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【兵庫医科大学医学部】大学の基本情報や特徴、入試科目・対策を徹底解説!

【兵庫医科大学医学部】大学の基本情報や特徴、入試科目・対策を徹底解説!

 

2022年4月、兄弟校とされる兵庫医療大学との統合を果たし、西日本最大級の「医系総合大学」への生まれ変わりを果たす兵庫医科大学。

兵庫医科大学は、この生まれ変わりにより、これまでよりもさらなる多職種連携教育を充実させようとしています。

今回は、そんな兵庫医科大学の基本情報や入試難易度、試験における対策方法などを取り上げて、それぞれを深掘りして解説していきましょう。

兵庫医科大学の基本情報

最初に、兵庫医科大学の基本情報から解説していきましょう。

ここでは、兵庫医科大学医学部のキャンパスの場所や入試定員、入試要項に触れつつ同校の基本情報を見ていきます。

キャンパスの場所

兵庫医科大学医学部のキャンパスは、兵庫県西宮市に位置しています。

同医学部キャンパスへお越しの際は、阪神電鉄「武庫川駅」で降車後、西出口から出てください。

鳴尾新川筋方面へ5分ほど歩くと、左手にキャンパスが見えてきます。

入試定員

2023年度における兵庫医科大学医学部の入試定員は、約110名とアナウンスされています。

同医学部では様々な募集枠を設けていますので、定員数については、一般選抜A(4科目型)から順を追って説明していきましょう。

一般選抜A(4科目型)の定員数は、一般枠が約73名、兵庫県推薦入学制度枠が3名となっています。

また、上記、一般選抜には「B(高大接続型)」という10名程度の募集枠も設置されていますが、こちらの枠で出願する場合には、兵庫医科大学が定める英語資格、または検定において一定の成績をおさめていなければいけません。

どういった資格や検定が対象になるのかついては、同大学のホームページ上で公開されていますので、出願を希望している人は、チェックしておいてください。

さらに、兵庫医科大学医学部では、総合型選抜学校推薦型選抜なども設けて学生を受け入れています。

こちらの募集人員については、前者が6名(卒業生子女枠含む)、後者は一般公募制が約13名、地域指定制が5名以内と発表されています。

なお、学校推薦型選抜(地域指定制)で欠員が生じた場合は、一般選抜の募集人員に上乗せ措置を講じるとのことです。

入試要項

兵庫医科大学医学部の入試要項についても見ていきましょう。

同大学医学部における一般選抜試験では、医学を学習していくうえで必要な学力を備えているかを確認する目的で、3教科4科目の個別学力検査が実施されます。

また、小論文試験においては、論理的思考力はもちろんのこと、分析能力や読解力など細かな点からも評価がくだされます。

日ごろから新聞や多数の書籍に触れ、文章に慣れ親しむようにしておきましょう

さらに、面接試験では医学への関心、志向、勉学意欲、表現能力、コミュニケーション性、協調性、判断力の有無を重視して評価します。

なお、一般選抜B(高大接続型)においては、一次試験における英語の試験は免除されるものの、二次試験では、個別学力検査に加えて英語力を試す試験も課されます。

学費

兵庫医科大学医学部の学費は、6年間総計で37,000,000円です。

内訳は、下記表を参照してください。

1年次2年次以降
入学金2,000,000円
授業料2,200,000円2,200,000円
実験実習費1,000,000円1,000,000円
施設整備費1,300,000円1,300,000円
教育充実費2,000,000円1,200,000円
合計8,500,000円5,700,000円

