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医者の年収はどれくらい?平均1,400万円と診療科別ランキングを徹底解説

医者の年収はどれくらい?平均1,400万円と診療科別ランキングを徹底解説

「医師は高収入」というイメージは本当でしょうか。

厚生労働省の統計では、医師の平均年収はおよそ1,400万円台。

これは全職種平均の3倍以上に相当します。

とはいえ、診療科や働き方によって額面も手取りも大きく変わるもの。

本稿では最新データをもとに、勤務医と開業医の年収差、診療科別ランキング、手取りのリアル、さらには年収アップの具体策までを分かりやすく解説します。

「医師=高収入」の裏側にある事情を知り、将来設計の参考にしてください。

医者の年収は平均約1,400万円

医者 年収

厚生労働省によると、医師の平均年収は約1,437万円、中央値もおおむね同水準です。

(出典:厚生労働省|賃金構造基本統計調査(令和5年)

2019年以降は1,400〜1,500万円で推移しており、大きな変動は見られません。

全職種平均(約436万円)と比べると3倍強の水準となり、医師が高収入職種であることが統計からも裏づけられます。

厚労省統計で見る医師平均年収

同調査を男女別にみると、男性医師の平均は約1,520万円、女性医師は約1,150万円。

女性医師は育児や時短勤務により労働時間が短くなる傾向があり、その分年収差が生じています。

年代別では、30代後半から右肩上がりに伸び、50代前半でピーク(約1,600万円)に達するのが一般的です。

勤務医と開業医の年収は約2倍の差

厚生労働省の「医療経済実態調査」によると、勤務医の平均年収は約1,461万円、無床診療所院長は約2,578万円、有床診療所院長は約3,438万円と、勤務形態で大きな開きがあります。

開業医は設備投資や人件費がかさむため、経費控除後の手取りは勤務医の約1.6倍に落ち着くという試算もあります。

(出典:厚生労働省|第24回医療経済実態調査

診療科別の医師年収ランキング

労働政策研究機構の勤務医調査から診療科ごとの平均年収トップ10を抽出すると、以下の結果になります。

  • 1位:脳神経外科(約1,480万円)
  • 2位:産婦人科(約1,470万円)
  • 3位:外科(約1,370万円)

麻酔科・整形外科・循環器内科と続きますが、10位の救急科でも1,200万円超と、いずれも高水準です

(出典:マイナビDOCTOR

数字だけでなく「忙しさ」「訴訟リスク」「当直頻度」など科ごとの働き方も収入に影響しています。

高収入トップ3(脳神経外科・産婦人科・外科)

脳神経外科は緊急手術が多く夜間対応が不可欠なため、時間外手当が上乗せされやすい点が高年収につながります。

産婦人科は分娩対応の24時間体制と医療訴訟リスクの高さが要因で給与水準が上がりがちです。

外科は手術件数と技術料が収入の主軸となり、経験年数が増えるほど高収入を得やすくなります。

比較的低めでも1,100万円超の診療科

皮膚科や眼科、耳鼻咽喉科などは「比較的穏やか」と言われる診療科ですが、平均1,100〜1,200万円と依然高水準です。

夜間対応が少なく、ワークライフバランスを取りやすい点が人気の理由。

一方で患者数が多い都市部では競争も激しいため、収入水準は勤務地域によって差が出やすいことを覚えておきましょう。

医師の年収が高い理由と背景

医者 年収

医師が高収入である背景には「社会的需要の高さ」「責任の重さ」「資格取得までの長い道のり」があります。

命を預かる職業としての責任も大きいことから、高水準の報酬が設定されています。

社会的需要と責任の重さ

人口減少が進む地域では医師不足が深刻で、国や自治体が高額給与を提示して招聘する例も珍しくありません。

患者の生死に関わる意思決定を担う医師は、技術だけでなく精神的負担も大きく、その対価として収入が高めに設定されるのは自然な流れです。

参入障壁の高さと長時間労働

医学部6年+初期研修2年+専門研修数年という長い教育期間が「参入障壁」を形成しています。

また、当直やオンコールに代表される長時間労働が常態化しているため、時間外手当や危険手当が収入を押し上げる側面もあります。

医師の年収を上げる方法

医者 年収

年収アップにはいくつかの選択肢があります。

勤務先の状況やライフスタイルを考慮し、自分に合った選択肢を検討しましょう。

地方勤務や医師不足地域を狙う

離島やへき地では医師確保のため年収2,000万円超の求人が珍しくありません。

住宅提供・学会出張補助など手厚い福利厚生が付くケースもあり、若手医師のキャリア形成にも有利になりやすいです。

民間病院への転職でアップ

公的病院よりも自由診療や業務成果が収入に反映されやすい民間病院へ転職すると、年収ベースで200〜300万円上がる例が数多く報告されています。

転職サイトやエージェントを活用し、複数の求人を比較するのがポイントです。

専門資格取得と役職登用

専門医・指導医資格の取得で毎月数万円の手当が加算され、部長や院長など管理職に就けば年収2,000万円台も視野に入ります。

専門領域を極めつつマネジメント力を磨くことが、長期的な収入アップにつながります。

副業・当直バイトで年収を底上げ

勤務先によっては、当直や外勤バイトを行うことも可能です。

スポット当直は1回5〜10万円が相場で、月2回入ると年収ベースで120万円程度の上積みが可能です。

ただし、過度な副業は健康リスクを招きかねないため、勤務先の規定と体調管理には注意が必要です。

本気で医学部合格を目指すなら医学部専門予備校 京都医塾

医師の平均年収が高い背景には、早期からの綿密な学習計画と長期的な努力が欠かせません。

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ここでは、志望校合格を確かなものにするための特徴をご紹介します。

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医学部受験は科目配点や出題傾向が大学ごとに大きく異なります。

医学部専門予備校 京都医塾では入塾時の到達度テストと志望校分析をもとに、年間・月間・週間の3階層からなる個別カリキュラムを作成。

得点効率が低い単元には重点時間を配分し、得意分野は演習量でブラッシュアップするなど、合格までの最短ルートを数値化します。

進捗は専用アプリで可視化し、講師と生徒が共有してタイムリーに軌道修正。

学習迷子にならず、やるべきことを明確にしながら得点力を伸ばせます。

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遠方や寮生活を選ぶ生徒のために、医学部専門予備校 京都医塾は高速ネットワークとオンライン授業システムを備えたICT学寮を用意。

自習ブースや映像授業スタンドは24時間利用可能で、夜間の疑問点もチャット質問で即解決できます。

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仲間と切磋琢磨しながら規則正しい生活リズムを維持でき、医学部合格へのラストスパートを後押しします。

 まとめ

医者 年収

この記事では、医師の平均年収が約1,400万円に達し、診療科や勤務形態によって最大2倍の差が生じる現状を解説しました。

高年収を支えるのは長期的な学習投資と過酷な勤務環境であり、データが示すとおり医師は全職種平均の3倍以上の報酬を得る一方、手取りは税・社会保険料で約3割減となる点にも触れました。

それでも「人の命を救うやりがい」と「安定した高収入」を両立できる職業として、大きな魅力があることに変わりはありません。

とはいえ「難関入試を突破できるか」「自分に合う勉強法がわからない」といった不安は尽きないでしょう。

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