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医学部受験コラム

【保護者様向け】医学部にかかる費用や受験を控える子どもとの関わり方を解説

【保護者様向け】医学部にかかる費用や受験を控える子どもとの関わり方を解説

「受験生を抱えている家庭」というと、非常に大変そうなイメージがあります。

もちろんそれは、医学部受験に限ったことではありません。

医学部以外の大学受験、高校受験、中学校受験、小学校受験……、受験というのは子供にとって大きなライフイベントであり、それを支えるのが家庭、つまり親なのです。

また、医学部受験となると、「医師になる」という非常に具体的な目標を見据えての受験となりますから、他学部を受験するよりも「合格」の意味合いがより一層重くなります。

大学受験の最難関である医学部への合格を勝ち取るには、親はどのようにサポートしていけばよいのでしょうか。

医学部生の親は医師ばかり?

「医師になりたい」という明確な意志を持っている学生は、どのような家庭環境で育ってきたのでしょうか。

なんとなく、ご両親のうちどちらかが医師をされている、というようなご家庭や、地元で代々続いてきた開業医のご家庭で育ってきたのでは、というイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし、意外にも実情はそのようなことはありません。

親が医師の医学部生は約3割

では、実際に医学部の学生が医師を親に持つ、という割合はどのくらいなのでしょうか。

私立大学医学部では約半数が医師の親をもつ

まず、私立大学部医学部の実情を見ていきましょう。

私立大学医学部に限って見てみると、やはり、保護者が医師という家庭の割合は高く、半数程度の学生は医師を保護者に持っているようです。

これには、後に述べるように、私立大学医学部の学費事情が大きく関わっていると言えます。

国公立大学医学部では3割程度

一方で、国公立大医学医学部の学生が医師の保護者を持つ割合は、3割程度です。

もちろん、他学部と比較すると、多い割合ではありますが、意外と低い割合だと驚かれたかもしれません。

これも後に述べますが、国公立大学医学部の学費は、私立大学部の医学部よりもかなり抑えられています。

そのため、国立大学医学部の学生は、一般家庭からも輩出されやすいと言えるでしょう。

親の職業は合否に関係ない

このように、医学部の保護者が極端に医師に偏っているということはありません。

当たり前ですが、医学部への合否は、受験生一人ひとりの学力にかかっています。

つまり、親の職業それ自体が合否に関わるということはあり得ません

ただし、私立大学医学部の学費は非常に高額です。

また、医学部を受験するための学力を身に付けるためには独学では難しく、塾や予備校に通う必要があることを考えると、保護者の収入が少ない場合、医学部に通わせるのは厳しい面もあるのは事実です。

気になる医学部の学費って?


