少子高齢化が加速する現代においてもなお、医師は子どもたちの憧れの職業であり、医学部受験生は増加の一途をたどっています。
しかし、せっかく医学部に合格しても、順調に進級できるとは限りません。
医学部は「人の命を預かる」医師を育成するための学部であり、学ぶべき知識や技術は膨大で、履修内容も非常に多岐にわたります。
そのため、他学部と比べても留年しやすく、学生たちにとって厳しい環境といえるのです。
この記事では、医学部で留年してしまう主な理由をはじめ、国立大学・私立大学別の最新データから見た留年率を解説します。
また、留年がもたらす影響や留年しやすい人の特徴、留年を防ぐための対策についても紹介します。
目次
医学部で留年する理由
「医学部で留年してしまう理由はなにか」「留年してしまったらどうなるのか」という漠然とした不安を抱えている方もいるでしょう。
ここでは、大学医学部における代表的な留年の理由を紹介します。
必要な単位数が足りていない
留年の最も大きな理由は、進級に必要な単位数を満たしていない場合です。
これは医学部に限らず大学生全般に言えることで、進級や卒業には所定の単位取得が必要となります。
単位を取得するには、基本的に授業への出席やテスト・レポートで一定の成績を収める必要があります。
そのため、必要な単位数を取得できなければ留年となってしまいます。
各大学・学部ごとに進級・卒業要件となる単位数が定められており、それを満たさない場合は次の学年に進めないのです。
卒業試験で不合格となる
医師になるための最終関門は医師国家試験ですが、その前に各大学医学部の卒業試験があります。
国家試験は全国共通問題ですが、卒業試験は大学ごとに出題傾向が異なるため、国家試験勉強と並行して通っている大学の卒業試験対策を行うことが必要です。
卒業試験に不合格だと卒業資格を得られず留年になるため、国家試験を受けることもできません。
特に6年次の卒業試験は高いハードルであり、何としても合格しなければなりません。
医学部の留年率

ここでは、医学部の留年率について解説します。
最低修業年限6年で卒業できなかった割合=100%−6年卒業率(退学等を含む)を便宜的に「留年相当率」として計算します。
純粋な「留年のみ」の全国網羅統計は現時点で公表されていないため、最も近い公式指標として6年卒業率を用いていきます。
医学部では大学ごとの進級判定基準が異なり、留年相当率が高い大学が必ずしも教育水準が低いわけではありません。
むしろ、厳格な学修管理を行っている結果として高くなる場合もあります。
国立大学医学部の「留年相当率」一覧(6年卒業率ベース)
| 大学名 | 入学者数(A) | 6年卒業者数(B) | 6年卒業率 | 留年相当率 |
| 北海道大学 | 117 | 101 | 86.3% | 13.7% |
| 旭川医科大学 | 117 | 110 | 94.0% | 6.0% |
| 弘前大学 | 132 | 121 | 91.7% | 8.3% |
| 東北大学 | 139 | 114 | 82.0% | 18.0% |
| 秋田大学 | 129 | 118 | 91.5% | 8.5% |
| 山形大学 | 120 | 99 | 82.5% | 17.5% |
| 筑波大学 | 140 | 119 | 85.0% | 15.0% |
| 群馬大学 | 123 | 110 | 89.4% | 10.6% |
| 千葉大学 | 117 | 101 | 86.3% | 13.7% |
| 東京大学 | 110 | 110 | 100.0% | 0.0% |
| 東京科学大学 | 105 | 96 | 91.4% | 8.6% |
| 新潟大学 | 127 | 109 | 85.8% | 14.2% |
| 富山大学 | 110 | 98 | 89.1% | 10.9% |
| 金沢大学 | 117 | 114 | 97.4% | 2.6% |
| 福井大学 | 116 | 93 | 80.2% | 19.8% |
| 山梨大学 | 125 | 97 | 77.6% | 22.4% |
| 信州大学 | 120 | 105 | 87.5% | 12.5% |
| 岐阜大学 | 111 | 94 | 84.7% | 15.3% |