上記授業料のうち、2年次以降の授業料は、4月と10月に分納する形式となりますので、ご注意ください。

また、上記費用のほか、講演会費や学生会費として初年度525,000円、次年度以降15,000円が別途必要になります。

兵庫医科大学の特徴

兵庫医科大学 医学部

次に、兵庫医科大学の特徴についてもチェックしていきましょう。

こちらの項では、兵庫医科大学の特徴について、主だったものを3点ピックアップして解説していきます。

チュートリアル教育

1つ目に取り上げる特徴は、同校医学部独自のチュートリアル教育です。

このチュートリアル教育では、「知・医・技」の3つの視点から学び、幅広い見識を養っていきます。

「知」の視点では、少人数制の教育を積極的に用いることで問題解決能力を刺激していきます。

自ら課題にかかわることで、高い問題解決能力が得られると多くの学生から好評です。

また、「医」の視点では、日進月歩の医療技術を探求していきます。

基礎はもちろん、臨床まで幅広く経験することで、優れた専門性を身につけることが可能です。

「技」の視点では、大学生活で得た経験をより確固たるものにするために、臨床現場でスタッフとして活動していきます。

実際の医療を通じて、医師として求められる技能、態度を習得するのが目的です。

早期臨床体験実習

2つ目に取り上げる兵庫医科大学医学部の特徴は、早期臨床体験実習です。

こちらの実習は1年次に行われるもので、附属の大学病院を利用し学部合同により実施されます。

入学してすぐに現場の医療を学べることがメリットで、2年次以降の勉強のモチベーションを大きく押し上げてくれるという特徴があります。

現場の医師だけでなく看護師や薬剤師と触れ合えることも、学生たちには実りある体験となることでしょう。

チーム医療論演習

3つ目に取り上げる特徴は、兵庫医科大学オリジナルとも言えるチーム医療論演習です。

こちらの演習は3年次に行われるもので、課題となる症例シナリオをもとに、グループでカンファレンスを実行していきます。

もちろん、この演習に参加するのは医学部生だけではありません。

薬学部や看護学部、リハビリテーション学部などの各学部も参加し、総合的な見地から課題解決力を実践的に培っていきます

昨今、重要視される機会が増えたチーム医療について深く学べることも、兵庫医科大学の持つカリキュラムの特徴と言えるでしょう。

兵庫医科大学の難易度

さて、兵庫医科大学の基本情報や特徴を見たところで、入試における難易度についても押さえていきましょう。

ここでは、兵庫医科大学医学部の入試難易度を偏差値と倍率の両面から解説していきます。

偏差値

まずは、兵庫医科大学医学部の偏差値から見ていきましょう。

同校医学部の偏差値は65.0で、私立大学医学部の偏差値としては平均的なものと言えます。

同水準の偏差値の医学部としてあげられるのは、杏林大学、久留米大学、東京女子医科大学、国際医療福祉大学などです。

また、ワンランク上の医学部には、偏差値67.5の大阪医科薬科大学や産業医科大学もあります。

両医学部とも兵庫医科大学と同様、関西に所在していますので、候補として覚えておいても損はないはずです。

倍率

続いて、兵庫医科大学医学部の倍率についても解説していきます。

兵庫医科大学医学部における一般選抜A枠は、例年一桁台の倍率で推移しているのが特徴です。

2022年度の試験においても7.2倍となっており、前年度と同程度の倍率で試験を終えています。

一方で、一般Bに目を向けてみると、19.1倍だった2021年度から、12.2倍と大幅な下落を見せました。

要因には様々なものが考えられますが、下記表のデータから分析するに、受験者数の減少と、合格者数の増加が影響したものと見られます。

▼兵庫医科大学医学部の入試データ
・2020年度

入試日程 倍率 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
一般A 8.0 85 1796 1711 224
一般B 14.4 10 273 260 19

・2021年度

入試日程 倍率 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
一般A 7.3 85 1540 1452 210
一般B 19.1 10 248 238 13

