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【2024年度】帝京大学医学部の最新入試情報!基本情報から合格のポイントまで徹底解説!

【2024年度】帝京大学医学部の最新入試情報!基本情報から合格のポイントまで徹底解説!

帝京大学医学部の2024年度募集要項が発表されました。

帝京大学医学部は、私立大学医学部の中でも特徴のある入試方式・入試科目を設定しているため、医学部受験生の中でも人気の高い大学です。

そこで今回の記事では、帝京大学医学部の基本情報から2024年度の最新入試情報、そして合格へのポイントまで解説します。

帝京大学医学部の基本情報

帝京大学は東京・福岡にキャンパスを持つ、総合私立大学です。

医学部は薬学部、医療技術学部とともに板橋キャンパスにあり、帝京大学医学部附属病院と同じ敷地内にあります。

以下では、沿革から特徴まで、帝京大学の基本情報について解説します。

沿革

帝京大学は、1966年に設立された、歴史ある大学です。

設立当初は文学部国文学科・英文学科、経済学部経営学科といった文系学部が中心でしたが、1971年に医学部が設置され、同時に医学部附属病院も開院されました。

その後、大学院研究科の設立、医真菌研究センターの設立、医学部附属市原病院の会員、医療共通教育センターの解説など、医学部および附属病院に関する施設の長期的な拡充が行われてきました。

特徴

帝京大学医学部の一番の特徴として挙げられるのが「医療現場の第一線で活躍する先生から学べる」点です。

附属病院を中心に、実際の医療現場で日々診療にあたる先生が、学生指導にも積極的に携わっているため、医療知識だけではなく、現場で求められる判断力・柔軟性も重視した医療教育を行っています。

また、カリキュラムも特徴的です。

同じ科目内で学年ごとに到達目標を設定し、基本的な内容を年次が上がるごとに繰り返し学習する「積み上げ方式」を採用しています。

この方式により、医療知識を長期記憶化させたうえで、医療を取り巻く環境の変化に対する理解を育みます。

さらに、「チーム医療」を効果的に学べる点も、帝京大学医学部の強みであると言えます。

薬学部・医療技術学部も医学部と附属病院が設置されている板橋キャンパスで学んでいるため、附属病院での実習を通して3つの学部の学生がコミュニケーションを図ります。

この「医療コミュニケーション」の授業では、それぞれの役割・立場・知識を尊重しながら、患者に向き合う姿勢を学ぶことができます。

これは、附属病院に医療系統学部を隣接している帝京大学ならではの特徴的なカリキュラムであると言えます。

帝京大学医学部の2024年度「最新入試情報」

ここまで、帝京大学医学部の基本情報をご紹介しました。

次に、2024年度の帝京大学医学部最新入試情報について、詳しく解説します。

募集人員

帝京大学医学部の2024年度入試における募集人員は以下の通りです。

入学定員募集人員
学校
推薦型※1
一般共通テスト
利用※2
定員1101587※58
臨時定員6※36※4
116※315938

※1公募制(専願)を実施します。※2大学入学共通テスト利用選抜は、前期のみ実施します。※3臨時定員6名を今秋、文部科学省に認可申請予定です。臨時定員の内訳は、福島県特別地域枠(2名)、千葉県特別地域枠(2名)、静岡県特別地域枠(2名)となります。※4一般選抜特別地域枠にて、福島県地域医療医師確保修学資金対象者(2名)、千葉県医師修学資金貸付制度対象者(2名)、静岡県医学修学研修資金対象者(2名)を募集予定です。※5一般選抜特別地域枠にて、茨城県地域医療医師修学資金貸与制度対象者(1名)を募集予定です。

引用)https://www.teikyo-u.ac.jp/applicants/faculty/medicine_d

学費

帝京大学医学部の各年次の学費は以下の通りです。

 1年次2年次3年次4年次5年次6年次
入学金1,050,000
授業料3,150,0003,150,0003,150,0003,150,0003,000,0003,000,000
実験実習費227,000227,000227,000227,000216,000216,000
施設拡充費2,100,0002,100,0002,100,0002,100,0002,000,0002,000,000
医学教育維持費2,835,000525,000525,000520,000500,000500,000
9,362,0006,002,0006,002,0006,002,0005,716,0005,716,000

引用)https://www.teikyo-u.ac.jp/studentlife/life_support/financial_support

入試方式・入試科目

帝京大学では、主に学校推薦型入試、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜の入試方法があります。

そのほか、各高校からの指定校推薦などもありますが、万人に与えられている機会ではありませんので、今回の記事では、主な入試方法について解説します。

学校推薦型選抜

学校推薦型入試は、2024年3月卒業見込みの高等学校(または中等教育学校)の学生が対象です。

選考方法は、以下の4つです。

1:基礎能力適正検査(3科目方式)

