ホーム » 医学部受験コラム » 予備校・塾 » 私立大学の医学部の出題傾向について解説!医学部に特化した予備校の情報も!

医学部受験コラム

私立大学の医学部の出題傾向について解説!医学部に特化した予備校の情報も!

私立大学の医学部の出題傾向について解説!医学部に特化した予備校の情報も!

私立大学の医学部の試験では大学ごとに出題傾向に特徴があるため、志望校に合わせた対策を行う必要があります。

受験生の中には、実際のところどんな風に出題傾向が異なるのか気になっている人もいるはずです。

そこで今回は、私立大学の医学部の出題傾向に関する情報や、医学部に特化した予備校に関する情報をまとめました。

私立大学医学部の特徴

私立大学医学部には受験時の出題傾向が大学ごとにはっきりと分かれているという特徴があります。

もちろん、国公立の医学部でも数学を重視したり、英語を重視したりといった傾向はありますが、私立大学の場合は国公立大学以上に大学ごとに大きく異なるため志望校の出題傾向の特徴を掴んだ学習が必要です。

出題傾向が大学によってさまざま

先ほどもお話ししたとおり、私立大学の医学部では出題傾向がはっきりと異なります。

この項では私立大学医学部の出題傾向について、大学名を提示しつつ具体的に解説していきましょう。

志望大学に特化した対策を行うことで合格の可能性が飛躍的に高まりますので、ぜひ参考にしてください。

私立大学医学部は大学ごとに出題傾向が明確になっているケースが多い

私立大学の医学部には、物理に難問をぶつけてくる大学や英語の専門知識を問う問題を出してくる大学など医学部ごとに色々な出題パターンがあります。

例えば、昭和大学医学部では原子に関する問題が毎年のように出題されるため、物理を深く学んでおくことが必要です。

また、近年偏差値が上昇している国際医療福祉大学医学部では、英語の長文問題が多く出題されるため速読力を磨いておくことが大切です。

さらに、東邦大や杏林大などで実施される英語の試験では、>医療系の論文から文章が出題されますから、医療系の単語も習得しておく必要があります。

加えて、慶応義塾大学医学部では毎年のように、無機物質や有機物質を題材とした問題が出題されますので、化学に特化した対策が必要とされます。

なお、慶応義塾大学医学部は東大以上にハイレベルな問題が出されることもありますから、受験に挑む際は他の医学部より、さらに綿密な対策を心がけてください。

このように私立大学の医学部の入試問題は、大学ごとに傾向が明確に分かれているのです。

志望校に対応した対策をしておきましょう。

小論文テーマも各校の特徴が現れる

私立大学医学部の入試では、一般の問題だけでなく小論文においても大学ごとの特徴が表れます。

例えば愛知医科大学では、自分で物語を創作するものや、提示されたイラストを見て感じたことを理由とともに書くものなど、例年ユニークな内容をテーマとした小論文が出題されますので過去問を参考にして練習しておきましょう。

また、自治医科大学では毎年二題、小論文が出題されます。

かつては手紙や日記を書けといった一風変わったものがテーマとして出題されていましたが、近年では医学や医療に対する心がまえなどを問う問題が出題されています。

日ごろから論文などを書く訓練をして、しっかりと文章力を身につけておきましょう。

私立大学は医学部合格の可能性が高い

私立大学の医学部には、国公立の大学に比べて合格の可能性が高いという特徴があります。

こちらの項では、私立大学の医学部の合格率の高さについて解説していきましょう。

定員より多めに合格者を取ったり、繰り上げ合格になったりすることがある

私立大学の医学部では、定員より多めに合格者を取るケースが少なくありません。

国公立大学の医学部と併願している受験者が増加していることを受けて、私立大学側も合格者を定員よりも増やして対応しているのです。

あらかじめ定められた人数よりも合格させるわけですから、おのずと合格率はアップします。

また、私立大学の医学部では繰り上げ合格になることも多々あります。

私立大学の場合、併願の受験者が多いため、一人の受験者が複数の医学部に受かることも珍しくなく繰り上げ合格が起こりやすいのです。

受験科目が絞れるので、短期間でも比較的狙いやすい

私立大学の受験では、科目が絞れるため短期間の学習で合格を狙いやすいという特徴もあります。

国公立大学の医学部を受験する際は、大学入学共通テストにおいて5教科7科目を受ける必要がありますが、私立大学の医学部の場合、基本的に英語と数学、そして理科2科目のみで済むのです。

