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サラリーマン家庭でも医学部に行ける?知っておきたい支援制度について解説!

サラリーマン家庭でも医学部に行ける?知っておきたい支援制度について解説!

医学部の学費は高いことで知られています。

それでは、サラリーマン家庭でも子どもを医学部に通わせることはできるのでしょうか。

そこで今回の記事では、医学部を志望するサラリーマン家庭にとって役立つ情報について詳しく解説していきます。

サラリーマン家庭で医学部に通うことはできる?

平均年収のサラリーマン家庭でも、子どもを医学部に通わせることは十分可能です。

学費が高い私立大学医学部についても奨学金などの支援制度を活用すれば、決して不可能なことではありません。

しかしながら、進学先の大学を十分に検討することが重要でしょう。

また、医学部6年間の学生生活を支える費用も当然ながら必要となるため、学費以外にかかる費用についても頭に入れておくことも大切です。

医学部6年間にかかる費用

サラリーマン家庭から子どもを通わせる場合、医学部6年間の学費とそれ以外の費用についておさえておくことが必要です。

ここでは、国公立大学医学部と私立大学医学部のそれぞれの学費や学費以外の費用について詳しく解説していきましょう。

国公立大学医学部

学費が1番安いのは、国公立大学医学部です。

国立大学は全国で標準額が定められており、学費は6年間で3,496,000円です。

しかし、2004年の法人化に伴い、学費の値上げが10%を上限に各大学に許されています。

東京医科歯科大学と千葉大学医学部の学費は2020年度より値上げしたため、6年間で4,139,760円と割高の大学もあります。

公立大学の学費も国立大学に準じた額に設定されています。

しかし、入学金は大学がある県または市の居住者かどうかによって金額が異なります。

横浜市立大学医学部の入学金は、市内居住者で141,000円、市外居住者は282,000円と差が2倍となっています。

このように、学費が安いとされる国公立大学医学部ですが、大学や居住地区によっても差があるため個別に確認しておきましょう。

私立大学医学部

学費が高い私立大学医学部ですが、大学によって大きな差があります。

私立大学医学部で学費が最も安いのは、千葉県にある国際医療福祉大学で6年間の総額は19,190,000円、初年度納入金額は4,615,000円です。

一方で、学費が最も高いのは、岡山県にある川崎医科大学で6年間の総額が47,365,000円、初年度納入金が12,215,000円となっています。

ただし、川崎医科大学の1学年は全寮制のため寮費と食費も含めた金額になります。

このように、私立大学医学部の学費平均は約3000万円となり、国公立大学と比較してはるかに高額となっています。

自宅をはなれる場合は生活費

実家を出て一人暮らしをする場合は、学費とは別に生活費がかかります。

全国大学生活協同組合連合が2022年秋に実施した調査によると、一人暮らしをする大学生の生活費の平均は約12万円でした。

生活費の内訳は家賃、食費、光熱費などが含まれていますが、家賃は地域差があるため注意が必要です。

家賃相場は、地方では3~4万円、都市部では5~8万円となっており、住むエリアや設備などの条件によっても違いがあります。

教材費

医学部の教材費は他学部に比べて高額です

6年間で必要な教科書代は、平均で10万円~20万円と言われています。

医学部では使用する教科書や参考書の数が多く、医学書は発行部数が少ないため高額となっております。

その他、臨床実習に臨むためにB型肝炎予防接種や指定保険の加入によって2~3万円の費用がかかります。

また、学年が上がるとCBT(医学知識評価テスト)や医師国家試験対策の費用も必要になります。

サラリーマン家庭が知っておきたい支援制度

医学部受験では、経済的に余裕のある家庭でなくても進学をサポートする制度が存在します。

奨学金や学費免除などの制度を利用して金銭的な負担を減らすことができれば、私立大学医学部への進学も夢ではありません。

ここでは、医学部に通うための費用負担をできるだけ軽減できる制度について解説していきましょう。

地域枠での受験

地域枠とは、地方医療現場の医師不足を解消するために設けられた選抜枠です。

地域枠で入学した場合、自治体から奨学金が貸与されます。

東京都では6年間の学費と生活費として月額10万円の貸与となります。

貸与される奨学金は高額ですが、卒業後に医師として指定された地域で定められた年数勤務することで返還が免除されます。

義務就業期間は、一般的に9年間とされています。

地域枠入試は私立大学医学部でも設けられており、その場合は学費が無料になります。

しかし、指定機関での勤務を拒否したり、定められた期間の勤務ができなければペナルティが課せられます。

公的な機関や自治体からの奨学金

奨学金には、返済の義務がある「貸与型」返済の義務がない「給付型」の2種類あります。

有名な公的な奨学金といえば、日本学生支援機構の奨学金ですが、その他にも医療法人や公益社団法人が実施する民間の奨学金もあります。

また、奨学金を独自に設けている大学は国公立大学医学部と私立大学医学部のどちらも多数あるため、利用条件や返済条件を確認しておくとよいでしょう。

さらに、住んでいる地方自治体から奨学金がもらえる制度も存在します。

月額として1~5万円程度がほとんどですが、他奨学金との併用貸与が可能な自治体もあります。

2023年3月、足立区では経済的理由で修学が厳しい人を対象として、医学部進学者に6年間で最大3,600万円の給付型の奨学金制度が新設されました。

地方自治体により要件は異なりますが、住んでいる自治体の奨学金制度の有無について一度確認してみる価値はあるでしょう。

特待生制度の利用

成績優秀者を特待生として授業料や入学金を減免・免除する大学もあります。

