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看護師・看護学生から医学部へ!経験を活かして医師を目指す方法と現実

看護師・看護学生から医学部へ!経験を活かして医師を目指す方法と現実

看護師として現場で働く中で、もっと治療に深く関わりたい、自分の判断で患者さんを救いたいと医学部進学を志す人も多くいます。

看護師・看護学生から医学部を目指すことは決して簡単ではありませんが、現場経験を強みにできるなどメリットも多くあります。

この記事では、看護師から医師を目指す理由やメリット、乗り越えるべきハードル、医学部への具体的な進学ルート、必要な費用や学習期間といった現実面について詳しく解説します。

看護師から医学部を目指す主な理由

まず、看護師・看護学生が医学部を志す主な理由について見てみましょう。

看護師は法律上、医師の指示のもとで診療の補助を行う専門職として位置づけられており、診断や治療方針の決定など、医師としての判断を下すことはできません。

そのため、臨床現場で患者さんの苦しみや回復の過程を間近に見つめるなかで、「自分の判断で治療に携わりたい」「より深く医学を学び、直接的に命を救いたい」という思いが芽生える方も少なくありません。

日々の業務で感じるもどかしさや責任感が、医師を志す強い動機へと変わるケースもあります。

看護師として積み重ねてきた臨床経験と患者理解の深さは、医学を学ぶ上で大きな強みになり得るため、より主体的に医療の中心に立ちたいと考える方が医学部進学を決意しています。

看護師から医師になるメリット

看護 師 から 医学部

次に、看護師から医師になることで得られる主なメリットを見ていきましょう。

キャリアアップによる待遇や専門性の向上、医師としての広い視野と責任、看護師経験が活きる点について解説します。

キャリアアップ・年収・専門性の向上

看護師から医師になることで、医療現場での裁量が大きく広がり、キャリアアップによる待遇向上や専門性を高められます。

また、医師免許取得後は専門医資格を取得して特定分野のエキスパートになることも可能で、将来的に診療科の責任者や開業医、医学研究者として活躍する道も開かれます。

医師としての幅広い視野と責任

医師は病気の診断から治療方針の決定、患者への説明まで、一連の医療を統括する立場にあります。

そのため、診療における視野は看護師より格段に広く、患者さんの全体像を把握して責任を負う役割を担います

チーム医療では医師が中心となって各職種を指揮し、医療チーム全体をまとめる高度な判断力と説明責任が求められます。

例えば、治療方針の最終決定権は医師にあり、その結果に対する法的・道義的な責任も医師が負います。

患者さんやご家族へのインフォームド・コンセント(説明と同意)も医師の重要な任務であり、こうした責任の重さは大きなやりがいにもつながります。

看護師経験が医師としての強みに変わる

看護師として培った患者対応力やチーム連携の経験は、医師になってから大きな強みになります。

例えば、患者さんやご家族の気持ちに寄り添うコミュニケーション能力は、診察や病状説明で役立ち、信頼関係の構築に貢献します。

また、看護師時代に身につけた多職種との協働経験や現場の段取り力により、医師として医療チームを円滑にまとめることができ、リーダーとして重要な役割を果たせます

現場を知る視点を持つ医師は、実践的な判断やスタッフへの配慮が行き届き、患者ケアの質向上にもつながります。

看護師から医師になるハードル・リスク

ここでは、看護師から医師を目指す上で立ちはだかる主なハードルやリスクを整理します。

仕事と勉強の両立、膨大な学費や生活費、年齢や家庭との両立といった現実的な課題について具体的に解説します。

勤務を続けながらの長期勉強負担

医学部受験は膨大な勉強時間を要するため、看護師として働きながら学習時間を確保することは大きな負担です。

看護師の勤務は夜勤を含むシフト制で不規則になりがちで、その中で受験科目の勉強を継続するのは容易ではありません。

仕事後の疲労で勉強が思うように進まなかったり、睡眠時間を削って無理を重ねれば体調を崩すリスクも高まります。

看護業務の責任感から勉強に集中しづらい精神的プレッシャーもあり、勤務と受験勉強を両立するには相当の覚悟と工夫が求められます。

場合によっては勤務形態の見直しや一時的な休職を検討せざるを得ないでしょう。

学費・生活費など経済的な課題

医学部在学中の6年間は学業に専念する必要があり、その間の学費や生活費を賄う経済的負担は非常に大きくなります。

国立大学医学部の場合でも入学金と6年分の授業料で約350万円、私立医学部では大学によって6年間で2,000万~4,000万円前後と桁違いの学費が必要です。

さらに、その在学期間中は看護師としての収入が減少または途絶えるため、生活費も含めたトータルの費用は数千万円規模にのぼります。

受験費用や教材費もかかることから、長期にわたる学習期間の資金計画を綿密に立てておくことが不可欠です。

年齢・家庭・キャリアブランクの現実

医学部入試には年齢制限がなく社会人でも受験可能ですが、30代以上で医学部に挑戦する場合、学習面や体力面での不安を感じる人もいるでしょう。

医学部の6年課程と卒後の研修を経て医師として独り立ちする頃には40歳前後に達するケースもあり、長期間にわたる学業と研修に耐える体力・気力なども考慮する必要があります。

