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医学部受験コラム

【奈良県立医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【奈良県立医科大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

「医学を基礎とするまちづくり」構想を軸として、地方創生や産業の創生に取り組んでいる奈良県立医科大学。

同医学部では、地域で活躍する意思や、医学研究を志す医師など、奈良県の医療事情を改善してくれる人材の育成に注力しています。

そんな奈良県立医科大学には、地方医療の拡充や研究医としての社会貢献に燃える受験生が毎年、入試に挑戦しています。

そこで今回の記事では、奈良県立医科大学を志望している人に向けて、同医学部の情報を総合的な見地から紹介していきましょう。

奈良県立医科大学医学部の基本情報

まずは、奈良県立医科大学医学部の基本情報から解説していきます。

こちらの項では、同医学部のキャンパスの場所や定員数、入試情報などを紹介していきましょう。

キャンパスの場所

奈良県立医科大学医学部のキャンパスは、奈良県橿原市に位置しています。

こちらのキャンパスに電車で向かう際は、JR万葉まほろば線を利用し、畝傍(うねび)駅で下車してください。

定員数

奈良県立医科大学医学科の定員数は、全部で113名となっています。

内訳は、一般選抜(前期日程)が22名、同(後期日程)が53名、学校推薦型選抜(緊急医師確保)が13名、学校推薦型選抜(地域枠)が25名です。

一般的な国公立大学医学部では、前期日程の募集人数が多いのに対して、奈良県立医科大学医学部では、後期日程の方がたくさんの学生を採用するという独自性があります。

入試情報

続いて、入試情報についても見ていきましょう。

一般選抜

奈良県立医科大学医学部の一般選抜では、前期日程・後期日程ともに共通テストと個別学力検査で合否が判定されます。

後期日程では小論文試験を設けている大学もありますが、本学では実施していないのが特徴です。

2023度における日程については、前期日程が同年2月25日から26日後期日程に関しては、同年3月12日から13日にかけて実施予定となっています。

学校推薦型選抜(緊急医師確保特別入学試験)

学校推薦型選抜(緊急医師確保特別入学試験)は、その名のとおり奈良県における医師不足を緊急的に補うために創設された募集枠です。

応募対象者は、在籍する高校からの推薦を受けていて、かつ医学部卒業後は、奈良県知事の定める、医療機関の特定診療科等などで医療に従事できる人となっています。

選抜方法は、一般選抜と同様、共通テストや個別学力検査、面接試験などでなされます。

2023年度における試験の日程は、同年2月4日から5日にかけて実施予定です。

学校推薦型選抜(地域枠入学試験)

学校推薦型選抜(地域枠入学試験)も、上記、学校推薦型選抜(緊急医師確保特別入学試験)と同じく、奈良県内における医師不足を解消する目的で、創設された募集枠となっています。

前者と後者の募集枠の違いは、後者では応募対象者を奈良県内の高校を卒業している者に限っていることです。

選抜については、他の募集枠と同様、共通テストと個別学力検査、面接などで合否の判定を行います。

2023年度の試験の日程は、同年2月4日から5日に実施予定です。

奈良県立医科大学医学部の入試難易度

次に、奈良県立医科大学医学部の入試難易度についても確認していきます。

ここでは、奈良県立医科大学医学部の偏差値と倍率を引き合いに出して、難易度についても解説していきましょう。

偏差値

奈良県立医科大学医学部の偏差値は67.5で、国公立大学の医学部の中では高い水準にあると言えます。

同一の偏差値の医学部としては、名古屋大学や神戸大学、東北大学など、いずれも地域を代表する名門校が並びます。

ワンランク上の大学を目指すのなら、偏差値70のこれまた難関校ですが、東京医科歯科大学や大阪大学などが候補となるでしょう。

倍率

続いて、倍率についても見ていきましょう。

ここでは、奈良県立医科大学医学部の入試倍率について、2020年度から2022年度までのデータをもとにしてまとめました。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 7.4 22 163 138 22
後期 15.1 53 968 298 64

