中部地方には、名古屋大学をはじめとする国公立・私立あわせて13の医学部があります。
各大学の学費や偏差値、定員などはそれぞれ大きく異なります。
この記事では、中部地方9県の医学部を一覧表で比較し、志望校選びのポイントをわかりやすく解説します。
将来どの地域でどのように医師として活躍したいかを考えるきっかけにもなる内容です。
中部地方の医学部一覧表(9県・13大学)
中部地方(※三重県を除く)に所在する国公立・私立計13大学の医学部について、大学の種別や所在地、医学科の定員、6年間の学費、偏差値目安、主な特徴を一覧表にまとめました。
| 区分 | 大学名 | 所在地 | 定員(医学科) | 6年間学費 | 偏差値目安 |
| 国立 | 名古屋大学 | 愛知県名古屋市 | 108名 | 約350万円 | 67.5 |
| 岐阜大学 | 岐阜県岐阜市 | 110名 | 約350万円 | 65.0 | |
| 浜松医科大学 | 静岡県浜松市 | 110名 | 約350万円 | 65.0 | |
| 信州大学 | 長野県松本市 | 120名 | 約350万円 | 65.0 | |
| 金沢大学 | 石川県金沢市 | 112名 | 約350万円 | 65.0 | |
| 富山大学 | 富山県富山市 | 105名 | 約350万円 | 62.5 | |
| 福井大学 | 福井県吉田郡永平寺町 | 110名 | 約350万円 | 62.5 | |
| 山梨大学 | 山梨県中央市 | 125名 | 約350万円 | 67.5 | |
| 新潟大学 | 新潟県新潟市 | 140名 | 約350万円 | 65.0 | |
| 公立 | 名古屋市立大学 | 愛知県名古屋市 | 97名 | 約350万円 | 65.0 |
| 私立 | 愛知医科大学 | 愛知県長久手市 | 115名 | 約3,420万円 | 65.0 |
| 藤田医科大学 | 愛知県豊明市 | 119名 | 約2,980万円 | 67.5 | |
| 金沢医科大学 | 石川県内灘町 | 113名 | 約3,950万円 | 62.5 |
※2025年11月時点で公表されている2025年度入試・2026年度入試の情報をもとに作成
※三重県は中部地方に含めていません
※出典:河合塾 私立大、国公立大
国公立大学医学部一覧【9大学】

中部地方には旧帝大の名古屋大学をはじめ、計9校の国公立大学医学部があります。
各大学とも全国平均並み〜それ以上の難易度を要し、地域医療枠などの制度にも特色があります。
ここでは9大学それぞれの特徴などを紹介します。
名古屋大学医学部
所在地は愛知県名古屋市で、医学科の募集人員は2025年度108名です。
旧帝大として基礎・臨床・先端研究を横断する教育体制を整え、早期から研究視点と臨床判断を往還させる学習を重視します。
附属病院では救急や高度医療の実習機会が幅広く提供され、学年進行に応じたクリニカルクラークシップで実践力を培います。
岐阜大学医学部
所在地は岐阜県岐阜市で、募集人員は2025年度110名です。
地域医療人材の育成を柱に、基礎から臨床までを連結した学修設計と、少人数での指導・演習を通じた着実な理解定着を図ります。
附属病院では救急・へき地医療を含む実習の場が整備され、地域の医療課題に即した学外実習も段階的に経験します。
浜松医科大学医学部
所在地は静岡県浜松市で、募集人員は2025年度110名です。
トランスレーショナルリサーチ志向のカリキュラムを掲げ、基礎と臨床の橋渡しを意識した学修と少人数チュートリアルを組み合わせます。
附属病院では救急領域を含む診療科での臨床実習を展開し、段階的な技能訓練を通じて診療参加型実習へ移行します。
信州大学医学部
所在地は長野県松本市で、募集人員は2025年度120名です。
山間部・広域分散の地域特性を踏まえ、地域医療教育とPBLを核に自律的学習を促すカリキュラムを整備しています。
附属病院および県内の医療機関での実習を通じ、プライマリ・ケアや総合診療の現場理解を深め、段階的に臨床参加を進めます。
金沢大学医薬保健学域医学類
所在地は石川県金沢市で、募集人員は2025年度112名です。
研究・臨床の両輪を重視し、がん・免疫・神経分野などでの研究機会と体系的な臨床教育をバランス良く配置しています。
附属病院での診療科ローテーションにより、各領域の標準診療とチーム医療を体験し、実習での役割拡大を段階的に図ります。
富山大学医学部
所在地は富山県富山市で、募集人員は2025年度105名です。
医薬融合の教育資源を活用し、基礎薬理や創薬の視点を取り入れた学修と臨床教育を連携させています。
附属病院および関連施設での診療参加型実習を通じ、症例検討とフィードバックを積み重ねて臨床推論力を磨きます。
福井大学医学部
所在地は福井県吉田郡永平寺町で、募集人員は2025年度110名です。
少人数教育の利点を生かし、基礎・臨床の縦連携と面談・確認テストによる到達度把握で学修を細やかに設計します。
附属病院での実習は診療科横断の学びを意識し、地域の医療機関での実習も交えて総合的な臨床能力の基盤を築きます。
山梨大学医学部
所在地は山梨県中央市で、募集人員は2025年度125名です。
後期日程中心の選抜を背景に、プライマリ・ケアと地域連携を重視した教育で、早期からの現場体験を組み込みます。
附属病院での実習は学年に応じて責任範囲を広げ、指導医との密な指導下で基本的診療技能の定着を図ります。
新潟大学医学部
所在地は新潟県新潟市で、募集人員は2025年度140名です。
大規模定員を生かし、多様なバックグラウンドの学生が協働するPBLや小グループ学習で相互学習を促進します。
附属病院や地域医療機関での臨床実習を通じ、各診療科の標準手順とチーム医療の役割を段階的に経験します。
公立大学医学部
中部地方の公立大学医学部としては名古屋市立大学医学部が存在します。
自治体(名古屋市)により運営されており、地域の医療政策と密接に連携した特色ある教育を展開しています。
ここでは公立医大ならではの学費や地域医療枠などについて解説します。
名古屋市立大学医学部
所在地は愛知県名古屋市で、募集人員は2025年度97名です。
都市部の医療需要に即した教育を重視し、救急・周産期・小児など幅広い領域での学修機会を設計しています。
附属病院と市内の関連施設での実習により、多様な診療現場を経験し、実務に直結するチーム医療の基礎を養います。
私立大学医学部【3大学】

