ホーム » 医学部受験コラム » 費用 » 私立大学医学部の学費負担を抑えたい!奨学金制度を導入している大学はどこ?

医学部受験コラム

私立大学医学部の学費負担を抑えたい!奨学金制度を導入している大学はどこ?

私立大学医学部の学費負担を抑えたい!奨学金制度を導入している大学はどこ?

受験生のみなさんもご存知とおり、私立大学医学部の学費はとても高額なものとなっています。

学費の低い医学部であっても20,000,000円程度、高額な医学部ともなると、40,000,000円以上もの学費がかかってしまいます。

このことから、私立大学医学部の受験を考えている人の中には、奨学金制度を利用して経済的な負担を軽くしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、私立大学医学部の中でも奨学金制度などを導入しているところや、同制度を利用するうえでの注意点などについてまとめました。

私立大学医学部の学費は非常に高額

冒頭でも触れましたが、私立大学医学部の学費は、国公立大学医学部と比較すると非常に高額なものとなっています。

2022年度のデータを例に取ってみても、最も学費のかからない国際医療福祉大学でも、6年間の総費用で19,190,000円、逆に最も高額な学費を要する川崎医科大学では6年間の総費用が47,365,000円も必要とされます。

これ以外にも、医学部によっては学生納付金や実習にかかる費用、施設設備費なども別途発生するため、裕福な家庭を除けば経済的な負担は莫大です。

昨今では、関西医科大学のように、少子化の影響で学費を値下げしている医学部もあるものの、依然として高額なことには変わりません。

そのため、経済的に苦しい家庭が私立大学医学部を受験する際は、奨学金制度の利用を検討するのが望ましいとされています。

また、奨学金制度以外にも、大学ごとに設けている特待生制度などの活用も、受験生の間では注目を集めています。

私立大学医学部で奨学金制度などを設けている大学一覧

私立大学医学部では、医学部ごとに独自の支援制度を設けています。

奨学金制度などの利用を検討中の人にとっては、ぜひ押さえておきたい情報ではないでしょうか。

そこで、ここでは私立大学医学部が設けている奨学金制度や、特待生制度などの中から主だったものを紹介していきましょう。

大学名 方式・制度 特典・出願資格等
岩手医科大学 医療局医師奨学資金 ・初年度8,500,000円、次年度以降4,400,000円を貸与(6年間)※ただし、キャリア形成プログラムに従い、県内研修病院での臨床研修(2年間)を含む11年間、県内の公的病院等に勤務する義務あり。勤務期間満了後は、奨学金の返還は免除。
東北医科薬科大学 東北地域医療支援修学資金制度 ・年額50,000,000円を6年間貸与※医師免許取得後は、指定の医療機関にて8年間から10年間勤務する義務あり。勤務期間満了後は、奨学金の返還は免除。
国際医療福祉大学 医学部特待奨学生S ・1年次3,000,000円を給付・入学金1,500,000円を免除・2年次以降は、年間2,800,000円を給付・学生寮無料貸与※前年度の学業成績において50位以内から漏れた者は、その後の奨学金給付は実施されない。
自治医科大学 修学資金貸与制度 ・入学者全員に学業準備費を貸与※医学部を卒業後、速かに指定された公立病院にて医師として勤務する義務あり。条件を満たした場合は、奨学金の返還義務は免除となる。
獨協医科大学 入学一時金減免制度 初年度における教育充実費の半額を減免
埼玉医科大学 埼玉医科大学医学部特別奨学金 ・入学金2,000,000円を免除・入学時3,500,000円を貸与・2年次以降、3,000,000円を貸与※医学部卒業後、埼玉医科大学に約9年間勤務する義務あり。勤務期間満了後は、返還の必要なし
北里大学 特待生制度 ・第1種:入学金、授業料、施設設備費等免除(総額38,900,000円)・第2種:入学金と授業料の一部を免除(総額19,450,000円)※一般選抜試験上位合格者の中から若干名を選考
杏林大学 東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度 ・学生納付金の貸与(総額37,000,000円)・生活費の貸与(6年間、月額100,000円)※奨学金を貸与された者は下記義務を負うこととする。・医学部卒業後2年以内に医師国家試験に合格すること・杏林大学の附属病院で初期臨床研修を受けること・上記研修終了後、東京都が指定する病院で医師として、奨学金の貸与期間の1.5倍の期間、勤務すること。
