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小児科医になるには?キャリアアップの方法や気になる将来性についても詳しく解説!

小児科医になるには?キャリアアップの方法や気になる将来性についても詳しく解説!

小児科医とは


小児科医は、小児期の病気を診断して治療する小児医療のスペシャリストです。

病気の対応だけでなく、子供の発達や健康に関する保護者への指導や助言も行います。

小児科は内科、皮膚科、外科、アレルギー科など分かれていないため、幅広い知識が必要となります。

小児医療に関する高度な専門知識や技術を要しますが、子供やその家族、地域に貢献できるため幅広い活躍の場があります。

小児科医の仕事

それでは、小児科医はどのような仕事をしているのでしょうか。

この項では、小児科医の仕事内容について具体的に解説していきます。

小児科医の仕事内容

小児科医は、一般的に生まれたての赤ちゃんから中学3年生までを対象として診断と治療を行います。

言葉がまだうまく話せない子供に対して表情やしぐさから病状を読み取ったり、付き添いの家族の話を聞き取りながら診察を行う必要があります。

また、一般診察以外にも、地域の乳幼児健診や予防接種を実施することもあります。

学校医になると、学校の児童生徒を対象に就学時健診や内科健診を行います。

小児科医の働き方は?

小児科医は、勤務医と開業医によって働き方が異なります。

勤務医は、勤務する医療機関によって業務範囲や労働条件が様々です。

たとえば、病床をもつ病院の勤務医は、夜間の救急診療のための当直業務が月に数回あります。

また、受け持った患者の病状によっては長時間勤務や夜間や休日診療などの対応が必要な場合もあるでしょう。

病床があり、夜間休日にも対応している病院の勤務医は、週休2日が原則であっても、当直や時間外労働で多忙な勤務にならざるを得ません。

一方、入院施設のないクリニックの開業医は、週休1.5日が多いですが、時間外労働は少なくなります。

小児科医の年収

小児科医の勤務医の平均年収は1220万円で、全診療科の平均年収1261万円と比較するとやや下回る水準といえます。

理由としては、小児科医は女性医師が多いため、子育てや家庭との両立のために非常勤で勤務する医師が多いことが影響しています。

男性医師は年収1400万円以上の収入を得ている人が半数以上であるのに対し、女性医師は年収600万円~1000万円の層が最も多くなります。

一方、小児科の開業医となると平均年収が3300万円と大幅にアップします。

しかし、開業したら必ず年収が上がるわけではなく、開業資金をかけて来院患者が増える工夫が必要となるでしょう。

小児科医になるには


ここまで、小児科医の仕事内容について見てきました。

この項では、小児科医のなり方について解説していきます。

医学部医学科のある大学に進学して医師免許取得

小児科医になるには、医師国家試験に合格して医師免許の取得が必要です。

まずは医学部医学科のある大学に入学して6年間、医学に関する専門知識や技術を身につけなければいけません。

大学の卒業試験に合格すると、医師国家試験の受験資格が得られます。

医師国家試験に合格すると、医師免許が取得できます。

臨床研修を2年間

医師として診療を行うためには、医師免許取得後、最低2年間の臨床研修を受けなければなりません。

指定された病院で、いわゆる研修医として実務経験を積みます。

小児科医を希望していたとしても、内科6か月以上、救急3か月など他の診療科で研修を受けることが義務づけられています。

臨床研修を修了した後に小児科医を選択することで、小児科医として働くことができます。

小児科専門医研修を3年以上

2年間の臨床研修を終えた医師の多くは、専門医の取得を目指します。

小児科専門医を目指す場合は、19ある基本領域の中から小児科を選択して専門医研修プログラムを3年以上受けます。

小児科専門医の研修プログラムでは、研修指導医の元で小児に関する様々な疾患や経験を積んでいきます。

専門医研修修了後は、認定試験に合格すると小児科専門医という肩書きを名乗ることができます。

サブスペシャリティ領域の専門医取得も

小児科専門医取得後は、より専門性の高いサブスペシャリティ領域の専門医取得を目指せます。

小児科医の場合は、小児血液がん専門医、小児循環器専門医、周産期専門医などの分野から指定された研修施設で3~5年の研修を受けます。

小児科専門医と比べると、サブスペシャリティの専門医は実質不足しています。

サブスペシャリティ領域の専門医を取得することで、ぐっと専門性が高まって給料や待遇面においても有利に働くことが期待できるでしょう。

小児科医に向いている人の特徴

小児科医のなり方について見てきましたが、小児科医に向いている人はどんな人でしょうか。

この項では、小児科医に向いている人の特徴について解説していきます。

子供を喜ばせること、子供の笑顔が好きな人

小児科医は、高い専門性が求められ、働き方も当直や救急対応をこなすことも多いハードな仕事といえます。

仕事の大変さがある中でも、子供を喜ばせることや子供の笑顔が好きな人は小児科医に向いているといえるでしょう。

病気の子供が回復して笑顔をみせてくれた姿に喜びを感じるならば、小児科医としてのやりがいにつながります。

コミュニケーション力が高い人

