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旧帝大医学部について徹底解説!特徴や、メリットは?偏差値や倍率の違いについても紹介!

旧帝大医学部について徹底解説!特徴や、メリットは?偏差値や倍率の違いについても紹介!

医学部受験の際に、「旧帝大医学部」という言葉を聞いたことがある人は、少なくないはずです。

この旧帝大医学部は、特定の医学部のグループを指す言葉として使われます。

今回の記事では、そんな旧帝大医学部が設置された背景や、それぞれの医学部の特徴などを解説していきましょう。

医学部における旧帝大とは?

医学部における旧帝大とは、1886年に発布された「帝国大学令」によって設立された、高等教育機関を指します。

上記大学令の発布の年から1939年までの約50年間にわたって、全国各地に7校が開設されました。

開設された大学については、下記表をご覧ください。

開校年 大学名
1886年 東京帝国大学(東京大学)
1897年 京都帝国大学(京都大学)
1907年 東北帝国大学(東北大学)
1911年 九州帝国大学(九州大学)
1918年 北海道帝国大学(北海道大学)
1931年 大阪帝国大学(大阪大学)
1939年 名古屋帝国大学(名古屋大学)

これらの大学群の医学部は、日本で最も歴史のある医学部であり、高い実績と優秀な人材を多数、輩出してきたことから、医学部のヒエラルキーの頂点であるとされています。

また、必要偏差値も他の医学部よりも高い傾向にあり、入学するためには困難を極めることでも有名です。

医学部のヒエラルキーとは?

「ヒエラルキー」とは、階層や序列をあらわす言葉です。

わかりやすく例えるなら、「格付け」と言い換えた方がいいかも知れません。

それはさておき、医学部には設立年ごとに、本記事で紹介している旧帝大群の他にも、私立御三家や新設医科大など様々な医学部のグループが存在します。

そして、設立年が古い医学部群ほど、ヒエラルキーの上位に位置づけられます。

旧帝大医学部の特徴

続いて、旧帝大医学部の、それぞれの特徴についても見ていきましょう。

東京大学

東京大学は、言わずと知れた国内最高学府とされる大学です。

医学部の偏差値も、国公立大学の医学部ではトップの、72.5

合格のためには、相当な学習量を必要とするのは言うまでもないでしょう。

ただし、入学に要する努力量に対するリターンも多く。最先端の医学と臨床・研究プログラムが学べます。

とくに基礎医学の分野では、世界トップレベルの研究がなされており、日本国内のみならず、グローバルな観点からも医学界をけん引していくことを期待されています。

京都大学

京都大学も国公立大学の医学部の中では、東京大学に負けず劣らずの難関校です。

こちらの医学部の特徴は、学生個々人の資質を最大限に引き伸ばすための教育方針をとっていることにあります。

たとえば、同医学部では、国際的にも優秀な研究業績を残した指導者を多数集めて学生の指導にあたり、学生それぞれの適性に見合った教育を行っています。

そのほか、予防ウィルス学という、現在流行中のウィルスが収束した後に、流行する可能性があるウィルスを封じ込める研究など、京都大学ならではの取り組みも盛んに行われています。