慶応義塾大学 学問のすゝめ奨学金(入学前申請) ・6年間の期間、年額900,000円を給付(成績優秀者の場合、1,500,000円に増額)
順天堂大学 学費減免特待生制度 ・1年次は、授業料と施設設備費、教育充実費(総額900,000円)を免除・2年次以降は学費を毎年(1,000,000円に減免)※一般選抜A方式合格者のうち成績上位10名の者が対象
昭和大学 特待生制度 初年度授業料の免除
帝京大学 福島県地域医療医師確保修学資金 ・月額235,000円を6年間貸与(予定)・入学金相当額(1,000,000円)を貸与(予定)※医学部卒業後は、福島県知事が指定する福島県内の病院で臨床研修を受けること。さらに、研修終了後は、指定の福島県内の医療機関で医師として勤務すること。勤務期間満了後は、奨学金の返還義務を免除する。
東海大学 特別貸与奨学金 6年間、年間2,000,000円貸与※医学部卒業後は、大学が定める医療機関で指定の年数勤務する義務あり。勤務期間満了後は、奨学金の返還の義務免除。
東京医科歯科大学 埼玉県医師育成奨学金制度 6年間、年間2,000,000円貸与※医師免許取得後は、貸与期間の1.5倍の期間、指定された医療機関において臨床研修、及び医師としての勤務に従事すること。勤務期間満了後は、奨学金の返還義務は免除とする。
日本医科大学 東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度 ・修学費を全額免除・6年間、生活費として月額10万円を貸与※医学部卒業後は、日本医科大学付属病院において、初期臨床研修を受けること。さらに、9年間、救急医療やへき地医療などの領域で医師として勤務すること。(都内の医療機関に限る)
金沢医科大学 研究医枠奨学金制度 ・4年次から6年次までの授業料の半額を貸与(総額4,950,000円)※医学部卒業後は、同大学の大学院医学研究科へ進学し、医学博士を取得すること。加えて、研究活動などを9年間継続すること。期間満了後は、奨学金の返還義務は免除。
関西医科大学 藤森民子賞 5,000,000円贈呈※一般選抜入試(前期日程)において、最優秀成績者が対象
近畿大学 入学前予約採用型給付奨学金制度 ・年間300,000円貸与
川崎医科大学 静岡県医学修学研修資金貸与制度 ・6年間、月額200,000円貸与※医学部卒業後は、速やかに初期臨床研修を受けること。研修終了後は、静岡県内の県立病院などにいて、奨学金貸与期間の1.5倍の期間、医師として勤務すること。
久留米大学 福岡県地域医療医師奨学金制度 ・6年間、月額100,000円貸与※医学部卒業後は、2年以内に医師国家試験に合格すること。合格後は、速やかに福岡県内の県立病院などにおいて、奨学金貸与期間の1.5倍の期間、医師として勤務すること。

奨学金制度を利用する時の注意点

医学部在学中の経済的な負担を軽くしてくれる奨学金ですが、基本的に返済義務がともなっていることを忘れてはいけません。

たとえば、医学部の地域枠で入学した際などは、定められた条件を満たせば返還義務は無くなりますが、条件を逸脱した場合、貸与された金額を返済する必要があります。

地域枠で合格したものの、在学中に気が変わってほかの場所で勤務したいとなれば、まとまった金額を返さなければなりません。

また、奨学金には大学側で独自に行っているもののほかにも、「日本学生支援機構」などが運営しているものがありますが、こちらは利息がつくケースも見られます。

奨学金制度を利用する際は、ご自身のキャリアプランを考えるとともに、いざというときのための、返済計画も考えておきましょう。

私立大学医学部を目指すなら京都医塾

私立大学医学部の入学に際しては高額な学費を必要とするものの、奨学金制度を利用することによって、これを減免することができます。

また、上で掲載している表にもあるとおり、成績優秀者には授業料などを免除する特待生制度を導入している医学部もあります。

これらの制度を利用することで、経済的に厳しい家庭であっても医師を目指す道が開けることから、受験生の方の中には受給を希望している人もいるのではないでしょうか。

そういった人の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、優れた講師陣や個々人の実力に合わせた独自のカリキュラムなどを強みに、毎年高い合格実績を打ち出している名うての予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

