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医学部受験では生物と物理どちらを取ればいい?それぞれのメリットとデメリットを徹底解説

医学部受験では生物と物理どちらを取ればいい?それぞれのメリットとデメリットを徹底解説

 

医学部受験に挑戦するうえで、どうしても回避できないのが理科2科目です。

もちろん、例外的に試験で理科を課さない医学部もありますが、理科を避けた受験を貫いた場合、志望校の選択肢は大幅に狭まってしまいます。

そこで、ほとんどの受験生が理科を学ぶわけですが、生物と物理では、どちらを取った方が受験で有利なのでしょうか。

そこで今回の記事では、医学部受験において生物と物理のメリットとデメリットを3つずつ取り上げて、解説していきましょう。

それぞれのメリットとデメリットを、しっかりまとめていますので、どちらを選ぶのが自分にとってよい選択となるのかを検討するうえでの指針としてください。

【医学部受験】生物を選択するメリット・デメリット


まずは、医学部の受験において、生物を選ぶ際のメリットとデメリットについて見ていきます。

医学部受験で生物を選択する3つのメリット

最初に、生物を選択することで得られる3つのメリットの方から、紹介していきましょう。

安定して得点しやすい

生物の大きな特徴としてあげられるのが、複雑な計算問題が少ないということです。

無論、これは物理と比較してのことですが、計算問題の数の少なさのおかげで、計算ミスによる点数の取りこぼしを防ぐことができます。

また、生物の場合、基本的に設問がそれぞれ独立していることから、一つの問題の失点が連鎖することがありません。

そのため、いわゆるドミノ倒し式の間違いが起こりにくく、得点の安定化が図りやすくなっています。

このことから、計算問題が苦手で、かつ得点の安定化を図りたい人には生物は非常に適した科目と言えるでしょう。

化学とも知識がリンクしている

理系科目の中の化学では、糖やたんぱく質などについても学んでいきます。

生物においても、これらの要素は天然高分子化合物の分野で学びますから、化学と知識をリンクさせながら学習を進めることが可能です。

そのため、学習の効率化を図ることができ、ひいては時間の有効活用にもつながります。

まさに、一石二鳥の言葉を、そのまま体現させた学習方法と言えるでしょう。

医学部進学後の先取り学習ができる

医学部に進学後のカリキュラムの中では、「生命科学」と呼ばれる単元や「分子生物学」と呼ばれる単元を学ぶことになります。

これらのカリキュラムは高校で習う生物を基礎としていることから、受験時に生物を選択しておくと進学後の学習がスムーズになり、物理の選択者と比べると大きなアドバンテージを得られることになります。

