医学部選びは、学生の一生を左右する重要な選択です。

関東地方にキャンパスを構える大学への進学を考えているが、どの大学を志望すべきか決めかねている受験生も多いでしょう。

この記事では、来る受験に先立ち、神奈川県内にキャンパスを置いている横浜市立大学、東海大学、聖マリアンナ医科大学、北里大学について偏差値と学費をランキング形式で紹介します。

また、各大学の特徴や強みも解説するので、ぜひ志望校選びの参考にしてください。

【2025年版】神奈川の医学部ランキング！偏差値と学費を徹底比較

医学部合格を目指す上で、偏差値と学費は必ず押さえておきたい重要な比較ポイントです。

偏差値は合格の難易度を測る指標となり、学費は6年間の就学期間における経済的な計画に直結します。

ここでは、神奈川県内の医学部について、最新のデータに基づいた偏差値ランキングと学費ランキングをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

これらの情報を総合的に判断し、ご自身に最適な大学を見つけましょう。

神奈川の医学部偏差値ランキング

まずは、偏差値を基準としたランキングをご覧ください。

※出典：医学部受験マニュアル、厚生労働省の情報を基に作成

神奈川県内の医学部では、国公立である横浜市立大学の偏差値が最も高く、2位以下は、私立大学が続きます。1位と2位で偏差値が大きく開いているのが特徴です。

偏差値は、その大学・学部の入試における学力的な難易度を示す客観的な指標です。

国公立大学は私立大学医学部に比べて学費が安価であるため、全国から優秀な受験生が集まりやすく、結果として偏差値が高くなる傾向にあります。

偏差値の高さと入試難度の高さは、必ずしもイコールではないので、偏差値はあくまでも目安と考えておきましょう。

神奈川の医学部学費ランキング

続いて、学費が高い順のランキングをご覧ください。

医学部はほかの学部に比べて学費が高額であるケースが多いです。

また、国公立大学と私立大学では、学費に大きな差があります。どれほどの金額が必要なのかを事前に確認しておきましょう。

※出典：医学部受験マニュアルの情報を基に作成

神奈川県内の医学部における学費は、国公立大学と私立大学で大きな差があり、横浜市立大学が424万円と最も安価です。

一方、最高額は北里大学の3,890万円で、横浜市立大学と比較すると、6年間の総額で3,000万円以上の差が生じます。

国公立大学の学費は、国の基準に基づいて定められており、全国的にほぼ一律で比較的低額に抑えられているのが特徴です。

これに対し、私立大学の学費は、大学が独自に設定するため、施設設備費や教育充実費などが加わり、国公立大学と比較して高額になる傾向にあります。

ただし、各私立大学は独自の奨学金制度や特待生制度を設けている場合が多いので、各大学の公式サイトを確認してみましょう。

【神奈川】各大学医学部の特徴紹介

偏差値や学費といったデータだけではなく、各大学が持つ教育理念、カリキュラム、研究活動、立地環境などの「特徴」を理解することも、大学選びには不可欠です。

ここでは、神奈川県にキャンパスを構える、横浜市立大学、東海大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学それぞれの特色を詳しく紹介します。

本セクションを参考に、自分の学びたいことや目指す医師像に合致する大学を見つけましょう。

横浜市立大学

横浜市立大学医学部は、神奈川県唯一の公立大学医学部として、先進的な研究と地域医療への貢献を両立させた質の高い教育を提供しています。

横浜市立大学では、基礎研究から臨床研究まで幅広い分野で活発な研究活動が行われており、学生は研究にふれる機会に恵まれています。

また、シミュレーターを活用した医療体験教育や、地域の医療施設での実習など、教育プログラムが充実しているのが特徴です。

さらに、各学年に10名前後の学年担当の教員を配置。

学習面はもちろん、普段の生活や進路にいたるまでさまざまなシーンで学生をバックアップします。

このように、制度や環境が充実している横浜市立大学は、地域医療に貢献したいという意欲を持つ学生、そして国公立ならではの学費で高度な医学教育を受けたい学生にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

