2025年5月、愛知県の藤田医科大学は2026年度入学生から医学部の学費を約30%、金額にして828万円引き下げ、6年間総額を2,152万円とすると発表しました。(出典:藤田医科大学|研究大学を支える優秀な人材確保に向け、医学部の学費30%値下げ)
この水準は私立大学医学部で2025年度時点で全国4位の安さに相当します。
今回の記事では、医学部の高すぎる学費の壁を大きく引き下げるニュースとして注目される今回の決定について、背景や他大学との比較、医学部受験への影響を整理して解説します。
目次
藤田医科大学医学部の学費30%引き下げ概要(2,152万円へ)

藤田医科大学医学部は、2026年度入学者から6年間で総額2,152万円という新しい学納金を設定すると2025年5月に公表しました。(出典:藤田医科大学)
▼学費の変更点
現行6年間の学費総額 | 2,980万円 |
2026年4月から | 2,152万円 |
差額 | 828万円の値下げ(約30%) |
上記のように、現行の2,980万円と比べると約828万円、率にしておよそ30%の減額です。
値下げ対象は入学金を含むすべての授業料で、在学中に追加で大幅な負担増が生じる心配はありません。
私立大学医学部の標準的な学費が3,000万円台で推移する中、2,000万円前半まで抑えた大幅な改定といえます。
学費値下げの内容と時期
改定は2026年度(令和8年度)に入学する学生から適用されます。
入学時点で必要な入学金に加え、1年次から6年次までの授業料が一律で見直され、総額2,152万円に据え置かれる仕組みです。
藤田医科大学側は今後公開する募集要項で納付スケジュールの詳細を示す予定ですが、大まかな内訳や支払回数は現行制度と大きく変わらない見込みです。
藤田医科大学医学部が学費値下げに踏み切った理由
藤田医科大学医学部が学費を引き下げた最大の狙いは、経済的背景を問わず優秀な学生を広く呼び込むことにあります。
岩田仲生学長は「学費負担を軽くし、将来の医学研究を牽引する人材を集めたい」と語っています。
研究設備の拡充や大学病院の医療水準向上と合わせ、教育・研究面での競争力をさらに強めたい考えです。
藤田医科大学医学部の減額後の学費はどの程度安い?
今回の改定で藤田医科大学の6年間学費は2,152万円。
私立大学医学部31校の中では2025年度時点で4番目の安さになります。主な低額校は次のとおりです。
大学名 | 6年間学費総額 |
国際医療福祉大学医学部 | 1,850万円 |
順天堂大学医学部 | 2,080万円 |
関西医科大学医学部 | 2,100万円 |
藤田医科大学医学部 | 2,152万円 |
一般的に私立大学医学部の総額は3,000万円超が主流であるため、2,000万円前半は「国公立大学との差が縮まり、私立大学でも現実的に検討しやすい価格帯」といえます。
学費値下げがもたらす志願者動向・難易度への影響

私立大学医学部では、学費が下がると志願者が増え、結果的に偏差値・倍率が上がる傾向があります。
学費減額によって経済的な障壁が下がると、これまで国公立大学医学部だけに絞っていた受験生や関東圏の受験生も併願候補として検討しやすくなるからです。
ただ、倍率の上昇幅は日程・試験科目の重なり、募集定員、奨学金の有無など複数の要因が絡むため一概には読めません。
志願者増加と入試難化の可能性
2008年度に約900万円の大幅減額を行った順天堂大学医学部では、翌年度以降に志願者数が急増し、偏差値も上昇した事例があります。(出典:朝日新聞EduA)
同様の動きが藤田医科大学でも起こる可能性は高いものの、入試日程が他大学と重なる場合には分散も起こります。
医学部受験生がどちらを選ぶかで倍率が変動するでしょう。
制約要因と受験生へのアドバイス
志願者動向には学費以外の要素も大きく影響します。
たとえば、以下のような影響です。
- 試験科目の難度
- 募集定員の増減
- 複数日程の有無
- 奨学金・特待制度の充実度
受験生は最新の募集要項を必ず確認し、日程調整や併願戦略を練りましょう。
学費が下がった分、生活費や実習費、国家試験対策費など在学中に必要なコストも早めに試算しておくと安心です。
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まとめ

藤田医科大学医学部の学費が約30%減り、私立大学医学部で4番目に安い水準(6年間総額2,152万円)となることで「経済的に手が届く私立」が広がりました。
しかし、学費減額は志願者増を招き、合格偏差値を押し上げるのも過去例から明らかです。
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