【必須】英語・数学

【1科目選択】物理・化学・生物

2:小論文(出題されたテーマについて、キーワードをすべて使って、 自分自身の考えを1000字以内で書く)

3:面接(10分程度/受験生1名に対し、教員2名の三者形式)

4:書類審査‘(調査書など)

一般選抜

【一次選考】

1:学科試験(3科目方式)

【必須】英語

【2科目選択】数学・物理・化学・生物・国語(古文・漢文を除く)

2:書類審査(調査書など)

【二次選考】※一次選考合格者のみ

1:課題作文(出題されたテーマについて、キーワードをすべて使って、自分自身の考えを300字以内で書く)

2:面接(10分程度/受験生1名に対し、教員2名の三者形式)

帝京大学の一般選抜の一番の特徴として、一次選考の科目が挙げられます。

帝京大学では必須科目の英語のほかは、数学・物理・生物・化学・国語から2科目の選択が可能です。

医学部は理系の学科でありますが、帝京大学のこの形式であれば、英語・国語・生物の3科目で受験が可能なため、文系科目のみで医学部を目指せます。

この選択科目の設定が、帝京大学の医学部の特徴と言えます。

大学入学共通テスト利用選抜

【一次選考】

大学入学共通テストにおいて、帝京大学医学部の指定教科・科目の成績(英語+高得点2科目)の合計で一次選考の合否を決定する

【必須】外国語(英語)

【2科目選択(得点順)】数学Ⅰ/数学Ⅰ・数学A/数学Ⅱ/数学Ⅱ・B、物理/化学/生物、国語

【二次選考】※一次選考合格者のみ

1:英語(長文読解)英語による長文を読み、和文で要旨を200字以内、意見を400字以内で書く

2:課題作文(出題されたテーマについて、キーワードをすべて使って、自分自身の考えを300字以内で書く

入試日程

帝京大学医学部の入試日程は以下の通りです。

学校推薦型選抜(公募制)

出願期間:2023年11月1日(水)~11月7日(火)

選考試験日:2023年11月12日(日)

合格発表日:2023年12月1日(金)

一般選抜

■出願期間:2023年12月19日(火)~2024年1月15日(月)

■選考試験日:2024年1月25日(木)、26日(金)、27日(土) ※試験日自由選択制

■合格発表日:2024年1月30日(火)

大学入学共通テスト利用選抜

■選考試験日:2024年2月6日(火)、7日(水) ※出願時に選択可能

■合格発表日:2024年2月10日(土)

目標偏差値

帝京大学医学部の偏差値は、各予備校で以下のように発表されています。

 目標偏差値
河合塾73
東進予備校66
駿台予備校58

各予備校の受験者層が異なるため、値に大きく差があります。駿台予備校では、多くの在籍者が医学部受験を志すため、やや低めの偏差値となっています。

模試の受験時には、各予備校の受験者層も加味したうえで、自分の成績位置を判断しましょう。

入試倍率

帝京大学医学部の、過去3年間の入試倍率は以下の通りです。

学校推薦型選抜

 募集人員志願者受験者合格者倍率
2023年度156666154.4
2022年度104949133.8
2021年度103838123.2

一般選抜

募集人員志願者受験者合格者倍率
2023年度866902644222328.9
2022年度966649628017937.1
2021年度966892674018038.3

大学入学共通テスト利用選抜

 募集人員志願者受験者合格者倍率
2023年度86266211834.5
2022年度105815691344.7
2021年度106476361349.8

合格最低点・合格最高点

帝京大学医学部の、過去3年間の合格最低点・合格最高点は以下の通りです。

学校推薦型選抜

 合格最低点合格最高点
2023年度171230
2022年度165215
2021年度176229

一般選抜

 合格最低点合格最高点
2023年度211261
2022年度202276
2021年度211261

大学入学共通テスト利用選抜

 合格最低点合格最高点
2023年度416535
2022年度442497
2021年度512577

帝京大学医学部・合格へのポイントとは?

ここまで、帝京大学医学部の最新入試情報をご紹介しました。

志望校合格のために、情報を多面的に収集することは、大学入試において非常に重要な戦略の1つです。

情報収集を行ったうえで、実際にどのように学習を進めるべきか、作戦を立てる必要があります。

以下では、帝京大学合格への最重要ポイントをご紹介します。

絶対的な得意科目を持つことが重要

帝京大学の一般入試及び大学入学共通テスト利用入試では、英語を必須科目としたうえで、そのほかの2科目は国語を含めた4教科から選択可能です。

そのため、文系の受験生でも挑戦しやすく、得意科目で挑戦できる点が特徴です。

「得意科目で受験が可能」と言うと、挑戦しやすいイメージを持たれるかもしれませんが、注意するべきことがあります。

それは、受験生が全員得意科目で入試に挑める、という点です。

3科目、しかも得意科目に絞って受験が可能なため、合格を目指すためには絶対的な得意科目が必要です。

これは一般選抜及び、大学入学共通テストでの受験を検討している方は肝に銘じておく必要があります。

一方で、多くの受験生は私立医学部・国公立大学医学部を併願受験することと思います。

帝京大学医学部は、「英語・国語・生物」という極めて珍しい科目の組み合わせで受験が可能ですが、反対にこの組み合わせで受験ができる医学部・医学科はほとんどありません。

