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大学の医学部の推薦入試にはどんな種類がある?合格のための情報を徹底ガイド

大学の医学部の推薦入試にはどんな種類がある?合格のための情報を徹底ガイド

大学の医学部の人員募集枠には様々なものがありますが、その中には「推薦入試」と呼ばれる種類のものも設けられています。

この推薦入試を利用するメリットには、受験回数が増加したり、一般入試よりも早く合格が決められるといったものがあります。

ところが、ひと口に推薦入試と言っても、種類が多岐にわたっていることから、詳細な部分までご存知の方は少なくないはずです。

そこで今回の記事では、大学が行っている推薦入試の種類や試験内容などを解説していきましょう。

医学部の推薦入試には大きくわけて2種類がある


大学の医学部の推薦入試は、大きく2種類にわけられます。

すなわち、学校推薦型選抜と総合型選抜です。

両方とも医学部が設置している推薦入試の募集枠であることには変わりはありませんが、細かいところまで見てみると、様々な違いがあります。

そこで、ここでは上記、2種類の推薦入試について深掘りして説明していきましょう。

学校推薦型選抜

まずは、大学の医学部が設けている推薦入試のうち、学校推薦型選抜の説明から入っていきます。

学校推薦型選抜とは、その名のとおり受験生の所属している高校を通じて応募する推薦入試の種類であり、このことから出願に際しては学校長からの推薦書が必要です。

「推薦」入試なわけですから、当然と言えば当然のことですが、この推薦書を勝ち取るためには、学業成績や課外活動などで高い評価を得ることが大切です。

また、この学校推薦型選抜は下記の3種類に、さらにわけられます。

公募型推薦

公募型推薦とは、国公立大学医学部や私立大学医学部で設けられている推薦枠の中でも、最もポピュラーな推薦入試の種類の一つです。

高校から推薦を受けていることに加えて、大学の医学部側が設定している要件を満たしていることが出願の条件となります。

指定校推薦

大学の医学部が設置している推薦入試の種類には、指定校推薦というものもあります。

この種類の推薦入試では、医学部側から学校にオファーがくる形で出願者を募集するのが特徴です。

そのため、一度推薦が受けられれば合格の可能性が極めて高く、受験生の間では非常に人気の高い推薦枠の種類となっています。

地域枠推薦

地域医療の拡充のために設けられた地域枠推薦は、医学部ならではの推薦枠と言ってもよいでしょう。

こちらの種類の推薦入試を受けるためには、志望先の医学部が定めている条件を満たしている必要があります。

たとえば、「出願は○○県の出身者に限る」ですとか、「○○県に居住したことのある者のみを出願対象とする」といった具合に、医学部ごとに諸条件を設定しています。

このことから、地域枠推薦に応募する場合は、そもそも自分が大学の医学部が定めている条件に合致しているのかを、あらかじめチェックしておきましょう。

総合型選抜

大学の医学部には、上で解説した学校推薦型選抜のほかにも、総合型選抜と呼ばれる種類のものもあります。

この総合型選抜では、学校からの推薦を受けるのではなく自己推薦という形をとって、志望先の医学部へと出願します。

出願の要件は医学部によって違いが見られますが、基本的にはアドミッションポリシーと、大学が定めている諸条件をクリアしていれば出願が可能です。

医学部の推薦入試ではどんな試験が課される?

続いて、大学の医学部の推薦入試では、どのような種類の試験が課されるのかについても解説していきましょう。

医学部の推薦入試における試験では、主に下記の3種類が課される傾向が多くなっています。

✓学力検査

✓面接試験

✓小論文試験

学力検査で用いる試験は大学の医学部によって違いますが、一般的には共通テストの成績を用いて合否の判断がくだされます。

また、この学力検査は一次試験で用いられるケースが多く、いわゆる「足きり」として利用されているのが特徴です。

そして、一次試験の突破者には、面接試験や小論文試験が課されます。

これらの試験のうち、面接試験では受験生のコミュニケーションスキルや人格などがチェックされ、小論文試験では、思考力や読解力などが多角的に分析され、合否の判定がなされます。

医学部によってはこんな推薦入試も実施


大学の医学部の推薦入試のあらましについては、上でお伝えしたとおりです。

大きくわけて推薦型選抜と総合型選抜にわかれており、それぞれ出願の要件などが異なります。

しかし、上記2種類の推薦入試のほかにも、大学の医学部によってはオリジナルの推薦入試を設けているところも存在します。

たとえば、広島大学が実施している「広島大学光り輝き入試」などは好例と言えるでしょう。

こちらの種類の推薦入試は、名前が示すとおり広島大学が独自に行っている入試方法ですが、学生の個性を特段に重んじる形で合格者を選抜しています。

2024年度にも実施予定となっており出願の要件には複数ありますが、代表的なものとしては「MD-PhDコース」を希望していることがあります。

MD-PhDコースとは、通常のカリキュラムとは異なり、5年次からは大学院に進学する特殊なカリキュラムのことです。

このカリキュラムを受講することで基礎医学や社会医学など、研究医として必要な分野を学ぶことができます。

通常の医学生よりも早期に研究医としての学習ができるため、将来、研究医を目指している人にとっては、まさに画期的な推薦入試と言えるでしょう。

試験の内容としては、一次試験においては調査書や自己推薦書などの各種出願書類を用いた選考が行われます。

そして、この一次試験をクリアした人は、最終選考にあたる二次試験へとコマを進めます。

この二次試験で課される試験は、学力検査と小論文試験、面接試験の3種類となっていますが、このうち面接試験については、とても特徴的な内容となっていますので注意が必要です。