| 浜松医科大学 | 120 | 110 | 91.7% | 8.3% |
| 名古屋大学 | 116 | 102 | 87.9% | 12.1% |
| 三重大学 | 125 | 121 | 96.8% | 3.2% |
| 滋賀医科大学 | 117 | 100 | 85.5% | 14.5% |
| 京都大学 | 109 | 103 | 94.5% | 5.5% |
| 大阪大学 | 111 | 89 | 80.2% | 19.8% |
| 神戸大学 | 116 | 113 | 97.4% | 2.6% |
| 鳥取大学 | 110 | 99 | 90.0% | 10.0% |
| 島根大学 | 112 | 92 | 82.1% | 17.9% |
| 岡山大学 | 117 | 114 | 97.4% | 2.6% |
| 広島大学 | 120 | 100 | 83.3% | 16.7% |
| 山口大学 | 117 | 101 | 86.3% | 13.7% |
| 徳島大学 | 114 | 94 | 82.5% | 17.5% |
| 香川大学 | 114 | 97 | 85.1% | 14.9% |
| 愛媛大学 | 115 | 102 | 88.7% | 11.3% |
| 高知大学 | 115 | 106 | 92.2% | 7.8% |
| 九州大学 | 112 | 99 | 88.4% | 11.6% |
| 佐賀大学 | 106 | 86 | 81.1% | 18.9% |
| 長崎大学 | 125 | 105 | 84.0% | 16.0% |
| 熊本大学 | 115 | 90 | 78.3% | 21.7% |
| 大分大学 | 107 | 97 | 90.7% | 9.3% |
| 宮崎大学 | 110 | 75 | 68.2% | 31.8% |
| 鹿児島大学 | 109 | 94 | 86.2% | 13.8% |
| 琉球大学 | 117 | 91 | 77.8% | 22.2% |
| 計(国立) | 4,924 | 4,289 | 87.1% | 12.9% |
※定義:A=入学者数、B=最低修業年限での卒業者数、6年卒業率=B/A、留年相当率=100−6年卒業率
※「留年のみ」の数値は公表されていません
※6年制のため、2025年時点の最新は2018年度入学者の卒業状況となります
※数値は6年で卒業できなかった割合=退学等を含む
私立大学医学部の留年率
続いて、私立大学医学部(私立31校)の留年率を見てみましょう。
| 大学名 | 入学者数(A) | 6年卒業者数(B) | 6年卒業率 | 留年相当率 |
| 岩手医科大学 | 123 | 85 | 69.1% | 30.9% |
| 東北医科薬科大学 | 100 | 92 | 92.0% | 8.0% |
| 自治医科大学 | 123 | 112 | 91.1% | 8.9% |
| 獨協医科大学 | 120 | 96 | 80.0% | 20.0% |
| 埼玉医科大学 | 129 | 95 | 73.6% | 26.4% |
| 国際医療福祉大学 | 140 | 121 | 86.4% | 13.6% |
| 杏林大学 | 117 | 83 | 70.9% | 29.1% |
| 慶應義塾大学 | 114 | 107 | 93.9% | 6.1% |
| 順天堂大学 | 141 | 133 | 94.3% | 5.7% |
| 昭和大学 | 120 | 109 | 90.8% | 9.2% |
| 帝京大学 | 126 | 83 | 65.9% | 34.1% |
| 東京医科大学 | 120 | 94 | 78.3% | 21.7% |
| 東京慈恵会医科大学 | 110 | 98 | 89.1% | 10.9% |
| 東京女子医科大学 | 112 | 104 | 92.9% | 7.1% |
| 東邦大学 | 115 | 103 | 89.6% | 10.4% |
| 日本大学 | 121 | 99 | 81.8% | 18.2% |
| 日本医科大学 | 121 | 108 | 89.3% | 10.7% |
| 北里大学 | 123 | 98 | 79.7% | 20.3% |
