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【旭川医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【旭川医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

国内でも最高クラスの医学教育を施していることで有名な、旭川医科大学医学部。

同医学部では、地域医療の拡充を中心として、たくさんの医療人をこれまでに世に送り出してきました。

そんな旭川医科大学医学部には、広大な北海道の医療事情をより拡充せんがため、または同医学部で先進医療を学ばんがため、毎年たくさんの受験生が入試にチャレンジしています。

そこで今回の記事では、旭川医科大学医学部の志望者に向けて、医学部の特徴や基本情報など、有益なデータをまとめました。

旭川医科大学医学部の基本情報


まずは、旭川医科大学医学部の基本情報から押さえていきましょう。

こちらの項では、旭川医科大学医学部のキャンパスの場所や定員数、入試情報などを解説していきます。

キャンパスの場所

旭川医科大学医学部のキャンパスは、北海道旭川市に位置しています。

こちらのキャンパスへ向かう場合は、旭川駅から71番バスに乗車し、「医大病院前」で下車してください。

定員数

2022年度における旭川医科大学医学部の一般選抜の定員数は、前期日程が40名、後期日程が8名でした。

一般選抜の入学者用募集要項は、2022年11月上旬に公表となっておりますので、詳細については上記時期を待ちましょう。

そして、旭川医科大学医学部には、2種類の総合型選抜と学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)が設けられています。

こちらについては、すでに2023年度の募集要項が発表されていますから、そちらを参考に定員数の説明をしていきます。

最初に、総合型選抜の説明から入りましょう。

こちらの、選抜枠には、「総合型選抜(国際医療人特別選抜)」「総合型選抜(北海道特別選抜)」がありますが、定員数は前者が5名、後者が32名となっております。

また学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)の定員数は、10名の募集枠となっています。

これらの募集枠から見ても、旭川医科大学医学部では地域で活躍してくれる医療人を特段に重視していることが、見てとれるでしょう。

なお、私費外国人留学生選抜については、若干名の募集となっています。

入試情報

次に、旭川医科大学医学部の入試情報についても確認していきます。

一般選抜

一般選抜は、共通テストや個別学力検査、面接試験などで合否の判定が行われる募集枠です。

2022年度における、こちらの試験は同年2月25日から26日にかけて実施されました。

綜合型選抜(国際医療人特別選抜)

綜合型選抜(国際医療人特別選抜)は、旭川医科大学医学部の医学・医療活動の水準を国際レベルにまで引き上げてくれる人材を育成するために、創設された募集枠です。

こちらの募集枠では出願時に、「国際医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書」という書類を提出する必要があります。

試験については、共通テストと面接、小論文試験が実施されます。

面接試験の配点が非常に大きいので、よく練習しておきましょう。

2023年度の選抜日時は、2022年11月26日となっています。

総合型選抜(北海道特別選抜)

総合型選抜(北海道特別選抜)は、北海道の医師不足を解消する目的で設けられた募集枠です。

こちらの募集枠では、北海道に所在する高校や、中学校の卒業生などが出願資格の保有者となります。

試験は、共通テストと個人面接、小論文試験で実施。

小論文試験は、医療や福祉、社会一般に関することなど幅広いテーマから出題されますので、医療ニュースだけでなく時事問題に関するニュースにもアンテナを張っておきましょう。

2023年度の選抜については、2022年10月29日に実施予定です。

学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)

学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)も、北海道の地域医療の拡充を目的として設けられた募集枠となっています。

総合型選抜(北海道特別選抜)との違いは、主に道北・道東地域の医療に貢献してくれる人材を広く登用しようというものです。

出願資格は、「生まれ育った地域が、北海道の上川中部を除く道北、道東、並びに北空知及び中空知に該当し、将来、当該地域における医療に貢献する強い意欲がある者」となっており少々複雑です。

