医学部受験コラム

医学部に年齢制限は存在する?編入する方法と浪人生の割合について解説

医学部に年齢制限は存在する?編入する方法と浪人生の割合について解説

医学部を目指し始める年齢は人それぞれ異なるものの、前提として医学部に年齢制限が存在するのか気になる方は多いでしょう。

事実として医学部を目指そうとしているのに、年齢によって受けられないとなると精神的なショックは大きいものです。

そこで本記事では、医学部に年齢制限が存在するのかについて解説します。

また、医学部に入学(編入)する方法や浪人生の割合、年齢差別が本当に起こってしまうのかについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

医学部に年齢制限は存在する?


結論から申し上げると、医学部の受験に年齢制限は存在しません

そのため、何歳でも受験できます。

大学改革支援・学位授与機構は、2021年の各大学の医学部合格者の年齢の推移を集計し、集計結果を発表しています。

その発表によると、2021年は半分以上の医学部で、30歳以上の合格者がいることが分かります。

このように多浪を経て医学部に入学する生徒も数多くおり、幅広い年齢の方が挑戦可能です。

ただし、医学部に合格してから臨床医として働くまでは、研修期間も含めて最低でも8年はかかるため、ため、若いうちに入学することに越したことはないでしょう。

また、医学部を受験するのは高校生や浪人生だけではありません。

国公立大学・私立大学ともに、「学士編入試験」による入学者もいます。

「学士編入試験」とは、学士を取得済み、あるいは取得予定の学生が医学部の2年次か3年次に編入するための試験のことです。

年齢の高い合格者の中には、「学士編入試験」を突破した方も一定数いるのです。

医学部に編入する方法

ここまで、医学部の入学に年齢制限がないことと、編入による入学者がいることについて解説しました。

医学部に入学するには複数の手段があります。

医学部に入学する手段としては下記の4つが挙げられます。

・一般入試
・推薦入試
・AO入試
・学士編入

それぞれの入学方法について、順に解説します。

一般入試

一般入試とは、他の学部に入学する際と同様に、高校生や浪人生が入学するために受ける試験のことです。

国公立大学の医学部への入学には、共通テストと二次試験、面接が課されます。

また、私立大学の医学部への入学には、共通テストが不要な場合がほとんどです。

医学部に入学する生徒の7割ほどは、この一般入試によって入学します。

医学部の一般入試には、現役・浪人問わず、非常に優秀な生徒が集まります。

医学部医学科の合格に必要な偏差値の目安は65以上とされており、非常に高い学力が求められます。

さらに、医学部医学科の倍率は他学部に比べて非常に高いです。

推薦入試

推薦入試とは、高校の学長からの推薦のもとで試験を行い、合否を判定する入試形態です。

推薦入試は大きく分けて、「指定校推薦入試」と「公募制推薦入試」の2種類があります。

指定校推薦入試は、大学の指定する高校の学生に向けて行われる推薦入試です。

多くの私立大学の医学部で実施されている入試形態であり、校内推薦に通る必要はあるものの、一般入試に比べて競争率が少ない中で受験できます。

医学部を志望する生徒は、所属する高校で、指定校推薦で受験できる医学部がないかチェックしましょう。

公募制推薦入試とは、高校に関わらず受験できる推薦入試のことです。

公募制推薦入試の中には、成績要件による一般推薦と、大学の求める人材が対象となる特別推薦の2種類があります。

前者は、単純に成績によって合否判定が行われます。

一方で、特別推薦では成績以外の分野で評価されるものが多いです。

医学部の推薦入試では、英語の技能や数学オリンピックの結果などが、特別推薦の対象になることがあります。

AO入試

AO入試は「総合型入試」とも呼ばれ、自己推薦によって受験する入試制度です。

AO入試では、学力のほかに人間性なども評価対象となります。

医学部受験において、AO入試を実施している大学は少ないものの、志望校で実施している場合は検討すると良いでしょう。

学士編入

学士編入とは、学士を取得済み、あるいは取得予定の学生が医学部の2年次か3年次に編入するための試験のことです。

学士編入による入学者は、教養科目の履修が不要であり、入学するとすぐに専門科目の履修が始まります。

学士編入の合格は非常に狭き門となっています。

多くの医学部では、毎年の募集人数は5~10人であり、倍率は10~20倍であることがほとんどです。

非常に競争率が高いため、あえて学士編入を行わずに、一般入試によって医学部を受験する受験生もいます。

また、学士編入では願書の提出時に審査が行われる大学もあります。

審査に通らなかった場合は、学士編入による受験そのものが受けられません。

また、学士編入の学科試験は大学によって実に多様です。

そのため、学士編入をする大学の情報を事前に仕入れ、効率の良い学習を行うことが合格の近道と言えるでしょう。