| 聖マリアンナ医科大学 | 115 | 98 | 85.2% | 14.8% |
| 東海大学 | 120 | 101 | 84.2% | 15.8% |
| 金沢医科大学 | 110 | 84 | 76.4% | 23.6% |
| 愛知医科大学 | 116 | 99 | 85.3% | 14.7% |
| 藤田医科大学 | 120 | 96 | 80.0% | 20.0% |
| 大阪医科薬科大学 | 112 | 100 | 89.3% | 10.7% |
| 関西医科大学 | 122 | 98 | 80.3% | 19.7% |
| 近畿大学 | 115 | 79 | 68.7% | 31.3% |
| 兵庫医科大学 | 112 | 87 | 77.7% | 22.3% |
| 川崎医科大学 | 128 | 87 | 68.0% | 32.0% |
| 久留米大学 | 116 | 77 | 66.4% | 33.6% |
| 産業医科大学 | 105 | 79 | 75.2% | 24.8% |
| 福岡大学 | 111 | 87 | 78.4% | 21.6% |
| 計(私立) | 3,677 | 2,992 | 81.4% | 18.6% |
※定義:A=入学者数、B=最低修業年限での卒業者数、6年卒業率=B/A、留年相当率=100−6年卒業率
※「留年のみ」の数値は公表されていません
※6年制のため、2025年時点の最新は2018年度入学者の卒業状況となります
※数値は6年で卒業できなかった割合=退学等を含む
医学部が他学部よりも留年しやすい理由
医学部では単位取得が難しく、卒業試験の難易度も高く設定されています。
なぜ医学部は他学部に比べて留年しやすいのか、その主な理由を3つ解説します。
履修科目の難易度が高い
医学部の進級が難しい最大の理由は、履修科目の難易度が非常に高いことです。
特に1~2年次の「基礎医学」では、解剖学・分子生物学・生理学など専門性の高い科目が並び、暗記量も膨大です。
さらに、実習や実験と並行してこれらを学ばなければならないため、学生にとって負担が大きく難しい科目が多いのです。
単に講義内容を理解するだけでなく、試験では細かな知識まで問われることも多く、十分な勉強時間を確保しなければ単位取得は簡単ではありません。
結果として、科目の難しさが進級の大きな壁となり、留年者が出やすくなります。
進級の規定が厳しい
医学部では進級判定の規定が厳格であることも、留年しやすい理由の一つです。
例えば1年次の一般教養科目で一つでも単位を落とすと自動的に留年が決まる大学も多く存在します。
これは医学科目以外の基礎科目でも気を抜けないことを意味します。
ほとんどの医学部で必修科目を1科目でも落とすと即留年となるケースが多く、他学部のように「足りない分の単位を後で補えばよい」という融通が利きにくいのです。
こうしたシビアな進級基準により、定期試験ごとに相当な緊張感を持って臨まなければならず、結果として留年者が出やすくなっています。
大学の医師国家試験合格率を上げるため
次に、大学側が自校の医師国家試験合格率を上げたいという理由です。
受験生にとって大学別の医師国家試験合格率は進学先を選ぶ上で重要な指標で、大学側も合格率を高く維持することで優秀な志願者を集めたいという背景があります。
そのため、卒業判定や卒業試験を厳格に運用し、学力が十分でないと判断された学生を卒業させないケースがあると考えられます。
文部科学省が公表しているデータでは、以下のように最終学年に在籍していたものの6年で卒業できなかった学生数が確認できます。
- 帝京大学:6年次在籍102人のうち卒業83人 → 19人が卒業に至らず
- 川崎医科大学:6年次在籍103人のうち卒業87人 → 16人が卒業に至らず
- 獨協医科大学:6年次在籍106人のうち卒業96人 → 10人が卒業に至らず
この数字は、6年で卒業できなかった人数で退学や休学も含まれるため、すべてが「留年」というわけではありません。
ただし、こうしたデータからは、一部の大学では卒業基準が相対的に厳しい可能性があることがわかります。
結果として、私立大学医学部では国公立大学よりも留年相当率が高い傾向が見られ、この点が「私立大学医学部は留年しやすい」という印象につながっています。
留年すると何が良くない?