東北大学

旧帝大医学部の中でも三番目という、早い時期に設立されたのが現在の東北大学医学部です。

こちらの医学部の特徴は、研究医の養成に特段に力を入れて取り組んでいることです。

研究医とは、その名のとおり、医療研究を通じて病気のメカニズムを研究したり、新たなウィルスなどを発見する医師のことをいいます。

通常、医師というと病院で活躍する臨床医を連想しがちですが、実は、この研究医も医学の発展のためには、非常に重要な存在と位置付けられています。

そこで、東北大学医学部では、入学後間もない5月から研究医を養成するためのプログラムを実施。

将来の研究医を育むため、低学年次から研究医としての基礎を学ばせています。

北海道大学

北海道全域にわたって多大なる医療貢献をしているのが、ここで紹介する北海道大学です。

同大学は、1919年の設立以来、約10,000人の卒業生を輩出してきました。

そんな北海道大学の特徴は、医学教養と基礎医学、臨床医学、そして臨床実習の四本柱を主軸とした、医師養成プログラムです。

基礎から学び、そしてその学んだことを実践に生かし、医師として少しでも社会貢献できる人材を輩出するために、同医学部では日夜、学生の育成に努めています。

大阪大学

大阪大学医学部は、世界をリードする医師や、研究医の養成に力を入れた取り組みが、全国的にも有名な医学部です。

たとえば、グローバルな人材を育成するために、2015年度より教育カリキュラムを国際性を意識したものに改革。

さらに国際評価基準を指針としつつ、カリキュラムの改良を継続した結果、2020年には外部評価機関から、世界基準に適合していることが認められました。

世界を股にかけて活躍する医師を目指している人には、こちらの大阪大学がおすすめです。

名古屋大学

名古屋大学医学部の大きな特徴の一つには、柔軟性のあるカリキュラムを導入している点があげられます。

同医学部では、2022年度から学習カリキュラムを大きく刷新。

これによって、早い時期から専門医として必要な社会医学などを学べるようになったほか、高学年の学生もリベラルアーツ、つまり一般教養を学習できるように整備されました。

学生の学びの自由度を重んじるカリキュラムの中で学びたい人には、同医学部は最適と言えるでしょう。

九州大学

みなさんもご存じのとおり。現代の医学は、日進月歩の速さで進歩をし続けています。

そのため、大学の、自前のカリキュラムや、施設だけで学生を育成しようとしていては、時代に取り残される可能性も否定できません。

そこで、九州大学医学部では、外部機関である「医療系統合教育センター」と連携し、より高品質な教育を実践しています。

また、国際医学にも着目し、英語学習や国際NGOへの参加なども積極的に取り入れて、学生の育成に励んでいます。

旧帝大医学部のメリット

旧帝大医学部の受験を検討中の人にとっては、同医学部群に入学するメリットについても知っておきたいはずです。

そこで、ここでは、旧帝大医学部に入学するメリットについて、3点ピックアップして紹介していきましょう。

就職に有利

旧帝大医学部のメリットの一つには、就職に有利というものがあります。

医学部卒業後、臨床医として勤務する場合は、当然ながら勤務先を探さなければなりません。

この就職活動の際「マッチング制度」と呼ばれる、就活生と病院を引き合わせるシステムを利用することになりますが、伝統的に特定の医学部からしか採用しないという病院も少なからず存在します。

そのため、一般的な医学部の卒業生よりも、チャンスが多くまわってきやすくなります。

また、いわゆる「学歴フィルター」と呼ばれる、学歴による「足きり」を受けることも、まずないと言ってよいでしょう。

出世が有利

出世が有利になるのも、旧帝大医学部のメリットです。

旧帝大医学部群は最も古くから存在するため、各医学部群の中でも影響力が高い部類に属します。

事実、全国的にも関連病院などの医療機関の要職者は、旧帝大医学部の出身者が多くを占めています。

充実した環境で学べる

医学部群の中でも、トップレベルとされる旧帝大医学部群。

そんな旧帝大医学部群には、国からの支援金が優遇されており、学習施設や研究設備が他大学よりも整っている傾向にあります。

さらに、教授の質も世界レベルの研究者などが多く配されていますから、学びの場としてはこの上ない環境となっています。

旧帝大医学部を目指すなら京都医塾

みなさんもご存じのとおり、旧帝大医学部は一般の医学よりも高難易度な傾向にあります。

東京大学を筆頭に高い偏差値を要求される大学ばかりですから、一流の予備校などで、一流の指導を受けたいと、考えている人もいるのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は優れた講師陣やオリジナルのカリキュラムなどを用いて、医学部受験に特化した指導を実践し、毎年たくさんの受験生を医学部へと送り届けている予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の取り組みなどについて、紹介していきましょう。

学力を徹底的に伸ばす「オーダーメイドカリキュラム」

京都医塾では、受験生の学力を徹底的に伸ばすために、オリジナルのカリキュラムを導入して指導にあたっています。

その名も「オーダーメイドカリキュラム」という名称のカリキュラムですが、これは私たちが長年積み上げてきた、ノウハウを結晶化させて生み出したものです。

このカリキュラムは「オーダーメイド」という文言にもあるとおり、受験生一人ひとりの実力に合わせて学習方針を設定して作成されます。

さらに、学力向上の進捗に合わせてバランスよくアップデート。

常に最適化されたカリキュラムで授業に臨めますから、学力の伸長具合も格別だと評判です。

旧帝大医学部へも合格者を輩出

多くの人が予備校選びの参考材料として重要視するのが、その予備校の持つ合格実績です。

どんなに立派なうたい文句が並べ立ててあっても、合格実績に乏しい予備校は、選択候補とはなりえません。

その点、当塾では、地元京都大学のみならず、東北大学や名古屋大学など多くの旧帝大医学部へ合格者を輩出しています。

旧帝大医学部は、その難易度から尻込みしてしまう受験生もおられますが、京都医塾へ入塾していただければ、最大限のサポートで、最大限の成果をあげられるよう、全力であなたの後ろ盾になりましょう。

旧帝大医学部へ本気で合格したい人には、実績豊富な京都医塾がうってつけです。

学習面だけにとどまらないきめ細かいサポート

受験に勝ち抜くためには、学習面だけに集中していればよいわけではありません。

食事や睡眠時間などの生活習慣についても配慮しないと、長いながい受験シーズンのどこかで調子を崩してしまいます。

そこで、京都医塾では、受験生の生活面についてもトータルサポートを実施。

食事は管理栄養士が監修した献立が出されますし、睡眠時間についても規則正しい生活リズムを送ってもらい、十分な時間を確保しています。

さらに、メンタル面をケアするスタッフも配置していますので、受験にまつわる悩みが生じても心配いりません。

医学部受験を突破するためのあらゆるサポートでお迎えしますので、安心して入塾してください。

まとめ

医学部における旧帝大とは、1866年に発布された「帝国大学令」によって設立された、高等教育機関を指します。

上記大学令が発布されてから、約50年間の間に、国内では現東京大学を筆頭に7校の医学部が開設されました。

こちらの医学部へ入学することで、卒後のキャリアが有利になったり、一般的な医学部よりも充実した環境で医療を学べるといったメリットがありますが、ネックとなるのが、各医学部の難易度です。

旧帝大医学部は、一般的な国公立大学の医学部よりも必要偏差値が高い傾向にありますから、合格のためには効率的、かつ良質な学習が必要とされます。

そのため、受験生の方の中には一流の予備校で、一流の指導を受けたいと感じている人も多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は優れた講師陣やオリジナルのカリキュラムなど、医学部受験に特化した指導を実践し、毎年たくさんの受験生を医学部へと送り届けている予備校です。

旧帝大医学部の受験にも強く、地元の京都大学を筆頭に東北大学や名古屋大学など、複数の旧帝大医学部への合格者を輩出しています。

本気で旧帝大医学部に合格したい人には、たしかな実績を誇る京都医塾がうってつけです。

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