では、実際に医学部に通わせるためにかかる学費はどのくらいなのでしょうか。

医学部の学費の相場

まずは、医学部の学費の相場がどのくらいかを理解しておきましょう。

一口に「学費」と言っても、国公立大学医学部の学費と私立大学医学部の学費ではずいぶん違います。

国立大学は、国が標準額を定めています。

大学の裁量で決められる学費の範囲は、国が定めた標準額の120%まで。

大学が自由に学費を決められるわけではないので、どの大学を選択しても、基本的に学費は大きく変わりません。

ちなみに、現在、国立大学の標準額は入学金が282,000円授業料は年間で535,800円です。

それでは、公立大学はどうでしょうか。

実は、公立大学に関しては国立大学よりも学費事情が少し複雑です。

国立大学の標準額が基準となってはいるものの、公立大学の入学金・授業料は大学によって違います

また、入学金はその大学のある所在地の住民であるかどうかで、金額が大きく異なる場合もあるので、注意が必要です。

最後は、私立大学の学費ですが、それこそ大学によって学費が大きく違ってきてしまいます

例えば、私立大学医学部で6年間にかかる総費用が一番低いのは国際医療福祉大学で19,190,000円。

一方で一番高額なのは、川崎医科大学で47,365,000円となっています。

私立大学の医学部の学費は、20,000,000円から40,000,000円といったところが相場です。

選択する大学によって大きく違いますので、しっかりと事前リサーチをしておきましょう。

学費を安く抑える方法

このように、改めて医学部の学費について調べてみると、特に私立大学医学部においては、学費が非常に高額になってしまうことがわかりました。

高額の学費は、もちろん家庭にとって大きな負担となります。

では、できるだけこの負担を軽減するためにはどうすればよいでしょうか。

奨学金を利用しよう

まずは、奨学金の利用について考えてみましょう。

第一に考えられるのは、日本学生支援機構の奨学金制度です。

私立大学医学部に通う学生は、有利子貸与である二種奨学金を月額160,000円まで借り入れることが可能です。

また、各大学や地方自治体において、独自の奨学金制度を設けているところもありますので、しっかりとリサーチしておきましょう。

地域枠を利用しよう

自分の住んでいる自治体に地域枠の設定があれば、地域枠の利用も考えてみましょう。

地域枠とは、卒業後に特定の地域、もしくは、診療科で診療を行うことを前提とした選抜枠です。

地域枠を利用した場合、自治体が独自に実施する自治体奨学金の返済が免除されます。

他にも、地域医療の拡充を目的に設けられた医療法人独自の奨学金制度もあるので、調べてみましょう。

教育ローンを利用しよう

また、貸付制度、いわゆる教育ローンを利用することも選択肢の一つです。

教育ローンには、二つあります。

銀行による貸付と、日本政策金融公庫による貸付です。

銀行による貸し付けは、入学後にしか行われないのですが、日本政策金融公庫による貸し付けは、入学金の振り込み前に行われるため、非常に便利です。

医学部受験生と保護者の関わり方


さて、ここまでは、医学部受験における保護者のサポートとして、主に学費面について述べてきました。

もちろん、学費の準備をしておくことは大切なことですが、学費が必要となるのは、受験の最終局面でのこと。

医学部合格を勝ち取らせるために、保護者ができること、やってあげられることは他にもたくさんあります。

干渉しすぎないようにする

保護者の心得として、最も大切なことは、子供に対して過干渉にならないことです。

「親は見守るしかない」と分かってはいても、心配のあまり、ついつい子供に口を出し過ぎてしまう、という経験は親であれば誰しも経験することです。

子供にとってよかれと思ってかける言葉がプレッシャーとなって、子供を追い込んでしまうこともあるでしょう。

受験生は多かれ少なれストレスを抱えていて、それを自分で乗り越えようと必死です。

合格まで順風満帆でいられる受験生などいません。

自分の子どもを信じ、つかず離れずの姿勢で見守るようにしましょう。

食事や体調管理でサポート

受験では、合格までの長い道のりを耐えるための体力と精神力が重要です。

受験生を抱える保護者ができることは、入試のその日にベストを尽くせるように、日々の生活リズムを整えることです。

追い込みの時期ともなれば、睡眠時間を削って勉強したり、食事の間を惜しんで勉強したり、ということにもなりかねません。

本人は必死なので、勉強さえしていればよいと思ってしまいがちですから、生活リズムを整えさせるには、ある程度、保護者のコントロールが必要です。

また、健康を保つには、食生活も整えてあげることが必要です。

栄養面ももちろん大切ですが、子供が気分転換できるように楽しい食事環境を整えることも大切にしてみてください。

入試状況の変化について理解を深める

入試の状況は、この数十年で大きく変化しています。

これは、医学部に限った話ではありませんが、入試において、保護者にとっての常識が全く通用しなくなっているということは認識しておかなければなりません。

入試状況は刻一刻と変化しており、その変化に対して理解を深めていくことがサポートする保護者にとっても必要なことだと言えます。

医学部受験の難易度は上昇している

医学部に限って言えば、昨今、医学部受験の難易度はどんどん上がっています

特定の地域や科における慢性的な医師不足を解消するために、医学部の定員数は増加傾向にありますが、医師という職業に対する人気も上昇し続けており、競争率は激化の一途をたどっています。

わずかな点差が合否を分けることが当たり前の、非常に過酷な状況の中で戦わなければならない受験生の環境を理解することが、保護者にとって大切なことでしょう。

「国公立がだめなら私立で」は通用しない

もう一つ理解しておくべきこと、それは、私立大学医学部の難易度が高くなっていることです。

一昔前の医学部受験においては、第一志望が国公立大学医学部、それがうまくいかなければ私立大学医学部を選択する、という考えが一般的でした。

しかし、私立大学医学部の偏差値は年々高くなる一方です。

もちろん、国公立大学医学部の偏差値も上がってはいますが、私立大学医学部の偏差値の上がり方は非常に大きく、1990年度から比較すると、2020年の偏差値は全体的に10から20ほど上昇しています。

国公立大学医学部が不調に終われば、私立大学医学部で……そのような考えは、もう通用しないのです。

医学部を目指すなら京都医塾


このように、医学部受験において、保護者の役割は非常に大きいということがわかりました。

しかし、実は、保護者ができる子供への最大のサポートがまだ残っています。

それは、学力向上のために、子供を医学部専門予備校に通わせることです。

変化する入試状況に対応し、受験生一人ひとりの学力を確実に伸ばすには、京都医塾が最適です。

高い合格率

京都医塾が誇るのは、業界トップクラスの高い合格率です。

2021年の高卒生の合格率は、一次試験では75%二次試験においては60%となっています。

京都医塾では、入塾テストを導入していません

入塾時、偏差値が50に満たないお子さんでも、医学部合格に導いた実績も多数あります。

医学部に合格させるだけの学力を身に付けさせるなら、京都医塾にお任せください。

遠方からも通塾できる安心の住環境

京都医塾では、校舎から近い場所に提携のマンションをご用意しています。

提携マンションの中には女性専用物件もあり、安心して勉強できる環境を整えています。

セキュリティ万全の住環境があるので、遠方からの通塾も可能です。

安心のカウンセリングシステム

また、京都医塾では、週1回の担任によるカウンセリングを行っています。

医学部受験のエキスパートである社員講師が、一人ひとりのカリキュラムの進捗状況を確認し、それぞれが抱える悩みに寄り添います。

週1回の定期的なカウンセリングを行うことで、絶対に不安を一人で抱えさせません。

まとめ


子供の希望はできるだけ叶えてあげたい、それは、親の共通の願いです。

厳しい医学部受験合格への道のりは、親子の二人三脚でなければ完走できません。

保護者のサポートなくしては、絶対に医学部合格というゴールにたどり着くことはできないのです。

ますます激化する医学部受験状況を理解し、受験生が受験日当日に最大の力を発揮できるように、環境を整えてあげましょう。

過酷な状況で戦わなければならない受験生には、「家庭」というリラックスできる場所が大切です。

そして、受験生が受験を勝ち抜く力をつけるためには、医学部合格への戦い方を知っている医学部予備校の力が必要なのです。

超難関の医学部合格を勝ち取るには、受験生一人ひとりに合わせた合格までのプランニングが大切です。

100人受験生がいれば、100通りの悩みがあります。

その100通りの悩みを解決するには、もちろん、100通りのアプローチがあるのです。

受験生一人ひとりに寄り添える京都医塾だからこそ、できることがあります。

医学部受験合格という人生最大の関門を乗り越えるため、京都医塾が最大限のサポートをお約束します。