医学部合格を目指すなら1日10時間以上の勉強が必要といわれています。
医学部合格者の中には1日15時間勉強したことがあるという人もいるほどです。
「1日15時間も勉強なんて無理」と思っていませんか?
実は、正しいスケジュール管理と集中力維持のテクニックを押さえれば、誰でも効率よく15時間勉強できるようになります。
今回の記事では、難関大学に合格した先輩たちの勉強スケジュールや集中法、生活リズムまで徹底解説します。
あなたに合った勉強スタイルを見つけましょう。
目次
15時間勉強は可能?成功する人が押さえている3つの前提

1日15時間勉強するのは確かに厳しいスケジュールです。
合格を目指し毎日継続して長時間の勉強をするために、押さえておきたい3つの前提をご紹介します。
勉強に集中できる「体調管理」も戦略のひとつ
15時間勉強をするために体調管理は大切な要素です。
睡眠不足だったり風邪をひいて体調を崩したりすると当然パフォーマンスが落ちてしまいます。
体調管理も戦略のひとつと考え、規則正しい生活としっかり睡眠をとることが重要です。
生活全体を「勉強モード」に切り替える
1日15時間勉強するということは、起きている間のほとんどを勉強に費やすことになります。
1日が24時間で15時間勉強に使うとしたら残りは9時間です。
睡眠時間を6〜7時間は確保したいので、残りは2〜3時間しかありません。
食事や入浴などの時間を考えるとあまり余裕がないことがわかります。
「時間があいたら勉強する」というくらい、生活全体を勉強モードに切り替える必要があります。
モチベーションを保つ「目的」の明確化
なぜ15時間勉強をしようと思ったのか、「目的」を明確にしておくことでモチベーションを維持できます。
15時間勉強はかなりストイックなスケジュールであり、ハードルも高いことは間違いありません。
途中で諦めてしまいそうになることも予想されます。
医学部に合格した人たちは「絶対医学部に合格する」「医学部に合格するために長時間勉強する」という強い意志を持っていました。
勉強への意欲が低下してきたときは、自分はなぜ勉強しようと思ったのか、その目的に立ち返ることで自分のやるべきことを見失わずにいられます。
目的を紙に書いて毎日目にふれる所に置いておくのがおすすめです。
難関大合格者が実践!1日15時間勉強のスケジュール

医学部や難関大学に合格した人は1日10時間以上の勉強をしています。
彼らの例をもとに1日最大15時間勉強するスケジュール例をたててみましたので、ぜひ参考にしてください。
15時間勉強のタイムテーブル例
15時間勉強のタイムテーブル例は以下のとおりです。
これで睡眠時間を6〜7時間確保した状態で15時間勉強できます。
6:00〜6:30 | 起床・朝食 |
6:30〜12:30 | 勉強(6時間) |
12:30〜13:00 | 昼食・休憩 |
13:00〜19:00 | 勉強(6時間) |
19:00〜20:00 | 夕食・入浴・休憩 |
20:00〜23:00 | 勉強(3時間) |
23:00〜24:00 | 就寝準備・就寝 |
勉強時間は大きく3回、朝・昼・夜にわかれます。
食事や入浴の時間以外はずっと勉強していることになっていますが安心してください。
6時間の勉強の中でも、適宜休憩をとりながら勉強します。
それらの方法については後ほど解説します。
また、1日15時間は考えられる最大の勉強時間です。
このタイムテーブル例をもとに自分に合った勉強スケジュールにアレンジしてください。
朝・昼・夜それぞれの時間に適した勉強内容があるのでご紹介します。
朝の6時間は「思考力系」科目に集中
一般的に、朝起きてから2時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれており、夜の2倍の集中力があると言われています。
つまり朝の最も集中力が高い時間帯には、頭を使う重めの勉強が適しています。
数学や理科などに取り組むのがおすすめです。
昼の6時間は「暗記+軽めの演習」中心
昼食後は眠気が出てくるものの、まだ集中力がある時間帯です。
