医学部受験コラム

なぜ医学部は人気なのか?コロナ禍で医学部の人気は低下した?

なぜ医学部は人気なのか?コロナ禍で医学部の人気は低下した?

 

医学部合格を目指している受験生の中には、想像を超える倍率の高さに驚いた人もいるのではないでしょうか。

医師は人の命を守るというとても尊い役割を果たす職業ですから、多くの人が志しても不思議ではありません。

今回は医学部の人気の秘密を探るとともに、コロナ禍における医学部人気の動向についても解説していきます。

なぜ医学部は人気なのか?

最初に、なぜ医学部がこんなにも人気があるのかについて見ていきましょう。

数ある学部の中でも難関の部類に属しているのにもかかわらず、毎年多くの受験生が狭き門に挑みます。

こちらの項では、医学部人気の背景について、深掘りして解説していきます。

医学部の倍率は異常なほど高い

医学部は最難関の学部の一つであるにもかかわらず、毎年大勢の人が受験を希望していることは先ほども述べたとおりです。

同学部の人気の理由に迫る前に、ここでは具体的なデータ、つまり倍率を示しつつ人気の度合いを浮き彫りにしていきましょう。

文部科学省が公開している「令和3年度 医学部医学科入学状況」によると、国公立大学医学部の倍率は平均3倍強、私立大学医学部の倍率は平均10倍程度となっています。

また私立大学の医学部の平均倍率は10倍となっていますが、大学によっては30倍を超えるところもあるため、志望校によっては楽観視できないでしょう。

医学部が人気である理由

さて、倍率により具体的なデータを示したところで、医学部が人気である理由について迫っていきます。

こちらの項では、医学部人気の秘密について3つの角度から解説していきましょう。

職業としての安定性

みなさんもご存じのとおり高齢化が進む日本社会において、近年における医師不足は深刻なものとなりつつあります。

特に、地域医療の拡充については政府も大変力を入れており、その需要は増すばかりです。

また、収入面においても一般的な社会人よりも高いことから、生活に困窮することはまずありません。

需要が見込める職業であるということと、報酬の高さが生活の安定性を生み、医学部人気につながっていると言えます。

女性の医学部進学者の増加

ジェンダー差別の撤廃が進む社会において、女性の社会進出が進んでいます。

「女性はこうあるべきだ」という旧来型の価値観が廃れたことで、性別に関係なく自分らしい働き方、もっと言うと自分らしい生き方を選択したいという女性が増えました。

そのため、医学部の受験に関しても女性人気が大変高まっています。

私立大学医学部の学費減免や奨学金制度の充実

私立大学医学部の学費は20,000,000円から30,000,000円前後が相場で、他の学部と比べても非常に高額です。

このような金額ともなると、一般のサラリーマン家庭で工面するのは困難で、支払うことができるのは一部の裕福な人たちのみです。

そのため、近年では学費が見直され、一部の私立大学では学費の減免が実施されるようになりました。

また、奨学金制度や特待生制度を導入し、経済的に苦しい人であっても医師を目指せる環境が整うよう配慮する動きも活発化しています。

このように医学部の敷居が下げられたことも、同学部の人気が集まっている要因の一つなのです。

コロナ禍での変化と医学部人気

続いて、コロナ禍における医学部人気の変化等についても解説していきましょう。

こちらの見出しでは、コロナ問題と絡めて2021年の入試での医学部の志願者数について解説するとともに、医学部入試の出題傾向の変化に関して解説していきます。

2021年入試での医学部志願者数

まずは、2021年の入試における医学部の志願者数について見ていきましょう。

2020年から日本国内においても本格的に流行中の、新型コロナウィルス。

感染拡大は留まることを知らず、幾度も緊急事態宣言が発せられました。

そんな状況の中、注目されてきたのが医療崩壊の危険性です。

メディアでは毎日のように医療崩壊の危機が叫ばれ、現場で活動する医療従事者の不足や病床のひっ迫が報道されてきました。

医師の仕事の大変さをあらためて実感した受験生も少なくないはずです。

そういった社会情勢の中ですから、医学部を志す若者の増減には多くの人が関心を寄せていても無理はありません。

さて、前置きが多少長くなりましたが、そろそろ本題に入りましょう。

文部科学省が公開しているデータによりますと、2021年の医学部入試における志願者数は前年よりも増加しており、幸いなことに医師を目指す若者はむしろ増えていることがわかりました。

コロナ禍の中であっても医師を志す人が増えたことは、大変喜ばしいニュースと言えるでしょう。

国公立大学では志願者数がやや増加

先ほどもお話ししたとおり、2021年の入試では医学部の志願者数が増加しています。

国公立大学の医学部の志願者数は減少傾向にありましたが、同年の試験では人気を盛り返し増加に転じました。

ただ、全ての大学の医学部において人気が上昇しているわけではありません。

大学よっても差がありますので、国公立大学の医学部を志望している人は事前に確認しておいてください。

医学部入試で特殊な問題は少なくなった?