医学部受験で生物を選択する3つのデメリット

続いて、医学部受験で生物を選択する3つのデメリットについても見ていきましょう。

暗記量が物理の数倍

生物の問題を解いていくうえで重要となるのが、広範な知識量です。

メリットを説明した際に計算問題の少なさを取り上げましたが、その一方で、生物では物理の数倍もの暗記量が必要とされます。

また、様々な分野を織り交ぜた問題が出題されることもあるため、それぞれの知識について深く学んでおかないと、答えにたどり着くことができません。

そのため、学習の際には、知識を体系化しながら、確実に脳に定着させていく努力が求められます。

このことから、暗記がどうしても不得意といった方は、物理の学習の方に舵取りをするのがおすすめです。

読解力や文章力がないと高得点が狙えない

生物の試験では、長文の問題が課されるケースが多いことから素早く読解し、かつ正確に答えを文章化していく作業が必要です。

とくに、難易度の高い医学部の記述問題では、数百文字にもわたる文章を要求されることもあるため、読解力と文章力に乏しい受験生では高得点を狙うことができません。

「落とし穴」が多く高得点に結びつきにくい

上でもお伝えしたとおり、生物には安定して得点できるというメリットがあります。

しかし、その反面、高得点を狙おうとすると難易度が跳ね上がることもあるため、注意が必要です。

主な理由の一つとしてあげられるのが、医学部をはじめとする難関大学の試験では、専門性の高い問題が出題されやすいことです。

一般レベルの大学入試では見ることのないような、ハイレベルな問題が課されるケースも珍しくないことから、このような「落とし穴」にも対応できる学習が必要と言えます。

過去問集を何度も解いたり、ときには予備校も積極的に利用して、生物のデメリットの部分を少しでも穴埋めするよう努めてください。

【医学部受験】物理を選択するメリット・デメリット


生物を選択した際のメリットとデメリットを確認したところで、物理の方についてもチェックしていきましょう。

医学部受験で物理を選択する3つのメリット

最初に、解説するのは物理を選択した際に得られる3つのメリットです。

少ない暗記量で受験可能

物理は、生物や化学と比べると少ない暗記量で、学力を伸長させることができる科目です。

生物と比較した場合の暗記量の目安としては、数分の一ほどですむため、暗記科目が苦手な人にとっては有利に働くこと間違いありません。

また、知識についても生物ほど専門性があるものは必要ないことも大きな魅力です。

各公式の使用法などをしっかり理解しておけば、得点に結びつけられるため、計算力のある人にはとくに向いています。

しっかり学習すれば高得点をマークしやすい

上でも述べたとおり、物理の暗記量は生物の数分の一となっており、効率的に学習を進めれば、短時間でひと通りの知識を覚えることが可能です。

そのため、少ない学習量でも、しっかり勉強を進めておけば高得点をマークしやすい科目と言えます。

また、短時間の学習で単元をマスターできるということは、残った時間をほかの科目の勉強へ回せることも意味します。

ほかの科目の勉強へも取り組めるということは、全体的な学力の底上げにもつながりますから、より一層、高得点をマークしやすくなるはずです。

このことから、計算力に自信のある人や、短い時間で学習効果をあげたい人は、物理の方を選択してみてはいかがでしょうか。

すべての医学部を受験できる

国内には、国公立大学医学部と私立大学医学部を合わせて、80以上の医学部が設置されていますが、物理を必須科目としてあげているところもあります。

たとえば、金沢大学、名古屋市立大学などは、その典型例とも言えるでしょう。

実際に、2023年度の入試においても、物理と化学が必須科目として出題されています。

そのため、生物を選んだ人は、上記2校の受験をすることができませんでした。

このことから、物理を選ぶことによるメリットには、志望先の選択肢の幅を広げ、ひいては医学部合格の可能性をアップさせるといった、効果があることがわかります。

医学部受験で物理を選択する3つのデメリット

次に、物理を選択した際に発生してしまう、3つのデメリットについても見ていきましょう。

高度な計算力が求められる

みなさんもご存知のとおり、物理では高度な計算問題が次々と出題されます。

そのため、計算問題が苦手な人にとっては、天敵とも言える科目の一つです。

また、生物と違い問題が独立しているわけではないため、一つの設問のミスが連鎖的なミスにつながり、大量失点となってしまう可能性もあります。

計算力が乏しい場合、このような大失敗を犯してしまうリスクがあるのが、物理の大きなデメリットと言えます。

丸暗記だけでは問題へ対応できない

物理は、暗記量そのものは少ないものの、知識の理解度がともなわない場合、すなわち、丸暗記状態の場合には問題への適切な対応ができません

公式を覚えたとしても、その意味を学び、そして使い方をパターン化して学習しておかないと、いざ問題を目の前にしたときに立ち往生してしまいます。

物理を学習する際には、公式をはじめとする諸々の知識の背景にまで理解を及ぼしましょう。

将来的に活用する機会が少ない

物理のデメリットの中でも大きなウェイトを占めるのが、将来的な実用性の低さです。

たとえば、生物であれば医学部に進学した後も学んだことが生きてきますが、残念ながら、物理ではそのような機会は多くありません。

このように、せっかく学んだ知識を将来的に発揮しにくいといった点も、物理のデメリットの一つと言えます。

そのため、受験勉強を通じて学習したことを、進学後の学習にも生かしたいといった人は、生物の方を選択するのがおすすめです。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部の受験において生物と物理、どちらを選んだらよいかという命題は、多くの受験生が突き当たる難問です。

