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仮面浪人で医学部合格は可能なのか?メリット/デメリット、成功のポイントを徹底解説

仮面浪人で医学部合格は可能なのか?メリット/デメリット、成功のポイントを徹底解説

 

受験生の方の中には、志望していた医学部への合格が叶わず、再チャレンジの手段として仮面浪人を考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、本当に仮面浪人をしていても、医学部の合格が可能なのか半信半疑となったり、不安を抱くこともあるはずです。

そこで今回の記事では、仮面浪人で医学部への再受験を検討している人に向けて、仮面浪人の基本情報とメリットやデメリットについて解説していきましょう。

仮面浪人とは

医学部 仮面浪人

最初に、仮面浪人の基本情報について見ていきましょう。

ここでは、そもそも仮面浪人とは何なのか、そしてどういったパターンがあるのかについて解説していきます。

仮面浪人とは

仮面浪人とは、志望していた大学に不合格になってしまった受験生が、他の大学に通いつつ次年度以降の受験に向けて学習を進めている状態を指します。

仮面浪人の学生は、一般的な浪人生とは違い、学習期間中にあっても学生の身分を有するため学歴に空白ができません。

仮面浪人のパターン

仮面浪人中の人は、大学入学後にどういった形で過ごすかによって、大きく2つのパターンにわけられます。

ここでは、仮面浪人における代表的な2つのパターンを取り上げて解説しましょう。

入学後に授業に出席しながら受験勉強する

1つ目に取り上げるのは、大学入学後に授業に出席しながら受験勉強するという仮面浪人のパターンです。

こちらのパターンでは、通常の学生として過ごしつつ医学部の受験勉強を進めていきます。

当然ですが、一般の学生として過ごすことから、単位も通常どおりに取得していくことになります。

このパターンでは、いわゆる二足のわらじの状態になりますので、効率的な勉強方法の確立が課題となるでしょう。

また、大学の単位についても単位を取りやすい授業をよく把握して、スケジュールに組み込んでいく作業も必要です。

休学して受験勉強に専念する

2つ目に取り上げるのは、大学を休学して医学部の受験勉強に励むという仮面浪人のパターンです。

こちらのパターンでは、大学における学期をすべて休学し、すべての時間を医学部の受験勉強に注ぎ込みます。

休学中ともあって、本来必要な単位取得の作業に追われなくともよいのが最大のメリットです。

また、受験生によっては、後期のみ休学するという仮面浪人のパターンを選択することもあります。

夏までは一般の学生として過ごし、受験勉強が本格する夏休み以降から学習に本腰を入れます。

前期のうちに大学生活を満喫して、受験勉強までの気力と体力を養い合格を目指すというわけです。

仮面浪人のメリット/デメリット

続いて、仮面浪人のメリットとデメリットについても見ていきましょう。

メリット

まずは、仮面浪人のメリットの紹介です。

仮面浪人にまつわるメリットの中でも。

代表的なものを3つピックアップして解説していきましょう。

落ちても行先の大学がある

1つ目に紹介する仮面浪人のメリットは、志望医学部に不合格でも行先の大学があるということです。

一般的に志望医学部に落ちてしまった場合、来年度の受験のために浪人生活を送ることになりますが、仮面浪人の場合は現在合格している大学へ進学することができます。

仮に進学先の大学が気に入ったのであれば、そちらの大学での本格的な活動へシフトすることもできます。

大学に行くイメージが持てる

2つ目に紹介する仮面浪人のメリットは、志望医学部へ進学したときのイメージが持てるといったものです。

志望していた医学部の受験で落ちてしまい浪人生活を送ると、必然的に自宅での学習か予備校などでの学習をすることになります。

そうなった場合の活動範囲と言えば、主に自宅周辺から予備校周辺までの狭い範囲となるでしょう。

当然、どこかの大学の敷地内に踏み入ることなどできません。

しかし、仮面浪人を選択することで、大学生としての日常を先取りしておくことができます。

将来的なビジョンが湧きやすくなるため、勉強へのモチベーションもアップするでしょう。

また、新たな友人を迎えての、交友関係のさらなる広がりも期待できるはずです。

リフレッシュの機会が多い

3つ目に紹介する仮面浪人のメリットは、リフレッシュできる機会に恵まれているというものです。

医学部受験の勉強に疲れたら、大学の友人とカラオケやショッピングで気分転換を図ることもできますし、バイトで社会勉強をすることもできます。