試験については、共通テストと個人面接、小論文試験が課されます。

面接試験では、道東や道北などでの医療の貢献に資する意思の有無が、強く確認されますので、その点についてはしっかり受け答えできるようにしておいてください。

2023年度における試験は、2022年11月26日に実施予定です。

私費外国人留学生選抜

私費外国人留学生選抜は、その名のとおり留学生を対象とした選抜枠です。

こちらの募集枠の選抜では、共通テストが免除され、その代わりに旭川医科大学医学部の独自の試験が課されます。

2022年度の試験は、同年2月25日に実施されました。

旭川医科大学医学部の入試難易度

続いて、旭川医科大学医学部の入試難易度についても見ていきます。

ここでは、旭川医科大学医学部の偏差値と入試倍率のデータをもとにして、難易度を分析していきましょう。

偏差値

旭川医科大学医学部の偏差値は65.0で、国公立大学の医学部の中では標準的なレベルです。

同一の偏差値の医学部としては、北海道大学や金沢大学、新潟大学などがあげられます。

もう少し上位の大学に目を向けるのであれば、弘前大学や東北大学が近い場所に立地しているのでおすすめです。

倍率

さらに、倍率についても見ていきましょう。

ここでは、旭川医科大学医学部の入試倍率について、2020年度から2022年度までのデータをもとにして分析していきます。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 5.9 46 279 238 47
後期 19.1 8 287 160 15

2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 7,0 40 279 167 40
後期 10,0 8 100 36 10

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 4.1 40 178 150 43
後期 22.1 8 221 11 10

旭川医科大学医学部の一般選抜における前期日程の入試倍率は、4.1倍から7.0倍の間で推移しています。

先ほど引き合いに出した、北海道大学では3倍程度の倍率ですから、旭川医科大学医学部の倍率は、高い部類に入ると言えるでしょう。

そして、後期日程については、ただでさえ少ない募集人数に受験生が殺到するため、高い時には20倍以上の倍率となっています。

いずれにせよ、同医学部を受験する際には、一切の手抜かりがない万全の学習が必要です。

旭川医科大学医学部の特徴


旭川医科大学医学部を志望する人にとっては、同医学部のカリキュラムや特徴などについても大きな関心事項ではないでしょうか。

そこで、ここでは、旭川医科大学医学部の特徴などについて3点紹介していきます。

実践的な医療技術を学べるシミュレーションセンター

医療技術を効率的に学ぶために欠かせないのが、高性能なシミュレーション機器です。

旭川医科大学医学部では、そういった事情を踏まえて「シミュレーションセンター」と呼ばれる専用施設を設けて学生を教育しています。

主に、5、6年次の学生が対象となり、訓練においては救急救命や基本的臨床スキルラボにおける心臓マッサージの技術練習や、緊急時の対応力を身につけるための実習をしていきます。

上記のラボ以外にも40種類以上の機器を用いて学生を指導しているのは、旭川医科大学医学部ならでは取り組みと言えるでしょう。

きめ細かい指導を受けられる臨床実習

みなさんもご存知のとおり、北海道は全都道府県の中でも最も広大な面積を有しています。

そのため、医師の偏在化が進み、地域医療の拡充が大変求められているのが実情です。

そういった実情に対処するために旭川医科大学医学部では、きめ細かい指導を受けられる臨床実習を学生に施し、医療人としての育成を図っています。

特徴的なのは、個人開業医や地域の中核的な病院、そして大学病院の3種類の施設がネットワークを組んで臨床実習にあたることです。

このネットワークを有機的に利用することで、上記のとおり、学生へのきめの細かい指導を実現し、地域に根差す医師の育成を図っているというわけです。

がん専門医療人材養成プラン

日本人の死因の中でも、大きなウェイトを占めるのががんです。

旭川医科大学医学部では、2017年に「人と医を紡ぐ北海道がん医療人養成プラン」という人材育成プログラムを立ち上げ、がん治療の専門医の育成に力を入れて取り組んでいます。

こちらのプログラムは実に多彩で、遺伝子研究やライフステージに応じたがん治療対策など、さまざまな角度から医療を学ぶことができます。

旭川医科大学医学部の入試情報

次に、旭川医科大学医学部の入試情報についても見ていきます。

入試科目と配点

まずは、入試科目と配点から解説していきましょう。

共通テスト

旭川医科大学医学部の一次試験では、共通テストの成績に応じて合否の判定がくだされます。

科目と配点について、下記表にまとめましたのでご覧ください

【前期日程】

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 100 100 100 200 50 550

【後期日程】

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 100 150 150 150 50 600

旭川医科大学医学部の後期日程では、国語の配点が高くなっているのが特徴です。

医学部の試験では、一般的に国語は軽視されがちですが、きちんと学習をしておくと社会に出たときに大変有利になります。

これは一例ですが、絶対に失敗できない手術などにあたる際、単に「頑張ります」と言うよりも「不退転の決意で臨みます」と宣言した方が、患者やスタッフからの印象も変わってくるはずです。

国語もしっかり勉強して、教養を身につけておきましょう。

二次試験

さて、一次試験の合格者は、晴れて二次試験へとコマを進めます。

旭川医科大学医学部の二次試験の科目と配点は下記表のとおりです。

【前期日程】

教科 英語 数学 面接 合計
配点 150 150 50 350

【後期日程】

教科 英語 面接 合計
配点 200 50 600

旭川医科大学医学部の二次試験では、国公立大学の医学部の中では珍しく理科の試験を実施しません。

やや変則的な試験となっていますので、きちんと対応できるよう学習を進めましょう。

合格のボーダーラインは?