たとえば順天堂大学では、学費免除特待生として採用されると6年間で1380万円の学費が免除されます。

また、慈恵医科大学では、入学試験上位5名の成績上位者は特待生とされ、初年度授業料の全額が免除されます。

2年次以降も前年度の成績上位5名の授業料が半額免除となるため、医学部進学後も勉強に励むことで学費軽減が可能となります。

特待生制度は多くの大学で導入しているので、事前に確認することがおすすめです。

浪人するほど費用がかかる!医学部専門予備校が合格の近道

医学部を目指す場合、浪人は起こりうるものと覚悟するのもよいですが、浪人すればするほど多くの費用がかかります。

浪人生が大手の一般予備校に通う場合は年間で100~200万円、医学部専門予備校では年間200~300万円程度の授業料がかかります。

一浪でもサラリーマン家庭にとっては負担といえますが、ましてや二浪、三浪となると負担額は倍となり夢をあきらめる決断も必要になるでしょう。

「絶対に現役合格」「一浪しかできない」という場合には、一見高いようですが医学部専門予備校の方が合格に近い選択肢といえます。

なぜなら、医学部専門予備校では医学部に特化した手厚い指導を受けられるため、合格の可能性が高まるからです。

医学部専門予備校に通って短期合格をつかめるならば、何年も浪人して費用をかけるよりも結果として安上がりと考えられるでしょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部は医者の子どもだけが通うというイメージも強いですが、サラリーマン家庭であっても子どもの医学部進学は可能です。

学費が安い国公立大学医学部に進学すれば、費用負担をおさえることができるでしょう。

一方で学費が跳ね上がる私立大学医学部ですが、前述のように学費減免制度や奨学金を上手に活用して通学する道も存在します。

私立大学医学部は高いからダメとあきらめてしまう前に、金銭的負担を減らす制度を利用できるかどうか確認してみるとよいでしょう。

しかしながらも、みなさんもご存知のとおり医学部合格への道のりはけっして簡単なものではありません。

そのため、医学部合格に到達できる実力をしっかりつけるための予備校をお探しの方もいるのではないでしょうか。

そういった方々の大きな頼りになるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は独自のカリキュラムと優秀な講師陣を強みに、毎年たくさんの受験生を医学部合格に導いている、医学部受験に特化した予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力について解説していきましょう。

潜在能力を引き出すオーダーメイドカリキュラム

医学部合格をつかむためには、入試までに学力を引き上げることは不可欠です。

京都医塾では、医学部入試に必要な学力を身につけるために生徒1人ひとりに学習カリキュラムを作成しています。

これは「オーダーメイドカリキュラム」と呼ばれるもので、生徒の現状の力を徹底的に分析して作られています。

一般的なカリキュラムとの違いは、現在の学力だけではなく本人の潜在能力を推し量って作成される点です。

本人の能力にぴったり合ったカリキュラムとなるため、学習効率が向上して大幅な学力伸長につながるのです。

飛躍的に学力を向上させるハイブリッド授業

個人授業と集団授業は、どちらもメリットとデメリットがあります。

個人授業では、生徒のわからないところを丁寧に指導できるというメリットがありますが、

授業の進度が遅れてしまう可能性があります。

一方、集団授業では競争原理が働いて生徒同士で高め合えるというメリットがある反面、不明点があっても授業が進んでしまうとこともあるでしょう。

京都医塾では、「個人授業」と「集団授業」を組み合わせたハイブリッド授業を導入しています。

個人授業と集団授業、双方のメリット・デメリットを補填し合い、最適な授業形態を提供できますので学力を最大限に引き上げることができるのです。

受験生活の心を守るサポート

受験期間中は、心の振れ幅が通常に比べて大きくなりやすくなります。

模試の結果によっては、気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。

気持ちが落ち込んだままでは勉強に集中することができず、学習効率も下がる可能性があります。

京都医塾では、担任が週一回のカウンセリングで生徒の心の健康を守るサポートをしています。

受験に関する悩みはもちろんのこと日常の中で抱える不安にも寄り添い、話を聞いてくれますので安心して受験期間を過ごすことができるでしょう。

まとめ

平均年収のサラリーマン家庭から子どもを医学部に進ませることはけっして不可能ではありません。

ただし、進学する大学と学費以外の費用がかかることを念頭に置く必要があります。

とくに私立大学医学部は一番安い大学でも20,000,000円の学費が必要となるため、経済的な理由からあきらめてしまうケースもあるかもしれません。

しかし、奨学金や特待生といった支援制度を活用して経済的な負担を大幅に減らすことができれば、医学部への道が開けることもあるでしょう。

とはいえ、医学部進学のためには医学部に合格できる高い学力は欠かすことができません。

そのため、受験生の中に予備校でしっかりと勉強して合格を確かなものにしたいと思う人もいるはずです。

そういった人の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾はオリジナルカリキュラムと優れた学習環境を強みに、例年たくさんの受験生の医学部合格の夢をかなえている予備校です。

当塾で勉強に励めば、学力を飛躍的に引き上げてあなたの夢を実現させて見せましょう。

本気で医学部を目指す人は、京都医塾こそ最適です。

医学部受験にまつわるお問合せや相談はメールや電話で承っておりますので、ご興味がある方はぜひ一度お問合せください。