2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 7.0 22 143 117 22
後期 13.3 53 888 271 67

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 6.5 22 143 117 22
後期 21.9 53 1,311 202 60

奈良県立医科大学医学部の入試倍率は、6.5倍から7.4倍の間で推移しています。

先ほど例示した、同一の偏差値の大学の前期日程は3倍前後、後期日程でも10倍前後なのと比べると非常に高い水準と言えるでしょう。

受験の際は、学習をおろそかにせず万全の態勢で臨んでください。

奈良県立医科大学医学部の特徴

さて、奈良県立医科大学医学部を受験するからには、同医学部の特徴についても押さえておきたいところです。

そこで、ここでは、奈良県立医科大学医学部の持つ特徴の中でも、3点をピックアップして紹介していきましょう。

公立大学唯一の研究医養成コース

医師の中には、病院などで実際に勤務する臨床医の他にも、先進医療を研究し、社会に役立てる研究医と呼ばれる人々も存在します。

そして、この研究医の人材不足が、現在の日本が抱えている大きな問題の一つです。

そこで、奈良県立医科大学医学部では、国内で唯一、夏季・冬季・春季などの長期休暇中に「研究医特別メンター実習」を行い、研究医の育成に注力しています。

膨大なデータと整った設備のもとで学習ができるとあって、学生からも評価が高いプログラムです。

10週間の研究室配属実習

交通手段の発達、そしてインターネットが世界中に広がったことにより、現代社会では国際化が、かつてないほどのスピードで促進されています。

そんな中で求められるのは、やはり世界においても通用するグローバルな人材。

奈良県立医科大学医学部では、そういったグローバルな人材を育てるべく医学科の2年生に海外活動の機会を与えています。

高度な医療科学を学ぶだけでなく、他の文化や価値観の違いなどへの理解を深めることも狙いです。

看護学科と学ぶ、医学看護学合同教育

医療現場では、医師や看護師など様々な職種の人間が連携しなければなりません。

それぞれの動きがチグハグになってしまうと、患者への治療が満足に行われないばかりか、最悪の場合、医療事故にもつながってしまいます。

そのため、奈良県立医科大学医学部では、医学科と看護学科が連携して学ぶ、医学看護学合同教育をカリキュラムに取り入れています。

医学科と看護学科の学生それぞれが、お互いの立場を理解し、チームワークの重要性をより認識してもらうことが目的です。

奈良県立医科大学医学部の入試情報

次に、奈良県立医科大学医学部の入試情報についても確認していきましょう。

入試科目と配点

まずは、入試科目と配点の解説から入ります。

共通テスト

奈良県立医科大学医学部の一次試験では、共通テストの結果をもとにして合否の判定が行われます。

科目と配点については、下記表をご覧ください。

【前期日程】

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 200 200 100 300 100 450

配点と合計点が合わなくなっていますが、奈良県立医科大学医学部では、各科目の採点を調整して判定しているためです。

自分の得点が思ったものと異なっていても、誤った採点をされたわけではないので慌てないようにしましょう。

【後期日程】

教科 英語 数学 国語 理科 地・公 合計
配点 200 200 100 300 100 300

奈良県立医科大学医学部では、後期日程においても共通テストの結果を用いて合否の判定をします。

前期日程との違いは、合計点を三分の一として計算していることです。

こちらについても前期日程と同様、自分が思っていた得点と違っても取り乱さないようにしましょう。

二次試験

続いて、二次試験の解説に移ります。

試験科目と配点については、下記表のとおりです。
【前期日程】

教科 英語 数学 理科 面接 合計
配点 150 150 150 450

【後期日程】

教科 英語 数学 理科 面接 合計
配点 225 225 450 900

奈良県立医科大学医学部の二次試験では、上記のとおり、前期日程と後期日程で配点が異なっていますので注意してください。

また、面接については、得点はつきませんが、医学生としての適性が厳しく審査されますので、しっかりとした心がまえで臨みましょう。

合格のボーダーラインは?