では、実際に留年してしまうとどんなデメリットがあるのでしょうか。
医学部で留年することの主な悪影響を考えてみます。
医師になるまでの年数が延びてしまう
医師になるまでの道のりは長く、医学部で6年間学んで国家試験に合格した後も、研修医として最低2年間の臨床研修を経て初めて一人前になります。
順調に進んでも医師として独り立ちするまで最低8年を要します。
留年するとこの道のりがさらに延びてしまうのは大きなデメリットです。
例えば1年留年すれば、医師となる時期も1年遅れます。
第一線で活躍できるまでの時間が延びることは、本人のキャリア形成に影響するだけでなく、社会に出る時期が同世代より遅れる心理的な負担にもなります。
学費が余分にかかってしまう
留年は経済的にも大きな負担です。
医学部の学費は他学部と比べて非常に高額で、私立大学医学部では6年間で数千万円に及ぶことも珍しくありません。
留年するとその分の在学期間の学費や生活費が余計に必要になります。
特に私立大学医学部の場合、1年間で数百万円の学費がかかることも多く、家計への影響は無視できません。
奨学金を利用している場合でも、留年により貸与資格の停止や廃止のリスクもあります。
留年を繰り返すと退学になることも
留年そのものも避けたいものですが、あまりに留年回数が多いと退学処分となる場合もあります。
一般的に大学では在籍可能な年数の上限が「修業年限の2倍」と定められており、6年制の医学部では最長12年まで在籍できる計算です。
つまり理論上は最大6回まで留年できることになります。
しかし大学によって細かい規定は異なり、「同じ学年で○回留年したら除籍」などルールがある場合もあります。
したがって留年を繰り返せば最終的には退学を余儀なくされるリスクが高まります。
医学部は入学するのも難関ですが、卒業するのも難関です。せっかく合格した医学部を退学する事態は避けたいところでしょう。
医学部に留年しやすい人の特徴
では、医学部で留年しやすい人にはどのような傾向があるのでしょうか。
ありがちな特徴をいくつか挙げます。
課外活動に時間を割きすぎる
勉強以外の課外活動にのめり込みすぎる人は、留年しやすい傾向があります。
医学部合格という狭き門を突破した解放感から、サークル活動・部活動やアルバイトなどに時間を費やしすぎてしまうことがあります。
大学生活を充実させるため課外活動も大切ですが、勉強をおろそかにしないことが重要です。
特に医学部の試験は範囲が広く難易度も高いため、遊びやアルバイトの計画は勉強時間を確保した上でバランス良く行う必要があります。
入学できたことに満足してしまう
いわゆる「燃え尽き症候群」に陥ってしまうタイプです。
医学部入学をゴールだと錯覚し、入学後にモチベーションを維持できなくなる学生が少なからずいます。
難関の医学部に合格したことは素晴らしい成果ですが、それはあくまで医師になるまでの通過点に過ぎません。
入学後も「医師になる」という明確な目標を持ち続け、努力を継続することが大切です。
合格直後の開放感から勉強の手を緩めてしまうと、基礎科目でつまずき留年に至るケースもあります。
気持ちを切り替えて、新たなスタートラインに立ったつもりで勉強に臨みましょう。
自己管理能力が低い
最後に挙げるのは自己管理能力の低さです。
受験期には規則正しい生活を心がけていた人でも、大学に入ってから生活リズムが乱れてしまうことがあります。
不規則な生活は体調不良や集中力低下を招き、ひいては学業成績の悪化につながります。
また、試験勉強やレポート提出などを計画的に行えないと、重要な単位を落とすリスクが高まります。
時間管理や健康管理が苦手だと感じる人は要注意です。
締め切りを守る、計画的に勉強を進める、十分な睡眠をとるなど、基本的な自己管理を怠ると留年に直結しかねません。
以上の特徴に思い当たる人は、次章で述べる対策を実践し、早めに改善を図ることが重要です。
医学部で留年しないための対策