浪人生活では味わえない楽しみを通じてリフレッシュができることも、仮面浪人の持つメリットの1つです。

デメリット

仮面浪人のメリットに続いて、デメリットについても見ていきましょう。

ここでは、仮面浪人の持つデメリットの中でも主だったものを3点取り上げて紹介していきます。

勉強時間が確保できない

1つ目に紹介する仮面浪人のデメリットは、勉強時間に関係するものです。

繰り返しお伝えしていますが、仮面浪人では医学部試験の勉強のほかにも、大学生活における課題をクリアしていく必要があります。

期末試験はもちろん、小テストやレポート、授業によっては実習もあるかも知れません。

そういった、課題を一つひとつこなしながら受験勉強の時間を確保するのは、とても大変なことと言えるでしょう。

無駄な出費が発生する

2つ目に紹介する仮面浪人のデメリットは、無駄な出費が発生するといったものです。

仮面浪人では、あくまで「仮」であったとしても、大学へ進学することには変わりがありません。

そのため、進学先の大学へ入学金や授業料など諸々の費用を支払う義務が生じます。

国公立大学ならまだしも、私立大学ともなれば大きな出費となるでしょう。

孤独感を感じる

3つ目に紹介する仮面浪人のデメリットは、孤独感を感じるというものです。

仮面浪人は性質上、大学生活を一時的なものと捉えます。

一般的な学生が卒業まで過ごすことを前提として活動していますから、意識に温度差が生まれ、孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。

仮面浪人で本当に医学部に合格できる?おすすめ出来ない理由

医学部 仮面浪人

医学部受験における仮面浪人は、医学部が高難度であることなどの理由から厳しい立場に立たされることがあるため、あまりおすすめできません。

こちらの項では、仮面浪人を利用した医学部受験がおすすめできない理由を、深掘りして見ていきましょう。

医学部はどこも難しい

みなさんもご存じのとおり、医学部の受験ではハイレベルな問題が次々と出てきます。

一般の大学では考えられないような難しい問題を、高い正答率で解いていく必要があるほか、倍率も高いため大変な量の学習量が必要です。

また、医学部ごとの出題傾向を掴みながら、志望校ごとの対策も立てて学習計画を組み立てる必要もあります。

さらに、遠方の大学へ試験に向かう場合は、現在、在籍中の大学の予定と志望校の試験日程を照らし合わせて、無理のないスケジュールを立てなければなりません。

医学部の試験日程は2日以上連続で続くことも少なくないため、スケジュール管理は大変シビアになります。

このように、医学部の試験勉強と旅程などのスケジュール管理の難しさから、仮面浪人を利用した医学受験は、どうしてもおすすめできないという結論になってしまいます。

大学生活との両立が難しい

大学生活との両立の難しさも、仮面浪人を利用した医学部受験がおすすめできない理由の一つです。

上でもお話ししたとおり、医学部受験では大変な量の学習が求められます。

浪人生は時間が潤沢にあるため、1日10時間以上の学習時間が確保できますが、仮面浪人では、時間のやり繰りがとても難しいでしょう。

また、友人との付き合いで飲み会に誘われて、泣く泣く出席するケースもあります。

無駄な費用がかかり保護者の負担も大きくなる

仮面浪人で医学部を受験する場合、進学先の大学の入学金や授業料が新たに発生してしまうことは、先述のとおりです。

しかし、必要な費用は、それだけとも限りません。

親元を離れて仮面浪人を行う際は、上記以外の費用にも仕送り金が必要となる場合もあります。

また、アパートに入居する際は、敷金や礼金も請求されるでしょう。

このように、費用面における保護者負担を考慮に入れると、仮面浪人はコストパフォーマンスが低いためおすすめできません。

仮面浪人を成功させるためのポイント

医学部受験における仮面浪人がおすすめできない理由は上でも触れたとおりですが、こちらの項では、それでも仮面浪人に挑戦してみたいという人に向けて、成功させるポイントを紹介していきます。

仮面浪人の成功率を少しでも引き上げたいと願う人にとっては必見の内容ですので、ぜひ参考にしてください。

アルバイトやサークルには入らないようにする

仮面浪人では医学部試験の勉強のほかにも、大学生活においてやるべきことがたくさんあります。

授業への出席はもちろんのことですが、ゼミなどに入れば課題が次々に飛び込んでくるでしょう。

「自分は仮面浪人中の身だから、成績は気にない」と完全に割り切れる人ならまだしも、医学部を目指す人には几帳面タイプの人もいますので、ついつい本気を出してしまうこともあります。

