四国での医学部受験を考えているけど、大学の特徴がつかめず、どこを志望校として選ぶべきかわからないと悩んでいませんか。
四国にある医学部は各県に1つずつ、国立のみです。
四国の4つの医学部は偏差値はもちろんですが、他にも校風やカリキュラム、立地なども合わせて比較検討することをおすすめします。
今回の記事では四国にキャンパスを構える全4大学を、偏差値順に紹介するとともに各医学部の特徴も合わせて紹介します。
各学校の難易度や特色をご覧いただき受験校選びに、ぜひお役立てください。
合格をつかみ取れるようお祈りしています。
四国の医学部偏差値ランキング

四国の医学部偏差値ランキング
志望校を選ぶにあたって、偏差値は最も重要な情報でしょう。
ここでは四国の医学部を偏差値順で紹介します。
志望校選びにぜひお役立てください。
順位 | 大学名 | 所在地 | 偏差値 | 共通テスト得点率 | 国公立/私立 |
1 | 愛媛大学 | 愛媛県 | 65.7 | 60~82% | 国公立 |
2 | 高知大学 | 高知県 | 64.5 | 61~82% | 国公立 |
2 | 香川大学 | 香川県 | 64.5 | 62~83% | 国公立 |
4 | 徳島大学 | 徳島県 | 64.2 | 58~82% | 国公立 |
四国の医学部の特徴
四国の医学部はどこも地域医療を重視しています。
地域に根ざした医師になることをアピールすることが重要です。
四国の医学部受験は全国的に見ると比較的志願倍率が抑えめな傾向もありますが、それでも十分に高倍率であるため油断はできません。
医学部を目指すこと自体、難易度が高いことですので、しっかりとした準備を怠らないようにしましょう。
各大学の偏差値を見てもらうとわかる通り、そこまでの差があるわけではありません。
難易度だけでなく各大学にあった受験対策も大切です。
四国の医学部4大学を紹介

