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空飛ぶ救急医!フライトドクターになるには?仕事内容や年収と一緒に解説

空飛ぶ救急医!フライトドクターになるには?仕事内容や年収と一緒に解説

緊急性をともなう病人やケガ人への救助活動をするために、大空へ飛び立つ医師がフライトドクターです。

このフライトドクターは、一般的に「ドクターヘリ」を呼ばれるヘリコプターに搭乗して活動していますが、具体的にはどのような仕事をしていて、どういった手順を踏めばなることができるのでしょうか。

今回の記事では、このフライトドクターにスポットを当てて、同医師になるにはどうしたらよいのかという点などを徹底的に解説していきます。

そもそもフライトドクターとはどんな医師?

まずは、フライトドクターに関しての基本的な知識について学んでいきましょう。

フライトドクターになるには、そもそもどんな医師なのかといったことも押さえておく必要があります。

前述のとおり、フライトドクターはドクターヘリに乗り込んで、病める人々を救うための活動をする医師たちの総称です。

ただ、フライトドクター、は常にドクターヘリで出動しているわけではありません。

普段は救急医として一般的な病院に勤務していて、出動要請が来たときのみフライトします。

たとえば、災害などの突発事案が発生した際には多数の負傷者が出てしまいますから、出動の要請があればドクターヘリに乗り込みただちに現場に急行します。

フライトドクターになるにはどんな方法がある?

フライトドクターに関する基礎知識を学んだところで、同医師になるにはどのような方法があるのかといったことも踏まえていきましょう。

本項では、フライトドクターになるには、どうしたらよいか調べている方々へ向けて、この職種に就くための方法を解説していきます。

フライトドクターになるには救急科専門医の資格取得からスタートしよう

フライトドクターになるには、まずは救急科専門医の資格を取得することが必須条件となります。

救急科専門医とは、その名のとおり、救急科と呼ばれる診療科にて救急患者の治療にあたる医師のことです。

フライトドクターは緊急性の高い事案への対応力が求められるため、上記のような救急科専門医の資格が必要不可欠というわけです。

では、いったいどのようにすれば、この救急科専門医の資格を得ることができるのでしょうか。

救急科専門医になるには医学部を卒業後、最初に初期臨床研修を修める必要があります。

この点は、どの診療科の専門医になるにあたっても、とくに変わりのない経路です。

初期臨床研修が修了した方は、救急科専門医になるための研修を受けることができますが、5年以上の臨床経験があること専門医指定病院における救急部門の専従医として3年以上の経験を積まなければなりません。

少々ハードルの高い条件となりますが、救急科専門医になるには通らなければならない道のりですので、意欲を持って乗り切りましょう。

そして、これらの条件を満たした方は、晴れて救急科専門医になることができます。

フライトドクターの研修も一人前になるには必要

救急科専門医の資格を取得した方は、今度はフライトドクターになるための研修を受ける必要あります。

この研修は後期研修の中で行われますが、内容としては救急科において病院内救急医療を学んだり、指導医のもとで指導を得ながら診療をしていくことが一般的です。

また、ドクターヘリを完備している病院の場合では、研修段階から実際にヘリに搭乗し、本当のフライトドクターのもとでの指導も受けられます。

そのため、フライトドクターになるには、どうすればよいかリサーチ中の方は、あらかじめドクターヘリを備えている病院において研修を行うことを推奨します。

フライトドクターは体力勝負!立派になるには健康維持も重要

一般的なクリニックで働く医師の場合、勤務時間があらかじめ定められているため、体力的な負担は少ない傾向にあります。

みなさんの周りにも「○曜日は休診日」といった具合に、定期的な休日を設けているクリニックは、数多くあるのではないでしょうか。

しかし、救急医は突発的な事案に対応するケースが多いため、定期的な休日はなかなか設けられません

それどころか、病院の人員リソースによっては、夜間の応援のための呼び出しも想定されます。

そういった環境の中でフライトまでも行うためには、まずは十全たる体力が必要です。

そのためフライトドクターになるには、まずは身体づくり、言いかえると健康維持の徹底こそが要となります。

フライトドクターの仕事内容を紹介!名医になるには知識も大切

フライトドクターとして名医になるには、その仕事内容についても知っておく必要があるでしょう。

そこで本項では、フライトドクターの仕事内容について2種類に分けて解説していきます。

高度な判断力が要される現場での緊急医療

フライトドクターは、高度な判断力が要される現場での緊急医療が主な任務となります。

たとえば、災害現場や離島などにおける緊急医療が、その最たる例としてあげられるでしょう。

このような現場では、緊急治療だけでなく患者の病態やケガの程度を把握して、搬送先の病院を素早く決めなければなりません。

万が一、判断を間違えて最適な搬送先を見つけられなければ、最悪の事態にも発展してしまいます。

このようにフライトドクターには、一刻を争う現場における高度な判断力が求められるというわけです。

そして、この判断力の下支えの一つとなるのが、豊かなコミュニケーションスキルとなります。

なぜならドクターヘリには、数多くの職種の方々が連携して携わっているからです。

たとえば、フライトナースと呼ばれる専門の看護師やドクターヘリのパイロット、患者の受け入れ先の病院スタッフなどが典型例としてあげられます。

状況を見て彼らに適切な指示を与え、適切な緊急医療を実行していくためにはコミュニケーションに富んだ能力が不可欠なのです。

近年、多くの医学部ではコミュニケーションスキルを醸成するためのプログラムを実践していますので、フライトドクターになるにはどうすればよいかと思っている方は、ぜひ学生のうちからコミュニケーション能力を磨いておいてください。

