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【岡山大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【岡山大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

岡山大学医学部は、明治時代に設立された医学館に始まり、150年以上の長い歴史とともに中国四国地方の中心として地域医療を支えてきました。

同医学部には関連病院が多いため、卒後の選択肢が豊富であることや、臨床現場での実績の高さから、国公立大学医学部の中でも人気があります。

そんな岡山大学医学部には、例年たくさんの受験生が試験に訪れています。

そこで今回の記事では、岡山大学医学部を目指す受験生に向けて、同医学部の基本情報から入試についても詳しくお伝えしていきましょう。

岡山大学医学部の基本情報

岡山大学 医学部

最初に、岡山大学医学部の基本情報について押さえておきましょう。

こちらの項では、岡山大学医学部のキャンパスの場所とアクセス方法、医学部の定員数、そして入試方法や日程についてまとめました。

キャンパスの場所

岡山大学医学部のキャンパスは、岡山県岡山市の鹿田キャンパスに位置しています。

電車で向かう際は、JR岡山駅で下車してください。

岡山駅からバスで向かう場合は、岡電バスで「大学病院」行きに乗車して終点で下車してください。

また、岡山駅から路面電車で向かう場合は、「清輝橋」行きに乗車して、終点で下車してください。

終点の「清輝橋」から、徒歩8分で到着します。

バスも路面電車のどちらを利用しても所要時間は約10分です。

定員数

2023年度における岡山大学医学部の在籍者数は、719名となっています。

本来の収容定員は678名となっていますので、その人数をかなり上回る形で人員が確保されています。また、入学定員は109名です。

入試情報

岡山大学医学部の入試方法には、一般選抜学校推薦型選抜Ⅱ、加えて国際バカロレア選抜、私費外国人留学生選抜など様々なものがあります。

ここでは、それぞれの概要について解説していきましょう。

一般選抜

岡山大学医学部の一般選抜は、前期のみで共通テスト個別学力試験により合否が判定されます。

2023年度における共通テストは、2022年1月14日と15日に実施される予定です。

また、個別学力検査については、同年2月25日から26日にかけて実施される見込みとなっています。

学校推薦入試Ⅱ(地域枠)

岡山大学医学部の学校推薦入試Ⅱは、いわゆる地域枠に位置づけられている募集枠です。

2023年度における試験では、前年度と同じく岡山県から4名、鳥取県から1名、そして広島県と兵庫県から2名ずつが選抜される予定です。

出願に際しての注意点ですが、年齢や出身地などの諸条件を満たすことに加えて、卒業後に当該県内での医療に従事するという意志表示が求められます。

志望理由書などには、地域医療貢献への熱意をしっかり記載しましょう。

また、2023年度における面接試験は2023年1月21日に実施予定ですが、岡山県、広島県、兵庫県の出願者には別途、各県による面接試験も課されます。

各県の日時や会場については、それぞれ異なりますので、受験希望の方は大学まで問い合わせて確認してください。

国際バカロレア選抜

国際バカロレア選抜は、国際バカロレア資格証書の保有者などを対象とした募集枠です。

こちらの試験では、書類審査と面接試験にて合否の判定がなされます。

2023年度の募集人員は5名で、8月と12月の2回に分けて試験が実施されました。

ちなみに、前者の試験は2022年8月26日に、後者の試験は同年12月3日に行われています。

私費外国人留学生選抜

私費外国人留学生選抜は、読んで字のごとく外国人留学生などを対象とした募集枠です。

募集人員は若干名で、日本語能力や数学、生物などの試験の成績で選抜がなされます。

2023年度の試験については、同年2月25日から26日にかけて行われる見込みです。

岡山大学医学部の入試難易度

続いて、岡山大学医学部の入試難易度についても押さえておきましょう。

ここでは、島根大学医学部の入試難易度を、偏差値と倍率の2つの指標から解説していきます。

偏差値

岡山大学医学部の偏差値は67.5となっており、国立大学医学部の中では比較的、高い水準にあります。

同程度の医学部としては、千葉大学、横浜市立大学、宮崎大学(後期日程)など全国的にも有名な名門校ばかりが名を連ねます。

ワンランク上の医学部を目指すのであれば、偏差値70.0の大阪大学や岐阜大学(後期日程)などが候補にあがるでしょう。

倍率

倍率についても確認していきましょう。

医学部医学科の2020年度から2022年度までの試験結果をもとに、倍率をまとめました。ぜひ参考にしてください。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期日程 3.8 98 377 341 99

