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【山梨大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【山梨大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

 

教育と研究、そして臨床の3要素において世界でもトップレベルの山梨大学医学部。

高度先進医療の役目を果たす、特定機能病院の指定を受けた附属病院を保有していることでも有名な大学です。

そんな山梨大学医学部には、優れた臨床医や医学研究者を目指す若者が、絶えず受験にチャレンジしています。

そこで今回の記事では、山梨大学医学部の志望者の方に向けて、同医学部の入試にまつわる情報を紹介していきましょう。

山梨大学医学部の基本情報

最初に、山梨大学医学部の基本情報について押さえておきましょう。

こちらの項では、山梨大学医学部のキャンパスの場所とアクセス方法、定員数や入試情報などをまとめました。

キャンパスの場所

山梨大学医学部のキャンパスは、山梨県中央市に位置しています。

電車で向かう際は、甲府駅にてJR身延(みのぶ)線に乗り換えて、常永駅で降りてください。

バスを利用する場合には、JR甲府駅南口バスターミナル3番乗り場から「山梨大学附属病院」行きに乗り、終点で下車してください。

定員数

2023年度におけるの山梨大学医学部の定員数は、推薦枠35名、後期枠90名の計125名となっています。

同医学部では、「緊急医師確保対策」や「経済財政改革の基本方針2009」にもとづき、定員拡大の申請をしておりましたが、これが認められたことにより定員数の増加が果たされました。

ちなみに、山梨大学の医学部の在籍者数は、756名となっています。

入試情報

山梨大学の医学部の入試方法には、一般選抜と推薦入試の2種類の方法があります。

ここでは、それぞれの概要について解説していきましょう。

一般選抜

山梨大学医学部の一般選抜入試は、国公立大学の中では珍しく後期日程のみ行われます。

評価方法は、一次試験では共通テストの結果をもとに行われ、通過者は二次試験へと進みます。

出願期間は、2023年1月23日から2月3日までで、試験日は同年3月12日、そして合格発表は同月20日に行われる予定です。

推薦入試

山梨大学医学部では、推薦入試も設けています。

こちらの正式名称は学校推薦型選抜Ⅱで山梨県内の高等学校の卒業者が対象となっています。

募集人員については上記のとおり、35名にまで拡大がなされました。。

また、選抜方法は、一般選抜と同じく共通テストの成績にもとづいて評価がくだされます。

なお、こちらの試験は地域枠となりますから、医学部卒業後9年間、山梨県内の医療機関に勤める義務が発生します。

キャリア形成に影響を与える試験方式ですので、将来設計についてきちんと検討してから出願しましょう。

山梨大学医学部の入試難易度

続いて、山梨大学医学部の入試の難易度についても見ていきましょう。

こちらの項では、偏差値と入試倍率の二つの要素から分析して、難易度の解説をしていきます。

偏差値

山梨大学医学部の偏差値は70.0で、国公立大学の医学部の中でも高難易度となっています。

同じ偏差値の医学部としてあげられるのは、千葉大学(後期日程)と東京医科歯科大学、岐阜大学(後期日程)、奈良県立医科大学(後期日程)、大阪大学の5校のみ。

上位校としては、偏差値72.5の東京大学(理科三類)と京都大学しか存在しません。

下位クラスの医学部にも、名古屋大学や神戸大学、九州大学、東北大学、横浜市立大学、京都府立医科大学など、全国に名前をとどろかせている名門校だらけです。

山梨大学医学部へ受験する際は、徹底した学習量が必要と言えるでしょう。

倍率

次に、倍率についても見ていきましょう。

ここでは、医学部医学科における、2020年度から2022年度までの入試倍率を表でまとめました。

▼山梨大学医学部の入試データ
・【医学科・後期】2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
後期 10.3 90 1107 309 108

・【医学科・後期】2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
後期 10.0 90 1057 368 106

・【医学科・後期】2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
後期 15.3 90 1621 261 106

