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受験生がスランプに陥ってしまう原因は?なりやすい人の特徴や、抜け出す方法を解説!

受験生がスランプに陥ってしまう原因は?なりやすい人の特徴や、抜け出す方法を解説!

多くの受験生にとって悩みのタネとなるのが、突如襲ってくる「スランプ」です。

スランプに陥ってしまうと、自己成長を感じられなくなったり、ささいなことでミスを繰り返したりしてしまうなど、受験にとって大きな悪影響が発生してしまいます。

そこで今回の記事では、そもそもスランプとはどういった状態なのかといった基礎知識に加えて、スランプになりやすい人の特徴、そして抜け出す方法など様々な情報をお届けしましょう。

そもそも「スランプ」とはどんな状態?

まずは、そもそも「スランプ」とは、どういった状態を指す言葉なのかについて説明していきます。

スランプとは、それまでは順風満帆に物事が進んでいたのにもかかわらず、急激に失速して、本来の力が発揮できなくなる状態を言います。

もともとは英語の「slump」、つまり「はまり込む」という単語が語源で、これが世間一般に広がった結果、上記のような状態に当てはめられるようになりました。

スランプに陥ってしまう理由

スランプの基礎知識に触れたところで、次はスランプに陥ってしまう理由についても探っていきましょう。

原因を究明することで、あなたに見合った解決策も見えてくるはずです。

こちらの項では、受験生がスランプに陥ってしまう理由の中でも、代表的なものを4点取り上げてまとめました。

プラトー効果が発生している

みなさんは、「プラトー効果」という言葉をご存知でしょうか。

プラトー効果とは、何かを学習していく過程において、一時的に進捗が停滞してしまう現象を言います。

一般的に人間は、物事を始めた当初は順調に実力をつけていくものです。

たとえば、英語の文法や数学の理解度などは、易しい学習過程からスタートしますから、最初のうちは学習の伸長も目覚ましいものがあります。

しかし、大多数のケースでは、学習が進むにつれて理解が追いつかない部分などが発生し、一時的に伸び悩んでしまい停滞してしまいます。

こういった状況になると、一定の期間はスランプとなる状態が続くため、受験生にとっては試練の時となるでしょう。

周囲の期待に応えられない

責任感の強い人は、どうしても周囲の期待に応えようと惜しみなく努力をするものです。

両親や学校の先生など、周りの人が応援してくれればくれるほど、その思いに応えようとしてしまい、えてしてオーバーワークになってしまうことも少なくありません。

そういったケースでは、心身ともに疲弊してしまい、どんなに頑張っても自己成長を感じられずスランプに陥ってしまいます。

潜在的な能力を発揮できるようになるまでには時間かかる、という前提のもと学習に励み、周囲からの過剰な期待には反応しないように心がけましょう。

プライドが高すぎる

プライドが高すぎることも、スランプの原因となり得ます。

プライドが高すぎた場合、努力目標を達成できなかったときの心理的なダメージが大きくなりますから、そのショックからスランプに陥ってしまうことも十分に考えられます。

強すぎる不安感

受験生が入試にまつわる不安感に襲われてしまうのは、ある意味では当然のことでしょう。

とくに医学部などの難関学部に挑戦する場合の不安感は、周囲の人間では推し量れないほどの重圧にもなります。

しかし、強すぎる不安感が慢性的に続いた場合、人間は記憶力を低下させてしまうため、結果としてスランプ状態になってしまいます。

もっと踏み込んだ言い方をすると、脳内の記憶の保管庫である「海馬」と呼ばれる部位に異常が発生し、学習能力のパフォーマンスの低下を招いてしまうのです。

不安感を解決するヒントについては、記事の中盤以降で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

スランプに陥りやすい人の特徴

さて、ここではスランプに陥りやすい人の特徴についても見ていきましょう。

ご自身に当てはまるところがないか、チェックしながら読み進めていってみてください。

完璧主義の人

スランプに陥りやすい人の典型例としてあげられるのが、物事を完璧にこなさないと気が済まない人です。

俗に言うところの「完璧主義者」と呼ばれる人たちです。

言うまでもありませんが、我々人間は不完全な存在として、この世に生を受けます。

そのため、何事においても完璧に進められる人はおらず、その日のコンディションやバイオリズムによって、短期的、または長期的に調子を乱してしまうことも十分考えられます。

