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英単語を覚えるコツ

英単語を覚えるコツ

 皆さん、こんにちは。本日は円町校の江島がお送りさせていただきます。

今日は “英単語を覚えるコツ” についてお話をしたいと思います。私が中学・高校時代に実践していたものや、これまでの講師人生の中で取り組んできたものを中心にお伝えしていきますので、休憩がてらふらっと立ち寄って読み進めてみてください。

「太い」糸を「たくさん」持とう

 記憶を維持するための二大要素として、私は常に「インパクト」と「反復」を掲げています。ご自身と英単語の間に、両者をつなぐ “細い糸” があるイメージを持ってみてください。例えば、単語帳を開いて単語を覚えていくと、糸が現れ始めるのですが、この時点では「弱い1本の糸」でしかありません。記憶の度合いは、皆さんと単語をつなぐこの糸を、如何に「たくさん」そして「太く」出来るかにかかっています。そして、「インパクト」と「反復」はそれぞれを強化するための方法として対応しています。糸の数を増やすには「インパクト」が、「太く丈夫に」保つには「反復」が必要なわけです。だから両方とも同じくらい大事。この発想は、英単語に限ったものではなく、モノを覚える作業全般に対して有効です。

「反復」について

 まずは「反復」について。生徒さんによって違いが出にくい要素ですが、逆を言えば、「みんなが等しくできる」方法だと言えます。故にここで手を抜くことは許されないってことだと思ってくださいね。

 「反復」に関してはどうしても単調になってしまいがちですが、ただ番号順に覚えるだけではなく、 “逆から” 確認してみたり、 “1個飛ばし” で確認してみたりすると、工夫としては十分だと思います。私が高校生のときは、「番号順→逆から→1個飛ばし」のルーティーンを守っていました。私は使わなかったのですが、単語カードやアプリケーションを用いるのもアリだと思います。ただし、後者はゲームアプリを開いてしまうかもしれないので、オススメ度は下がります。

「インパクト」について

 個人によって差が出る部分であるがゆえに、この要素を工夫できる人は、「忘れにくい」人といえるのではないかと思います。ここでは私が実際に意識していた方法を5つ紹介いたします。

  • わからないものは「わからないまま」突き進む

 「幼いころに耳には残っているけど、その時点ではよく理解できない」事って意外にありませんか。もちろんその時点で解決しようと躍起になるのもいいのですが、「理解できない」ってことをわかっておいて、先に進むことは大事です。後に理解できる場合が往々にしてありますし、その方がインパクトを残せます。私が子供の頃 “たまごっち” という携帯育成ゲームが爆発的にヒットしたのですが、その梱包ケースに「インタラクティブペット」って書いてあったんです。当時小学生の江島にはわかるわけもなく、でもその音だけ脳内に残していたのですね。それが高校生になって “interactive(相互にやりとりする)” と結びついたときは衝撃を受けました。

  • ダジャレ・適当な語呂合わせ

 これはほんとによくお世話になりました。覚えられない単語を無理やりダジャレや語呂合わせに落とし込むという作業。私は “arrest(~を逮捕する)” って単語を「あれ?ストーカーだ!逮捕!」というふうに覚えてましたから…わかりますかね(笑)。この方法を取るうえで一番大事なことは、「恥ずかしさを捨てる」ことかもしれません。自分だけわかればいい、周りからバカにされてもいいって気持ちでオリジナルなものを作ってください。「自身で作りあげた」ってこともインパクトに繋がるので。

  • 友達と話す

 どうしても覚えられない単語は、友人に「どうやって覚えてる?」って尋ねるのも手ですね。私は結構やってました。難単語ですが “blunder(大失態)” という単語がどうしても覚えられなかった高校生の江島は、友人の放った「ブランダーちゃん、大失敗」というたったこれだけのフレーズで、blunderが一生忘れない単語へと変わりました。

  • 日常生活とつなぎあわせる

 日常生活には、相当な数の英単語が転がっているはずなんです。本来のものとは違う意味で用いられている単語もなかにはあるのですが、昨日よりちょっとでもよいので、日常生活に転がる英単語センサーを強めてみてください。私の場合はもう完全に、ゲームやアニメ・マンガに出てくる語を利用しまくっていました。せっかく十人十色の日常生活を送っているはずだから、ここでインパクトをつけるのが最も簡単だと思います。

  • 語源

 最後に「語源」という堅苦しそうなお話です。単語ごとの成り立ちを「無理のない」程度にひも解いていくといったイメージです。例えば “increase” は「クレッシェンド(どんどん強く)」、 “decrease” は「デクレッシェンド(だんだん弱く)」って知っておくと「なるほど!」感がインパクトに変わっていくと思います。これに関しては、私は大学生になってから取り組んだ要素ですので、中高生は、自力ではなかなか習得しづらいと思いますが、もし興味があれば、京都医塾まで足を運んでみてください。

最後に

 英単語暗記に悩みを抱える方はぜひ参考にしていただければと思います。

 本日はここまでにしておきます。以上です。お疲れさまでした。

投稿者:江島 祥人

  • 役職
    英語科主任/英語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    7年
  • 出身大学
    大阪市立大学経済学部
  • 特技・資格
    特に目立ったものはないです
  • 趣味
    音楽鑑賞
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    武器としての決断思考

受験生への一言
初めて出会う事柄に対して、出来る限り「考えて」みてください。自分の価値観と照らし合わせてみて、ああだこうだと「腑に落ちる」まで考えてはじめてそれが知識となり、皆さんの力となります。