山梨大学医学部医学科の倍率は、10倍から15倍程度の間で推移しています。

定員数は90名で後期日程としては多いものの、数多くの受験者との争いとなりますので、きちんと対策をしておきましょう。

山梨大学医学部の特徴

次に、山梨大学医学部の特徴についても押さえていきましょう。

24時間利用可能な自習室が用意、勉強環境が整備されている

一人前の医師となるためには、医学部における高度な学習が欠かせません。

山梨大学医学部では、1年次の後半から2年次の後半にかけて、医療の基盤となる基礎医学を学習します。

また、入学から4年次にかけては地域医療を学ぶために基礎医学に加えて、予防医学などの高度学習もスタートします。

さらに、その後に待ち構えているのが、臨床実習と卒業試験です。

これらの勉強を修めることで初めて医師としての出発地点に立てるわけですが、学んだ知識と技術をきちんと復習するために必要なのが、優秀な学習環境です。

山梨大学医学部では、24時間利用可能な自習室を用意して学生たちを支援しています。

パソコンやレーザーカラープリンター、無線LANまで設置してあるほか、セキュリティにも配慮されていますので、勉強をするにはもってこいの空間です。

独自の研修医養成システム「ライフサイエンスコース」

現代の医療界の問題の一つとしてあげられるのが、医学部出身者の研究者不足です。

山梨大学医学部では、そういった問題へいち早く対応するために、2006年度から研究者を養成するためのコース、「ライフサイエンスコース」をスタートさせました。

こちらのコースでは、医学研究の方法論の基礎や研究における倫理基盤、実験や論文執筆の方法などを包括的に学ぶことができます。

2012年から16年にかけては文部科学省からの支援を受けたことで、論文実績や学会発表がより活発化しています。

将来、研究職を目指している方は、ぜひこちらのコースを受けてみてはいかがでしょうか。

自主性を養うチュートリアル教育を実施

山梨大学医学部では、3年次における前期からチュートリアル教育がスタートします。

この教育カリキュラムでは、少人数の学生グループが学習補助教員とともに、自発的な問題解決に取り組みます。

グループのメンバー同士で議論を重ね与えられた問題を解決することで、自主性や他者の考えを理解する力を養うのが狙いです。

山梨大学医学部の入試情報

続いて、山梨大学医学部の入試情報についても把握していきましょう。

入試科目と配点

まずは、共通テストと二次試験の入試科目と配点についての解説です。

共通テスト

前述のとおり、山梨大学医学部では共通テストの結果をもとに合否を判定しています。

同テストの科目と配点を下記表にまとめましたので、ご覧ください。

一般選抜・後期

教科英語数学国語理科地歴・公民合計
配点6001002001001001100

山梨大学医学部の理科と数学の試験では、知識や計算力だけをみるのではなく、観察力や思考力、表現力なども評価対象として加えるとしています。

受験にあたっては、単に知識などを詰め込むだけでなく、医学部側の期待に沿えられるような実力を身につけてから入試に臨みましょう。

二次試験

次に、二次試験に関する解説に移ります。

二次試験の内容は下記表のとおりです。

教科数学理科合計
配点6006001200

学科試験は数学と理科のみの試験となりますが、さらに面接試験も課されます。

面接試験は基本的に集団形式がとられますが、面接官の判断次第では個人面接もなされることがあります。

そのため、どちらの形式にも対応できるだけの訓練を積んでおくことが求められるでしょう。

また、この面接試験は点数化されませんが、こちらの評価が一定以下の基準となると学力試験の結果がよくても落とされてしまいますので、注意してください。

合格のボーダーラインは?

山梨大学医学部のボーダー得点率は、2019年と2020年が89%、2021年が87%となっています。

さらに、2022年度では86%という結果でした。

いずれの年度においても高い得点率が求められますから、学習の基礎と応用の両方をしっかりマスターしておきましょう。

山梨大学医学部を目指すなら京都医塾

山梨大学医学部が、国公立大学の医学部の中でも指折りの難易度であることは、前述したとおりです。

一般的な医学部よりもさらに高いハードルをこえる必要がありますから、効率的で質のよい勉強が欠かせません。

そのため、入学希望者の方の中には予備校などに通い、生活のすべてを学習だけに集中させたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人にうってつけなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、医学部合格のためのカリキュラムを武器に、多数の受験生の夢を実現させている名門の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の特徴について紹介していきましょう。

クラスの組み合わせは10,000通り以上

京都医塾ではマンツーマン授業のほかにも、クラスを分けた集団授業も積極的に取り入れて学習を進めています。

クラス分けというと、大まかな学習能力で分けていくことを連想するかもしれませんが、京都医塾の場合は、個々人の習熟度に合わせて詳細にクラスを編成していきます。

たとえば、英語であれば11クラス、化学であれば12クラスなど、ほかの予備校ではまず見られないほどの細かさです。

組み合わせの合計は、英数理だけをみても10,000通り以上となりますが、この組み合わせの多彩さこそが、受験生一人ひとりに合わせたカリキュラムを実現しています。

生徒一人に13名の講師陣がチームで指導

京都医塾の自慢の一つが、70名をこえる優秀な講師陣です。

しかも、7割の講師が京都大学出身者で、圧倒的な指導力を持ち合わせています。

京都医塾では、これらの腕利き講師陣が13名でチームを組み、受験生を徹底的にサポート。

受験当日まで、学習面についても生活面についてもしっかりリードしてくれます。

一人に1つの自分だけの勉強部屋

医学部へ合格するためには、授業における受動的な学習のほかにも、予習・復習といった能動的な学習も欠かせません。

京都医塾では、受験生の自学習を支援するために、一人ひとりに専用の勉強ブースを用意して対応しています。

十分な広さと収容力を兼ね備えたブースとなっていますので、いつでも気持ち良く勉強に励めると受験生からも評判です。

また、一般的な予備校と違い教材を移動する必要もないため、時間と体力のロスを最小限に抑えることもできます。

まとめ

世界的に見てもトップクラスのレベルを誇る、山梨大学医学部。

同校では様々なプログラムを用意して、新しい時代を背負って活躍する医師の育成に力を注いでいます。

そんな山梨大学医学部の入試には例年たくさんの受験生がチャレンジしますが、国内屈指の難関校でもあることから、生半可な努力では夢は叶いません

そのため、合格をより手元に近づけるためにも、優秀な予備校に通い、一意専心の思いで勉学に励みたいと感じている人も多いのではないでしょうか。

そういった人にうってつけなのが、医学部受験に特化した予備校の京都医塾です。

京都医塾は、医学部の合格実績において優れた成果を出し続けている名門予備校です。

同塾の講師陣とカリキュラムに任せれば、難関校の受験といえども、必ずや合格ラインの成績へと到達できるはず。

山梨大学医学部に本気で合格したい人には、京都医塾がおすすめです。

お申込みやご相談は、メールや電話、チャットなどで受付け中です。

興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。