広島大学光り輝き入試の面接試験では、一般的な口頭試問のほかにも課題にもとづいたポスターを作成し、説明を行わなければなりません。

そのため、一定のプレゼンテーション能力も要求されることになり、一般的な医学部の面接試験よりも難易度が変化しています。

上記種類の推薦入試を受ける際には、医療人としての適性を磨いておくとともに表現力などもきちんと養っておく必要があるでしょう。

大学を推薦で受験するうえでの注意点


次に、大学の医学部の推薦入試を受けるうえでの注意点についても、解説していきます。

この推薦入試を受けるうえでの注意点には色々なものがありますが、とくに評定平均については必ずチェックしておかなければいけません。

評定平均とは、高校時代の成績を数値化したもので、多くの大学の医学部では出願要件の一つとして加えています。

たとえば、「評定平均4.5」が求められている場合、4.4以下の受験生は出願することができないため、志望先への進学方法が狭められてしまいます。

また、大学の医学部の推薦入試の種類が現役生だけを対象としたものか、既卒者でも受験できるのかといった点についても、忘れずに確認しておきましょう。

現役生のみを対象とした試験や、浪人生でも1回までなら出願可能、2回目以降は出願不可能といったように、医学部によって要件が異なりますので、志望先の医学部の出願要件は必ずチェックしておいてください。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

これまで見てきたとおり、大学の医学部には大きくわけて2種類の推薦入試が設けられています。

どちらの推薦入試にも大きなメリットがありますから、受験を考えている人も多いはずです。

しかし、これらの推薦入試でも学力検査や面接、小論文試験などでの高い成績を求められるのが一般的です。

また、広島大学の広島大学光り輝き入試のように、特殊な試験形式をとる種類の推薦入試では、専用の対策を講じる必要もあるでしょう。

このことから、受験生の方々の中には、予備校などに通いきちんとした対策を受けてから試験に臨みたいと感じている人も、多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、優れた学習指導や面接、小論文指導を武器に、これまでにもたくさんの受験生を医学部へと羽ばたかせてきた名門の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容について紹介していきましょう。

一人のためだけに作られる専用のカリキュラム

当たり前のことですが、受験生の学力は個々人で様々です。

入塾時から高い偏差値を有している人もいれば、これからの努力次第でいくらでも伸ばしていける方など、多種多様なものとなっています。

当塾では、そういった個々人の学力の違いを考慮したうえで、すべての受験生の方々のための専用のカリキュラムを用意して指導しています。

これは、入塾時に行われる実力テストの結果や、教科の理解度などを徹底的に分析してから作られるものです。

このような過程を経て作られるカリキュラムは、まさに一人のためだけの逸品で、当塾では、これを「オーダーメイドカリキュラム」と呼称しています。

当塾では、この個人に合わせた専用カリキュラムのもとで学習を進めていくため、これまでの学習よりも学力の伸長を飛躍的に高められると大変な評判です。

面接・小論文対策には専任の講師が指導

推薦入試で合格するためには、やはり面接と小論文対策は必要不可欠と言えます。

しっかりとした受け答えのほかにも、身振りや手振り、表情の変化などが適切にできていないと面接官に悪い影響を与えてしまい、不合格となってしまう可能性もあるでしょう。

また、小論文対策についても、読解力と文章力の両方が必要ですが、どちらも一朝一夕の努力で身につくものではありません。

これらの練度を高めるために京都医塾では、専任の講師が指導にあたって受験生の面接・小論文対策を実践しています。

この指導では、繰り返し繰り返し、粘り強く納得いくまでトライ&エラーを行いますので、合格のために必要な力を着実に身につけることができます。

百戦錬磨の講師が手取り足取り指南いたしますので、ぜひ安心してお任せください。

感染症リスクを最小限に抑える取り組み

ワクチン接種が進み、一定の落ち着きを見せている新型コロナウィルス。

しかしながら、「油断大敵」という言葉があるように、医学部受験では一瞬のスキを見せただけで窮地に立たされてしまうことも少なくありません。

万が一、試験の直前にコロナにかかろうものなら、受験すらままならない状況になってしまいます。

そこで京都医塾では、感染症対策の一環として、エントランスに全身消毒用のミスト噴霧器を設置して対応中です。

さらに、校舎内の机やイスはもちろん、学寮に設置してある家具なども、抗菌コーティングを施しています。

加えて、食事についても感染リスクを抑えるために、原則として校舎内で摂るようにしていますので、新型コロナウィルス等のウィルス感染のリスクを最小限に抑えつつ、受験に臨むことができます。

まとめ


国内の大学の医学部には、大きくわけて2種類の推薦入試の募集枠が設けられています。

どちらの推薦入試についても複数の利点がありますから、受験を考えている人も多いはずです。

しかし、これらの推薦入試でもほかの入試方法と同様に、学力検査や面接、小論文試験において好成績を求められるのが一般的です。

加えて、広島大学の広島大学光り輝き入試のように、特殊な試験形式をとる種類の推薦入試では、専用の対策を講じる必要もあるでしょう。

そのため、受験生の方々の中には、良質な予備校に通いきちんとした対策を受けてから試験に臨みたいと感じている人も、多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、一人のための専用のカリキュラムや徹底した面接、小論文指導を強みに、これまでにも数多くの受験生を医学部へ送り届けて来た予備校です。

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