ここでは、国語や英語など文章系の科目に取り組みます。
単語の暗記や一問一答の問題集など、さくさく進められる課題がおすすめです。
どうしても眠い場合は仮眠を取るのもよいでしょう。
夜の3時間は復習と整理にあてる
夜は一日の疲れが出てくる時間帯なので、新たな難しい課題に挑戦するのはおすすめしません。
夜の3時間はその日の復習や整理にあてます。
寝る前の時間にその日学んだことを再度インプットすることで、睡眠中に情報が整理され記憶に定着しやすくなります。
集中力を維持するための5つのテクニック
15時間勉強のタイムテーブルでは朝6時間、昼6時間、夜3時間の勉強時間が設定されています。
しかし、6時間の中で一切休憩をとらないわけではありません。
集中力を維持するためには適度な休憩が必要です。
ここでは、集中力を維持するためのテクニックを5つご紹介します。
90分勉強+10分休憩で集中をリセット
90分たったら10分程度休憩しましょう。
人間が集中できる時間は90分が限界といわれています。
脳が疲れた状態で勉強しても効率が下がるばかりです。
休憩を入れることで脳がリセットされ集中力を取り戻せます。
90分が長いと感じる場合は60分たったら10分休む、など自分が集中力を維持できる時間を考慮してアレンジしてください。
25分集中の後5分休憩するポモドーロ・テクニックなどもよく知られている方法です。
90分を15分✕6セットととらえ、15分ごとに区切って勉強するのもおすすめです。
6分仮眠で記憶定着をブースト
6分間の超短時間仮眠が記憶を定着させると言われています。
暗記系の勉強の後は6分間の仮眠をとって記憶の定着を目指しましょう。
仮眠を取ることで脳の疲労も回復するので、再び集中できるようになります。
ただし、本当に眠ってしまわないように、布団に入らない、タイマーをセットする、などの工夫が必要です。
暗記系の勉強の後は6分仮眠で記憶の定着とリフレッシュをしましょう。
科目をシフトする「脳の切り替え」術
1つの科目を1日中勉強するよりも、1日の中で複数科目に取り組むのがおすすめです。
同じ科目だと飽きてしまい集中力が低下しやすくなります。
別の科目にシフトすることで低下してきた集中力を再び上げられます。
軽い運動や環境の変化でリフレッシュ
疲れた脳をリフレッシュさせるために、軽い運動をしたり、勉強する場所を変えたりするのも効果的です。
軽い運動の効果はいくつもあり、脳がリフレッシュされるだけでなく、記憶力アップや眠気覚ましにも有効という報告があります。
また、自宅での学習に飽きたら図書館やカフェなど場所を変えることで気分もリフレッシュされます。
タイマー活用で時間意識を高める
集中力の維持には「タイムアタック勉強法」も有効です。
タイムアタック勉強法とは、勉強時間に制限を設けることで集中力を高め学習効率を上げる勉強法のことで、脳科学者の茂木健一郎氏もおすすめしている方法です。
東京大学のある実験で次のようなものがあります。
ある集団を60分勉強するグループと、休憩を挟んで15分✕3回の合計45分勉強するグループに分けて英単語を覚えさせました。
すると翌日及び1週間後のテストのどちらも45分勉強したグループの方がスコアを伸ばしたという結果でした。
時間を意識することで集中力を高めることができるので、制限時間を設けて勉強するのもおすすめです。
15時間勉強を継続するための土台作りとは

ここでは、15時間という長時間勉強を継続するための土台作りについて、睡眠・習慣化・環境の3点に絞って解説します。
質の高い睡眠で“翌日の集中力”を最大化
睡眠は心身の疲れを回復させるので、健康維持や集中力の向上のために必須です。
人は睡眠中に情報を整理し記憶を定着させます。
最低6時間、できれば7〜8時間の睡眠が理想です。
質の高い睡眠のために、夕食は寝る3時間前に済ませ、コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物も夜は控えることをおすすめします。
勉強を習慣化する「前日の準備」と「決まった流れ」