そういった前提を受け入れられず、常にパーフェクトであるべきと考えている人は、スランプ状態に陥りやすい気質を持っていると判断できるでしょう。

悲観的な人

物事を悲観的にとらえがちな人も、スランプに陥りやすい傾向にあります。

成績の変動に一喜一憂どころか、憂慮ばかりしていてはメンタルが安定せず、成績の伸び悩みに直結しても不思議ではありません。

また、上でもお伝えしたとおり、強すぎる不安感は記憶力の低下を招きます。

悲観的な人は、通常の受験生よりも不安を敏感に感じ取るため、知らずしらずのうちにスランプの領域に足を踏み入れてしまうのです。

相談できる相手がいない人

何か困りごとがあった際、打ち明けられる人がいるのといないのとでは、ストレスのかかり方には雲泥の差が生まれます。

仏教の開祖であるブッダは、最初の悩みごとを「一の矢」と呼んでいます。

これは、つまり「悩みごと」という一本の矢が心に刺さった状態です。

しかし、多くの人は二本、三本と次々と「矢」を自らの心に放ち続けるとも説いています。

受験生の方々に当てはめてたとえてみると、まず「模擬試験の結果が悪かった」というのが最初の矢です。

そして、「スランプかも知れない。どうしよう」という思いから二番目の矢を放ち、「これでは受験に失敗する」といった具合に三本目の矢まで放ってしまうというわけです。

こういった際に、相談できる相手がいる人は最初の矢だけのダメージで済みますが、そうでない人は、ぐるぐるとネガティブ思考が脳内を駆け巡り、ブッダが言うところの「矢」を放ち続けてしまいます。

これでは、ストレスが蓄積し続け、スランプ状態になってしまっても無理はありません。

スランプを抜け出す方法は?

続いて、スランプを抜け出す方法についても紹介していきましょう。

この記事における中核とも言える情報ばかりですので、自分と相性がよさそうな方法がありましたら、取り入れてみてください。

マインドセットを変える

マインドセットとは、簡単に言うと「物事のとらえ方」という意味にあたる言葉です。

たとえば、受験当日、あなたの目の前を黒猫が横切った際に、「縁起が悪い」と不吉な感情にとらわれるか、「可愛いネコに会えた」とポジティブにとらえられるかの違いです。

上記の例は、読者の方々にも伝わりやすいよう、ごく単純なものをあげましたが、こういった考え方は決して馬鹿にできたものではありません。

実際に、コロンビア大学の研究では、物事のとらえ方のクセは脳波にもあらわれることがわかっています。

つまり、人間の根幹的な部分に大きくかかわっているのです。

そして、このマインドセットは日ごろの心がけ次第で、徐々に変えられることも判明しています。

「気の持ちよう」というと、根性論にも聞こえるかも知れませんが、ポジティブな方向にマインドセットを変えることで、スランプを脱する手掛かりにもなりますので、ぜひ一度試してみてください。

相談できる相手を作る

上でも触れたとおり、相談できる相手の有無はスランプと密接な関係にあります。

そのため、誰でもよいので相談できる人を作っておくのが、スランプ脱出の秘訣になります。

もし、身の回りに相談相手がいない場合は、予備校などの施設に通うとよいでしょう。

きちんとした予備校であれば、学友が作れるほかにも、スタッフ陣が心の健康を保つためのサポートをしてくれるため、おすすめです。

また、人とのつながりを持つことで、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。

このオキシトシンが分泌されると、人間は「安らぎ」などのプラスの感情が生まれます。

周囲に相談相手が見つからない人は、予備校などを利用してスランプ脱出を図ってみてはいかがでしょうか。

睡眠を十分にとる

睡眠と記憶力の関係性については、当塾の他の記事でも紹介したとおりです。

しかし、実を言うと睡眠には、ネガティブなことを忘れるといった一種のセラピーにも似た効果もあるのです。

医療的な文脈で説明すると、トラウマ級の辛い体験や、麻薬などの依存物質を早く忘れようという作業が、睡眠中の脳内では行われています。

そのため、受験にまつわるイヤな体験も、睡眠を十分にとることで早期に忘却でき、スランプから抜け出す一助となり得ます。

「イヤなことがあったら、とりあえず寝て忘れろ」といった言葉をたまに耳にしますが、これぞまさに、事実を言い当てた先人たちの知恵であるとも言えるでしょう。

他人と比べない

人間の悩みの多くは、他者との比較に起因しています。

受験生の場合では、ライバルの成績と自分の成績とを比較してしまい、落ち込んでしまうこともあるかと思います。

ただし、いつまでも劣等感を抱いていても、前進することはありません。

劣っている部分ばかりに注目していても意味はないのです。

こういった場合には、モチベーションを引き出すテクニックをいくつか用意しておくとよいでしょう。

たとえば、何でもよいので興味や関心のあることについて、触れてみることをおすすめします。

自分が興味、関心を持っている物事にアクセスしようとしている状態のとき、脳内では「やる気ホルモン」のドーパミンが放出されることがわかっています。

やる気ホルモンが放出されれば、自ずとモチベーションも回復しますから、スランプからの脱却にも成功するはずです。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