そのため、時間を有効に使うという意識が、通常の浪人生と比べて重要になります。

勉強はほどほどで切り上げるほか、大学でのサークル活動やバイトは極力避け、必要なタスクだけに全力で集中するように心がけましょう。

意思を固めて勉強に打ち込む

受験勉強は自分との戦いです。

強い意思を持って弱い自分を律し、最後までやるべきことをやり遂げた人だけが勝者となります。

そのため、日々意思を固めて勉強に打ち込む覚悟が必要です。

仮面浪人中は、大学生活を通じてさまざまな娯楽に出会うこともありますが、それらをできるだけ回避できる環境に身を置くようにしてください。

基礎を徹底する

何事においても、基礎は大変重要なものとなります。

将棋でたとえるなら駒の動かし方を知らないと勝負になりませんし、スポーツでたとえてもルールや基本練習なくして勝利は見えてきません。

受験についても同様で、基礎の問題が解けない人は応用問題に手をつけても歯が立たないはずです。

仮面浪人で時間が取れないのは仕方がありませんが、基礎的な学習だけは疎かにしないよう注意してください。

予備校や塾を活用する

予備校などでは、個人学習とは比較にならないくらいの良質な学習指導が受けられますから、勉強の効率もアップします。

また、同じ志を持つ仲間と触れ合えますから、自ずとモチベーションがあがるはずです。

仮面浪人で医学部を目指すのであれば、予備校や塾を活用するのがおすすめです。

相談できる場所を持っておく

医学部に限らずですが、受験勉強は長いレースを走り抜く必要がありますから、時には精神的な挫折も経験します。

そういったときに、周りに相談ができる人がいないとふさぎ込んでしまい、最悪の場合、受験そのものを断念してしまうという結果につながりかねません。

仮面浪人の際は、親や友人など誰でもよいので、相談相手となってくれる人を見つけておきましょう。

医学部再受験なら京都医塾

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医学部受験における仮面浪人の情報をまとめてきました。

仮面浪人には上記のとおり、基本的に大学生活との両立となるため、勉強時間の確保は難しくなります。

そのため、医学部合格への近道を模索するのであれば、予備校などの施設に通うのが最適です。

しかし、予備校と一括りに言っても種類が多すぎて、どこがベストなのか迷ってしまう人も多いでしょう。

そういった人におすすめなのが、医学部受験に特化した予備校「京都医塾」です。

ここから先は、京都医塾の学習指導や同塾が提供している学習環境について詳しく紹介していきます。

個別指導と集団指導の掛け合わせで最適なプランニング

京都医塾では、個別指導と集団指導の掛け合わせで、最適なプランニングを実施しています。

通常、医学部専門の予備校では、個別指導に重きを置いて学習を進めていきますが、京都医塾では集団指導にも力を入れているのが特徴です。

これは、塾独自の方針にもとづくものですが、集団指導を積極的に取り入れることで受験生同士の闘争心を殊更に煽ります。

受験生の負けん気に火が付いたところで、個別学習に移行することでより効率的な、そして熱のこもった授業となるわけです。

専用の自習スペース

京都医塾では受験生、個々人に専用の自習スペースを確保しています。

施設が開放している時間帯であればいつでも使用できることから、自分に見合ったスケジュールで勉強ができます。

仮面浪人では大学の図書館の開館時間や休館日を考慮して学習時間を合わせる必要がありますが、京都医塾ではそういった心配ごととは無縁です。

週1回のカウンセリングで手厚くサポート

先ほどもお話ししたとおり、受験勉強では精神的に挫折することもあります。

孤独に、そして長期間に渡って勉強に励むのですから、無理もないでしょう。

京都医塾では、そんな受験にともなう悩みもカウンセリングを通じて徹底的にケアしていきます。

週1回のカウンセリングでは勉強の進捗状況の確認のほか、私生活の悩みごとも受け付けていますから、何でも相談してください。

事前連絡が必要となりますが、保護者を交えた面談も可能です。

このように、京都医塾では学習面と精神面の両面からアプローチして、受験生をサポートしています。

医学部合格をより確実なものとしたい人には、京都医塾がおすすめです。

一泊二日の無料体験入塾は随時受付中ですので、ふるってご連絡ください。