医学部の入試問題については、多くの受験生にとって大きな関心事の一つです。

では、近年における入試問題は、どういったものが出題されているのでしょうか。

結論から言いますと、近年における医学部の入試問題は平準化傾向にあります。

平準化とは、均一化を意味します。

つまり、近年の医学部における入試問題は、バラつきがなくなりつつあるということです。

特殊な問題もあまり見られなくなりました。

これは言いかえると、基礎的な力をきちんと備えていれば、試験を突破できる可能性が高まるという意味になります。

医学部を受験する際は基本を大切にし、しっかりと基礎力を身に付けましょう。

医学部の定員について

続いて医学部の定員の推移についても、解説していきましょう。

こちらの項では、医学部の定員の傾向やこれからの展望について見ていきます。

医学部の定員の傾向

受験生のみなさんが入試問題の難易度と同じくらい気にかけているのが、医学部の定員の推移ではないでしょうか。

高い学力を身に付けていても、定員数が少ない場合、競争が激しくなり合格できないことも考えられます。

昨今の医学部の人気が高まっている状況を鑑みれば、定員に強い関心を抱いても無理はないのです。

厚生労働省の公開しているデータ、「令和4年度以降の医学部定員と地域枠について」によると2008年以降、医学部の入学定員は増加傾向にあります。

高齢化が進む中、医師の需要が増加すると考えられていたことから、政府が医学部の定員増員の方針を打ち出したのです。

増員がなされたのですから、それにともなって医学部人気が根強く続いてきたことは言うまでもありません。

地域枠については、政府は特に力を入れて増員策を施しており、2006年時点では1,000人にも満たなかった定員数が2020年には、1,679人にまで拡大しています。

地域医療に貢献したいと願う志望者にとっては、大きな朗報と言えるでしょう。

今後は定員削減の方向へ

日本政府はこれまで、「新医師確保総合対策」や「緊急医師確保対策」など様々な政策を通じて医学部の定員を確保してきました。

その甲斐もあり医学部の定員数は拡大を続け、全国的な規模で医師不足の解消への動きが進みました。

しかし、これらの政策を実行しつづけた場合、医師の総数が過剰となる見通しが立っていることから、定員を減らす方針が打ち出されています。

医学部の人気が高まる中での減員となりますので、受験生の方はきちんと学力を身に付け、より激化する受験競争に備えましょう。

なお、地域枠はこれまでどおり増員される見込みです。

地域医療に携わる医師を養成する政策は今後も継続されますので、地方における医療を支えたいという方はぜひチャレンジしてみてください。

人気な医学部を勝ち抜くために

医学部の人気の高さについては、上でも取り上げたとおりです。

ただでさえハイレベルな問題ばかりが飛び交う医学部受験であるにもかかわらず、人気が集まる状況では競争が激化するばかり。

そこでここでは、人気な医学部を勝ち抜くためのポイントを解説していきましょう。

基礎力を身に付けることの大切さ

医学部の受験において何よりも大切と言ってよいのが、基礎力です。

基礎体力が無いとスポーツで結果を残せないように、基礎的な学力がないと受験でも結果を残せません。

応用問題を解いて実力を高めることも重要ですが、まずは原点に立ち返って学習をスタートしましょう。

自分ではマスターしたと思っていた分野でも、実は頭から抜け落ちていた箇所が見つかり、新たな学びにつながることもあります。

正しいプランを立てよう

医学部の受験に際しては、正しいプランを立てることも重要です。

行き当たりばったりの計画を立ててしまうと学習進度が乱れ、学力に偏りが出てしまう可能性があります。

また、面接の練習の時期についても正しく見立てておかないと、訓練が不十分となり面接官の質問に上手く答えられないでしょう。

小論文の練習に関しても、インプットとアウトプットを繰り返さないと得点につながる文章が書けません。

さらに、併願を希望する人は、大学ごとの試験の日程を逐一確認する必要もあります。

これらの膨大な工程を一人でプラン立てすることは非常に難しいことから、受験生の中にはよいアドバイザーを求めている人もいるでしょう。

そういった人に打ってつけなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は医学部受験に特化した予備校で、2021年度における高校生の医学部医学科合格率では一次試験75%、二次試験では60%もの高水準の実績を叩き出している予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾について紹介していきます。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾で

医学部の受験に特化した予備校で知られる京都医塾。

京都医塾では受験生一人ひとりの実力に合わせたカリキュラムを用意して、指導を行っています。

受験生一人に付き平均13人の講師が付き添い、学習をサポートしてくれますので学力試験はもとより面接や小論文の対策に関しても心配いりません。

また、カウンセリングを通じたメンタル面のケアも実施していますから、受験や日常生活にともなう悩みも解決に導いてもらうこともできます。

さらに、寮も完備していることから遠方からの入塾にもしっかり対応してもらえます。

まとめ

近年、大きな人気の高まりを見せているのが医学部です。

国立、私立問わずその人気はうなぎ登りと言ってもよいでしょう。

そんな医学部の人気を支えているのが、職業としての安定性や学費の減免です。

加えて女性の積極的な社会進出も、人気の理由の一つでしょう。

このように医学部の人気が高まる中で懸念されるのが、受験競争がより加熱する可能性があることです。

現状でもハイレベルな戦いを強いられるのにもかかわらず、これ以上人気が大きくなるとより学習を徹底していく必要があります。

受験生の中には人気が集まる医学部の状況を見て、学習面に不安を抱えている人もいるでしょう。

そんな人の助けとなるのが、医学部専門予備校として人気の京都医塾です。

京都医塾であれば医学部受験のエキスパートの講師陣が、きっとあなたを医学部合格へと導いてくれます。

年々大きくなる医学部の人気に気圧されする必要もありません。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾がおすすめです。

京都医塾で精進して、次の桜の季節には晴れの門出を迎えましょう。