共通テストでは広い範囲にわたって学習をする必要がありますが、私立大学の医学部受験では科目数が少ないため、より深く学習ができ合格にも近づきやすくなります。

私立大学では志望校の出題傾向にフォーカスした対策が必要ですが、科目数自体は少ないので諦めずにチャレンジしてみてください。

私立大学医学部受験に特化した予備校の特徴

予備校には経済学部や文学部など学部を問わず勉強を教えている予備校と、特定の学部に特化した予備校があります。

通常の予備校でも医学部に対する対策はしてもらえますが、医学部の受験ではハイレベルな問題が出題される他、前述のとおり医療に関係する問題も出されますから、受験者の多くは医学部に特化した予備校、すなわち医学部専門予備校を選択して通います。

こちらの項では、そんな医学部専門予備校の特徴について解説していきましょう。

受験する大学の情報を得やすい

医学部専門予備校には、受験する大学の情報を得やすいという特徴があります。

基本的なもので言えば、志望大学の出願状況や試験の日程、試験会場などの情報です。

2020年度の試験では新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、試験の日程を変更する大学もあったため、事前に情報をキャッチしておく必要がありました。

また、試験会場においても体調不良者への措置が変更となったため、こちらについても事前に確認しておく必要が生じました。

こういった情報を個人で収集していると、本来は勉強にあてるはずだった時間が無駄になってしまいますが、予備校では率先して情報収集に努め受験生に提供してくれるため効率よく学習に励むことができます。