「自分も留年してしまうのでは」と不安を感じている方に向けて、医学部で留年を回避するための具体的な対策を紹介します。
先に述べた「留年しやすい人の特徴」に当てはまる方は、ぜひ以下のポイントを意識してみてください。
効果的な学習方法
計画的かつ効率的な勉強を心がけましょう。
医学部の試験範囲は広いため、日頃からコツコツと復習する習慣が大切です。
授業のノートやスライドはその日のうちに見直し、理解が不十分な部分は早めに補習します。
また、各科目の過去問題を数年分入手して解いてみることも有効です。
試験の傾向を把握し重要ポイントを押さえることで、闇雲に勉強するより効率良く得点につながります。
解剖学や生理学など暗記量が多い科目は、グループ学習でクイズ形式にするなど楽しみながら覚える工夫も有効です。
さらに、先輩学生やチューターから「落としやすい科目」「つまずきやすい単元」の情報を集め、重点的に対策するのもおすすめです。
効果的な勉強法を実践し、試験前に焦らなくて済むよう余裕を持った学習計画を立てましょう。
規則正しい生活習慣
生活リズムを整えることも留年防止には不可欠です。
寝不足や体調不良では集中して勉強できず、試験本番で実力を発揮できない恐れがあります。
毎日なるべく決まった時間に起床・就寝し、十分な睡眠時間を確保しましょう。
また、栄養バランスの良い食事や適度な運動で体力・集中力を維持することも大切です。
医学部の授業や実習は朝から夕方までびっしり詰まっていることも多いため、時間の管理と体調管理を徹底してください。
例えば試験前に徹夜で詰め込むのは避け、日頃から少しずつ知識を積み上げておけば、無理なく合格点に到達できます。
規則正しい生活と計画的な勉強の両輪で、安定した成績を維持しましょう。
メンタルヘルスを保つ
医学部の勉強や試験はプレッシャーが大きく、精神的なストレスも溜まりがちです。
メンタルヘルスの維持は留年しないために非常に重要です。
まず、「医師になる」という自分の目標を常に意識してモチベーションを保つようにしましょう。
長い学びの過程で時には挫折しそうになることもありますが、志を見失わないことが大切です。
また、適度にリフレッシュする時間を作ることも必要です。
勉強ばかりではかえって効率が落ちます。
趣味や軽い運動、友人との談笑などでストレスを発散し、気持ちをリセットしましょう。
強い不安に襲われるなど精神的に辛くなった場合は、一人で抱え込まず大学の学生相談室や信頼できる人に早めに相談してください。
心の不調を放置すると勉強にも悪影響です。
メンタル面の健康管理も自己管理の一部と考え、心身のバランスをとることが留年回避につながります。
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複数の教科を総合的に考えることで、どこを優先して勉強すれば点数に直結するかが分かり、効率よく学習を進められます。
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週1回のカウンセリングで進捗を点検し、必要に応じて課題量や授業配分を見直します。
学期途中でも最適化できるため、伸び悩みの早期解消につながります。
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複数担当によるサポートにより、学力面とメンタル面のどちらも安定させながら医学部受験に挑むことが可能です。
まとめ

医学部は学ぶ領域が広く、試験も進級基準も厳格です。
そのため、計画的な学習と生活管理が不可欠です。
この記事では、留年の主因と大学別データの見方、日々の学習・生活・メンタルの整え方を整理しました。
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無理のない一歩から、合格までの見通しを一緒に描いていきましょう。