ポテンシャルを最大限に引き出す「オーダーメイドカリキュラム」

京都医塾が胸を張っておすすめしているカリキュラムが、当塾オリジナルの「オーダーメイドカリキュラム」です。

こちらのカリキュラムは、受験生の方が入塾した際に受けていただく学力テストの分析結果や、これまで歩んできた学習状況のヒアリング結果などを考慮して作成される、カリキュラムとなっています。

そのため、この世に二つとない、まさに「オーダーメイド」のカリキュラムが出来上がります。

受験生ご本人の力を、とことん分析して作られるカリキュラムですから、ポテンシャルを最大限に引き出せる素晴らしいカリキュラムです。

この、当塾自慢のカリキュラムのもとで学んでいただければ、確実な学力の伸長をお約束できますので、入塾を検討中の方は安心していらしてください。

私立大学医学部へも多数の合格者を輩出

組織や人物の実力をはかる際に、最も客観的な判断基準となり得るのが、対象が持つ「実績(数字)」ではないでしょうか。

たとえば、口が達者な人物、宣伝が上手い組織であれば、言葉巧みに自らの魅力をいくらでも宣伝できます。

しかし、実績という客観的指標だけは、どんなに言葉を重ねても誤魔化しようがありません。

そこで、京都医塾では、ホームページ上に堂々と年度ごとの合格実績を掲載して、医学部専門予備校としての実力を判断してもらっています。

そして、見出しにもあるとおり、当塾では私立大学医学部の受験においても遺憾なく実力を発揮しており、例年たくさんの受験生の方々を合格へと導いております。

私立大学医学部へ受験希望の方には、実績顕著な京都医塾がおすすめです。

サポートは学習面だけじゃありません!心と身体の健康もしっかりバックアップ

言うまでもありませんが、予備校が受験生に対して学習面でのサポートをするのは当然のことです。

学習指導こそが私たちの本分であることは、十分にわきまえています。

しかしながら、当塾では長期にわたる受験シーズンを耐え抜くためには、それ以外のサポート、すなわち心身の健康に対するサポートも必要だと感じています。

自動車が日々全力で走り続けていれば、いつかは壊れてしまうように、人間にも同じことが言えるはずです。

毎日のメンテナンスをしっかりしてこそ、受験という名のレースに勝てるのです。

そこで、京都医塾では心の健康を保つために上級心理カウンセラーなどを配して、いつでも相談できる体制をとっています。

さらに、身体の健康を保つ手段として、管理栄養士による栄養バランスの取れた食事を提供しております。

その他、専属の整体師による肉体疲労の回復など、まさに至れり尽くせりのサポート体制を維持できるのは、当塾ならではのノウハウによるものです。

まとめ

私立大学医学部の学費は、国公立大学とは比較にならないほどの金額が要求されます。

一番学費がかからない医学部でも、およそ20,000,000円も必要とされますから、一般家庭では、なかなか工面できる金額ではありません。

そこで、利用したいのが奨学金や特待生制度などの救済措置です。

しかし、これらの制度を利用するとしても条件が付加されている場合もありますので、一定以上の成績をあげておかなければいけないケースも見られます。

そのため、受験生の方の中には、予備校などの施設に通い確実な対策を施したいと願っている人も、多いのではないでしょうか。

そういった人の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優れた指導力を発揮する講師陣や、オリジナルのカリキュラムを武器に、n毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。

当塾を選んでもらえたのなら、あなたの潜在能力を限界まで引き出し、希望の進路への道案内を最後までいたします。

本気で私立大学医学部に合格したい人には、京都医塾がうってつけです。

実力診断や体験授業が受けられる「一泊二日医学部合格診断」は、随時受付け中です。

宿泊費・交通費ともに当塾がすべて負担しますので、この機会に、どうぞお気軽にご参加ください。