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名古屋市立大学医学部の再受験は可能?二次重視の配点と公立の学費を解説

名古屋市立大学医学部の再受験は可能?二次重視の配点と公立の学費を解説

名古屋市立大学医学部医学科は、公立大学でありながら全国から受験生を集める難関校です。

再受験で目指す場合にまず押さえておきたいのは、合格のチャンスが実質的に一般選抜の前期日程に絞られるという点です。

医学科には学士編入の制度がなく、推薦系の選抜も現役や1浪までを対象とするものが中心のため、社会人や多浪の再受験生が挑めるのは前期日程になります。

その前期は、共通テスト600点に対して二次試験が1,200点と、二次の比重が非常に大きいことが最大の特徴です。

二次に国語がなく、理科と面接に重い配点が置かれるため、理系の力を蓄えた再受験生ほど戦いやすい構造といえます。

この記事では、出願できる区分、二次重視の配点、ボーダーライン、公立ならではの学費を、公式の要項をもとに分かりやすく解説します。

名古屋市立大学医学部を再受験する前に知っておくべきこと

再受験にあたり、まず出願できる区分の全体像を押さえましょう。

一般選抜には年齢や浪人回数の制限がない一方で、学士編入がなく、推薦系の選抜も対象が限られます。

そのため、再受験生が現実に狙える枠は明確です。

一般選抜(前期)は年齢や浪人回数不問で出願可能

一般選抜は、高校卒業(見込み)者であれば誰でも出願でき、年齢や浪人回数による制限はありません。

社会人を経てから、あるいは複数年をかけて再挑戦する人にも道が開かれています。

ただし医学科の一般選抜は前期日程のみで、後期日程や中期日程はありません。

一般選抜での挑戦は年に一度の前期試験に集約されるため、計画的な対策が必須です。

主な選抜区分と募集人員は以下の通りです。

選抜区分募集人員再受験者の出願
一般選抜(前期日程)60名可(年齢・浪人制限なし)
地域枠 学校推薦型選抜7名主に現役〜2浪・地域要件あり
中部圏活躍型 学校推薦型選抜27名現役・1浪に限定
名古屋市高大接続型 学校推薦型選抜3名現役・1浪に限定
学士編入学なし制度なし

出典:名古屋市立大学 令和9年度入学者選抜に関する要項

学士編入がなく推薦も現役中心のため再受験は前期一択

再受験を検討する際に混同しやすいのが、同じ名古屋にある名古屋大学との違いです。

名古屋大学の医学部には2年次の学士編入制度がありますが、名古屋市立大学の医学科には学士編入の制度がありません。

大学卒業者が編入で入るルートは用意されていないため、学位を持つ人でも一般選抜を受けることになります。

推薦系の選抜も、地域枠は主に現役から2浪まで、中部圏活躍型と名古屋市高大接続型は現役と1浪に限られ、社会人や多浪の再受験生はほとんどが対象外です。

こうした事情から、再受験生が現実に狙えるのは前期日程の60名の枠に絞られます。

前期の募集人員と近年の実質倍率

前期日程の募集人員は60名です。

難関校というイメージから倍率も高いと思われがちですが、大学が公表する近年の実績を見ると、実質的な倍率は落ち着いています。

次の表は、直近2年の前期日程の志願状況をまとめたものです。

2026年度は志願者148名で志願倍率2.5倍、第2段階の受験者を合格者で割った実質倍率は1.9倍でした。

2025年度も実質倍率は2.4倍で、いずれも2倍台前半にとどまっています。

第1段階選抜で共通テストの得点による絞り込みがあるため、そこを通過できれば二次で十分勝負できる環境が整っています。

出典:名古屋市立大学 令和8年度 志願者数等調

配点は二次重視!理科と面接の比重が高い配点構造

前期日程で合否を分けるのは、二次試験の出来です。

名古屋市立大学の前期は、共通テストと二次の配点比率がおよそ1対2で、明確な二次偏重の配点になっています。

共通テストより二次の比重が大きい配点

前期日程の満点は1,800点で、その内訳は共通テスト600点と二次試験1,200点で、二次試験の出来が合否を大きく左右します。

共通テストは国語125点、地理歴史・公民75点、数学125点、理科100点、外国語125点、情報50点という配分です。

二次試験は数学300点、理科400点、外国語300点に面接200点が加わります。

区分科目配点
共通テスト国語125
地理歴史・公民75
数学125
理科100
外国語125
情報50
共通テスト 小計600
二次(個別)数学300
理科(物理・化学)400
外国語300
面接200
二次 小計1,200
合計1,800