そのため、“帝京大学医学部を英語・国語・生物で受験する”と決め切ってしまうことで、かえって他の大学を受験しづらくしてしまう可能性があります。

上記の内容を踏まえると、帝京大学医学部合格のためには、①英語に加え、絶対的な得意科目を持つこと ②他大学との併願が可能な教科を選択すること が必要事項として挙げられます。

志望校に合わせた徹底的な対策を実施! 医学部合格なら京都医塾

ここまで、帝京大学医学部の入試情報、そして合格のポイントを解説してきました。

帝京大学医学部に限らず、志望校や併願校を意識した情報収集、そして念入りな対策を講じることは、合格のために必要不可欠です。

しかし、本記事を読んでくださっている方の中には、「志望校に合わせた徹底的な学習指導を受けたいが、中々思うような予備校が見つからない…」と考えている方も少なくないかと思います。

そこでおすすめさせていただきたいのが、「京都医塾」です。

京都医塾は、その名の通り京都にある予備校です。ただし、単なる受験予備校ではなく、医学部受験に特化した“医学部専門予備校”です。

以下では、多くの医学部合格者を輩出してきた京都医塾の強みをご紹介します。

志望校合格ラインから逆算して作成・個別カリキュラム

繰り返しになりますが、大学受験において、志望校の情報を徹底的に収集・分析することは非常に重要です。

一方で、志望校の情報を収集し、過去問を分析し、必要な学力レベルを把握したうえで、やるべき学習事項をカリキュラム化&教材を選定する、といった学習準備を受験生自らが行うことは不可能です。

医学部専門予備校である京都医塾では、豊富な医学部情報をもっていることはもちろん、何人もの生徒を医学部合格へと導いた実績があります。

過去の受講生のデータや大学別のデータを分析したうえで、生徒一人ひとりの学力状況と照らし合わせ、必要な学習内容を分析します。

必要な学習を日々の学習事項として落とし込み、自学時間までも含めたトータルカリキュラムを作成します。

志望校合格に向けて「やるべきことだけ」に絞って学習できる点は、京都医塾の強みの1つです。

医学部受験のプロによる、志望理由書の添削・小論文・面接指導

帝京大学医学部の一般選抜でもご紹介しました通り、医学部受験の多くでは二次試験が実施されます。

二次試験の内容は各大学によって異なりますが、多くの大学で小論文や面接が採用されています。また、一次試験や二次試験の参考資料として、出願時に提出する“志望理由書”を参照する場合も少なくありません。

京都医塾では、出願時の志望理由書の添削はもちろん、二次試験対策もしっかり対応しています。

過去に医学部で出題された小論文・面接データを基に、実践的な模擬問題・模擬面接を実施します。

出来に納得がいかない場合には、何度でも再受講が可能なため、自信をもって本番に臨めるまで準備が可能です。

精神面もしっかりサポート・有資格者によるメンタルケアを実施

長い受験勉強期間において、モチベーションを高く保つこと、そして落ち着いたメンタルで日々の生活を送ることは重要です。

モチベーションやメンタルが安定しないと、せっかく机に向かってもうまく集中が保てず、学習効果が低いまま時間だけが過ぎてしまう可能性が高まります。

京都医塾では、指導を担当する講師とは別に、生活面を支える教務スタッフが常駐しています。

さらに、専属の整体師や、心理カウンセラー、JADP認定メンタル心理カウンセラー®など、専門資格を有している教務スタッフが多数在籍しています。

学習に行き詰まってしまったり、何となく気分が乗らなかったりした場合には、すぐに専門家に相談できる環境が整っています。

まとめ

いかがでしたか?

帝京大学医学部は、自分の強みを活かした受験ができる点がポイントです。

一方で、同じく得意科目を極めて臨む受験生も多いため、高いレベルの学力を醸成する必要があります。

志望校の特性をよく理解したうえで、万全の準備で入試に臨みましょう。

また、記事を読んでいただいた方の中には、京都医塾の徹底的なサポート体制に興味をもってくださっている方も多いかと思います。

京都医塾では、本記事でご紹介した以外にも医学部合格のためにさまざまなサポートを行っており、多くの医学部志望の受験生にご通塾をいただいております。

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