「勉強に没頭して3時間しか寝られていない」「テスト前に焦って勉強して睡眠不足になってしまった」など、受験生はさまざまな理由で寝不足になってしまうことがあります。
睡眠不足が学習にどのような悪影響があるのか、気になるところです。
今回の記事では、大学受験を控える学生が3時間睡眠はまずいのか?をテーマに、睡眠不足によって受ける影響や、睡眠の質を上げる方法を紹介します。
睡眠のリズムが乱れがちな受験生は、最後まで読んでみてください。
大学受験を控える学生が3時間睡眠はまずい?

不安になって深夜まで勉強したり不規則な生活習慣に陥ったりと、睡眠時間が極端に少ない経験をしたことがある受験生は多いでしょう。
そういった時に、翌日以降の勉強にどのような影響があるのか気になってしまうものです。
ここからは大学受験を控える学生が3時間睡眠だとまずいのかどうかを解説します。
1日だけなら3時間睡眠でも大きな影響はない
受験生が3時間しか睡眠時間が取れていなくても、1日限定であれば大きな影響はありません。
一般的には学生時代は体力があり、睡眠不足による回復が早い傾向にあるためです。
ただし、慢性的な睡眠不足はさまざまな面で悪影響を及ぼすためおすすめはできません。
また、睡眠は長時間取ることだけでなく、質を上げることも重要です。
睡眠によって疲労回復や記憶の整理ができるのは、深い眠りに入る「ノンレム睡眠」を取っている時だと言われています。
したがって3時間睡眠であっても深い眠りに入ることが多いため、一定の効果が期待できます。
ノンレム睡眠のように睡眠の質を上げるには、リラックスできる環境を整えたり、生活習慣を見直したりすることが大切です。
高校生には8~10時間の睡眠を推奨している
厚生労働省によると、高校生には睡眠時間を8〜10時間確保することを推奨しています。
特に疲れている時や睡眠不足が慢性化している時は、睡眠時間を多めに取る必要があります。
もし勉強時間を捻出するために睡眠時間を削った場合、物理的には勉強時間が増えるものの、それで健康を損ねていては頑張りが無駄になってしまいます。
長い受験生活で勉強を続けるために、健康管理も重視したいところです。
大学受験を控える学生が睡眠不足によって受ける影響とは
受験生が睡眠不足になることで、さまざまな悪影響を受ける可能性があります。
ここでは大学受験を控える学生が睡眠不足によって受ける影響について、以下の3点から解説します。
- 集中力・記憶力が低下する
- メンタルが不安定になる
- 風邪を引きやすい・頭痛になりやすい
睡眠を削るデメリットを把握していきましょう。
集中力・記憶力が低下する
受験生が睡眠不足になると、集中力が低下する懸念があります。
睡眠不足により脳の働きが悪くなり、学習効率が落ちてしまうことがあるためです。
机に向かっていても、頭がボーっとしたり眠気が襲ってきたりすることがあるでしょう。
特に試験の時に睡眠不足だと、ケアレスミスをしてしまう恐れがあります。
また睡眠不足によって、記憶力の低下を招く可能性もあります。
人は眠っている間に脳の海馬が働き、記憶が定着すると言われているためです。
つまり睡眠を充分に取ることは、学習や試験を効果的に進める基本事項といえるでしょう。
メンタルが不安定になる
睡眠不足になるとメンタルが不安定になる心配があります。
睡眠不足により脳内のストレスが蓄積され、ネガティブ思考に陥りやすくなるためです。
人は寝ている間にさまざまな感情が整理され、ストレスが和らぐ仕組みとなっています。
日中に活動した分は、睡眠を取って脳や体を回復させる必要があります。
つまり睡眠不足になると睡眠でストレスが消化し切れず、メンタルの不調を起こしやすくなってしまいます。
他にも睡眠時間が少ないと勉強の生産性が下がり、その結果ストレスが増えてしまうことがあります。
睡眠不足はさまざまな悪循環に陥る要因となりかねません。
風邪を引きやすい・頭痛になりやすい
睡眠不足により免疫が下がり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
睡眠を取り始めると成長ホルモンが分泌され、体全体の疲労回復に効果があります。
つまり睡眠不足の場合、疲労が蓄積されて風邪やインフルエンザにつながる心配があるのです。
他にも睡眠不足によって、頭痛になりやすくなります。
血行不良や自律神経の乱れにつながるためです。
いずれかの体調不良を引き起こした結果、学習効率が下がってしまうでしょう。
大学受験を控える学生が睡眠の質を上げる方法

