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【弘前大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【弘前大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

弘前大学医学部は、戦前は青森医学専門学校を母体とし、戦災をまぬがれ弘前市に移転後1949年に設立されました。

同医学部は、東北地方では東北大学医学部に次いで2番目に長い歴史を持ち、北東北の地域医療の中心として大きな役割を担っています。

そんな弘前大学医学部には、北海道・東北地方を中心に全国からたくさんの受験生が試験に挑んでいます。

そこで今回の記事では、弘前大学医学部を目指す受験生に向けて、同医学部の基本情報から入試について詳しくお伝えしていきましょう。

弘前大学医学部の基本情報

最初に、弘前大学医学部の基本情報について押さえておきましょう。

こちらの項では、弘前大学医学部のキャンパスの場所とアクセス方法、医学部の定員数、そして入試方法や日程についてまとめました。

キャンパスの場所

弘前大学医学部のキャンパスは、青森県弘前市の本町地区キャンパスに位置しています。
電車で向かう場合は、JR弘前駅で下車してください。

弘前駅からキャンパスまでは、南西方向に徒歩で35分ほどかかります。
弘前駅からバスで向かう場合は、6番のりばから「駒越線」に乗車し「大学病院前」で下車するか、8番のりばから「金属団地・桜が丘線」に乗車し「本町」で下車してください。

バスの所要時間はどちらも20分程度です。

定員数

弘前大学医学部の定員数は817名となっています。

また、2023年度の定員数については、国に増員を申請中でしたが、同申請が認められ、一般選抜の募集人員が70名(一般枠50名・青森県定着枠20名)、総合型選抜Ⅱが42名(青森県内枠27名、北海道・東北枠15名)、合計112名となりました。

入試情報

次に、弘前大学医学部の入試情報についても押さえていきます。

こちらの項では、弘前大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきましょう。

一般選抜

弘前大学医学部の一般選抜は、前期日程のみで共通テストと二次試験により合否が判定されます。

2023年度における募集人員については、上述のとおり一般枠50名、青森県定着枠20名の合計70名となりました。

なお、上記募集枠のうち、青森県定着枠の志願者は、出願に際して出身地は問われませんが、卒業後は医師の不足している地域にて医療に従事する義務が課されます。

なお、2023年度の共通テストは、同年1月14日と15日に実施される予定で、二次試験は2023年2月25日から26日にかけて行われる見通しです。

総合型選抜Ⅱ(地域枠)

弘前大学医学部の総合型選抜Ⅱは、地域枠として位置づけられています。

2023年度おける同選抜枠は、青森県内の高校出身者などから27名、さらに北海道・東北県内の高校出身者などから15名を採用するなど、幅広い地域から数多くの学生を募っているのが特徴です。

出願に際しては、年齢や出身地など医学部の定める諸条件を満たす必要があるほか、卒業後は当該県内での医療に従事する意志を表明する確約書の提出が求められます。

2023年度の試験については、2022年10月29日と30日に行われました。

弘前大学医学部の入試難易度

弘前大学 医学部

続いて、弘前大学医学部の入試難易度についても押さえておきましょう。

ここでは、弘前大学医学部の入試難易度を、偏差値と倍率の2つの指標から解説していきます。

偏差値

弘前大学医学部の偏差値は、2021年度より総合問題が試験に課されるようになった関係で、現時点では詳細な評価をなすことができない状況にあります。

そこで、ここでは2020年度の偏差値を引き合いにだして解説していきましょう。

2020年度における、同医学部の一般枠の偏差値は65.0で、国立大学医学部の中では標準的な水準にあります。

同年度において偏差値65.0の医学部としては、秋田大学や筑波大学、信州大学、岡山大学などがあげられます。

もっとも、上記大学の偏差値は、2022年度の段階では変化している場合もありますので、あくまで参考情報にとどめておいてください。

倍率

倍率についても確認していきましょう。

医学部医学科の2020年度から2022年度までの試験結果をもとに、倍率をまとめました。

ぜひ参考にしてください。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 (一般枠) 4.5 50 243 219 54
前期 (青森県枠) 5.0 20 109 72 22