・2022年度

入試日程 倍率 募集人員 志願者数 受験者数 合格者数
一般A 7.2 85 1478 1396 206
一般B 12.2 10 232 226 19

兵庫医科大学の医学部の入試対策

兵庫医科大学 医学部

それでは、兵庫医科大学医学部の入試対策についても解説していきます。

ここでは、同校医学部で実施される試験を科目ごとにピックアップして、傾向や対処方法についてまとめました。

英語

兵庫医科大学医学部の英語の試験は大問が4題程度90分間記述・マークシート方式で課されます。

こちらの試験では、和訳と英訳を要する問題が多いことから、記述問題を落としてしまうと合格が遠のいてしまう可能性があるでしょう。

全訳を課される場合も少なくないので、上位私立大学クラスの演習をひたすら解いて語彙力の修練に励んでください。

とくに、単語やイディオムを細部まで丁寧に把握しておくことが重要です。

難問に答えていく必要がありますから、添削に関しては、できればご自身ではなく第三者に見てもらうのがベストでしょう。

数学

数学では、90分間記述試験が課されます。

大問数は3題程度となることが一般的で、難易度を見ると中堅私立大学~上位私立大学レベルの問題が多数となっています。

そして、頻出となっているのは、微分・積分や複素数平面です。

こちらの分野は、難問が複数課されることがあるため、慶応義塾大学レベルの問題までやり込んでおいた方がよいでしょう。

全体的に問題数が多いことから、一般的な難易度の問題は手早く解けるようにしておくと合格までの近道となります。

過去問を何度も解いて、実力を十分に高めておいてください。

物理

さて、ここからは120分間の試験時間で実施される理科2科目の解説に入っていきます。

まずは、物理の解説からしていきましょう。

物理は、記述と穴埋めの試験方式です。

大問が5問前後と多いのが特徴で、よく出題されるのは電磁気、力学、熱力学、波動、原子などです。

電磁気は電子に関する問題が多く見られるほか、磁場をかけた場合の問題も頻繁に課されています。

力学は物体の運動の分野から出題されやすいので、過去問を通じてよく学習しておいてください。

また、波動はドップラー効果と音波干渉の融合問題がよく出されています。

その他の分野では、全体的に標準レベルの問題が出題されますが、小問集合が出ると時間が予想よりもかかってしまうこともあるため、演習を通じて解答スピードの短縮をしておく必要もあるでしょう。

「難問」と言われる問題の解法をマスターするというよりも、やや難度の高い問題を数多く解けるようにしておくのがおすすめです。

化学

化学は例年、大問3題の記述形式で構成されています。

同レベルの偏差値の医学部と比較すると、難易度がやや高いのが特徴となっていますので、幅広い知識がないと太刀打ちできない可能性があります。

計算過程を記載する問題や、論述を求める問題が多く出題されていますから、模試などを通じて解答形式を把握しておきましょう。

また、新型コロナウィルスの影響のためか、エアロゾルといったウィルス関連の問題も出題されています。

受験における定番の問題、標準レベルの問題をマスターするのはもちろんのこと、より実際の試験問題に近いワンランク上のテキストにも習熟しておきましょう。

生物

生物では、大問5問ほどの記述形式の試験が課されます。

頻出となるのは、細胞の構造と組織、発生と器官形成、核酸とタンパク質合成、自然環境・物質生産、進化と系統分類などです。

とにかく出題範囲が広いため、抜けもれなく知識をつけておく必要があるでしょう。

教科書や図説の内容をしっかり読み込んで、きちんと対策を施してください。

また、論述問題では、字数が指定されるものが課される傾向が見られます。

限られた字数の中で、ご自身の意見をまとめる能力も養っておきましょう。

小論文・面接

小論文は、60分間で実施されます。

傾向資料文は文量が多いものが出題されやすいため、設問要求へ対処する訓練をよくしておく必要があります。

最低限、過去3年分の問題は練習しておき、余裕があるようなら他校の過去問にも積極的にチャレンジしていきましょう。

面接試験は、10分間の個人面接が課されます。

質問は一般的なものが多く出されますが、「威圧的な患者への対処法」といった、回答にひと捻り必要な質問が課される場合もあるため、臨機応変に対応できるだけの練習量が必要です。

また、最近気になったニュースも聞かれることがありますので、新聞やニュース、医療系書籍を通じて幅広く話題を仕入れておくとよいでしょう。

なお、受験生によっては面接試験が2回行われることもありますので、さまざまな質問に対応できるよう準備しておきましょう。

まとめ

兵庫医科大学 医学部

2022年4月から、西日本最大級の「医系総合大学」へと生まれ変わりを果たす、兵庫医科大学。

さらなる多職種連携教育を充実させていくとあって、たくさんの受験生の注目を一手に引き受けています。

兵庫医科大学医学部で行われるチュートリアル教育や早期臨床体験実習、チーム医療論演習は、どれをとっても国内最高レベルの教育内容ですから、人気が集まるのも無理はありません。

そんな兵庫医科大学医学部ですが、入試にあたって受験生の悩みとなるのが学習面の不安です。

医学部の試験では、飛び交う難問を高確率で正答していく必要がありますから、思い悩んでしまっていても不思議ではないでしょう。

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兵庫医科大学医学部においても実績は堅調で、2022年度の試験では一次試験合格者14名最終合格者8名を輩出しています。

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