平時は救急科での診療業務

先述のとおり、フライトドクターは平時のときは救急科にて診療業務にあたっています。

ここでは、そんな救急科における仕事内容について、もう少し踏み込んで解説していきましょう。

救急科では、緊急を要する患者が多数運び込まれてきますが、同科で働く医師たちは、診療科に関係なくどのような人に対しても治療にあたります。

みなさんもご存じのとおり一般的な診療科では、その診療科においての専門性のある治療を受けることになります。

したがって、呼吸器科で消化器内科の治療を受けるといったケースはありません。

しかし、救急科では呼吸器疾患であろうが、消化器疾患であろうが関係なく治療を施します。

そして患者の容体によっては院内における、それぞれの診療科へと引き継ぎをしたり連携した治療を行います。

このように、救急科の専門医たちは診療科をまたいだ治療を日夜施し、多くの患者の命を救っているのです。

フライトドクターになるには年収をチェックしておくことも大事

フライトドクターになるには、どうすればよいか調査中の方にとっては、年収についても気になる点の一つになっているのではないでしょうか。

結論から言いますと、フライトドクターの平均的な年収は約12,000,000円です。

この年収額は、多くの診療科の中でも決して高い水準にあるとは言えませんが、それには理由があります。

たとえば、フライトドクターとして活躍できる医師は、体力にあふれた若手医師が主体となっています。

医師に限らず、多くの業界において言えることですが年収がピークを迎えるのは、ある程度の年齢とキャリアのある方々です。

そのため、若手医師が主な構成員となるフライトドクターは、給与水準がやや低いものとなっています。

もちろんフライトドクターの中には、年収以上のやりがいを見出して活動をしている方々も大勢おられるはずですので、お金だけで仕事の判断をせず、ご自身の本当になりたい道に進んでください。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまでは、そんな疑問にお答えするための様々な情報をお伝えしていきました。

そして、これまで記してきたとおり、フライトドクターになるには医師になってから多くの道程を辿ることになります。

しかしながら医師になる以前の関門として、みなさんの前に立ちはだかるのが医学部の入試です。

医学部の入試で合格を果たさないことには、フライトドクターになるにはどうすればよいか一生懸命に調べたところで、その苦労も水の泡と化してしまいます。

そのため受験生の方々の中には、フライトドクターに確実になるためにも、医学部合格のための徹底指導をしてくれる予備校を探している方も、多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、厳選採用した一流講師による授業とオリジナルの教育方針を武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと押し上げている名門の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。

13名の講師によるチーム指導

言うまでもありませんが、講師は予備校の「顔」とも言える存在です。

そのため当塾においては、非常に厳しい選抜基準を設けて採用しています。

京都医塾では、そんな講師陣が13名のチームを組んで、一人の受験生を支える体制で指導を実践しています。

このチーム指導では、各教科の担当講師が結集し、知恵を出し合って受験生一人ひとりに合わせた教育を行っていきますので、本人に最適な指導を徹底することが可能です。

また定例会議を通じて、担当する受験生の学習状況を話し合い、カリキュラムや指導方法のアップデートも図ります。

このように、常に柔軟な対応で受験生をサポートしますので、医学部合格のための学習を最大の速度で進めることができます。

モチベーションを高めるための集団授業

集団授業と個人授業、圧倒的に受験生の方々から好まれるのは、個人授業の方です。

個人授業では講師を独占できますから、いつでも質問ができますし、何より自分のペースに合わせながら学習を進めてもらえます。

しかし、受験生のペースに合わせてしまうと、ときとして気持ちが緩んでしまうこともあります。

油断大敵という言葉にもあるとおり医学部の受験では、ちょっとした気の緩みが得点率の低下につながるため、たとえ少しの気の緩みでも看過することはできません。

そこで京都医塾では、適度に集団授業も取り入れたカリキュラムを実践しています。

ほかの受験生の方々に交じって勉強をすることで内なる闘争心が目覚め、気が緩んでしまうことを予防するというわけです。

これは当校が独自に取り入れている指導方法ですが、「モチベーションの維持にとても役立った」と、受験生の方々からは大きな評価をいただいております。

担任と副担任による2名体制のサポート

京都医塾では学習面、以外のサポートも決して怠りません。

たとえば当塾では、受験生一人につき担任と副担任の2名がついて、生活面などの悩み相談なども行っています。

定期的に行われるカウンセリングで、なんでも相談できる機会を設けていますので、どうぞお気軽に悩みを打ち明けてください。

まとめ

本記事では、そのような疑問にお答えするための情報を、多角的に取り上げてまとめてきました。

そして、そんなフライトドクターになるためには、医師になってから様々な手順を踏んでいく必要があります。

しかし忘れてはいけないのが、医師になる以前の段階として、まずは医学部合格を決める必要があるということです。

医学部合格を果たさないことには、フライトドクターになるにはどうすればよいのか、懸命に調べたとしても意味を成しません。

そのため受験生の方々の中には、フライトドクターに確実になるためにも、医学部合格のための徹底指導をしてくれる予備校を探している方も、多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、厳選採用した一流講師による授業とオリジナルの教育方針を武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと押し上げている名門の予備校です。

私たちのもとへおいでいただければ、京都医塾だけが発揮できる強力な指導力で、きっとあなたを医学部へと送り届けてみせましょう。

本気で医学部合格を目指している方には、受験のスペシャリストによる実践授業であなたを合格へと導く、京都医塾こそがうってつけです。

マンツーマン授業や実力分析が体験できる「1泊2日医学部合格診断」は随時承っております。

交通費・宿泊費ともに当塾がすべて負担いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。