2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 (一般枠) 3.2 50 168 152 53
前期 (青森県枠) 6.0 15 96 62 16

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 (一般枠) 5.0 50 253 217 51
前期 (青森県枠) 6.0 20 119 89 20

弘前大学医学部の一般選抜における青森県枠の倍率は、5.0倍から6.0程度と比較的、安定して推移しています。

同一般枠についても基本的に同じことが言えますが、2022年度においての倍率の再上昇が気がかりなところではないでしょうか。

2023度では、医学部の増員が図られた影響で倍率が下がることも予想できますが、少しの気の緩みが取り返しのつかない事態を招いてしまいます。

受験勉強を進めるにあたっては、地道に努力を積み重ねて、合格のために必要な実力を身につけていってください。

弘前大学医学部の特徴

弘前大学 医学部

地域に根差した医療を実践的に学べるカリキュラム

弘前大学医学部では、地元である青森県を中心とした地域医療に関するカリキュラムが充実しています。

地域医療に関する授業や実習が、1年次から6年次のすべての学年のカリキュラムで設けられていることが特徴といえます。

カリキュラムの目的は郷土愛をもつ医師の育成を目指すことです。

現場で働く先生方から熱量が高い授業や実習を受けることで、地域医療に対して自分は医師として何ができるかを考え、学ぶ機会となるでしょう。

全国でも注目を集める大規模健康調査「岩木健康増進プロジェクト」

「岩木健康増進プロジェクト」は、全国的にも非常に高く評価されており、注目を集めている大規模な健康調査です。

青森県の短命原因に対して延命対策をとりたいという背景から、弘前大学主導で調査研究の取り組みがスタートしました。

健診1人当たりの調査項目数は、世界でもトップクラスの2千項目を超え、現在では20以上の他大学、約40企業が参画する産官学合同研究となっています。

弘前大学医学部の研究室では、出資企業とともに集積されたビッグデータを解析し、認知症・がん・生活習慣病などの早期発見・予防方法の研究が行われています。

弘前大学の医学生は、4年次の社会医学実習で本プロジェクトに参加します。

「県民の健康寿命を延ばすために、尽力されている先生方の姿に感銘を受けた」と学生にも大変好評です。

1年次からの早期臨床体験実習

弘前大学医学部では、1年次から早期臨床体験実習に参加できます。

早期臨床体験実習の目的は、早い段階から医療現場で実際に患者さんと触れ合い、医師に対する使命感や学習意欲を高めることです。

弘前大学医学部の早期臨床体験実習では、大学附属病院に加え、津軽地域の学外実習施設を訪問します。

学外実習施設には、障がい者支援施設・児童発達支援センター・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設があり、入所者さんと接しながら実習を行います。