言いたいことが言えない相手であっても、心をくみ取ることが出来るような人は小児科医に向いている人でしょう。

小さい子供は言葉で伝えることが難しく、会話以外の表情や様子から読み取る必要があるためです。

また、小児科医は患者である子供の親の話をよく聞いて診療で丁寧な説明が求められます。

小児科医になるには、高いコミュニケーション能力があるとよいでしょう。

小児科医の将来性


小児科医に向いている人の特徴について見てきましたが、小児科医の将来性は気になるところです。

この項では、小児科医の将来性について解説していきます。

少子化でも小児科医の需要は高まっている

少子化が進む中、小児科医の需要があるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

一方で、家庭においては少ない子供をいかに大切に育てるかという傾向が強まっています。

実際に、かかりつけ医に小児科医を選ぶ親は増加しており、少子化が進んでいる現在でも依然としてニーズは高く、小児科医不足となっています。

とくに小児科医が少ない地域や周産期医療に関わる医師不足は著しく、国として対策を立てて取り組んでいる状況です。

女性医師が多くライフステージに合わせた勤務ができる

小児科医は女性医師の割合が高いことが特徴です。

病院勤務の小児科医の男性は64.4%、女性は35.6%となっており、女性医師の割合は全科の平均(22.2%)を上回っています。

女性医師は出産や育児をする場合、男性医師と同じように当直や救急外来を担当することは難しいですが、短時間勤務や非常勤として復職するケースが多いです。

常勤と比較すると給与水準は下がりますが、健診業務やクリニックの外来業務など幅広く勤務できる場所があるため家庭を大切にしながら医師として活躍できるでしょう。

本気で医学部を目指すなら京都医塾

小児科医は、未来がある子供たちの医療に携わり成長を見守るという使命を担っています。

病院勤務では当直や休日も救急対応も多く、小児の総合医として勉強をする必要もあり、大変な仕事ともいえるでしょう。

一方で、快方に向かう子供が笑顔になっていく様子を見ることや、子供の成長に寄り添えることもできるため、大きなやりがいも感じられます。

小児科医になるためには、まずは医学部のある大学に合格することが必要です。

小児科医を目指す人の中には、医学部に本気で合格したいと思う人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、蓄積された医学部合格のノウハウと優秀な教師陣の指導によって、例年数多くの受験生を合格に導いてきた凄腕の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

確実な学力向上が望めるレベル別クラス編成

集団授業では、「授業についていけない」「授業が簡単すぎる」ということを誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

京都医塾では、教科ごとに細かいレベルでクラス編成を行うことで、生徒の習熟度に最適な指導にあたっています。

英語は11クラス、化学は12クラスとクラスが多くあるため、生徒一人ひとりに最適な授業に参加することができます。

自分にぴったり合ったクラスで勉強できるため、効率的に学力向上が望めるのです。

女性社員による女子生徒のサポート

前述のように、小児科医は女性医師の割合が高く幅広く活躍しています。

「将来は小児科医になりたい」と考える女子受験生もいるのではないでしょうか。

京都医塾では女子生徒へのサポートも強化しています。

女子生徒には2名の女性スタッフが担任につき、月1回のカウンセリングを行います。

女性同士だからこそ話せることもあるので、安心して相談できるでしょう。

高い医学部合格実績

医学部予備校に通うことを考えたとき、気になるのは合格実績です。

どんなに優れた指導であっても実績が伴わなければ、説得力がありません。

しかし、京都医塾は例年高い合格をたたき出しているので心配ないでしょう。

2022年度では、1次試験合格率78%、2次試験では合格率68%という好実績をたたき出しています。

2次試験では7割近くの合格を勝ち取っており、当塾の高い指導力や良質な学習環境を裏付ける実績となっています。

まとめ


小児科医になるには、小児医療に関する高い専門性が求められます。

また、当直や救急診療などもあるため、体力も必要となるでしょう。

一方で、将来の担い手である子供たちの医療を守るという大きなやりがいがある仕事ともいえます。

そんな小児科医になるには、医学部受験で合格することが不可欠です。

難関である医学部受験に1人で立ち向かうのは不安だと思う人もいるのではないでしょうか。

そういう受験生にぴったりなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、医学部受験に必要なサポートで受験生を支援して、毎年たくさんの合格者を輩出している医学部受験に特化した予備校です。

確かな合格実績と医学部受験のノウハウで生徒1人ひとりに最適な指導を行うので、京都医塾で勉強に励めば医学部合格がぐっと近づきます。

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