医学部を目指す際は、受験情報を集めやすい医学部専門予備校がおすすめです。

志望校に合った対策がしやすい

医学部専門予備校には、志望校に合った対策がしやすいという特徴もあります。

上でも書いたとおり、私立大学の医学部は入試問題の出題傾向が大学ごとにはっきりと分かれています。

医学部の受験の際は志望校の出題傾向に合致した勉強をし続ける必要がありますが、医学部専門予備校では個々人の希望に合わせてしっかりと対策をしてくれます。

面接に関しても、個人面接と集団面接の両方で志望校に合わせた対策を立ててくれますので心配いりません。

個別のカリキュラムを組んでくれるところが多い

医学部専門予備校では、受験生に対し個別のカリキュラムを組んで対応してもらえます。

一般的には、入校時に実力テストを行い受験生の得意科目と弱点科目を割り出し、カリキュラムを作成します。

受験生はカリキュラムに沿って学習をスタートするだけですので、本人の負担も軽減されるはず。

授業に関しても一般的な予備校と異なり少人数制で行うところが多いため、一般の予備校よりも講師のサポートが手厚く、授業の理解度がより一層高まります。

スケジュールについても予備校側で管理してくれますから、受験日までのロードマップについても安心です。

私立大学医学部を志望する人が予備校選びで注意するポイント

私立大学の医学部を志望する人が予備校を選ぶ場合には、どんなポイントで注意すべきなのでしょうか。

こちらの項では、医学部専門予備校を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していきましょう。

基礎を固めるサポートはあるのか

医学部専門予備校を選ぶ際は、基礎的な学力をサポートしてくれるのかという点にも注目しましょう。

なぜなら基礎的な学力を身につけていないと、医学部の難問には歯が立たないからです。

野球でホームランを打つためには、素振りなどの地道な基礎練習が必要なのと同じです。

医学部専門予備校を選ぶ際は、基礎を固めるサポートをしてくれるかどうか必ず確認しましょう。

志望大学の個別対策だけをするのは危険

志望大学の個別対策だけをするのは非常に危険です。

個別対策とは、「当たりをつける」、もしくは「ヤマを張る」という意味です。

この個別対策を行ってしまうと、志望校の受験難易度や出題傾向に先入観が備わってしまい、冷静な判断ができなくなってしまいます。

冷静な判断が失われた結果、入試傾向の変化に着いて行けず受験に失敗してしまう人が少なくありません。

医学部専門予備校を選ぶ際は、個別対策よりも自己分析を促すよう指導してくれるところを選択しましょう。

基礎を徹底していないと私立大の特徴的な問題には対応できない

くり返しになりますが、私立大学では医学部の入試問題の出題傾向が特徴的なものとなっています。

そのうえ、出題される問題はアミノ酸の化学式を全て書かせるものなど非常にハイレベルなものとなっています。

このように医学部の受験では難問ばかりが出題されますから、基礎学力が伴っていないと全く歯が立ちません。

柱が無いと家が建たないように、基礎学力が伴っていないと医学部受験で出題される難問には太刀打ちできないのです。

医学部専門予備校を決めるときは、基礎からしっかりサポートくれる予備校にしましょう。

早めに予備校を決める

医学部を受験する際は、できるだけ早く通う予備校を決めてください。

たしかに自宅での学習でも学力は身につきますが、予備校での学習に比べると効率でははるかに劣ります。

予備校を迷っているうちにライバルにはどんどん差をつけられてしまうでしょう。

ライバルに後れをとらないためにも、できるだけ早く予備校を決めるようにしてください。

私立大学の試験は国公立大学よりも早い時期にある

国公立大学の入試は、毎年一月に行われる大学入学共通テストの結果と、二月末から三月中旬にかけて行われる大学ごとの個別試験で判断されます。

一方、私立大学の入試は各校の判断にゆだねられますから試験日程もバラバラで、早いところでは11月から試験を行います。

そのため私立大学医学部の志望者は、国公立大学の医学部を目指す人よりも早い時期から勉強を始めなければ十分な対策ができません。

志望大学に確実に受かるためにも、できる限り早い時期から医学部専門予備校に通うのがよいでしょう。

自分に合った予備校を見極める

言うまでもありませんが、医学部専門予備校を選ぶ際は自分に合った予備校を見極める必要があります。

講師陣の質やサポートの体制、学習環境の充実度などは必ずチェックしておいてください。

遠方から予備校に通う人は、寮が完備されているかも重要なポイントとなります。

また、メンタルケアをしてくれる専任社員やカウンセラーがいる予備校では、勉強で行き詰まったときなどにモチベーションを保つ手助けをしてくれますので、こちらも併せて確認しておくとよいでしょう。

まとめ

私立大学の医学部は、大学ごとに入試問題の出題傾向が異なるという特徴があります。

例えば、昭和大学医学部では毎年、原子に関する問題が出されるため物理に関する理解度が問われますし、国際医療福祉大学医学部では、英語の長文問題が出題されるため速読力を鍛え上げる必要があります。

このように私立大学の医学部では、出題傾向が各校さまざまであるため、志望校ごとの受験対策が必要となります。

そういった時に役に立つのが、私立大学の医学部の受験に特化した予備校、すなわち医学部専門予備校です。

医学部専門予備校では、国内の各医学部の情報を常に収集して利用者のサポートに還元してくれますので、試験対策に関する心配はいりません。

受験生個々人の実力を最大限引き出すとともに、志望校に対応した受験対策を施してくれますから、合格がさらに近づくはずです。

もちろん、面接対策も徹底的にしてくれますので、面接に不安を抱えている人も安心してください。

私立大学の医学部の試験は一癖も二癖もありますから尻込みしてしまうかも知れませんが、しっかり準備をしておけば越えられない壁ではありません。

志望校に合わせた対策をしっかり行って、合格を勝ち取ってください。