実際に現場に訪れることで、医師として求められていることは何かを肌で感じることができ、座学では得られない貴重な体験となるでしょう。

大学進学したばかりの1年次から早期臨床体験実習に参加できることは、医学生にとってメリットが大きい魅力的な実習といえます。

弘前大学医学部の入試情報

弘前大学 医学部

次に、2023年度の弘前大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。

こちらの項では、弘前大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。

入試科目と配点

最初に、入試科目と配点の説明をします。

共通テストと二次試験に分けて解説をしますので、参考にしてください。

共通テスト

共通テストの入試科目と配点については、下記表のとおりです。

英語 数学 国語 理科 地理・公民 合計
200 200 200 300 100 1000

2次試験

二次試験における入試科目と配点は、下記表のとおりです。

総合問題 面接 合計
300 200 500

弘前大学医学部では2021年度より、通常の学力試験を廃止して、総合問題という問題形式になりました。

英語の長文、図や表などの資料から、情報を読み解く問題が出題されています。

出題法方式が他大学と異なるため、過去問に十分に目を通し形式を把握しておく必要があるでしょう。

また、弘前大学医学部では、面接の配点が高く面接対策は欠かせません。

面接時間は10〜15分程度、個別面接形式で行われます。

面接では、自己推薦書を資料として、受験生の受け答えから、医師としての素質があるかどうかを細かく見極められます。

自己推薦書の内容は重要となりますので、相手に伝わる内容になっているか事前に他の人にチェックしてもらってもよいでしょう。

よく質問される内容は、医師を目指す理由や、志望理由、高校時代の部活など一般的なものです。

一般的な質問には、迷わずと答えられるように事前に回答を準備しておき、しっかり練習をしておきましょう。

合格のボーダーラインは?

弘前大学医学部の一般枠の合格のボーダー得点率は、2020年度が81%、2021年度が77%、そして2022年度が75%となっています。

国公立大学医学部、全般に言えることですが、弘前大学でも80%近くの高度な得点率が要求されています。

しっかりとした受験対策を行い、万全の準備で試験に臨みましょう。

弘前大学医学部を目指すなら京都医塾

弘前大学医学部の偏差値は65.0で、国立大学医学部の中では標準的な水準にあります。

しかし、共通テストのボーダー得点率は高く、2次試験は総合問題で他大学と異なる出題傾向となります

。そのため、弘前大学医学部を志望する際には、共通テスト対策はもちろんのこと、2次試験対策にもおすすめなのが、医学部専門予備校 京都医塾です。

京都医塾は、医学部受験に特化した指導で、これまで医学部合格者を多数輩出しています。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

苦手を克服するオーダーメイドカリキュラム

医学部受験において、入試科目の中に苦手科目があることは命取りです。

京都医塾では、入塾時に全ての科目についてカウンセリングを行い、生徒1人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムを作成します。

こちらのカリキュラムに沿って学習をすすめていくことで、確実に苦手科目を克服することができるのです。

生徒一人につき13人の講師陣

京都医塾では生徒1人に対して、医学部に特化した講師陣13名がチームを組んで指導します。

講師がバラバラの指導方法をとるのではなく、全員が、指導方針を統一しますので、生徒一人ひとりに最適な授業を提供してくれます。

講師たちは、各科目のバランスを考慮して、どれを重点的に指導すべきかなど見極めつつ授業を行います。

生徒は、医学部合格に必要な学習を効果的に学習することができるのです。

生活リズムが整う環境

医学部の試験は午前中から開始されるのが一般的です。

京都医塾では、毎朝6時の起床と8時の登校を義務付けています。

試験当日に受験生がしっかりとパフォーマンスを発揮できるように、生活リズムを整えるように促しているのです。

京都医塾では、学習面だけでなく、規則正しい生活リズムの指導も含めて、受験生を全面的にサポートする環境があります。

まとめ

弘前大学 医学部

弘前大学医学部は、長い歴史の中で地域医療の中心として大きな役割を果たしてきました。

同医学部は、北海道や東北地方をはじめとして全国から多くの受験生が集まる人気が高い大学です。

弘前大学医学部の偏差値は、国公立大学医学部の中では標準的な水準といえます。

しかし、入試では高いボーダー得点率と2次試験は総合問題が課されるため、志望校とする場合は、十分な受験対策をたてることが不可欠です。

一方で、受験生の中には、共通テストと2次試験対策をどのようにすればよいのか不安を感じる人もいるでしょう。

そういった人の頼もしい味方となるのが、医学専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、苦手を克服するオーダーメイドカリキュラム、優秀な講師陣、生活リズムが整う環境を用意しています。京都医塾では、合格に必要なあらゆる指導で受験生を最後までサポートします。

弘前大学医学部に本気で入りたい人は京都医塾がおすすめです。

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