旭川医科大学医学部の2020年度における一般選抜のボーダー得点率は、前期日程が84%後期日程が88%でした。

また、2021年度では前期日程が82%後期日程が85%となっています。

そして、2022年度では、前期日程が75%後期日程が79%という結果です。

旭川医科大学医学部だけに限ったことではありませんが、すべての年度において、高水準の得点率が求められていますので、日ごろからきちんと学業に励んでおきましょう。

旭川医科大学医学部を目指すなら京都医塾


偏差値だけに目を向けた場合、標準的な水準の旭川医科大学医学部。

しかし、同医学部の入試倍率は同じ水準の医学部と比較しても、非常に高いものとなっています。

合格を勝ち取るためには、他の医学部の受験よりも、より熾烈な競争が待っているはずです。

そのため、受験生の方の中には、並み居るライバルたちに勝利するために、優秀な予備校を求めている人も多いのではないでしょうか。

そういった受験生の方の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、医学部受験に特化した優れた講師陣のみを採用し、これまでにもたくさんの医学部受験の合格者を輩出してきた予備校です

ここから先は、そんな京都医塾の指導方法について紹介していきましょう。

受験生一人につき13名の講師陣がチームでサポート

京都医塾の最大の強みとも言えるのが、受験生一人につき13名の講師陣がチームを組んでサポートをする指導スタイルです。

こちらの指導スタイルでは講師陣が全員で話しあい、受験生に見合った学習方針を決定し、各科目バランスよく学力を伸長させるよう努力していきます。

また、月に3度の定例会議などを通じて、受験生一人ひとりの学習の進捗状況を確認し、指導方針のアップデートを行っていきます。

このように、常に最適な学習プランを提供できるのは、優秀な講師陣ばかりを有する京都医塾だからこそできる取り組みです。

疑問点をすぐさま解決できる環境

学習を進めていくうえで、疑問点がわき出ることはよくあることです。

しかし、この疑問点を放置したままにしておくと、後々の学習に大きな悪影響を与えてしまいます。

そこで、京都医塾では専属の講師が校舎に常駐し、いつでも疑問点を解消できる体制を作っています。

疑問が生じてもすぐさま解決できますので、学習の効率化が図れると受験生からも評判です。

学習のパフォーマンスを最大化させる健康的な生活の徹底

学習のパフォーマンスを最大化させるためには、生活リズムの徹底や体調の管理が必要不可欠です。

たとえば、飛行機でも車でも整備がおろそかだったり、粗悪な燃料を使用していては性能をきちんと発揮できません。

これは、人間にも同じことが言えます。

睡眠不足や偏った食事では、満足な実力が出せないのは必然です。

そこで、京都医塾では毎朝の点呼や、管理栄養士の監修のもとで作られる食事で、受験生のみなさんの健康をサポートしています。

健康的な生活のもとで学習を進められますので、学力の伸長も普段とは段違いになります。

まとめ


医学生に先進医療の教育を施すとともに、地域医療の拡充にも尽力している旭川医科大学医学部。

医学に真剣に向き合うその姿勢には、多くの若者が共感し、毎年たくさんの受験生が入試にチャレンジしています。

しかしながら、同大学は同一の偏差値の医学部の中でも、高倍率の部類に入る難関校です。

そのため、受験生の方の中には、優れた予備校に通い、盤石な態勢を構築したいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そういった方におすすめなのが、医学部受験に特化した予備校の京都医塾です。

京都医塾では、受験生一人につき13名の講師陣が徹底サポートする独自のメソッドや、学習のパフォーマンスを最大化させるための生活支援などを行い、毎年たくさんの受験生を医学部へと送り届けています。

このように医学部合格のための優れた取り組みを実施している、私たちに任せていただければ、必ずや高倍率の旭川医科大学医学部の受験も突破できるはずです。

本気で旭川医科大学医学部の合格を目指している人には、京都医塾がおすすめです。

資料請求や電話相談は、年中無休で行っておりますので、興味を持たれた方は、ぜひ一度お問い合わせください。