二次は理科と面接の比重が高い

二次試験1,200点の中で最も大きいのが理科の400点です。

物理と化学の2科目で構成され、記述式で深く問われるため、理科の完成度がそのまま順位に直結します。

次いで数学と外国語がそれぞれ300点、面接が200点と続きます。

ここで注目したいのは、二次試験に国語が課されないことです。

共通テストでは国語が必要ですが、二次は理科・数学・英語という理系寄りの構成のため、理系科目を得意とする再受験生にとっては力を発揮しやすい設計といえます。

一方で、面接が200点と高く配点されている点も見落とせません。

学力だけでなく、医師を志す動機や適性を言葉で伝える準備まで含めて、仕上げていく必要があります。

第1段階選抜があり共通テストで絞られる

前期日程では、志願者が募集人員の約3倍を超えた場合に第1段階選抜が実施されます。

ここを通過しなければ二次試験に進めないため、共通テストで一定の得点率を確保することが最初の条件になります。

基準となる得点率は年度ごとの共通テストの平均点を踏まえて設定され、例年は総配点の7割台半ばが一つの目安とされています。

二次重視の配点とはいえ、まずは共通テストで確実にボーダーをクリアする基礎力を固めておきましょう。

出典:名古屋市立大学 令和9年度入学者選抜に関する要項

名古屋市立大学医学部のボーダーラインと面接の位置づけ

配点の次に、合格の目安となるボーダーラインと、高く配点された面接の位置づけを確認します。

数値の目安と、面接がどのように合否へ関わるのかを押さえておきましょう。

前期のボーダーとなる得点率と偏差値の目安

大手予備校が公表する2027年度入試の難易予想では、名古屋市立大学医学部医学科の前期日程はボーダー得点率83%、ボーダー偏差値65.0とされています。

共通テストで8割以上の得点率は前提となります。

二次試験での逆転を狙う場合でも、安定して8割台を取れる得点力を構築しておく必要があります。

日程ボーダー得点率ボーダー偏差値
前期日程83%65.0

大手予備校の2027年度入試における難易予想(2026年7月時点)。医学科は前期日程のみ。

出典:Kei-Net 名古屋市立大学 偏差値・ボーダーライン

面接は点数化され合否に直結する

名古屋市立大学の面接は200点で点数化され、二次試験の中でも大きな比重を占めます。

さらに募集要項では、個別学力検査の成績にかかわらず、面接で医師や医学研究者としての適性を満たさなければならないと明記されています。

つまり、学科でどれだけ得点しても、面接での評価が伴わなければ合格に届かない仕組みです。

再受験生の場合、過去の経歴や年齢、医師を目指した経緯について深く質問される傾向にあります。

社会人経験やブランクをネガティブに捉えず、「なぜ今、医師なのか」を納得感のある言葉で説明できるよう、念入りな面接対策をしておきましょう。

学費と公立ならではの特徴

入試対策と並行して、入学後の費用や、公立大学ならではの特徴も確かめておきましょう。

名古屋市立大学は数少ない公立の医学部で、学費の面に独特の仕組みがあります。

入学料は名古屋市民と市外で異なる

名古屋市立大学は公立大学のため、入学料に公立ならではの仕組みがあります。

入学料は、名古屋市民に当たる人が232,000円、市外の人が332,000円で、10万円の差が設けられています。

市民に当たるかどうかは、入学者本人か配偶者、1親等の親族が、入学日の1年以上前から名古屋市内に住んでいることを住民票で証明できるかどうかで判断されます。

授業料は年額535,800円で、こちらは市内外を問わず同額です。

次の表に、入学料と6年間の学費のおおよその合計をまとめました。

国立大学と比べても学費の水準は近く、私立大学の医学部に比べれば負担は大きく抑えられます。

地元やその近隣に住む再受験生にとっては、費用の面でも現実的な選択肢になります。

区分入学料6年間の合計(目安)
名古屋市民(市内)232,000円約3,446,800円
市外332,000円約3,546,800円

令和9年度(2027年度)。授業料は年額535,800円で市内外とも同額。別途、諸経費がかかる。

出典:名古屋市立大学 入学料・入学検定料・授業料

本気で医学部合格を目指すなら医学部専門予備校 京都医塾

名古屋市立大学医学部の再受験は、単なる学科試験の対策だけでなく、「前期一択の出願戦略」「二次偏重の配点に応じた時間配分」「高配点かつ適性基準のある面接対策」など、多角的な準備が必要です。

医学部専門予備校 京都医塾は、再受験者が迷わず準備を進められるバックアップ体制を整えています。

学力診断テストで現在地と課題を明確化できる

再受験生特有の悩みとして、「ブランクによる得意・不得意の偏り」が挙げられます。

京都医塾では入塾時に「学力診断テスト」を実施し、現在の学力を細かく分析します。

二次試験の配点が高い理科や英語において、どの分野から優先的に補強すべきかを数値化するため、限られた学習時間を無駄なく活用できます。

願書・志望理由書の準備負担を減らせる

200点の配点がある面接や願書・志望理由書の作成は、一人で対策するには限界があります。

京都医塾では、経験豊富な専門スタッフが書類作成から面接指導までマンツーマンで並走します。

これまでの経歴や空白期間を「医師としての強み」へ昇華させるロジックを一緒に構築するため、自信を持って面接に臨むことができます。

校舎・学寮を見学して環境を確認可能

遠方からの挑戦となる場合、学習・生活環境の質は合否に直結する重要要素です。

京都医塾では、実際の校舎や専用学寮を見学できる機会を用意しています。

事前に集中できる環境を確認・納得したうえで、受験勉強へ没頭することができます。

まとめ

名古屋市立大学医学科の再受験は、学士編入がなく前期日程の一本勝負となるものの、「二次重視の配点」「二次国語なし」という理系有利な試験構造を持っています。

一方で、200点満点の面接対策や共通テストの足切りクリアなど、ポイントを押さえた戦略が欠かせません。

医学部専門予備校 京都医塾では、学力診断に基づくオーダーメイドカリキュラムと講師チームの指導で、再受験者の挑戦を支えています。

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