医学部の浪人生の割合とは

文部科学省の調査によると、医学部の浪人生の割合は、およそ65%になっており、一部の大学の医学部合格者の中で、浪人生の割合は70%を超えています。

つまり、半分以上の入学者が浪人生であるということです。

難関大学と呼ばれる早稲田大学や京都大学でも、医学部以外では合格者の浪人生の割合は40%ほどです。

これらのデータから、医学部の合格者における浪人生の割合は、非常に高いと言えるでしょう。

また、例年浪人生の中でも半分以上が多浪生で構成されており、2浪以上の合格者も珍しくありません。

医学部に合格するには、非常に多くのことを学ばなければいけない上に、一発勝負の入学試験で点数を取らねばなりません。

そのため、どうしても浪人生が増えてしまうのです。

浪人生の人数から、医学部合格がどれだけ狭き門であるかが分かります。

医学部に合格するためには、勉強量はもちろんのこと、最大限まで勉強の成果を引き出す学習プランの構築が必要不可欠と言えるでしょう。

医学部受験の年齢差別は本当に起こるのか

過去の医学部受験において、年齢を重ねるとともに合格は難しくなると言われていました。

実際に年齢差別が行われていると疑いをかけられ、裁判も何度か行われたものの、年齢差別が行われていたことは認められませんでした。

しかし、2018年に東京医科大学が実際に年齢差別や、女性差別を行って故意に合格者を操作していたことが発覚しました。

それに伴い、その他の一部の大学でも、同様の差別がされていたことが発覚し、2019年に文部科学省による是正勧告が行われました。

それ以降、30代や40代の医学部受験生の合格者が増えたため医学部受験における年齢差別はなくなったと考えられます。

つまり歳を重ねていたとしても、医学部合格にふさわしい学力と人間的資質があれば、医学部に入学できるのです。

30代など年齢を重ねても医学部に合格できる?


浪人を繰り返して30代になってしまった方や、30歳を超えてから医学部合格を志す方もいるでしょう。

しかし、30代以上の方の多くは、本当に医学部に合格できるのかが、不安に感じるのではないでしょうか。

結論から申し上げると、年齢を重ねても医学部に合格することは可能です。

ただし、歳を重ねてから医学部に合格するには、ポイントを押さえた上で受験に臨むことが大切です。

ここからは、医学部に合格するために必要なポイントについて解説します。

学力が向上すれば合格できる可能性は高まる

当然ながら、医学部に合格するためには高い学力が必要です。

年齢を重ねてから医学部を目指す人の中には、受験まで頑張りきれずに断念する人も多くいます。

また、医学部を受ける受験生は、各都道府県のトップ校のさらに上位層の学生や、旧帝大の卒業生など、非常に優秀な人たちです。

彼らに勝つために、地道に勉強し続け、学力を向上させることが唯一の医学部合格の手段とも言えるでしょう。

再受験者の割合が多い大学を目指すことも選択肢の1つ

年齢による差別は減ってきているとはいえ、入試に面接がある以上、30代以上の方が敬遠されるリスクも0ではありません

そのため、合格者の中で再受験者の割合が多い大学を目指すことも一つの手段です。

前例が多い大学の方が、余計な心配をすることなく受験に望めます。

大学改革支援・学位授与機構では、毎年各大学医学部の合格者の年齢推移を調査し、公開しています。

30代以上の合格者が多い大学や、多浪生の合格者数が多い大学を目指すと良いでしょう。

年齢に限らず適切なプランニングが重要

年齢に限らず、適切な学習プランを立てて勉強することが重要です。

適切な学習プランを組み、頻繁に軌道修正をしなければ、効率良く医学部に合格するための学力を身につけられません。

医学部専門予備校の「京都医塾」では、プロの講師が徹底的な分析をもとに生徒一人ひとりに、最適なカリキュラムを提供します。

また、最適な学習プランに沿って学習を進め、年間5回の面談等で軌道修正を行います。

徹底的な分析とプランニングを、プロの講師が行うからこそ、効率良く医学部合格に必要な学力を磨けるのです。

医学部合格に向けた受験勉強を最適化したい方や、本気で医学部合格を目指す方は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ


本記事では、医学部に入るために年齢は関係あるのかという疑問に答える形で解説しました。

医学部合格に年齢は関係ありません

適切な学習プランを立て、学力を伸ばすことで医学部合格は可能です。

京都の医学部専門予備校の「京都医塾」では、質の良い講師と授業、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムで医学部合格に導きます。

いつでも講師に質問できる環境や、長い受験勉強に集中できる環境を揃えているため、年齢に関わらず医学部合格に必要な学力を身につけられます

入塾テストによる審査を行わず、本気で医学部を目指す方を全力サポートするため、お気軽にお問い合わせください。