また、家庭を持つ人にとっては収入が途絶える期間に家計を支える工夫や家族の理解が欠かせません。

育児や介護と両立しながら勉強する場合、時間のやりくりや周囲のサポート体制づくりが一層難しくなるでしょう。

看護師から医学部に進む3つのルート

看護 師 から 医学部

ここからは、看護師・看護学生が医学部に進学する主な3つのルートについて説明します。

現役の大学受験と同じ一般入試(再受験)、学士編入試験や社会人特別選抜、海外の医学部を経て日本の医師免許を取得するルートの概要を解説します。

一般入試・再受験ルート

一般入試・再受験ルートでは、大学入学共通テストと各大学の個別試験を受け、6年制の医学部に正規入学します

国公立大学の場合、共通テストに加えて前期日程・後期日程の試験がありますが、募集定員の大半は前期に集中しており、後期募集を実施しない大学もあります。

私立大学医学部では共通テストを課さず大学独自の試験のみで選抜するケースもあります。

一般入試は募集人数が多く全国の大学が選択肢となる反面、6教科8科目に及ぶ幅広い学力が求められ、競争率も非常に高い狭き門です。

看護学部卒業後の編入・社会人入試

大学卒業資格を持つ看護師であれば、医学部への学士編入試験に挑戦することも可能です。

一部の国公立大学では2~3年次への編入学制度を設けており、通常6年の課程を1~2年短縮して医学科に編入できます。

例えば、大阪大学医学部医学科では学士編入枠として毎年約10名の募集がありますが、編入試験を実施していない医学部も多く、全体として定員はごく少数です。

試験科目は大学により異なりますが、多くは英語や生命科学(生物)、小論文、面接などで構成され、専門的な知識と研究的素養が問われます。

社会人や看護職経験者を対象とした特別入試を実施する大学もありますが、その選考内容は学士編入試験に準じて高度であり、一般入試以上に狭き門と言えます。

海外医学部ルート

海外の医学部に進学して外国で医師免許を取得する道もあります

例えば欧州やアジアの英語圏の大学で医学を学び医師資格を得た後、日本の医師国家試験受験資格認定を申請するという流れです。

ただし、厚生労働省は外国の医学部卒業者に対し個別に審査を行っており、医学教育の内容や期間が日本の基準を満たさない場合には国家試験の受験資格が認められないこともあります。

認定が下りれば日本の医師国家試験を受験できますが、試験は全て日本語で行われるため高度な語学力が不可欠です。

また、日本で医師になるには国家試験合格後に原則2年以上の臨床研修を受ける必要があり、海外の医学部を卒業した場合でも同様に研修を経ることになります

一部の海外大学医学部では入試条件が比較的緩やかな場合もありますが、日本で医師になるには追加のハードルが多いため、慎重な情報収集と計画が求められます。

費用・期間・リスクを把握する

看護 師 から 医学部

最後に、看護師から医師になるまでに必要な年数と費用、および伴うリスクについて整理します。

医学部入学から医師になるまでの期間と費用の目安、利用できる奨学金や地域医療枠などの支援制度、収入減や家庭との両立といった現実的な課題について解説します。

看護師から医師になるまでにかかる年数と費用

医学部入学から医師免許取得までは、6年間の在学期間と卒業後の臨床研修(原則2年間)が必要です。

つまり、医学部に合格してから少なくとも8年程度は一人前の医師になるまでに要する見込みです。

さらに専門医資格を取得する場合、研修に追加で3~5年を要するため、医学部入学から専門医になるまでは10年以上かかるケースもあります。

また、その間の学費負担も莫大です。

国公立大学医学部なら6年間の授業料と入学金で約400万円、私立医学部では平均で約3,200万円もの学費がかかるとされています。

奨学金・地域医療枠など現実的な支援制度

経済的負担を軽減するため、各種の奨学金制度や地域医療枠を活用することもできます。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、返済不要の給付奨学金や、卒業後に返還する貸与奨学金(無利子・有利子)があり、家計状況に応じて利用可能です。

また、多くの都道府県では医学部生に対し、卒業後に一定期間その地域で医療に従事することを条件に学費を支援する修学資金(地域医療枠奨学金)制度を設けています。

このほか、国の教育ローンや民間の医学生向け奨学金、医療機関独自の奨学金制度などもあります。

学費の工面が難しい場合は、これら支援制度の要件を確認し、積極的に活用するとよいでしょう。

年齢・職歴・家庭との両立という現実的課題

看護師から医学部を目指す際には、勉強時間の確保や経済面だけでなく、ライフスタイルの大きな変化にも備える必要があります。

長年働いてきた人が学生に戻ることで安定した収入が途絶え、生活水準の見直しを迫られるでしょう。

家族がいる場合はパートナーの収入や貯蓄で支える計画を立て、家族の理解と協力を得ることが欠かせません。

特に子育てや介護と両立する場合、時間のやりくりや周囲のサポート体制づくりが重要です。

また、学業ブランクによる学習勘の鈍りや、新たな環境で若い学生に交じって学ぶ心理的負担も現実的な課題です。

これらを乗り越えるには、事前に家族と十分に話し合い、生活設計やスケジュール管理を綿密に準備して臨むことが求められます。

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定期的なカウンセリングで保護者にも学習状況をご報告し、志望校の選定についても専門的にアドバイスします。

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また、周囲で他の受験生たちが同じように個人ブースで努力している姿が毎日目に入ることで良い刺激となり、負けないというモチベーションを高める効果もあります。

また、生徒一人ひとりにタブレット端末を配布し、専用アプリを用いて授業を行うなどICTも活用しています。

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まとめ

看護 師 から 医学部

この記事では、看護師・看護学生が医学部を志す理由として、より主体的に治療に関わりたいといった動機や、医師になることで得られるキャリアアップや広い視野などのメリットを紹介しました。

一方で、仕事と勉強の両立が必要なことや、長期間にわたる学費・生活費の負担、年齢や家庭との両立による制約など、現実的なハードルも詳しく解説しています。

看護の現場から医師を目指す決意には大きな勇気が伴います。

長年のブランクを経て勉強についていけるか、仕事や家庭と両立しながら受験に挑めるか、不安を感じる方も多いでしょう。

しかし、だからこそプロの力を借りて効率的に学習を進めることが重要です。

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