睡眠によって体を休めるためには、睡眠時間の確保だけでなく質を上げることも重要です。
ここからは大学受験を控える学生が睡眠の質を上げる方法について、次の4点から解説します。
- スマートフォンを触る時間を減らす
- リラックスして眠れる環境を整える
- 平日と休日の起床時間を揃える
- 生活習慣を見直す
改善できる項目があれば、積極的に実践していきましょう。
スマートフォンを触る時間を減らす
睡眠の質を上げるためには、スマートフォンを触る時間を減らすように心掛けましょう。
スマートフォンの画面から出るブルーライトは、夜寝る前に浴びると、自律神経が乱れ睡眠を妨害する恐れがあります。
他にもSNSや動画を見ると、情報の刺激の強さから頭が冴えてしまいます。
眠る前はなるべくスマートフォンを使用せずに、心がリラックスする時間を設けましょう。
他にも、朝起きた直後にスマートフォンを触る習慣になっている人は要注意です。
朝から大量の情報を浴びる習慣は、脳が疲れやすくなったり罪悪感でいっぱいになったりしてしまい、決して精神的に健康な朝の過ごし方とは言えません。
朝は軽い運動をする、朝日を浴びるなどの時間を設けると、質の良い眠りにつながります。
リラックスして眠れる環境を整える
睡眠の質を上げるために、リラックスして眠れる環境を整えることが大切です。
例えば寝心地の良いパジャマを着用したり、リラックスできるルームフレグランスやピローミストを使用したりする方法があります。
他にも寝心地の良い布団や気候に合うシーツを選ぶことで、寝具に横になった時の心地良さが大きく変わります。
また部屋の明かりを落とす、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるなど、就寝時間の数時間前から対策できることもあります。
睡眠の質を上げるためには、あらゆる面で体をリラックス状態に整える意識を持つことが大切です。
平日と休日の起床時間を揃える
受験生の睡眠の質を上げるためには、平日と休日の起床時間を揃えることが重要です。
学校の日と休みの日の起床時間を合わせることで、体内リズムが乱れにくくなるためです。
例えば土日だけ昼まで寝る習慣にしてしまうと夜に眠気が来ず、寝付けなくなってしまう可能性があります。
起床時間を揃えることでストレスホルモン「コルチゾール」の分泌時間が揃い、目覚めがスッキリすると言われています。
休日に寝だめすることなく、なるべく同じ時間に起きることをおすすめします。
生活習慣を見直す
大学受験を控える学生が睡眠の質を上げるためには、生活習慣を見直すことが大切です。
例えば日光を浴びて朝ごはんをしっかり食べることで、体内時計がリセットされて睡眠の質向上に役立ちます。
またカフェインの摂りすぎをやめると、睡眠の質が上がることが期待できます。
さらに添加物の摂りすぎをやめると、睡眠の質の向上やメンタルの安定につながるなどさまざまな面での習慣を見直すことで、受験勉強に良い効果が期待できるでしょう。
生活習慣の見直しは、睡眠だけでなく集中力アップや体力増進にもつながり、長い受験生活を健康的に過ごすために必要です。
気が付いた所から少しずつ改善してみましょう。
医学部合格を目指すなら京都医塾へ
これまで紹介してきた「平日と休日の起床時間を揃える」「生活習慣を正す」などは、自宅以外の場所で勉強することで改善しやすくなります。
他の人の目線がある方がモチベーションが保てる、外に出て勉強する方が気分転換になるという受験生は多いでしょう。
特に他の受験生が頑張っている環境であれば、よりやる気が湧きやすくなります。
京都医塾には、1人1つの個人ブースが完備されています。
自分だけの第2の勉強部屋として、朝8時から退出するまで勉強を続けることができます。
個人ブースがズラッと並んでいることで受験生同士の刺激になり、やる気が刺激されるという声も多く聞かれます。
学習習慣を整えやすい集中できる自分専用の学習スペース
自宅ではどうしても集中力が続かない、生活リズムが乱れがち。
そんな悩みを持つ受験生にとって、勉強する場所を変えることが有効な場合があります。
京都医塾では、生徒一人ひとりに専用の個人ブースが用意されています。
このブースは朝8時から使うことができ、毎日のリズムを整えるきっかけにもなります。
同じ目標を持つ仲間たちと共に努力することで、「自分も負けていられない」という気持ちが自然と湧き、やる気を維持しやすくなるのも特長です。
家庭とは違った緊張感のある環境で、効率よく学習に取り組めます。
勉強だけでなく心のケアまで考えた週1回の個別面談
受験勉強は長期戦だからこそ、気持ちの波や生活の乱れが学習に影響することがあります。
京都医塾では、週に1度、生徒一人ひとりと担任が個別に話す時間を設けています。
起床・就寝の時間や食事のとり方、気持ちの浮き沈みなど、勉強以外のことも丁寧に確認しながら、学習のリズムを整えていきます。
安心して取り組める環境があるからこそ、日々の勉強にも集中しやすくなります。
1泊2日医学部合格診断ツアーで自分の現在地を明確にできる
京都医塾では1泊2日医学部合格診断ツアーを実施しています。
入塾前に無料で学習戦略を立ててくれるため、予備校選びの参考として役立てられます。
本ツアーは、個別学習カウンセリングから始まり、学力診断を行うために各科目のアチーブメントテストを受けることで、どのレベルまで学習を戻さないといけないかを分析します。
そして、完全1対1の個人授業を受けて学力を徹底分析し、最後に講師と分析結果の報告面談を行います。
これらのステップには20時間以上かけて徹底的に取り組むため、入塾後のイメージが詳細に掴めるでしょう。
まとめ

大学受験を前にして、睡眠時間を削ってまで勉強している方もいるかもしれません。
確かに1日だけであれば、極端に短い睡眠でも大きな問題にはならないでしょう。
しかし、これが続くと集中力が落ちたり、気持ちが不安定になったりと、学習にとって大きな妨げになります。
大切なのは、時間の長さだけでなく睡眠の「質」を意識することです。
毎日の生活リズムを整えることが、結果的に学習効率を高め、合格への近道となります。
京都医塾では、こうした生活の土台づくりまで視野に入れた指導を行っています。
学力を伸ばすことだけでなく、安心して勉強に取り組める環境を整えることで、多くの受験生を医学部合格へと導いてきました。
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交通費や宿泊費はすべて京都医塾が負担いたします。
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