度入試におけるMMI面接の内容を基に、「医学部は学生に何を求めているのか」を紐解きます。

2023年藤田医科大学MMI面接

以下は、2023年度入試において藤田医科大学で出題されたMMI面接の内容です。

実際の入試だったらどのように答えるか、考えながら読んでみてください。

MMI1回目

以下の内容が書かれた紙を読んだ後、面接官からの質問に答える。 

『あなたは大学生で、3日後に科目Aと科目Bの試験を控えています。科目Aは、普段の授業内で行うテストの点数も成績に含むようで、先輩から成績の3分の2は普段の授業でのテストの点数で決まると聞きました。普段の授業でのテストの点数を考慮すると、あまり頑張って試験勉強をしなくても合格点の60点には達しそうです。しかし、改めて先生に聞いてみると、「どちらの科目も頑張るように。」としか言われませんでした。一方、科目Bの試験は難易度が高いそうで、あなたはこれまでその難易度を意識して科目Bを重点的に勉強してきました。しかし、科目Bは暗記量が多く、未だ不安が残ります。』

質問1.あなたはどのように試験勉強をするか

質問2.あなたは科目Aの勉強に力を入れた結果、科目Bの勉強時間が少なくなってしまった。あなたはどう思うか

MMI2回目

以下の内容が書かれた紙を読んだ後、面接官からの質問に答える

『あなたはコンビニのレジに並んでいます。あなたの前には40代ほどの女性が並んでおり、先頭には小学校1年生ぐらいの男の子がいます。男の子はジュースとチョコレートを買いたいようですが、所持金が足りず、駄々をこねている様子です。店内に男の子の親は見当たりません。レジを担当している店員は困っており、店長を呼ぼうとしましたが、店長は店の外で掃除をしています。あなたの前の女性はイライラしているようです。』 

質問1.このとき、あなたはどうするか

質問2.あなたが男の子を説得しようとしても、男の子はぐずり続けている。あなたはどうするか

医学部生に求められる力

藤田医科大学のMMI面接の過去問から、大学が医学部生にどのような力を求めているかが見えてきます。

ご覧いただいてお分かりの通り、MMIでは答えのない問題に対してどのような意見を持つかが問われます。

そういった質問に対して受験生が自分の立場を具体的に示すことが求められます。

医学の現場では、明確な答えがない問題に取り組むことが多いため、答えのない問題に対して受験生がどう考えるのか、またどういった価値観をもつのかを推し量ることができます。

次に、その意見に至ったプロセスを論理的に説明できるかどうかも重視しています。

MMI面接では、受験生がどのようにしてその結論に達したのかという思考のプロセスを明確に伝えることが求められます。

医師として働く際には、複雑な状況においても論理的に考え根拠を持って決断を下す力が必要不可欠です。

そのため、MMI面接を通して受験生の論理的思考力や判断力を見たいと考えていることがわかります。

また、対話に対して適切なコミュニケーションが取れているかも重要な評価のポイントです。

MMI面接は「対話」という形式を用いるため、自分の考えを適切に伝える力だけでなく「相手の意見を傾聴する態度」が試されます。

MMIでは、短時間で次々と異なるステーションに移動し異なる面接官やシナリオに対応します。

この形式は、受験生が柔軟性をもって様々なタイプの人々と効果的にコミュニケーションを取る能力を示す機会となります。

医療現場では、多様な背景を持つ患者や医療従事者と協働することが求められる医師としてコミュニケーション能力は必要不可欠なものだということがわかります。

MMI面接の対策とは?