中部地方には私立大学の医学部が3校あります。
いずれも愛知県・石川県に立地し、学費は国公立と比べ高額ですが奨学金制度も充実しています。
それぞれ教育方針や入試形態に特色があります。
ここでは3つの私立医学部について、学費や教育の特徴などを解説します。
愛知医科大学医学部
所在地は愛知県長久手市で、募集人員は2025年度115名です。
特定機能病院を核に、基礎の定着と臨床技能の両立をめざす授業設計と、個別性に配慮した学習支援を行います。
附属病院や関連施設での実習を通じ、救急を含む場面での観察・手技補助・振り返りを段階的に積み重ねます。
藤田医科大学医学部
所在地は愛知県豊明市で、募集人員は2026年度予定人数が119名です。
シミュレーション教育と臨床教育を組み合わせ、低学年から技能訓練と症例学習を往還する学修を整備しています。
附属病院等での実習は診療科ローテーションで経験領域を広げ、振り返りと評価により到達度を可視化します。
金沢医科大学医学部
所在地は石川県河北郡内灘町で、募集人員は2026年度予定人数が113名です。
地域連携を重視し、基本的診療技能の着実な定着と臨床現場での学びを往復させるカリキュラムを組み立てています。
附属病院および関連施設での実習を通じ、地域医療の現場理解とチーム医療での役割意識を段階的に身につけます。
志望校選びのポイント

中部地方の医学部を志望するにあたっては、各大学の教育方針や立地条件、学費負担、卒業後のキャリア支援体制などを比較検討することが大切です。
以下に、志望校選びで注目すべき主なポイントを解説します。
教育方針・学費・立地で比較
医学部ごとに教育理念やカリキュラムの特徴があります。
例えば研究重視なのか、地域医療重視の大学なのかといった方針の違いを確認しましょう。
また私立医学部は学費が数千万円規模となるため、奨学金制度や経済的サポート体制も重要です。
近年は藤田医科大学のように大幅な学費減額を行う私大も登場しています。
大学の立地も学生生活に影響します。
都市圏にある名古屋市立大学や藤田医科大学、長久手の愛知医科大学は病院実習などで多様な症例に触れられます。
一方、信州大学や福井大学など自然豊かな環境の大学では落ち着いた環境で勉強に集中できる利点があります。
このように教育方針、学費負担、立地環境を踏まえて、自身に合った医学部を選ぶことが大切です。
附属病院や地域医療枠を重視する
医学部の附属病院の機能も志望校選びのポイントです。
附属病院が大規模で高度医療を提供している大学では、学生の臨床実習で最新の医療に触れられる機会が多く、症例数も豊富です。
一方、地方の中規模病院で密度の高い実習指導を受けられる大学では、実習中に指導教員とのマンツーマンに近い関わりが持てる利点があります。
また、地域医療枠の有無とその内容も重要です。
地元志向が強い人は、卒業後の一定期間地元勤務を条件にした地域枠で入学すると、自治体から奨学金支援が受けられるメリットがあります。
ただし地域枠は将来の勤務地の自由度が制限されるため、自分のキャリアプランに照らして慎重に検討しましょう。
逆に、特定地域に縛られず全国で活躍したい場合は地域枠ではなく一般枠での入学を目指すのが無難です。
このように附属病院の機能と地域枠制度の内容を比較し、自分が重視するポイントに合致する医学部を選ぶことが望ましいです。
将来の医師像に合った進路の選び方
志望校を考える際には、自身が将来どのような医師になりたいかというビジョンも重要です。
将来研究医(医学者)を目指すのであれば、大学院進学率が高く研究環境が整った大学が適しています。
逆に臨床医として地域医療に貢献したい場合、地域医療教育に力を入れる大学が合っているでしょう。
また、特定の診療科(例:高度救急、産科、小児科など)志望が明確であれば、その分野の症例が多い附属病院を持つ大学や専門医育成プログラムがある大学を志望すると将来の研修で有利です。
自分の将来像を思い描き、それにマッチした特色を持つ医学部を選ぶことで、6年間の学びがより充実したものになるでしょう。
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まとめ

この記事では、中部地方にある13の医学部について、学費・定員・偏差値・教育の特徴など多角的に比較しました。
どの大学にも固有の強みがあり、教育方針や立地、地域医療への関わり方などを踏まえて、自分がどのような医師になりたいかという将来像から逆算して選ぶことが大切です。
一方で、医学部受験は情報量が多く、自分の学力でどの大学を目指すべきか、どの環境が自分に合っているのかと迷ってしまう人も少なくありません。
そうした不安を感じる場合は、医学部受験の専門家に相談しながら進路を整理することで、志望校の方向性をより明確にできます。
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