奈良県立医科大学医学部の一般枠のボーダー得点率は、2020年度が83%でした。

後期日程が導入された2021年度では、前期日程が83%、後期日程が88%です。

そして、2022年度の前期日程では75%、後期日程が82%となっています。

2022年度の前期日程こそ70%台のボーダー得点率ですが、他の年度に目を向けるといずれも高水準の得点率が求められるため、少しの油断もできません。

奈良県立医科大学医学部を目指すなら京都医塾

奈良県立医科大学医学部は、国公立大学の中でも高水準の偏差値が求められる学部です。

さらに、倍率についても、同一の偏差値の医学部と比べても高倍率なものとなっています。

このことから、ただでさえ難しい医学部の合格が、奈良県立医科大学医学部の場合は、より一層困難になってしまうことが予想されます。

そのため、受験生の方の中には、医学部受験に強い予備校に通い、合格を確かなものにしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そういった人の心強いうしろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医銃は、医学部受験のエキスパートたる講師陣や、独自のカリキュラムを強みに、これまでに幾人もの医学部の合格者を輩出してきた予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

医学部受験のエキスパートの講師陣

予備校選びの決定打の一つとなるのが、講師陣の指導力ではないでしょうか。

医学部受験では、難解な問題を次々と解いていかなければなりませんから、優れた講師のもとで質のよい学習に励む必要があります。

そこで、京都医塾では厳選して採用した講師陣のみを、受験生の指導にあたらせています。

どの講師も一流大学の出身者や、大学院で専門知識を磨いた人間ばかりですから、自信を持って学力の伸長をお約束できます。

寮母が24時間体制で見守る専用の学寮

京都医塾には、遠方から入塾を希望される方も少なくありません。

そういった方々の心配ごとで、よくご相談されるのが住まいについてです。

たしかに、「衣・食・住」という言葉が示すとおり、住環境は人間が生活を営むうえでの大切な要素。

懸念される気持ちは、大変よく分かります。

そこで、京都医塾では、そういったお悩みを解消するために、専用の学寮を設けて受験生のみなさんを迎え入れています。

そして、この学寮には、専属の寮母が住み込み、24時間入寮者を見守る体制を敷いています。

そのため、万が一、何らかのトラブルがあっても素早く、かつ適切な対処が可能です。

遠方からお越しになる方でも、京都医塾ならではこその支援体制が整っておりますので、心配せず入塾なさってください。

優れた指導力が生み出す高い合格実績

京都医塾の講師陣の実力については、先ほど説明したとおりです。

どの講師も受験のエキスパートとして、日々、受験生の学力向上に貢献しています。

そういった活動の成果が実った結果、当塾では高い合格実績を叩き出しています。

たとえば、2022年度の試験では、一次試験合格率78%、二次試験においては68%の合格率という好成績をマーク。

奈良県立医科大学への合格者も輩出しておりますので、同医学部を志望している人にも当塾はうってつけです。

まとめ

「医学を基礎とするまちづくり」構想を軸として、地方創生や産業の創生に取り組んでいる奈良県立医科大学。

同医学部では、奈良県の医療事情を改善してくれる人材の育成に注力しています。

そんな奈良県立医科大学には、医師としての社会貢献を目指す受験生が毎年、入試に挑戦しています。

しかし、同医学部の受験に際し、ネックとなるのが高水準の偏差値と、高い入試倍率です。

そのため受験生の中には、医学部受験に強い予備校で勉学にはげみ、合格をより確かなものにしたいと、考えている人もいるのではないでしょうか。

そういった人の心強いうしろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優れた講師陣やオリジナルのカリキュラムを強みに、これまでにもたくさんの受験生を医学部へと送り届けてきた予備校です。

奈良県立医科大学にも合格者を輩出している実績もありますので、予備校選びで悩んでいる方は、ぜひ当塾をお選びください。

体験授業などが受けられる「一泊二日医学部合格診断」は、宿泊費・交通費ともに当塾の負担ですから、まずはこちらのプログラムを受講してみてはいかがでしょうか。

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