東海大学

東海大学医学部は、総合大学の強みを活かした幅広い教育と、附属病院群での実践的な臨床能力の育成に重点を置いた教育が特徴です。

東海大学医学部では、単純に知識を取得するだけではなく、総合大学としての強みを活かし、多角的な視点を養えます。主な特徴としては、以下の点が挙げられます。

・グローバルな視点の養成

・チャレンジセンタープログラムを活用した挑戦できる風土

・教育関連施設の充実

東海大学では、学生の視野を広げるための教育プログラムを導入しており、国際的に活躍できるようなグローバル教育や、学部の垣根を越えて実施するチャレンジセンタープログラムなどが象徴的です。

東海大学医学部は、幅広い教養と高いコミュニケーション能力を身につけたい学生、そして豊富な臨床経験を通じて実践力を磨きたいと考える学生に適した大学です。

聖マリアンナ医科大学

聖マリアンナ医科大学医学部は、キリスト教の愛の精神に基づき「生命の尊厳」を教育の核とした、倫理観と人間性に富んだ医師の育成を使命としています。

カトリック系の大学として、医療知識や技術の習得はもちろんのこと、患者一人ひとりに寄り添う温かい心、すなわちヒューマニズムを重視した教育が特徴です。

総合大学と比較すると、小規模な医科大学であるため、学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気のなかで医療知識を深められます。

聖マリアンナ医科大学医学部は、医師としての技術だけではなく、高い倫理観を身につけたいと考える学生、そして患者中心の温かい医療を実践したいと願う学生にとって、理想的な学びの場となるでしょう。

北里大学

北里大学医学部は、近代日本医学の父である北里柴三郎の学統を受け継ぎ「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」の精神に基づいた、研究マインドを持つ医師の育成を強みとしています。

最大の特徴は「生命科学の総合大学」として、医学部だけではなく薬学部、看護学部、医療衛生学部など多くの医療系学部を有している点です。

この特徴により、多角的な知識の取得やチーム医療教育を実践しやすい環境が整っています。

したがって、北里大学医学部は、研究活動にも積極的に関わりたいと考える学生や、多職種連携を実践的に学びたい学生にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

京都医塾は「偏差値40台から医学部へ」という成果を重ねてきた医学部専門予備校です。

関東の大学を狙う受験生でも、京都に足を運ぶ価値があると断言できる理由を三つの観点からお伝えします。

合格から逆算した一人ひとり専用の学習計画

入塾時に行う詳細な学力分析と面談をもとに、志望校の試験日からさかのぼって個別の学習計画を立てます。

年間だけではなく週・日レベルまで「何を」「どの順番で」「どのくらい」学ぶかが示されるため、自習時間まで無駄なく使えます。

科目ごとの配分や対策時期も随時調整できるので、医学部合格に必要な力を着実に伸ばせる仕組みです。

いつでも安心！すぐに質問ができる環境

校舎には講師が常駐しており、開館時間中はいつでも質問や相談ができます。

演習中につまずいた箇所をその日のうちに解消できるため、理解があいまいなまま先へ進む心配がありません。

医学部入試に詳しい講師が対応するので、最新の出題傾向や記述問題にもすぐに説明を受けられます。

質問待ちの時間がなく学習ペースを崩さない点も大きな強みです。

定期テストと面談で学習状況を把握

学力診断テストや模試の結果を基に、週１回の個別面談を実施し、得点の推移や弱点単元を数値で確認します。

必要に応じて学習計画をその都度修正し、勉強法の微調整から生活面の支援まで行います。

「計画→実行→振り返り→改善」の循環を短い間隔で繰り返すことで、学力の伸び悩みを最小限に抑えられます。

まとめ

神奈川県内の医学部は、偏差値では横浜市立大学が頭一つ抜け、学費では国公立と私立の差が三千万円以上開くなど、数字の面だけでも大きな違いが見られます。

しかし、教育理念や研究環境、立地に伴う学生生活の雰囲気といった、数字では測れない要素も進路選択には欠かせません。

志望校を固める前に、オープンキャンパスに参加したり在学生や卒業生の話を聞いたりして、自分の将来像と照らし合わせてみてください。

「どの大学が自分に合うのかわからない」「今の学力で合格できるのか不安だ」と感じる方は、京都医塾の「1泊2日医学部合格診断ツアー」を活用してみてはいかがでしょうか。

診断は1泊2日で完了し、往復交通費と宿泊費は京都医塾が全額負担します。

初日に学力チェックと面談で課題を洗い出し、翌日に個別の学習計画と改善案をお渡しします。

費用面の負担がなく、自分専用の合格への道筋を得られるまたとない機会です。

気になる方はお気軽にお申し込みください。