15時間勉強へのハードルを下げるためには勉強を習慣化させることです。
学校の時間割のようにある程度決まった流れがあると取り組みやすくなります。
さらに一日の終りに「明日やること」を決めておくと翌朝スムーズに勉強を開始できます。
最初から10時間以上勉強しようとすると挫折する恐れがあるので無理はしないことです。
まずは「朝食を食べたら机の前に座る」「座ったら数学の問題を1問だけ解く」など簡単にクリアできそうなことから習慣化していくことをおすすめします。
勉強する習慣がついてきたらある程度スケジュールを固定し、一日の終りに翌日のやることリストを作るようにすると、ますます習慣化していくので勉強を続けるのが楽になってきます。
集中できる環境を整えるポイント
勉強に集中できる環境を整えるのも重要です。
勉強する空間には、スマートフォン・テレビ・漫画など、誘惑になるものを置かないことをおすすめします。
自習室や図書館などは周りの雰囲気から集中しやすい環境です。
集中している人の近くにいると集中力がアップするという研究結果もあるので、集中力を維持するために勉強する場所は重要な要素の一つです。
また、友人関係を整理するのも大切です。
SNSでの無駄な交流に時間をさかないために自分が勉強に集中することをあらかじめ伝えておくとトラブルも避けられます。
医学部合格を本気で目指すなら京都医塾
京都医塾では医学部や難関大学を目指す人を、勉強面だけではなく生活面・精神面でも全面サポートする体制が整っています。
ここでは京都医塾の特徴を具体的に紹介します。
完全オーダーメイドの指導で専用の学習プランを構築
「1日15時間勉強」という超長時間学習を、無理なく日常に組み込むには、自分に最適な学習プランが必要不可欠です。
京都医塾では、入塾時の診断をもとに、一人ひとりの学力や生活リズムに応じたカリキュラムを作成。
生徒一人に対して3人の担任が学習・生活・メンタル面までをそれぞれ担当し、毎週の個別カウンセリングで状況を丁寧に把握・調整します。
計画倒れで終わらせない、本気の勉強習慣を支える体制が整っています。
集中を妨げない学習環境と即対応できる講師陣
長時間の勉強に集中するには、学習環境の整備が欠かせません。
京都医塾では、全生徒に専用の自習ブースを用意。
朝8時から使用可能で、周囲の雑音を排した静かな空間が確保されています。
加えて、専任の講師が常駐しているため、わからないことがあればその場で質問・解決が可能。
疑問をその日のうちにクリアにすることで、勉強の流れを止めず、学習効率を最大限に引き上げます。
13名の講師チームが連携して徹底的に分析・指導
京都医塾では、1人の生徒に対して13名の講師がチームで対応しています。
科目ごとに講師がつき、月3回の教科別会議や月1回の担当者会議を通じて、成績や学習状況を徹底的に分析します。
必要に応じてカリキュラムを柔軟に見直すことで、成績の伸び悩みにもスピーディーに対応が可能です。
密な連携と継続的なフォロー体制が、医学部合格という高い壁を乗り越える力になります。
まとめ

今回の記事では、1日15時間勉強という一見ハードルの高い目標を実現するためのスケジュール例や集中力を保つコツ、習慣化の方法を紹介してきました。
こうした取り組みを実際に自分のものにするには、継続できる環境と精神的な支えが重要です。
医学部専門予備校の京都医塾では、学習面の指導だけでなく、生活リズムの調整やメンタルケアまで含めた包括的なサポートを提供しています。
計画は立てたけれど続かないといった悩みを抱える方にとって、単なる予備校以上の存在となるはずです。
現在、京都医塾では「1泊2日医学部合格診断ツアー」を実施中です。
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一泊二日のプログラムで、実際の校舎や学習環境を体験しながら自分に最適な学習戦略を見つけてみませんか。
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