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【2021年度】 東北医科薬科大学医学部の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ

【2021年度】 東北医科薬科大学医学部の一般入試の過去問対策・出題傾向まとめ

私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「 東北医科薬科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。


・“医学部受験に興味がある”という方
・“東北医科薬科大学医学部”の受験を考えている方
・“東北医科薬科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。

東北医科薬科大学医学部 2021年度の過去問分析総評

英語

東北医科薬科大学の英語は、他大学と比べると時間的な余裕があるぶん、(ある程度の)高得点勝負になると思われます。その際、2つのポイントに重点をおいて対策をすることが有効です。1つ目は、基礎的な問題でミスをせず正解しきる解答精度を高めること。2つ目は、動詞の語法やイディオム、語彙を、すこしレベルが高めのものまで抑えておくこと。以上2点で得点力の底上げが図れれば、東北医科薬科大学の英語に太刀打ちできるはずです。

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数学

時間配分を意識できているかが大きな分かれ目になる出題です。第Ⅲ問は誘導もついており、数学Ⅲの微分としては難しくない部類のものです。ですから、ここは数学以外を得点源にしたい生徒の方でも、確実に取りきらなければなりません。そのためには、時間にゆとりが欲しいところです(焦ると、普段できている計算でもミスしたり、パニックになって手が止まることがあります)。したがって、第Ⅰ問・第Ⅱ問の後半で「???」となったら、すみやかにとばす。もっといえば、試験開始直後に全体をみて、第Ⅲ問から解き始めるくらい思い切った方が上手くいくように思います。

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化学

計算問題が非常に多いです。過去3年間(2019~2021年)は総問題数(マーク数)が25題で固定されていましたが、10題~13題(40%~52%)が計算問題でした。(化学反応式の係数の和を求めるといった平易なもの、異性体の個数の数え上げ(数学の場合の数?)といった思考を介して数値を求めるものをカウントするか否かで多少前後します。)難易度的には、一見難解に思える設題が毎年1題~数題出ているのですが、そこは基本・標準的な、入試では定番の問題でバランスを取ってくるので、ペース配分に気をつけて、解ける問題を解き切ると言う方針で良いと思われます。他教科で取れている事が前提でしょうが、化学に関しては5~6割程度の正答率で合格しているという前例があるようです。繰り返しになりますが、受験では定番と見なされる基本・標準問題を数多く出題してくれており、数値も計算しやすい様に調整してくれてある事が多いので、臆せず計算問題に取り組んで、選択肢を上手に活用して点数を稼ぎまくる事です。後、無機化学、有機化学ともに知識事項としてはかなり深い内容が出題される事もあるので、化学基礎・化学の2冊の教科書については隅々まで目を通すとともに、できれば、図説、参考書で知識に厚みを持たせて受験に臨めると良いでしょう。

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生物

マーク式で知識問題が多いが、実験考察問題や計算問題も含まれている。知識問題は、一部高校範囲を逸脱しているものが含まれているが、それを除けば教科書レベルです。実験考察問題は手順が多くて多少面倒なので、じっくり時間をかけ、丁寧な解答を心がけましょう。

物理

マーク式(択一式)で2科目120分の大問3題です。
難易度は標準的であるが、物理の本質に迫るような抽象的なモデルを考察させる問題が多い。また、大学レベルの内容が誘導付きで出題されることも多く、やや高尚な印象を受ける問題もあるため、受験を考えるならば過去問で慣れておきたい。ただし、2021年度は大幅に易化したため、2022年度もこの傾向が続く可能性はある。

京都医塾の入試問題分析と相性評価

京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。

その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。

京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

投稿者:清家 二郎

  • 役職
    京都医塾塾長
  • 講師歴・勤務歴
    15年
  • 出身大学
    東京大学理科一類農学部/信州大学医学部
  • 特技・資格
    シェパードの鳴きまね・バスの添乗・キャンプカウンセラー
  • 趣味
    蝶の羽化・石・地図・旅・写真・キャンプ・球技など
  • 出身地
    京都市
  • お勧めの本
    珠子十歳のれくいえむ・チェルノブイリ診療記(菅谷昭先生)

受験生への一言
医師を目指す、全国の受験生諸君、この受験は、人生の転機となる瞬間です。それを本気で戦うことができる場所と時間、それが、京都医塾の「京都留学」です。迷いがあるなら、何でも相談してください。京都医塾が、君たちが人生の転機を過ごすべき場所であるかどうか、本物であるか、一度、体感しに来てください。自分が、どうしたいのか、何をすべきなのか。はっきりします。

本気で「医師になる」 もしも、そう覚悟を決めたならば、一緒に戦いましょう。
最強の京都医塾チームが待っています。