そのため本記事では、両科目のメリットとデメリットと紹介してきましたが、これらを比較して検討すれば、どちらを選ぶべきか自ずと答えがでるはずです。

しかし、受験生の方の中には、それでもどちらを選んだらよいかわからないといった人や、そもそも両方の科目が苦手といった方もいるのではないでしょうか。

そういった方にとって大きな頼りとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、あらゆる科目に対応した高度な学習指導を強みにして、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている、医学部受験の特化型予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。

生物・物理の両方に対応可能なハイレベルな教育指導

言うまでもありませんが、受験生の方々の能力は千差万別です。

暗記科目が強い方がおられる一方で、計算問題の方にとりわけ力を発揮する方など、人によって個性は大きくわかれます。

そのため、ひと口に理系科目と言っても、個人によって得意、不得意がわかれることは当然のことと言えるでしょう。

京都医塾では、そういった個々人の持つ特性に合わせた教育を施し、生物・物理両方の科目に対応できる体制を敷いています。

総合的な学習指導をベースに、本人に合わせた適切な学習指導を行いますから、最終的にどちらを選択しても、よい結果が得られます。

生物と物理、どちらの科目を選んだらよいかお悩み中の方は、両科目に完璧な対応のできる京都医塾をぜひお選びください。

あなたに最適な出願戦略を立案

医学部を受験するにあたって、学習と同時並行で進めていく必要があるのが、出願にまつわる作業です。

そして、この作業の中でも、とくに大事なこととされるのが、志望校の選定です。

どこを志望するかといった要素は、入試における合否判定だけでなく、医学部進学後や医師として活躍する遠い将来のことにも関わる重要事項ですから、進学先は慎重に選ばなければなりません。

そこで京都医塾では、受験生や保護者様との面談を通じて、希望の医学部をヒアリングし、そのうえで、こちらからも志望先の提案をさせていただいております。

この提案では、受験生の方にとって、最適と思われる医学部のみを厳選して提示いたしますので、間違いのない志望校選びができると評判です。

また、出願期に入った際には、志望理由書の作成や願書の記入などを担当者がサポートいたしますので、これらの作業についても何ら心配はいりません。

有資格者によるメンタルケア

受験生にとって大きな課題の一つとなるのが、いかにしてモチベーションを保ちながら学習を進めていくかということです。

しかし、受験生活を送る中では、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、模試の結果がどうしても振るわなかったりなど、様々な場面でモチベーションが低下する要素に晒されます

そういったことが頻繁に起こってしまっては、学習の進捗がとどこおり、ひいては受験の失敗にもつながりかねません。

そこで京都医塾では、モチベーションの維持にまつわる支援の一つとして、有資格者によるケアを行っています。

当塾では、上級心理カウンセラーや、JADP認定メンタル心理カウンセラー®などのスタッフが多数在籍し、的確なメンタルケアを行っていますので、モチベーションの低下を未然に防ぐことが可能です。

まとめ


生物と物理、両方の科目は、暗記量や必要な計算力などが異なるため、受験生にとっては、どちらを選んだらよいか悩みのタネになりがちです。

本記事では、そんな悩みを持つ方々に対し問題解決のための一助として、科目選択の判断材料を紹介してきました。

しかし、上記、判断材料を確認しても選択しきれない人や、そもそも両方の科目自体が苦手で仕方がないといった人もいるはずです。

そういった方にとって大きな頼りとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、あらゆる科目に対応した高度な学習指導を武器にして、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている、医学部受験の特化型予備校です。

当塾に受験学習を任せていただければ、一流の講師陣があなたをリードし、どんな科目にも完全に対応できるだけの実力を、定着させてみせましょう。

本気で医学部合格を目指す人には、バツグンの指導力であらゆる科目をカバーする、京都医塾こそがうってつけです。

資料請求やお電話、メールでの各種ご相談は、年中無休で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。