ここでは、四国の医学部4大学の倍率などのデータ、代表的な特徴を紹介します。
志望校の特徴をつかんで、受験勉強に活かしましょう。
また志望校のことを知ることは、合格後の学園生活を想像して学習のモチベーションを保つのにも効果的です。
愛媛大学
愛媛大学の基本データ
大学名 | 愛媛大学 |
住所 | 愛媛県東温市志津川454(重信キャンパス) |
募集人員 | 55名 |
出典:愛媛大学医学部
愛媛大学医学部は1973年に創設され、「患者から学び、患者に還元する教育・研究・医療」を基本理念に掲げる愛媛県唯一の医学部です。
最大の使命を、愛媛の医学・医療への貢献だと言っている通り、地域医療に重点を置いています。
また、VR技術を活かした教育手法を取り入れ、臨床実習においては12週間の地域連携施設での研修を組み込み、さらに海外提携校との相互実習制度を実施しています。
直近の倍率と志願者数の変動
【愛媛大学 医学部 入試方式別倍率(過去4年)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
全選抜合計(二段階) | 5.1 | 2.8 | 3.3 | 4.7 |
一般選抜合計(二段階) | 7.0 | 2.9 | 4.0 | 6.3 |
学校推薦型選抜合計 | 2.6 | 2.6 | 2.5 | 2.8 |
総合型選抜合計 | 5.3 | 3.6 | 3.1 | 3.3 |
【愛媛大学 医学部 一般選抜 受験者数、合格者数(過去4年)】
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
募集人数 | 55 | 55 | 55 | 55 |
志願者数 | 569 | 243 | 389 | 531 |
受験者数 | 274 | 204 | 324 | 282 |
合格者数 | 59 | 55 | 57 | 59 |
最終合格者数 | 59 | 55 | 58 | 59 |
入学者数 | 59 | 55 | 57 | 59 |
出典:入学試験実施統計一覧(年度別) | 入試 | 愛媛大学
2021年度以降後期日程の試験が廃止され、募集人数が40名から55名と増えていますが、倍率は毎年非常に高くなっています。
全国の国公立大学医学部の中でもかなり高い倍率となっていますので、しっかりとした対策をして試験に挑みましょう。
高知大学
高知大学の基本データ
大学名 | 高知大学 |
住所 | 高知県南国市岡豊町小蓮(岡豊キャンパス) |
募集人員 | 59名 |
高知大学医学部は先端医学と地域医療という、2つの異なる大きなテーマを中心に、先進的な医学教育を行っています。
カリキュラムの大きな特長は、学生が早い段階で医療や福祉、介護の現場に触れることで、自らの将来像を明確に描けるようになる点です。
キャンパスは自然に囲まれており、高知県ならではの環境での学習も魅力の1つです。
直近の倍率と志願者数の変動
【高知大学 医学部 入試方式別倍率(過去4年)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
全選抜合計(二段階) | 5.2 | 4.4 | 3.2 | 5.0 |
一般選抜合計(二段階) | 5.7 | 4.8 | 2.6 | 5.3 |
学校推薦型選抜合計 | 3.0 | 2.6 | 3.0 | 3.4 |
総合型選抜合計 | 7.0 | 5.9 | 5.5 | 6.4 |
【高知大学 医学部 一般選抜 受験者数、合格者数(過去3年)】
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | |
募集人数 | 60 | 60 | 60 |
志願者数 | 446 | 350 | 238 |
受験者数 | 289 | 194 | 195 |
合格者数 | 57 | 60 | 60 |
入学者数 | 55 | 58 | 57 |
愛媛大学と並んで毎年倍率が高いのが特徴です。また、面接が集団面接という点も要注意です。
香川大学
香川大学の基本データ
大学名 | 香川大学 |
住所 | 香川県木田郡三木町池戸1750-1(三木町医学部キャンパス) |
募集人員 | 106名 |
香川大学医学部の大きな特徴は医学科・看護学科・臨床心理学科の3つの学科を併設しており、それぞれの学科の学生同士が同じキャンパスで交流を深められることです。
その結果、広い視野の研究教育や将来の医療チームを意識した考え方を共有することが可能となっています。
また令和5年度より新キャンパスが完成しており、これから入学する学生にとっては大きな魅力となっています。
直近の倍率と志願者数の変動
【香川大学 医学部 入試方式別倍率(過去4年)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
全選抜合計(二段階) | 3.8 | 3.0 | 4.3 | 3.4 |
一般選抜合計(二段階) | 3.7 | 2.5 | 4.5 | 3.4 |
学校推薦型選抜合計 | 3.4 | 3.6 | 3.0 | 2.2 |
総合型選抜合計 | 4.6 | 4.9 | 4.8 | 5.0 |
出典:香川大学 医学部/入試結果(倍率)|大学受験パスナビ:旺文社
【香川大学 医学部 一般選抜 受験者数、合格者数(過去4年)】
2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
募集人数 | 79 | 79 | 79 | 79 |
志願者数 | 410 | 284 | 520 | 382 |
受験者数 | 269 | 249 | 267 | 331 |
合格者数 | 79 | 79 | 79 | 79 |
入学者数 | 80 | 79 | 79 | 79 |
倍率の推移を見ると、他校と比較してやや落ち着いた傾向が見られます。
とはいえ、全体的に高い学力が求められるため、苦手分野を失くすよう意識して学習を進めましょう。
徳島大学
徳島大学の基本データ
大学名 | 徳島大学 |
住所 | 徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15(蔵本キャンパス) |
募集人員 | 100名 |
出典:徳島大学医学部・大学院
徳島大学医学部は、1943年に四国で最初の医学専門学校として創設され、2025年には82年の節目を迎える四国で最も長い歴史を持つ医学部です。
1949年には四国唯一の国立大学医学部となっています。
全国でも有数の地域医療に力を入れている医学部としても有名です。
徳島県内全域にわたり、研修ができる協力病院・施設があります。
最大12週まで研修が可能になっており、地域医療の現場での研修は医学生にとっても貴重な体験になります。
直近の倍率と志願者数の変動
【徳島大学 医学部 入試方式別倍率(過去4年)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
全選抜合計(二段階) | 3.2 | 3.3 | 3.6 | 3.2 |
一般選抜合計(二段階) | 3.5 | 3.6 | 4.2 | 3.5 |
学校推薦型選抜合計 | 2.6 | 2.4 | 2.3 | 2.6 |
総合型選抜合計 | 3.2 | 2.8 | 5.5 | 1.0 |
出典:徳島大学 医学部/入試結果(倍率)|大学受験パスナビ:旺文社
【徳島大学 医学部 一般選抜 受験者数、合格者数(2024年)】
募集人数 | 62 |
志願者数 | 146 |
受験者数 | 106 |
合格者数 | 66 |
入学者数 | 65 |
全国的に見ても徳島大学医学部は倍率が低いです。特徴として2次試験に理科がありません。
その分英語と数学を中心に学習を進めましょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部を目指して努力を続けている中で、「今の勉強の仕方で本当に合格できるのだろうか?」と不安に思うことは誰にでもあります。
特に四国の国公立大学医学部では、共通テストだけでなく個別試験や面接など、さまざまな力が必要です。
そうした不安や課題をひとりで抱えるのではなく、信頼できる指導を受けることで合格に近づけるのが、医学部専門予備校である京都医塾の強みです。
学力の状況に合わせたあなた専用の学習プラン
京都医塾では、まずあなたの学力や苦手な分野を丁寧に把握することから始めます。
模試や確認テストの結果をもとに、何をどの順番で勉強すべきか、一人ひとりに合った学習内容を考え、柔軟に見直していきます。
成績の変化にもすばやく対応しながら、ムダのない勉強を進める仕組みが整っています。
さらに、週に一度講師と面談を行い、進み具合の確認や悩みの相談もできる体制を取っています。
勉強面だけでなく、精神的にも支えることで、生徒が安心して勉強に集中できるよう工夫されています。
精神的な不安にも配慮したサポート体制
受験勉強は長く、ストレスがたまりやすいものです。
思うように成績が伸びなかったり、孤独感を感じたりすることもあるでしょう。
京都医塾では、そうした不安を感じた時にすぐ相談できるよう、専門のカウンセラーが常駐しています。
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学力だけでなく、気持ちのケアも大切にしています。
定期的な確認テストで学びを確実なものに
京都医塾では、日々の学習の成果をしっかり確認できるよう、定期的に理解度をはかるテストを行っています。
その結果をもとに、どこが弱点なのかをはっきりさせ、必要な内容だけを重点的に学び直せるようにしています。
また、テスト結果や勉強の進み具合については、講師と定期的に話し合う時間を設けており、その時の状況に合わせて学習の内容や進め方を調整することができます。
無理のない計画で、着実に合格に近づけるようサポートしています。
まとめ

今回は、四国にある国公立大学医学部4校について、偏差値や大学ごとの特徴などを紹介しました。
どの大学も地域医療に力を入れており、教育の内容や方針にも違いがあります。
偏差値の高低だけでなく、学びたい内容や将来どんな医師になりたいかを考えて、志望校を選ぶことが大切です。
ただ、どの大学も合格は簡単ではありません。
効率よく確実に力をつけていくには、自分に合ったやり方で勉強を進めていく必要があります。
京都医塾では、あなたの学力や目標をしっかりと把握したうえで、一人ひとりに合わせた勉強方法を提案しています。
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合格への第一歩として、ぜひこの機会にご参加ください。