大学には数多くの学部が設置されていますが、その中でも最難関の学部の一つとして認知されているのが医学部です。

医学部の入試を突破するためには、幅広い科目を徹底的に深掘りして学習していく必要があるため、受験シーズンの間にスランプに陥ってしまう人も少なからず存在します。

そして、スランプに陥ってしまうと学習効率も格段に低下してしまうことから、現在スランプ中で悩んでいる受験生や、スランプまでいかずとも、何らかの不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

そういった人の力強い味方となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優れた学習カリキュラムを用いて良質な学習指導を提供するとともに、スランプ防止・脱却のための方策を用いて、受験生を徹底的にサポートしている予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。

あなただけのカリキュラムで徹底指導

京都医塾では、受験生が入塾した際に本人の実力を推し量ったうえで、その人だけのカリキュラムを作成します。

これは、「オーダーメイドカリキュラム」と呼ばれるもので、当塾が独自に積み重ねたノウハウを結集して生み出したものです。

前述のとおり、このカリキュラムは、受験生ご自身の力に合わせて作られたものですから、学習内容や進捗も本人に見合うよう最適化されています。

そのため、授業で得られる学びの量が最大化され、学力の伸長も着実なものとなると評判です。

さらに、こちらのカリキュラムは本人の実力の伸び幅や、志望校の出題傾向によって逐一アップデートされますので、常時、効率的な学習指導を受けることができます。

スランプ防止・脱却のための万全の体制

スランプの原因については、前述したとおりです。

スランプは、主にメンタル面の不調から端を発しますので、京都医塾では心の健康にも注目して受験生を支援しています。

たとえば、当塾には上級心理カウンセラー、JADP認定メンタル心理カウンセラー®などの資格を取得しているスタッフが多数在籍して、どんな相談にも対応しています。

そのほかにも、一般スタッフのちょっとした声がけや、講師陣との交流など、たびたび誰かと接することによるメンタルヘルス対策も積極的に実践。

このように、京都医塾では、受験生のスランプ防止・脱却のための様々な取り組みで支援していますので、安心して入塾してください。

生活リズムの改善で健全な心身を維持

京都医塾では、学習指導のほかにも生活リズムの改善にも重きをおいて、受験生のみなさんを支援しています。

なぜなら、心身ともに健全な状態でなければ学習のパフォーマンスが低下するばかりか、スランプへつながる可能性があるからです。

そこで、当塾では毎朝6時の起床、及び点呼を実施するとともに、原則として午前0時の就寝を徹底しています。

また、食事面についても、管理栄養士が監修した栄養のバランスが整ったものだけを提供します。

このように、健全な肉体と精神を維持するサポートにも一切の手抜きなく向き合うのは、京都医塾だからこそできる取り組みです。

まとめ


受験シーズンにおいて、どうしても回避したいトラブルが「スランプ」です。

一度スランプに陥ってしまうと、本来の力が発揮できない期間が続きますから、医学部の受験に大きな悪影響を及ぼしかねません。

そのため、現在スランプ状態で苦しんでいる受験生や、スランプまでいかずとも何らかの不安を抱えている人にとっては、命運を分けるほどの死活問題となり得ます。

そういった際に、心強い味方となるのが医学部専門予備校として知られる、京都医塾です。

京都医塾では、優れたカリキュラムをもとにした学習指導を提供するほかにも、カウンセラーを配置したメンタルケアや、生活リズムの改善に取り組んだ健康対策を徹底して、学力向上とスランプの防止・脱却の支援を図っています。

当塾のもとで学業に励んでいただければ、スランプの兆候を事前に察知して食い止めるとともに、確実な学力の伸長をお約束しますから、不安なく受験に臨めるはずです。

本気で医学部に合格したい人には、あらゆるサポートであなたを支える、京都医塾がうってつけです。

資料請求やお電話でのご相談は、年中無休で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。