MMI面接では、対話を通じて自分の思いや考えを論理的に説明する力が求められます。

この面接形式は、医療現場で必要とされるコミュニケーション能力、判断力、倫理観などを評価するために設計されています。

そのため、対策として以下の点を押さえておきましょう。

まず、決まり切った文言を暗記するのではなく、日常生活で得た知見を活かして自分の言葉で適切なコミュニケーションをする練習が有効です。

人と話をする際や面接練習の際、自分の意見の根拠となる具体的なエピソードや経験を交えて話すことを意識しましょう。

次に、さまざまなテーマに対応できるよう、医療倫理やチームワーク、最新の社会情勢についての知識を蓄えておきましょう。

MMI面接において“知らないこと”がテーマとして設定されてしまうと太刀打ちができません。

学力を伸ばすと同時に、医療の分野を中心とした教養を身につけることが重要です。

また、与えられたテーマへの瞬発的な対応力を培うために模擬面接やグループディスカッションを通じて、実践的な練習を重ねましょう。

MMI面接は、受験生の人間性や医療人としての素養を総合的に評価することを目的としています。

誠実に、しかし自分らしい回答を心がけましょう。

最新の医学部入試に精通&面接対策も万全 医学部を目指すなら京都医塾

ここまで、近年の医学部入試で導入が進む「MMI面接」についてご紹介しました。

多様性が受け入れられつつある社会において、冷静な判断力と適切なコミュニケーション能力をもつ人材にこそ医師として従事するにふさわしいという傾向にあります。

最新の入試情報やトレンドを押さえながら、適切な医学部入試対策に取り組みましょう。

一方で、

「医学部の最新情報を知りたいけれど、中々時間がなくて情報収集ができない」

「自分に合った大学を探したいけれど、医学部の情報は膨大すぎて精査ができない」

といったお声を耳にします。

そんな受験生におすすめなのが、医学部専門予備校「京都医塾」です。

京都医塾は、医学部を目指す受験生を対象に、徹底したサポートと学習指導を行う“医学部専門予備校”です。

以下では、その京都医塾についてご紹介します。

MMI対策も万全!納得いくまで繰り返し受けられる面接・小論文指導

医学部入試では、二次試験として小論文と面接を課す大学がほとんどです。

これは、受験生が医師として相応しい人物かどうか、倫理観に問題はないかといった人間性を評価するためです。

一次試験を突破したにも関わらず、二次試験対策が不十分で涙をのむ受験生も少なくありません。

そのため、小論文や面接、さらにはMMI面接の対策が不可欠です。

京都医塾では、小論文専門、面接専門の担当者による小論文添削・面接指導を行っており、MMI面接対策も可能です。

二次試験は一次試験の後すぐに実施されるため、前もっての対策と直前期の反復練習が求められます。

京都医塾では、早い段階から小論文・面接対策を実施し、その結果をフィードバックします。

生徒本人が納得するまで何度でも指導を受けることができるため、医師を目指す気持ちを自分の言葉で表現する技能を身につけ、二次試験に臨むことが可能です。

生徒一人ひとりの学力・学習ペースに合わせた個別カリキュラム

京都医塾では、個別面談を通じて具体的な志望校を決定し、志望校に合格するための力を醸成する個別カリキュラムを作成しています。

このカリキュラムは、入塾前の実力判定テストや個別面談、授業中の様子、模試の結果などの分析データを基に作成されます。

一人ひとりの志望校はもちろん、勉強の悩みや得意不得意、生活習慣も考慮して検討を行うため、自分にぴったり合った学習計画を手にすることができます。

さらに、京都医塾では、学力を効率的に伸ばすためにカリキュラムを科目別に設定しています。

また、自習や復習の時間も重要視しており、自習するべき学習内容や復習に役立つブラッシュアップシートの活用もカリキュラムに組み込んでいます。

加えて、京都医塾ではMMI面接対策も行っており、面接対策においても充実した指導を提供しています。

このように、京都医塾は学習の効率化と学習量の確保を重視し、個別カリキュラムの立案に力を入れています。

基礎が不安定な場合は個別授業で徹底的にサポート

先述の通り、京都医塾では一人ひとりの学力と学習状況に合わせて個別カリキュラムを設定しています。

しかし、講義で学習するには難しい教科、つまり苦手意識の強い教科については、個別授業を受講することが可能です。

個別授業では、模試の結果や各種テストに加えて、授業の様子までを詳細に分析し、どのようなアプローチで学力を向上させるかを講師が計画し、実施します。

必要に応じて、基礎の部分まで手厚くサポートするため、苦手科目の克服と学力アップが可能です。

個別授業を活用することで、自分のレベルに合わせた学習が可能となり、無理なく目標を達成することができます。

まとめ

記事を読んでいただいた方の中には、京都医塾の徹底的なサポート体制に興味をもってくださっている方も多いかと思います。

京都医塾では、本記事でご紹介した以外にも医学部合格のためにさまざまなサポートを行っており、多くの医学部志望の受験生にご通塾をいただいております。

「京都医塾のサポート内容をもっと知りたい」

「実際の授業を体験してみたい」

といったご要望も多くいただくため、京都医塾では指導方針のご説明や授業体験をしていただけるように『一泊二日医学部合格診断』を実施しています。

『一泊二日医学部合格診断』では、実際に京都にお越しいただいた上で2日間かけて京都医塾の授業体験や面談、入塾説明を行います。

施設をご覧になったり、授業の様子を知っていただいたりする機会となっております。

交通費や宿泊費などは全て京都医塾が負担させていただきますので、少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ『一泊二日医学部合格診断』にご参加ください。