2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期日程 3.6 98 359 319 99

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期日程 5.5 98 540 360 99

岡山大学医学部の入試倍率は、2020年度、2021年度ともに3倍半ばから後半の範囲で推移していましたが、2022年度では5.5倍へと急激に上昇しています。

偏差値の上昇も手伝って2023年度はより厳しい戦いが予想されますので、受験生のみなさんにあっては、今まで以上の対策を講じる必要があるでしょう。

岡山大学医学部の特徴

岡山大学 医学部

医学研究インターンシップ(MRI)で海外短期留学ができる

医学生にとって、臨床と同じくらい大きな役割として医学研究があります。

岡山大学医学部には、医学研究インターンシップ(MRI)と呼ばれる医学研究参加プログラムがあります。

医学生は、3年次に3ヶ月間、大学内だけではなく国内外の提携研究室から好きなところを選んで、最前線の医学研究に専念できます。

提携研究施設数は、国内で9施設、海外では20施設以上あります。

海外留学を希望する場合は、TOIECやTOFLEといった英語の試験で一定以上の点数が必要になります。

たとえ短期間であっても海外留学は、語学力の向上、医療の知識・技術を学べる貴重な機会です。

さらに、世界の第一線の医療現場に身を置くことで、自分自身のキャリア形成や目指すべき医師像をみつめ直すまたとない経験になるでしょう。

大学院の早期終了も可能「先進医学修練コース(ARTプログラム)」

岡山大学医学部には、3年次より「先進医学修練コース(ARTプログラム)」が設けられています。

医学生はARTプログラムを選択することができ、学部の頃から大学院講義を履修することができ、大学院の早期履修が可能になります。

通常、専門医資格を取得するためには、大学院進学が必須となります。

専門医資格取得を視野に入れている医学生は、ARTプログラムの「臨床専門医養成コース」にすすむことで、従来よりも2〜3年早く専門医を目指すことができるのです。

また、ARTプログラムでは、女性が出産育児後もスムースに大学院復帰でき、臨床研修との両立ができる女性研究者育成支援も設けられています。

女性医師の研究者不足が叫ばれる中、女性のキャリア形成を助けるARTプログラムの取り組みは、全国でも貴重なモデルといえるでしょう。

岡山大学医学部の入試情報

岡山大学 医学部

次に、2023年度における岡山大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。

こちらの項では、岡山大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。

入試科目と配点

最初に、入試科目と配点の説明をします。

共通テストと2次試験に分けて解説をしますので、参考にしてください。

共通テスト

共通テストの入試科目と配点については、下記表のとおりです。

英語 数学 国語 理科 地理・公民 合計
100 100 100 100 100 500

個別学力試験

個別学力試験における入試科目と配点は、下記表のとおりです。

英語 数学 理科 合計
400 400 300 1100

岡山大学医学部では、2022年度より共通テストと個別学力試験の両者の配点が変更になりました。

2021年度から2022年度の配点変更は、共通テストでは900点から500点、個別学力試験は1200点から1100点になっています。

とくに共通テストが大幅な変更となっており、個別学力試験重視の傾向が見られます。

また、岡山大学医学部では他の大学と同様、個別学力試験の際に面接試験も行われます。

面接試験の時間は、15分程度で行われます。

面接官は3人受験生1人という個別面接の形式です。

面接の雰囲気は、穏やかで受験生を圧迫するような質問はないため、自分をアピールしやすい場ともいえるでしょう。

質問では、志望動機などの一般的な質問に加えて、地域医療や医学研究に関する話題が問われます。

専門的な医療の知識は必要ではありませんが、医療に関心を持っているかが問われます。

岡山大学医学部の研究内容や、医療分野で話題となっているニュースには目を通し、自分の意見を言えるように準備しておきましょう。

合格のボーダーラインは?

岡山大学医学部の合格のボーダー得点率は、2020年度が88%、2021年度が86%、そして2022年度が80%となっています。

他の医学部と同じく高い得点率が求められますので、共通テストについても早い段階からしっかりと受験対策が必要になります。

岡山大学医学部を目指すなら京都医塾

長い歴史の中で地域医療を支えてきた岡山大学医学部は、とくに西日本を中心に多くの受験生が集まる人気が高い大学です。

岡山大学医学部の入試では、共通テストだけではなく個別学力試験も重視されていることから、十分に計画をたてて受験対策をとる必要があるでしょう。

ですが、受験生の中には共通テストと個別学力試験の科目に対してどのように勉強をしていけばよいかわからない人も少なからずいるはずです。

そういった人の頼もしい味方となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、受験生へのサポート体制も充実しており、これまで国公立を含めた医学部合格者を多数輩出しています。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。

生徒1人に担任と副担任がつく

京都医塾では、生徒1人につき担任と副担任の2名で支援を行っています。

生徒は、勉強面だけでなく、精神的なフォローや毎日の生活まで相談できます。

担任による週1回のカウンセリングでは、カリキュラムに無理はないか、食事はきちんととれているかといった生活リズムに関することも把握するように努めています。

京都医塾では、受験生が最後まで勉強に励めるサポート体制が備えられているのです。

勉強に集中できる自分だけの学習環境

京都医塾では、受験生それぞれに十分な広さの個人ブースを与えられています。

席を取るために並ぶことや、教材を移動する必要もありません。

朝8時から退出するまで、自分だけのスペースで集中して勉強だけに取り組むことができる環境です。

年5回の三者面談

京都医塾では年5回の三者面談の場を設けています。

面談では、生徒の学習進度や普段どのように過ごしているかなどを話し合うことができます。

遠方からお子さんを預けている保護者の方には、子どもの状況を知ることができて安心と好評です。

まとめ

岡山大学 医学部

長い歴史があり、関連病院の多さを誇る岡山大学医学部は、地方の国公立大学の中でも人気の大学です。

そんな岡山大学医学部には、西日本を中心にたくさんの受験生が入試に挑んでいます。

岡山大学医学部の偏差値は、国公立大学医学部の中では標準的な水準といえます。

しかし、岡山大学医学部の入試傾向として、共通テストだけではなく個別学力試験重視の傾向もあるため、早い段階でしっかりとした受験対策をたてることが必要でしょう。

とはいえ、共通テストから個別学力試験の面接までどのように受験対策をたてたらよいのか不安になる人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、医学専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、担任による週1回のカウンセリング年5回の三者面談勉強だけに集中できる学習環境を用意して受験生を徹底的にサポートしています。

京都医塾で学習に励めば、合格を確実につかむ近道になるはずです。

本気で岡山大学医学部に入りたい人は京都医塾がおすすめです。

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